2010.03.08噛むことの重要性
こんにちは、吉本歯科医院のカウンセラー森下はるみです。
近代の歯科医療の発展は、めざましいものがあります。
「むし歯治療」もそうですが、私が今、この身をもって吉本歯科医院で治療している「インプラント治療」もそのひとつです。
「歯がない(はがない)=入れ歯」の時代は過去のものになりつつあるのではないでしょうか。
私達が「死ぬまで健康」という、生涯現役を望むのと同じように健康のもっとも基本となる「食べる」という行為をおこなう「噛み」を、まず、最初に健全な状態にしていくことが大切だということです。
また足が不自由な人が歩くのが苦痛と思うように、食べることが辛いというのは人が「生」を与えられて、もっとも幸せな時間を楽しめないことになるのではないでしょうか。
特にカウンセリングを通じて治療をされた患者さまの喜びを目の当たりにして、改めて実感するとともに我が身をもって今、その治療を行なっているところです。
~カウンセラー森下はるみのインプラント体験~
きっかけは、院長との何気ない会話から・・・
「院長、矯正治療で歯が動く痛みってどんなかんじですかね?」
「う~ん、そうだね。そう言えば森下さん歯が1本抜けているとこあったよね。矯正装置で歯動かしてインプラントが入るスペース作ってインプラント入れる」
院長は私の性格をよ~く知っているようで、少し考え「多分矯正は時間かかるから森下さんには無理やね」と、それには私も納得!
なにしろ、私は地道にコツコツできない性格なので(笑)
こんな偶然の会話から私のインプラント手術が決定!そして、患者さまの側に立った、本当の意味のカウンセリングがしたい!この想いが「怖がり」な私を後押ししました。
まずは、手術では大切なCT検査に行きました。検査は3分程度で終わりました。
CTに入っている時思ったのは、当医院でインプラントをされた患者さまのことです。
◯◯さんも、◯◯さんもここでこうして検査したんだと・・・・。
CTのデーターを画像処理センターに送り3D画像分析。
自分の骨をみて驚く!若い!のに中がスカスカで骨がな~い!!
院長はにっこり、大丈夫!と笑う。
そして手術へ~
さてさてインプラント手術当日・・・もうここからは「カウンセラー森下」と「患者森下さん」の二重人格的心理の応戦です(笑)。
歯科麻酔科医の先生の説明に納得しながらも緊張しつつ・・・先生に鎮静について質問攻め(患者さまの不安や緊張感を実感!)
鎮静麻酔については普段患者さまに説明して分かっているはずなのに、体験したことがないので、ついつい・・・気弱になりました。
しかし、実際には、かなりリラックスしていたようで鎮静中、多弁になっていたようです(^^;)。
このことは後でスタッフから聞いて知りました。(本人はほとんど覚えていない)
それだけリラックスできる鎮静麻酔だったということです。
当日麻酔がきれても痛み止めのおかげで痛みは感じず。
次の朝、手術した部分が重い感じがするぐらいでした。
見た目には腫れはほとんど分からないぐらい。ただし子供のチョップやキックが頬を直撃しないように終日フアイテイングポーズでガードしていたことは言うまでもありません。
ちなみに夜中、自分の頬に止まった蚊を無意識に叩いて目をさましたことを付け加えておきます(痛っ)
ま、ともかく術後は口元の安静とほっぺを刺激しないことですね。
院長をほめるのもなんですが・・・院長の技術、鎮静麻酔の安心感、術後の安定感は経験者でないと語ることのできないところです。
だって、ドリルの音も記憶にないんですもの!
鎮静麻酔なしでインプラント手術をすることは、私は考えられませんね。
治療は、なるべく患者にとって負担の無いものであってほしいと今回手術をしてみて改めて感じました。
今は、まだインプラントと骨がくっ付くまで、ただただ待っている時期なので、歯のあるほうばかりで噛んでいます。なんとか噛めるものですが・・・実はこれはとってもよくないことなのです。
なぜかは今回のニュースレター3月号でも院長が書いています。
まさに今、私も口の中の大黒柱が片方無い状態なので、自分のことだと・・・
院長の記事を読みながら考えていました。
歯科医院に勤めながら恥ずかしいのですが私も吉本歯科医院に就職するまで噛みあわせがこんなにも重要とは知りませんでしたし、ここまで噛みあわせを考えて治療している歯科医師がいることも知りませんでした。
(あ~院長と出逢ってよかった~)
私みたいな治療嫌いでも、重い腰が持ち上がりました。(笑)
歯は、数本でもあったら噛めると思う患者さまの気持ちは本当に良く分かります。
実際、私もそうでしたから・・
でも、たよりの数本は余計な力が掛かりすぎると必ず早い時期に壊れるのです。
歯が抜けたままになっていて治療しようか迷っている方は、いつでもいいですので
森下にお声をかけてくださいね。