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ホーム > 日本補綴歯科学会専門医 香川県 高松市 吉本歯科医院 > 歯を削ることが悪い、というわけではありません。咬合調整についてお話します

2015.08.28歯を削ることが悪い、というわけではありません。咬合調整についてお話します

歯を削った方がいいのと、削らない方がいいのと、という話しであれば、もちろん削らない方がいいかもしれません。


しかし、歯は多少削っても大丈夫です。


「歯を削られた」

「歯を削られたことがショックで・・」

というご相談を非常に多く頂きます。


歯を削らない=善

歯を削る=悪


と思っていらっしゃるからだと、思います。


最近は

「歯を削らない治療」がいいとされているので

患者さんはその「削らない」「削る」ということに

とても敏感に反応される方が増えてきたということでしょう。


では、歯を削る

ということについてお話します。


そもそも、歯は元々磨り減って削れていくものなのです。

機械的に削らなくても

日々毎回のお食事でもって

寝ている間の歯軋り(歯軋りはみなさんされています)によって

削れていっています。


まずはそのことを知って下さい。


8020」という言葉、聞いたことありますでしょうか。

80歳で20本の歯を残しましょう」という標語です。


そのような標語が言われているのにはワケがあります。


つまり現在の日本には

80歳で20本の歯が残っていらっしゃる方が非常に少ないということです。


実際にご自身の歯がすべて残っていらっしゃる方は「8028」になります。

80歳で、28本全部の歯が残っているわけですから

「8028」です。


すべての歯が残っていらっしゃる方、実際にいらっしゃるんですね。

当院にも時々お越しになられます。


そのような方々のお口の中、どのようになっていると思われますか?

若い方と同じような歯の形態をしていると思いますか?


どうなっているか?

こんな感じになります。

PB090065.jpg


実は歯の頭の部分は、頭の部分が均一に磨り減っています


例えば車のタイヤを長年交換しなかったとイメージしてください。


タイヤは磨り減り、溝が浅くなっていきます。


ほぼ均等にタイヤが磨り減っていきますよね。

それと同じように歯も全体に磨り減っていきます。


縄文人や弥生人の骨が見つかることがありますが、その中である程度年齢を重ねて亡くなられた方は歯がありません。


歯が磨り減ってしまって歯の頭がありません。


若い時にはケガや病気で亡くなります。

ある程度年齢を重ねていくうちに、歯が磨り減ってなくなり、噛むということ自体が出来なくなるということが昔は寿命だったんだと考えられています。


つまり昔は火のない硬い物、砂混じりの硬いお食事をしなければいけなかったのです。


そして歯の頭がなくなるということ自体が死に繋がっていったのです。

では歯が均等に当たっている場合には、残っているすべての歯で力を均等に分散し、力をわけわけして支えていくことができます。


ところが早く当たる場所がある場合やうまく歯が磨り減っていない歯がある場合、どういうふうになっているのかっていいますと、噛んだ時に早く当たるところができてしまいます。


その早く当たるところには本来受け持つ力の何倍もの力が掛かってしまうんですね。 

P2075306.jpg


早く当たる場所に力が集中しますから、そこは耐え切れなくなって欠けたり割れたりします。

いわゆる歯が溶けていくという状態です。

虫歯とは違います。


歯が欠ける、割れるということが起こります。


同じ1本の歯でありながら、一部分が割れる・欠けるということです。


そこが割れますと次の歯の、次に当たる部分ができてきます。


そこには当然本来の受け持つ力の同じように何倍もの力が掛かってきます。


また割れます。


そしてまた次に早く当たるところが当たってきます。

また割れます。


そして次々に欠けて割れていくんです。

しかし、その隣はどうでしょうか。


まったく今まで当たったこともない、過去何十年において噛むのに参加してきたこともなかったのであろう、生まれた放出したばかりという解剖学的なきれいな尖がった歯があるんですね。


つまりきれいな歯があって、その横の歯はない、ない、ということになってしまうのです。


つまり歯は解剖学的なきれいな歯が入ればいいのかというと、実はそうではなく力を28本の歯で力を分散し、均等に磨り減らしながら、いい具合に磨り減っていく。年齢を重ねると腰や関節が曲がってきます。


それに応じて顎の位置関係も変わってきます。


歯は一生動き続けますし、顎の位置も変わっていきます。


それに応じて磨り減っていく。

実はすごく大事なことです。


そのように均等に磨り減ることによって多くの歯が残るということになるのです。


1本だけ早く当たるところがある、強く当たるところがある、ギリギリする時に引っかかるところがある、という歯は逆に早くその寿命を迎えてしまうのです。

ですからただ単に歯を削った方がいいのか、削らなくて済むのであればという発想ではなく、全体のバランスということが重要なのです。


歯の治療はお口全体の噛み合わせのバランスをみながら

削る必要があるのか

ないのか、ということが決まってくるのです。

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