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2015.08.25どの歯を残し、どの歯を抜くか?インプラント治療について

インプラント治療について

 

「どの歯を残し、どの歯を抜くか」ということで迷われることが多いかと思います。


確かになるべく多くのご自分の歯を残したいという気持ち、良く分かります。

当院にお越しになられた方も

皆様最初は「1本でも自分の歯を残したい」

そう、おっしゃられます。


そしてインプラントはすごくいいものだと理解されている方が多くいらっしゃいます。

そしてインプラントさえ入れればもう大丈夫だ、

インプラントさえ入れればすべて再生される

そう思っていらっしゃる方、本当に多くいらっしゃいます。


しかしながら、もっともっとインプラントのデメリットというところを知って頂きたいと思います。

「インプラントってすごくいい」

それはすごくいい条件が重なった方のお話しです。


残念ながらインプラントというのは単なるネジです。


ですのでトラブルは当然あります。

そのトラブルの原因がなんなのか、どういう時にトラブルになるのか、ということを是非知って頂きたいのです。


そして実際にインプラント治療を受けようと思う場合には、知っておいて頂きたいのです。


インプラント治療をしてからでは手遅れということがよくあるのです。


ます最初にインプラントとご自身の歯の違い。

まずインプラントは全く動きません。

ご自身の歯は一生動き続けます


ですから、例えば「インプラントはどのくらい持ちますか?」という質問を多く頂きます。

それはインプラントだけしかお口の中にない場合、全ての噛む力がインプラントである場合、これは1020年問題なくもっている方、すごく多いです。


しかしながら、インプラント以外にご自身の歯が残っている方の場合には、いろんなトラブルがあります。


まず第一にインプラントはすごく良く噛めます。

ものすごく噛めてしまうのです。


しかし、すごくよく噛めるがゆえに実際に噛んだ相手の歯は・・・・?


歯は上の歯と下の歯で噛みますよね。


下の歯をもしインプラントにした場合、上の歯もインプラントであれば問題はありません。

しかし、上の歯がご自身の歯であった場合、もしくは更には根っこの治療をし、すでに死んでしまった歯の場合、インプラントが良く噛めるがゆえに上の歯がその噛む力に耐え切れない。そして破壊されてしまう。

インプラントでどの位の力で噛んでいいのか。

インプラントは強い力で噛んでも壊れません。

しかしながら相手のご自身の歯は今までの治療の結果の、あと年齢相応の弱い状況、もうすでに何十年も頑張ってきた弱い歯なのです。

ですから、その歯が耐え得る強度以上の力がかかれば、その残っている歯が次々に壊れます。


今、上下の歯の話しをしました。

次に左右の話しです。

両足だと1km・2km歩けます。

片足ケンケンだとどうでしょう。

おそらく100mも難しいのではないでしょうか。

健康な足ですよね。

骨折している足ではありませんよね。

健康な足だというのにもかかわらず、片足だと100mも行けないのです。

つまり本来の受け持てる力以上の力がかかると壊れるということです。

インプラントも単なるネジです。

例えば左にインプラント治療をした。

右はご自身の歯である。

何年か後に右のご自身の歯がダメになってしまった。

左はインプラントがある。

ああ昔インプラント治療をしていて良かった。

今は右では噛めない。

でも左が噛める。

ということで左で噛んでいた。

何が起こると思われますか?

本来受け持てるインプラントの強度以上の力がインプラントにかかりますから、インプラントが折れる。

またはインプラント周囲にある骨が骨折する。

いろんなトラブルが起きてきてしまうのです。

ですのでインプラントは単なるネジです。

万能ではありません。

もしそのような状況になられた場合には、すぐにインプラント治療をされた先生に相談し、両方で噛める状況を作る、これがすごく大事なことなのです。

これが左右的なお話しです。


次に問題なのが、隣り合う歯です。

近隣の歯です。

例えば前から数えて、よくあるのが6番目・7番目の歯にインプラントをした。

6番目・7番目の歯がなくなったので、その部分にインプラント治療をした。

手前の4番目・5番目の歯は何とか根っこの治療をしたりして残せた。

当然ですがインプラントの持つ期間、手前の歯の死んだ歯の持つ期間、違うんですね。

これが生きている歯の場合には、負担がかかってきて痛む・沁みるということが起きてきます。

死んでいる歯の場合には、無理な力がかかってきてトラブルが起こったとしても、痛いとか沁みるということは感じません。

場合によってはその負担によって折れたとしても気付かれない方もいらっしゃいます。

その状況を放置すると何が起こるのか。

いずれこの歯は抜かないといけないかもしれない。

でも今抜きたくない。

今は噛めるから問題ない。

ということで置いておかれる方が実は多いのです。

手前の歯が折れると、その歯が助からないということはご理解頂けるのですが、問題はその歯を抜かないということではなく、歯の周囲にある骨がなくなるということなのです。

骨がなくなるということが実は大問題になります。


確かにその後ろの歯にインプラントをしている歯自体は問題はないかもしれない。

しかしながら、骨というのは段々と染み渡るように広がっていくようになくなって行くのです。

つまり隣の歯を失うと隣の歯の骨が溶け出すと、段々その骨が溶けることによって、実はインプラント周囲の骨が溶けてなくなるのです。

インプラントは大丈夫であってもインプラントの周りの骨が勝手になくなるのです。

例えば川沿いに家を建てていた。

何十年か経ったらいつの間にか川に土地が削られ、家が傾き始めてきた。

と、同じようなことが起こってしまうのです。

どんなにインプラント自体が大丈夫であったとしても、隣り合う歯がそういう状況になってしまうと、インプラントと言えど、そのインプラントを除去しなければならない。


もしくはその骨ごと削って除けなければいけないという状況に追い込まれてしまうのです。


ですからインプラントの寿命というのは実は隣り合う歯の寿命に左右されるのです。


インプラント治療を行なう場合、隣りの歯がもし死んでいる歯であるとか、何とか甦らせている歯であるとか、10年・20年確実に持つような歯でない場合には、そこがトラブルになった場合、次にどういう処置をしないといけないのか、するのか、そこが悪くなった時にそこにインプラントをするのか、そこをインプラントを伸ばしてするのか、そういう治療計画を最初に立てておかないと、大変困ることになります。


そしてまたインプラントメーカーによって、そういうリフォームということを対応できるインプラントメーカーもありますが、残念ながら対応できないメーカーも数多くあるのです。

極端な話しを言えば、かなりな本数を失われてしまった方、ある程度年齢を重ねられた方の場合には、じゃあどう考えるのか。

確かに歯を残すということはいいことかもしれません。

しかしながら、その残せる本数、その機能できる期間、というのがどの位なのか。

ということは実はこれは古い古民家をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

その古民家、柱が腐食し4本ある柱が大きい屋根を支えているわけです。

3本は何とか5年・10年は持つかもしれない。

取り合えずこのままだと崩れるので、一番弱い1本だけを良い柱に置き換えるとイメージしてください。その後何かトラブルが出た時に、良い柱1本ですべての屋根を支えるということは不可能なのです。

しかしながら、屋根と柱はつながっているのです。

屋根が崩れれば、その丈夫であった1本では、1本であったとしても引っ張られて傾いていってしまうのです。


で、リフォームは所詮リフォームなのです。


どの位の期間持つのかということはその残りの3本の柱によって寿命が決まるのです。

確かにリフォームをすれば、リフォームのような形で修繕すれば、その時その一瞬に関して言えば、費用は安く抑えることが出来るかもしれません。


しかしながら長期的視野に立った時、じゃあそれがいつ崩れるのか、その残っているものによって左右されるのです。


それが崩れかけようとした時にすぐに修繕すれば、その最初に治療したインプラントは柱は大丈夫かもしれません。


しかしながら本当に噛みにくくなった時には、その柱そのものがもう既に使えなくなっていることが実は多いのです。


本当にその10年後の1本が同じ高さ、同じ長さ、そのままで使えるんでしょうか。

現実には使えないことが多いのです。


ですから1本でも2本でも歯が残せるようであったなら、残したいとおっしゃる方は多くいらっしゃるんですけれども、その1本・2本を置いておくがために、全体の強度、バランスというものが実は大きく崩れ、そしてその崩れた原因が実は耐久年数に大きく関係してくるということを是非知って頂きたいのです。


ですので噛み合わせのバランスって実はすごく大事なのです。


1ヶ所崩れた所を補強するように補強した場合には、その噛み合う相手がダメになった時でも、その高さに仕上げないといけないのです。

噛むという行為はカチカチと噛むという行為と、もう一つすり合わすという、すり潰すという噛み方があるのです。

人間は肉食動物と草食動物の両方を併せ持つ、極めて稀な食生活を送っているのです。


実は動物体系的に見ても、これは実はすごいことなのです。


噛むという行為とすり潰すという行為この両方を持ち合わせている、実はすごいことなのです。このすり合わす、すり潰すということは、隣り合う歯の高さが同じ高さでないと、横にスライド、ずれるということが出来ないのです。


ガタガタだったらどうでしょう。

カチカチ噛めるかもしれない、でもすり潰すということは出来ないのです。

例えば馬とかの歯はまっ平です。

それに対しサメとかの歯は牙のようになっています。

サメは牙で噛み切ることは出来ますが、すり潰すことは出来ないのです。

ガタガタの歯ではすり潰すということは出来ないのです。

取り合えず今ここの歯がないから、ここの歯がちょっと飛び出てて噛み合わせるために引っ込めて作る。

そういうガタガタな治療をしてしまえば将来その他の歯がダメになった時に、すり潰す・すり合わせるということが出来なくなるということになってしまうのです。

そしてまた、その部分にだけ力がかかり揺すられ、本来の受け持てる力の何倍もの力、本来受け持てる力の方向からではない別の横からの力によって壊される、破壊されるということもあるのです。

ですからある程度の年齢になられている方、残そうと思えば残るかもしれないであろう歯の本数であったり、強度のバランスによっては全て除けて、リフォームではなく新築でしっかりとしたバランスのとれた柱と梁でもって維持させる。というふうにされた方が実は相対的に、結果的に

10年単位・20年単位で見た時に非常にトラブルが少なく、良く噛める状態ということを維持できることがあるのです。ですので10年後に何が起こるのか、そのトラブルになりそうな原因は何なのか、ということをしっかりと見極めた上で治療を受けられることをお勧めいたします。


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