2017.06.19正しい歯磨きの順番を知っていますか?
香川県高松市の
かみあわせ専門歯科 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
「歯磨きはどの歯ブラシを使ったらいいですか?」
という質問についてお答えしますね。
私がお話ししているのは、歯ブラシの前にぜひフロス(糸ようじ)を先にお使いくださいというお話しをしています。
いやいや今までそんなことは使ったことはない。
使ったけど面倒くさい。
歯ブラシで十分だ。
とおっしゃられる方がいらっしゃるんですね。
ところが実はフロスでは、フロスでしか磨けない場所があるんです。
例えばお掃除をイメージしていただくと、年末大掃除をして大きな家具や荷物を
どけたら、あらこんな所にものすごいゴミが溜まっていたわっていうことないですか?
そこの汚れは普段ずっと汚れていますよね。
あんなに普段汚れを取ってお掃除していたのにも関わらず。
歯も一緒です。
磨いているところと磨けているところは違うんです。
例えば満員電車をイメージしていただくと、押されたりしてカバンが挟まったら、取ろうとしても取れないですよね。
そこをハケでパタパタやったって取れないんです。
つまり歯と歯の間ですね。
噛み合わせがすごくバッチリいいという方はいいかもしれません。
ただそんな人は残念ながらほとんどいません。
大体の方が歯は後ろから前に倒れています。
なぜならその顎の成長であるとか、お食事の変化であるとか、昔とは違って顎そのものが成長できなくなってきたとか、そういう食生活によるところから、歯は残念ながらまっすぐ生えている人は少ないんですね。
例えばよく分かりやすいのが下の前歯です。
小学校とか中学校の時とか思い出して頂いて、その時と比べてちょっと歯がガタガタになってるな、ズレてきてるなっていう方は間違いなく後ろから前に歯が倒れてきていたり、例えば親知らずで押されていたりということがおこります。
ちょうど満員電車にカバンが挟まった状態ですから、こんなのはちょっとくらい周りを掃除しても取れないんです。
まずは歯と歯の間を糸ようじ・フロスというものでしっかりと除けてあげて、それから歯ブラシをして下さい。
順番が大事です。
歯ブラシをしてからフロスをしても汚れは取れます。
しかし取った汚れは周りに散らばるんですね。
歯ブラシでは歯と歯の間は絶対取れません。
歯ブラシをした後に歯と歯の間を取ってもそこの汚れが散らばるだけです。
せっかく歯ブラシをしてきれいになったところに汚れが散らばるんです。
ですからまず先にフロスで歯と歯の間を取り、歯間ブラシが必要な方は歯間ブラシで塊を取り、それから歯ブラシをしていただくのが効果的だと思われます。
どうぞ歯ブラシの前にフロスをする習慣をつけてみて下さいね。
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