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ホーム > 日本補綴歯科学会専門医 香川県 高松市 吉本歯科医院 > 歯がしみる(あまいもの、つめたいもの、あついもの)

歯がしみる(あまいもの、つめたいもの、あついもの)

2017.02.25甘いもの、冷たいもの、熱いものを食べると歯がしみる

香川県高松市の

噛み合わせ専門歯科医院

吉本歯科医院の吉本彰夫です。



大変よくいただくご相談です。

☑甘いものを食べると歯がしみる

☑つめたい水を飲むと歯がしみる

☑熱いものを飲むと歯がしみる


原因は何なのでしょうか?

というご相談です。


考えられる原因をお伝えします。


①くさび状欠損(WSD)

http://www.8181118.com/director/2017/01/wsd.php

それは虫歯ではなく、くさび状欠損です


②歯周病(歯槽膿漏)

http://www.8181118.com/director/2016/12/post-165.php

歯周病の診断で最も重要なこと



③噛み合わせ異常による咬合ストレス

http://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php



④親知らずを抜かずに放置しておいたことにより健康な歯並びを圧迫している

http://www.8181118.com/oyashirazu/




まずは、歯がしみる原因を

きちんとお知りになり

原因に対する治療を行なう必要があります。



歯がしみる

ということは

その歯はまだ生きている

その歯の神経は生きている

という証拠でもあります。



原因によっては

歯がしみていたのに、ある時から全く痛みを感じなくなった

ということが、あります。

歯がしみていたのが

全然しみなくなったから

もう治ったのかと思っていたという方も

いらっしゃいます。



しかし

いざお口の中を詳しく診させて頂くと

「しみていたのに痛みを感じなくなった」のは

歯の神経が死んでしまっていた

ということもあります。



お口の中のこと

特に歯の神経については

患者さんご自身が鏡を見て

判断できるようなものではないため

違和感があっても放置され続けます。


 

特に歯の神経治療に関しては

患者さんご自身でも、

ご自分の歯の神経が

今、生きているのか?

死んでいるのか?

死にかけているのか?

それとももう死んで腐っている状態なのか?

そもそも、歯の神経を昔に取り除いている状態なのか?

ご存知ない方がほとんどです。

ではそもそも

歯の神経が死んでしまう

って一体どういう状態をさすのでしょう?

 

 

たとえば

歯に食べ残しがあったとします。

 

 

歯と歯の隙間や

奥歯と奥歯の間に

食べかすがごっそり詰まっている

ということは

誰にだってあることです。

しかし長い間

食べかすが詰まったままだと

食べかすが詰まった部分に

虫歯菌が繁殖していきます。

そうすると

歯の表面が一層溶けていきます。

 

この段階になると

歯がしみるようになります。

そこで

「ま、いいか、我慢するか」

「前にも歯がしみたことがあったけど

ほっといたら治ったから、ほうっておこう」

 

歯がしみていた状態を放置すると

さらにさらに穴が開いていきます。

歯が溶けて

穴が開いていきます。

 

イメージしてみてくださいね。

 

バケツに水が入っていると思って下さい。

バケツに小さなキズがあったとしも

大した問題は起こりません。

 

しかし

どんどんどんどん

バケツにキズが付くと

穴が開いていきます。

 

そうすると中に入っている水が

溢れ出します。

 

 

これが

穴が

歯の神経・血管に到達した状態

だと思って下さい。

 

 

そこには防ぐことの出来ない穴が

開いてしまうのです。

 

堤防が決壊した

川の状態です。

こうなるともうバイ菌が入り放題です。

 

 

大事に大事に

硬い壁、

エナメル質、

歯の壁、

象牙質で覆われていた

歯の神経や血管が露出してしまうのです。

バイ菌にとって

神経や血管・血液は重要な栄養素なのです。

 

とっても美味しい大好物なのです。

 

 

もちろん

人間の体はバイ菌が入ってきた時には、

そのバイ菌に対して戦おうという免疫という防御機構があります。

 

 

しかしながら余りにバイ菌の量が多いと

その防御機構で食い止めることはできなくなるのです。

 

 

ですのでバイ菌は

どんどんどんどん増殖を続けていきます。

最初は歯の表面だけだったのが、

歯の神経・血管にまで到達することで

イ菌は一気に

歯の神経・血管をやっつけていきます。

最初は

歯がしみたり

痛んだり

ズキズキ

ということが起こっていくのですが、

それはバイ菌と戦っている証拠でもあるのです。

 

 

歯がしみるのは

神経が生きている証拠です。

 

 

このばい菌との戦いに負けると

痛みを感じなくなっていくのです。

 

 

よく歯を治療せずにほったらかしにしていたら、

「歯がボロボロと欠けていった」

「痛みが和らいだ」

「痛みが止まった」

ということが、あります。

 

 

 

歯が痛い時に

痛み止めの薬を飲むという行為は、

ばい菌と戦っているんだということを

脳に知らせようとしているを

警告を無視しろというものです。


これが痛み止めの薬の仕事なのです。

 

 

特に昨今、

以前であれば病院から処方箋がないと

薬局から出せないような強い痛み止めの薬が

日常的に薬局で買うことができるようなりました。

なので

一般の方が誰でも簡単に

強い薬を手に入れることができています。

 

 

その影響もあってか

虫歯が本当に進んでしまってから来られる方が

増えているようにも思います。

 

さらには、

バイ菌が繁殖し、

鼻の部屋まで突き抜けていたり

歯を支える骨まで溶かしているケースも少なくありません。

年齢がお若くても関係ありません。

 

実際にまだ30歳の若さでも

歯を支える骨がかなり溶けてしまっている方は

いくらでもいらっしゃいます。

 

 

歯がしみるなあ

ってことを放置し

「痛み止めの薬」でその場限りの

痛みを止めを繰り返してきた方は

すでに

歯の神経が死んでしまっている

ことが、多いのです。

 

 

もちろん

私も現代に生きる日本人として

毎日忙しいことは十分承知しております。

歯がしみるくらいで

歯医者に行ってる時間の余裕なんてない

と思われるお気持ちも

痛いほど、わかります。

 

 

でも痛いのは困るから

とりあえず

痛み止めの薬でその場をしのいでおこう

とお薬を飲んでしまう

お気持ちは

よく、わかるのです。

 

 

しかし

歯は自然に治りません。

 

 

風邪のように

日にち薬で栄養を取って寝たら治る

というものでは、ないのです。

 

 

残念ながら

どんどん悪い状況になっていきます。

そしてとうとう

歯の神経や血管が死んでしまった時には、

逆にまったく痛みを感じなくなってしまう

のです。

 

 

バイ菌の勝利です。


 

 

戦いに勝利した

バイ菌達はそこからどうすると

思いますか?

 

 

さらにさらに

歯の奥へ奥へ侵入して行きます。

そして

歯の根っこを越えて、

根っこ周囲にある骨や歯茎を溶かしていくのです。

自覚症状のないまま

歯を支えていた骨を

どんどん溶かしていくのです。

 

 

歯の神経が死んでしまったとしても

ばい菌に殺された神経の死骸

除去してやらないと

バイ菌はずっと生きているんです。

 

歯の神経を殺しただけなく

今度は骨や歯茎さえも

侵食していくのです。

 

 

 

バイ菌の住処である歯の根っこ(根管)の中を

早く掃除してあげないと

どんどんどんどんバイ菌は奥へ奥へと入っていきます。

 

 

 

 

歯の神経を取る治療というのは

読んで字のごとく

歯の神経を取る治療だ

と思われている方が多いのです。

 

 

しかし

実はそうではないのです。

 

 

すでに死んでしまった歯の神経の死骸を

きちんと除去し

歯の根管の中をきれいに消毒する

ということを

意味するのです。

 

 

ばい菌に侵され

死んでしまった歯の神経は

生ゴミが腐敗している状態と同じです。

 

 

腐敗しているので

におうと

臭いです。

とても、臭いのです。

発酵食品を思い浮かべて下さい。

発酵がすすむと

膨らんできますよね。

 

 

つまり

腐っていくとガスを出すのです。

ガスが出ると

圧力が高まります。

 

 

そうすると歯の神経は死んではいるんだけれども、

周りの骨や歯茎が溶かされることにより

顔が腫れてくるような方までいらっしゃいます。

すでに

歯の神経の治療で神経を取ってしまった方でも

バイ菌に侵された場合には

いきなりこの状態にまでなってしまうこともあります。

 

 

 

顔が腫れてしまっているような場合には

一刻もはやく歯の根っこの中の

バイ菌を減らしてあげる

ということが必要です。


また

歯を支えている骨を溶かしたバイ菌達は

最後はどこへ行くのでしょうか?

 

 

 

実は

歯の神経というのは脳と繋がっているのです。

例えば指先を考えて下さい。

指先の神経は指先だけでしょうか?

 

違いますね。

 

 

指先は脳から繋がった神経

なのです。

神経の一部に過ぎないのです。

 

 

つまり

バイ菌は歯の中の神経だけを死なせるわけではなく、

歯の外の周囲の骨や歯茎の神経も殺して行きます。

そして骨を溶かしていくのです。

 

 

そしてとうとうその奥には太い神経・血管が控えているのです。

そこにたどり着いたバイ菌はどうなるんでしょう。

 

 

一気に全身を巡って行ってしまうのです。

 

 

 

心筋梗塞

聞かれたことありますでしょうか?

 

 

心臓の血管が物が詰まり

血が流れにくくなってしまった状態です。

 

 

よく動脈硬化や全身糖尿病などが大きく取り沙汰されていますが、

血管に詰まっているのは何だろう?

と研究した先生がいらっしゃいました。

血管に詰まっている物の中に

いくつもの

口の中の歯周病菌、バイ菌

見つかっているのです。

つまり

口の中にいたバイ菌が

心臓の中で発見されたり、

誤嚥性肺炎といって肺炎の中で

肺炎球菌といっしょに肺炎を起こしていたり、

口の中だけに留まらず

全身にまで影響を及ぼしているのです。

 

 

 

ですから歯の神経の治療をした方が良いのか、

しない方が良いのかと単純に考えたならば

神経の治療は神経が生きているのであれば

残せる方向で治療してもいいと思います。

 

しかし

もうすでに痛みもなく

歯の神経も死んでしまい

歯の神経の死骸が悪さをしている場合には

一刻もはやく治療を行なわないと

全身に対して影響を及ぼします。

 

 

また上の歯の場合には

歯の根の奥には

鼻の部屋があります。

鼻の部屋に

バイ菌が侵入していってしまうのです。

 

 

口から食べたものが

鼻から出てきて困る

という患者さんも

実際にはいらっしゃいます。

 

 

ただ単に歯や口だけの問題ではなくなり、

鼻の手術を含めた処置が必要になったりもするのです。

 

水の入ったバケツに穴が開いた場合には

水が流れ出ます。

どんどん流れ出ます。

 

 

決して歯の1本を最終的に抜けば済む

という問題ではなくなることもあるのです。

 

 

 

歯の神経を取ることひとつをとっても

知らないではすまされない重要なことが

あります。

 

 

どうぞ先に知って下さいね。

 


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