香川県高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
【金属の土台は歯を割れやすくする】
歯にさし歯を被せるときには、まず芯棒を歯の根に立てて支台を作るんです。
支台築造といいます。
よく保険診療で使われるのは金属の土台ですが、2016年からファイバーポストという白い芯棒が保険収載されました。
つまり保険の適用になりました。
保険が効く治療になったのです。
金属の芯棒はよく使われますが、周りの歯の組織が薄い、噛む力がマキワリのような力になるなど、条件が悪くなると金属の先端部に応力が集中し、歯の根部分が割れやすくなることがあります。
金属の土台ではなく、ファイバーコアはFRCやガラス繊維強化樹脂のファイバーポストを支柱に入れることで、レジンの土台の強度を改善する目的で開発されました。
ファイバーポストは歯の象牙質に近い性質で、さらに象牙質接着性レジンを利用することで、ファイバーコアとなり、力が加わった時に弓のようにしなることで金属よりも破折から守る効果があるといわれています。
ファイバーコアを入れることで歯根破折の予防になるでしょうか。
ファイバーポストに欠点は無いのでしょうか?
実はファイバーポストは保険適用になったものの採用されていない先生が多いです。
もしくは採用したけれども今はやめて金属製の土台に戻したという先生が多いです。
2014年より「CAD/CAM冠」も保険収載されました。
一部の被せの治療で白い歯が使えるようになったということです。
しかし、ファイバーポストと同様に採用されていない先生が多いです。
もしくは採用したけれども今はやめて金属製の被せに戻したという先生が多いです。
なぜでしょうか?
簡単に外れてしまったからです。
治療のやり直しを強いられてしまったからです。
接着材に接着性レジンセメントを使用しますが、術者の臨床操作に伴うテクニックセンシティブ因子つまり術者熟練度因子が象牙質の接着強さ結果に影響を及ぼしていることが報告されています。
因子の中で特に象牙質歯面乾燥状態が大きいとされています。
さらにはファイバーポストの適合精度を上げれば上げるほど歯の根を割れやすくするということも報告されるようになってきました。
実はファイバーポストも「CAD/CAM冠」も適切な取り扱いが重要ということになります。
「保険収載されたファイバーポストを用いた支台築造の診療指針」が院長吉本彰夫が指導医専門医として所属する公益社団法人日本補綴歯科学会 医療問題検討委員会から報告されています。
歯質側接着面の処理として使用する接着性レジンセメントやコア用レジンに適した表面処理を行う.と簡単に記載されていますが、実はこの歯質側接着面の処理が技術的に難易度がとても高いのです。
前述のテクニックセンシティブ因子です。接着歯科治療認定医にとっては当然のテクニックですが、残念ながら一般の先生がこの技術を習熟しそれを日々実践するのは困難かもしれません。
歯に差し歯を被せる時の土台を保険診療の金属で作る場合はその後に起こるリスクを最初に知っておいて欲しいのです。
歯の根っこが割れやすくなるということを先に知って下さい。
香川県高松市の
かみ合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
よく患者さんから頂く
ご質問があります。
「吉本先生、右の奥歯と左の奥歯
両方同時に治療してもらうことって
できないんですか?」
歯の治療は
早く終わって欲しい。
1回で何本も同時に
治療してくれたらいいのに・・・。
そう、お考えなられる方は
多くいらっしゃいます。
私は、基本的には
右と左と同時に治療は
行ってはおりません。
理由をお話します。
あなたが椅子に座っていることを
イメージして下さい。
イスの足は
4本ありますよね?
4本の足で支えられた椅子に
座っているとイメージして下さい。
どっしりと。
では、次に
椅子の足の1本が壊れてしまい
交換しないといけない
ということをイメージしてみてください。
あなたが椅子に
座ったままの状態で
1本だけを外したら
どうなりますでしょう?
ガタッと崩れて
しまいますよね。
あなたが椅子に座ったままの状態で
足を1本外すと
ガタンと
崩れてしまいます。
高さをキープしたまま、
保持したまま
維持したまま、
そこの部分を直す、
という治療、
実はとても難しいのです。
さらには力が掛かっている場合には
そこは更に
傾きが強く
なりますので、
さらに難しくなります。
では次に
4本の足の内の2本が交換しないといけない時
どうでしょうか?
1本の足を直すのも大変だったのに
2本同時に交換すると
ガタンと一気に
崩れます。
そして2本を交換しようとしても
安定するところが
見つかりませんよね?
1本の足を交換する時には
3本の足でカメラの3脚のように
ある程度高さを維持できていますので、
それに合わせた長さのものを
入れてあげればいいです。
しかし
2本同時に外した場合
には
確かに残り2本とまったく同じ長さの2本が入ったら
元通りの高さになります。
しかしながら
短い2本の足を修理して入れたとしても
実は安定するんです。
傾いたままですが。
これってどうでしょうか?
右足と左足でヒールの
長さが違う靴を履いている
ようなイメージになります。
ではどの長さが正しい長さなのか、
どの高さが正しい高さなのか、
実は模型上ではよくわからなくなってしまうのです。
特に人が座っている椅子で
座ったまま直すことは、
難しいですよね。
つまり
力がかかっては
いけない
です。
噛み合わせをとる時に
「はい、噛んで下さい」
「噛む位置関係を記録しますね」
と言って、噛む高さを記録します。
これを専門用語では
「咬合採得」や
「バイト」といいます。
「噛んで下さい」と言う時に、
噛んで高さの記録を取る時に、
ググッとそこで噛み込んでは
実はいけないのです。
ググッと咬み込むと
ずれてしまうのです。
しかし、
そんなこと分からないですよね。
実際、患者さんには
ご自分では意識できないことが
ほとんどです。
ましてや
歯を失われて長年期間が経たれた方の場合には
もっと分かりません。
元々どこで噛んでいたか
んて分かるはずもないのです。
そして、
2本崩れた場合は
1本の時とは比較にならないほど
実は難しくなるのです。
正しい位置に戻れない可能性が
高くなってしまうのです。
治ったとしてもそのずれているということに
気付かなくなっている可能性まであるのです。
左右だったらどうでしょうか?
もっと分からなくなります。
左右の足の前に
3本の足を修理するとしたら
だったらどうでしょうか。
左右に渡ってしまいますので、
もっと分からなくなります。
4本同時だったら高さそのものが
まったく基準がなくなって
しまいます。
つまり歯の治療というのは、
そのように椅子の足を何本交換するのか、
とほぼ同じ考えで簡単に考えていただくと
分かりやすいと思います。
同時に何本もの歯を治療してしまうと、
実は
咬み合わせの高さが
簡単に変わってしまう
のです。
歯の治療は
右と左と同時に治療をしてはいけない
という理由です。
左の歯を治療中に、今度は右の歯が痛んできた、しみてきた。
右の歯を治療中に、今度は左の歯が痛んできた、しみてきた。
右の歯の治療していると、左の歯が欠けた、詰め物がとれた。
左の歯の治療をしていると、右の歯が欠けた、詰め物がとれた。
こういうことが、おありになった方は
どうぞご相談下さいね。
原因を突き止めることで
無駄な治療をしなくてすみます。
http://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php
原因を取り除かない限り再発を繰り返すのです
https://www.8181118.com/contact/
香川県高松市の
かみ合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
歯の治療においての不安は
情報がないことから、起こります。
とても多いご相談なので
ご紹介させていただきますね。
お一人は
ブリッジ治療の途中で
頭が痛くなったりで体調が悪くなり
もう何年も仮の歯のまま放置していたまま。
そもそもブリッジになったのは
「歯周病(歯槽膿漏)が進行したから」
と説明を受けたので
きっと歯周病がひどくなっているに違いない、と思ってお越しになられました。
まだ50代なのに
入れ歯になってしまうのか不安でしょうがない。
時間や費用はかかってもいいから
とにかく見た目もある程度よくしたいし
噛めることも人並みにできるように改善したい。
とのご相談です。
ブリッジというのは
ブリッジ(橋)のことです。
こんな風に歯を失った部分に
このように両隣の健康な歯を
削って橋げたを作り↑こんな風にかぶせる治療です。
健康な両隣の歯を大きく削ってしまわないといけない
ということがデメリットです。
また、もう一人の方も
同じくブリッジ治療の途中で
当院にご相談にお見えになりました。
左右奥歯部分に2ケ所ブリッジが入っており
そのブリッジが痛くてたまらなくなり
歯医者さんに行きました。
一度ブリッジをやりかえしてみて
それでもダメなら入れ歯しかないですね、と
言われました。
いざブリッジを外したはいいけれど
噛めなくなる
痛みがではじめる
という状態になり
体調も著しく悪くなったので
治療を中断したまま放置している
とのこと。
一体どうしたらいいのか?
もしブリッジダメだったら
入れ歯になってしまうのか?
まだ50代
この若さで入れ歯は避けたい。
ブリッジやりかえても
またあのブリッジを外して治療する時の
苦しみを味わうのかと思うと怖くてしょうがない。
この先、私の歯がいったいどうなっていくのか
怖くてしょうがない
ということでした。
どちらの方も
共通してあったことは
私の歯はこの先いったいどうなっていくのだろう?
という不安です。
歯科の治療は
「さあ、いざ治療しましょう」
と治療がひとたびスタートしてしまうと
もう後戻りはできません。
痛みが治まったからと、
途中で治療を中断されたり
忙しいからと、仮の歯のままで何年も放置してあったり
すると、後が悲惨です。
http://www.8181118.com/director/2013/12/post-72.php
治療中断の危険性
ブリッジも「やりかえしましょう」とひとたび
治療をスタートしてしまうと
ブリッジを一旦外さなくてはなりません。
外した段階で
噛めない(今まで噛めてたのに)
痛みが出る(今まで痛くなかったのに)
神経がズキズキしはじめる(今まで痛くなかったのに)
といったことが
起こります。
お口の中は
絶妙なバランスを取っています。
ブリッジを長年入れておられた方は
ブリッジを入れた状態で
バランスを取るようになっていますので
一部はずしただけでも
違和感を感じます。
http://www.8181118.com/director/2016/02/post-118.php
歯の治療、右と左を同時に治療してはいけない
ブリッジをやりかえるなら
今のブリッジを外してしまうその前に
噛めない
痛い
違和感を感じる
ということが起こる
ことを知っておいて下さい。
治療がひとたびはじまってしまったら
もう後戻りはできません。
私は、診療室の中にいて
お悩みになってお越し下さるさまざまな患者さんと
お話させて頂きます。
歯科は、患者さんご自身が
「自分の歯は、口の中が一体どうなっているのか?」ということを
目で見ることができにくい部分を扱っているところです。
目で見えない
痛いけど、どこが痛いのかも自分ではよくわからない
悪いところがどうなっているのかもわからない
それが、患者さんの率直なお気持ちです。
だから、歯医者さんにおまかせするしかない
というお気持ちもわかります。
痛みがあったり
噛めなかったりしている時に
一番よくない状態が
不安になります。
納得する説明がないまま
痛みが続いたり
噛めない状態が続いたり
違和感がずっと続いたり
という時間が長くなればなるほど
人は、どんどん不安になります。
不安は、情報がないことから、起こります。
私の歯は今いったいどんな状態になっていて
私の歯はどのような治療を受け
治療を受けた後は、どんな状態になるのか?
こういうことが
しっかりわかっていれば
人はそこまで不安にはなりません。
もし、このようなことで今、お悩みであれば
お気軽に無料メール相談にお送り下さい。
原因を知る、ことで
不安が消えることも、あるのです。
私の場合は
どうかな?大丈夫かな?
とご不安になられた場合は
どうぞお気軽にメールを下さいね。
香川県高松市の
かみ合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
よく患者さんから頂く
ご質問があります。
「吉本先生、右の奥歯と左の奥歯
両方同時に治療してもらうことって
できないんですか?」
歯の治療は
早く終わって欲しい。
1回で何本も同時に
治療してくれたらいいのに・・・。
そう、お考えなられる方は
多くいらっしゃいます。
私は、基本的には
右と左と同時に治療は
行ってはおりません。
理由をお話します。
あなたが椅子に座っていることを
イメージして下さい。
イスの足は
4本ありますよね?
4本の足で支えられた椅子に
座っているとイメージして下さい。
どっしりと。
では、次に
椅子の足の1本が壊れてしまい
交換しないといけない
ということをイメージしてみてください。
あなたが椅子に
座ったままの状態で
1本だけを外したら
どうなりますでしょう?
ガタッと崩れて
しまいますよね。
あなたが椅子に座ったままの状態で
足を1本外すと
ガタンと
崩れてしまいます。
高さをキープしたまま、
保持したまま
維持したまま、
そこの部分を直す、
という治療、
実はとても難しいのです。
さらには力が掛かっている場合には
そこは更に
傾きが強く
なりますので、
さらに難しくなります。
では次に
4本の足の内の2本が交換しないといけない時
どうでしょうか?
1本の足を直すのも大変だったのに
2本同時に交換すると
ガタンと一気に
崩れます。
そして2本を交換しようとしても
安定するところが
見つかりませんよね?
1本の足を交換する時には
3本の足でカメラの3脚のように
ある程度高さを維持できていますので、
それに合わせた長さのものを
入れてあげればいいです。
しかし
2本同時に外した場合
には
確かに残り2本とまったく同じ長さの2本が入ったら
元通りの高さになります。
しかしながら
短い2本の足を修理して入れたとしても
実は安定するんです。
傾いたままですが。
これってどうでしょうか?
右足と左足でヒールの
長さが違う靴を履いている
ようなイメージになります。
ではどの長さが正しい長さなのか、
どの高さが正しい高さなのか、
実は模型上ではよくわからなくなってしまうのです。
特に人が座っている椅子で
座ったまま直すことは、
難しいですよね。
つまり
力がかかっては
いけない
です。
噛み合わせをとる時に
「はい、噛んで下さい」
「噛む位置関係を記録しますね」
と言って、噛む高さを記録します。
これを専門用語では
「咬合採得」や
「バイト」といいます。
「噛んで下さい」と言う時に、
噛んで高さの記録を取る時に、
ググッとそこで噛み込んでは
実はいけないのです。
ググッと咬み込むと
ずれてしまうのです。
しかし、
そんなこと分からないですよね。
実際、患者さんには
ご自分では意識できないことが
ほとんどです。
ましてや
歯を失われて長年期間が経たれた方の場合には
もっと分かりません。
元々どこで噛んでいたか
んて分かるはずもないのです。
そして、
2本崩れた場合は
1本の時とは比較にならないほど
実は難しくなるのです。
正しい位置に戻れない可能性が
高くなってしまうのです。
治ったとしてもそのずれているということに
気付かなくなっている可能性まであるのです。
左右だったらどうでしょうか?
もっと分からなくなります。
左右の足の前に
3本の足を修理するとしたら
だったらどうでしょうか。
左右に渡ってしまいますので、
もっと分からなくなります。
4本同時だったら高さそのものが
まったく基準がなくなって
しまいます。
つまり歯の治療というのは、
そのように椅子の足を何本交換するのか、
とほぼ同じ考えで簡単に考えていただくと
分かりやすいと思います。
同時に何本もの歯を治療してしまうと、
実は
咬み合わせの高さが
簡単に変わってしまう
のです。
歯の治療は
右と左と同時に治療をしてはいけない
という理由です。
左の歯を治療中に、今度は右の歯が痛んできた、しみてきた。
右の歯を治療中に、今度は左の歯が痛んできた、しみてきた。
右の歯の治療していると、左の歯が欠けた、詰め物がとれた。
左の歯の治療をしていると、右の歯が欠けた、詰め物がとれた。
こういうことが、おありになった方は
どうぞご相談下さいね。
原因を突き止めることで
無駄な治療をしなくてすみます。
http://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php
原因を取り除かない限り再発を繰り返すのです
https://www.8181118.com/contact/
香川県高松市の
かみ合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
よく患者さんから頂く
ご質問があります。
「吉本先生、右の奥歯と左の奥歯
両方同時に治療してもらうことって
できないんですか?」
歯の治療は
早く終わって欲しい。
1回で何本も同時に
治療してくれたらいいのに・・・。
そう、お考えなられる方は
多くいらっしゃいます。
私は、基本的には
右と左と同時に治療は
行ってはおりません。
理由をお話します。
あなたが椅子に座っていることを
イメージして下さい。
イスの足は
4本ありますよね?
4本の足で支えられた椅子に
座っているとイメージして下さい。
どっしりと。
では、次に
椅子の足の1本が壊れてしまい
交換しないといけない
ということをイメージしてみてください。
あなたが椅子に
座ったままの状態で
1本だけを外したら
どうなりますでしょう?
ガタッと崩れて
しまいますよね。
あなたが椅子に座ったままの状態で
足を1本外すと
ガタンと
崩れてしまいます。
高さをキープしたまま、
保持したまま
維持したまま、
そこの部分を直す、
という治療、
実はとても難しいのです。
さらには力が掛かっている場合には
そこは更に
傾きが強く
なりますので、
さらに難しくなります。
では次に
4本の足の内の2本が交換しないといけない時
どうでしょうか?
1本の足を直すのも大変だったのに
2本同時に交換すると
ガタンと一気に
崩れます。
そして2本を交換しようとしても
安定するところが
見つかりませんよね?
1本の足を交換する時には
3本の足でカメラの3脚のように
ある程度高さを維持できていますので、
それに合わせた長さのものを
入れてあげればいいです。
しかし
2本同時に外した場合
には
確かに残り2本とまったく同じ長さの2本が入ったら
元通りの高さになります。
しかしながら
短い2本の足を修理して入れたとしても
実は安定するんです。
傾いたままですが。
これってどうでしょうか?
右足と左足でヒールの
長さが違う靴を履いている
ようなイメージになります。
ではどの長さが正しい長さなのか、
どの高さが正しい高さなのか、
実は模型上ではよくわからなくなってしまうのです。
特に人が座っている椅子で
座ったまま直すことは、
難しいですよね。
つまり
力がかかっては
いけない
です。
噛み合わせをとる時に
「はい、噛んで下さい」
「噛む位置関係を記録しますね」
と言って、噛む高さを記録します。
これを専門用語では
「咬合採得」や
「バイト」といいます。
「噛んで下さい」と言う時に、
噛んで高さの記録を取る時に、
ググッとそこで噛み込んでは
実はいけないのです。
ググッと咬み込むと
ずれてしまうのです。
しかし、
そんなこと分からないですよね。
実際、患者さんには
ご自分では意識できないことが
ほとんどです。
ましてや
歯を失われて長年期間が経たれた方の場合には
もっと分かりません。
元々どこで噛んでいたか
んて分かるはずもないのです。
そして、
2本崩れた場合は
1本の時とは比較にならないほど
実は難しくなるのです。
正しい位置に戻れない可能性が
高くなってしまうのです。
治ったとしてもそのずれているということに
気付かなくなっている可能性まであるのです。
左右だったらどうでしょうか?
もっと分からなくなります。
左右の足の前に
3本の足を修理するとしたら
だったらどうでしょうか。
左右に渡ってしまいますので、
もっと分からなくなります。
4本同時だったら高さそのものが
まったく基準がなくなって
しまいます。
つまり歯の治療というのは、
そのように椅子の足を何本交換するのか、
とほぼ同じ考えで簡単に考えていただくと
分かりやすいと思います。
同時に何本もの歯を治療してしまうと、
実は
咬み合わせの高さが
簡単に変わってしまう
のです。
歯の治療は
右と左と同時に治療をしてはいけない
という理由です。
左の歯を治療中に、今度は右の歯が痛んできた、しみてきた。
右の歯を治療中に、今度は左の歯が痛んできた、しみてきた。
右の歯の治療していると、左の歯が欠けた、詰め物がとれた。
左の歯の治療をしていると、右の歯が欠けた、詰め物がとれた。
こういうことが、おありになった方は
どうぞご相談下さいね。
原因を突き止めることで
無駄な治療をしなくてすみます。
http://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php
原因を取り除かない限り再発を繰り返すのです
https://www.8181118.com/contact/
ですからお薬を飲むというのはとても判断が難しいのです。
痛い!
苦しい!
一秒でもはやくこの痛みから逃れたい
体のどこかにこのような痛みを感じている時には
一秒でもはやく楽になりたいですよね。
しかし
痛みを取り除き
楽になる
ということは
戦いを自分から中止し、わざわざ負けること
に他なりません。
歯の治療も一緒です。
「強い薬を使えばいいのか」と言えばそういうことではないのです。
強い薬を使い過ぎると今度は人間の体の方が負けてしまうのです。
そして戦っているその神経を殺してしまうことによって、戦いに負けます。
つまりこの処置が
「歯の神経を取る」
という治療を意味するわけです。
歯の神経を取る治療を行なうことにより
痛みを感じにくくなるのです。
楽になっていくのです。
痛みを感じているのは歯の神経ですので
その痛みを感じる元を殺してしまえば
当然痛みは感じなくなります。
楽になります。
ですから何を優先して治療するのかによって処置内容が大きく変わります。
痛いのでとにかくなんとかこの痛みを取り除いて下さい。
痛くないようにして下さい。
と患者さんがおっしゃられると
ほとんどの医院さんでは
「では、歯の神経を取りましょう」という処置になります。
歯の神経を取れば
痛みを感じるもとを取ってしまう、殺してしまう
ということになりますので
楽にはなります。
しかし、最初にも申し上げたとおり
歯の神経を取った歯は、死んだ歯と同じになってしまいます。
栄養を行き割らすことができる神経を
取ってしまっているので
歯の強度は10分の1以下まで落ちます。
当然、強度のない歯は
ちょっとした衝撃で
ちょっとした噛む力で
あっけなく壊れます。
折れます。
割れます。
グラグラしてきます。
必然的に歯を失う時期をはやめてしまうことに
なるのです。
何を優先してどんな治療を希望されるのか?
それは
患者さんご自身がお選び頂くことなのです。
5年後
10年後
15年後
20年後
どんな生活をしていたいのか?
ご家族と一緒の食事を召し上がりたいのか?
入れ歯は絶対に嫌だと思っているのか?
普通の食事を死ぬまでしたいと思っているのか?
ご自分の5年後、10年後の未来を
明確にイメージしておくことは
とても大事なことなのです。
知らなかった
知らなかったがゆえに
こんなに多くの歯を失ってしまった
歯を失った途端に
今まで当たり前だった食事ができなくなった
噛めなくなった
という方は本当に多いのです。
ひとむかし前は、
そんな選択肢さえ、ありませんでした。
患者さんは、
歯が痛い、とお越しになられたら
もうあとは
診療台に横になって
お口をあけて
後は、先生におまかせします
という時代でした。
しかし、
時代は変わりました。
歯科の技術も進化しました。
そして、何よりも
私達の寿命が
延びました。
70歳80歳なんて、当たり前です。
私達は100歳まで、誰の世話にもならず
しっかりと自分で食べて
歩いて生きていかなくてはいけない時代に
突入しているのです。
70歳過ぎたらもう歯が少なくなってもいいです
後はもう短いから
という時代はもうとっくに終わっているんです。
歯の神経を残したい
痛みと戦ってでも、少々我慢してでも
残したい
という方もいます。
歯の神経なんてどっちでもいい。
そんなことより、
今、この痛みを楽にして欲しい。
という方もいます。
どちらも、OKです。
選択できるんです。
ただ、お伝えしておきたいのは
ほとんどの方が
歯の神経を取ること=その歯は死んだ歯になる
ということをご存知ないのです。
歯の神経を取った歯は
強度が10分の1以下まで落ちます。
ご自分のお口の中に神経を取った歯が何本がおありになる方も
いらっしゃるかと思います。
歯の神経を取った歯は、体にとっては
もはや異物です。
栄養がいかないため
歯の色も黄ばんできたり
黒ずんできたり、します。
そして、神経を取った歯から失う可能性は
高くなります。
私としては、
そもそも
歯の神経が痛くてたまらなくなるその前に
知っておいて欲しいのです。
私だって、痛くてたまらない時は
一秒でもはやく楽になりたい
と思うと、思うからです。
痛くてしょうがない方を目の前に
我慢して下さいとは言えないのです。
いますぐにでも
そのお痛みを取り除いて差し上げたいと
思うのです。
だから、
歯の神経にまでバイ菌が到達し
「痛くてたまらない、はやく楽にして欲しい」と
おっしゃられる患者さんを前にするたびに
「ああ、もう少しはやく知っていて下さったらよかったのにな」
と毎日、思うのです。
話は戻ります。
歯の神経が痛んでいる時
歯が痛くてしょうがない時
それは戦っている最中です。
その戦いが今始まったばかりの時期なのか、
中盤なのか
後半なのか、
戦いにまさに今勝てそうな時なのか、
負けそうな時なのか。
その見極めが
とても大事です。
つまり、診断です。
負けそうな状況なのであれば、もう頑張っても負けるのは間違いありませんから、
それはもう諦めて早く外科的に悪いものを除けた方がいいという考えになるのです。
歯の神経を取らないといけないと診断されたが
取りたくない、残したいので
なんとかならないか?
というご相談でお越しになられる方はとても多いのです。
しかし、
実際にお口の状態を診させて頂くと
もうすでに歯の根の穴の中で神経が死んでいて今まさに腐りはじめている状態
の方がいらっしゃいます。
死んだものを蘇らせることは
できません。
神様ではないので、それは無理です。
こういった場合には
今度は早急に
悪いもの(根の中で腐り始めているすでに死んでしまった神経)を
外科的な処置で取り除く必要があります。
その処置をせず、そのまま放置しておくと
根の中で腐った神経が
今度は
歯を支えている骨を溶かし始めます。
見極め
つまり、診断がとても大事なのです。
今、あなたの歯の神経の状態が
今、どの段階にいるのか?
救えるのか?
救えないのか?
もはや死んでしまってさらに、骨まで溶かそうとしているのか?
これを知ることがとても大事なのです。
吉本歯科医院では、
これは明らかに歯の神経を取らなくてはいけない
という状態でない場合には
一旦お薬を使った根管治療を試みます。
歯の神経を取らないといけないと診断された
今、まさに歯が痛くてしょうがない
という時に
吉本歯科医院での薬で治す治療法を試みて頂くのです。
通常であれば
歯が痛くてしょうがない
歯の神経にまでバイ菌が到達している
という場合には
「歯の神経を抜きましょう」という選択肢しか、ありません。
しかし、吉本歯科医院では
まずは、
救えるかどうか
お薬でバイキンを減らす処置を繰り返し
痛みが軽減されていくか
試みてみるのです。
通常は
3回目から4回目の処置で
痛みを感じなくなっていきます。
歯が痛いのは
今まさに、バイキンとあなたの体の免疫が戦っているからだと
申し上げました。
バイ菌がそこにあるから、
痛いのです。
だから、
バイ菌さえいなくさせることが出来れば痛みは取れるのです。
仮に死んでしまった神経の死骸がそこに多少残ったとしても、
パイ菌さえいなくなれば
大きい問題とはならないのです。
パイ菌を殺せるお薬をそのトンネルの入り口に使うのです。
トンネルの入口とは
歯の神経の入口です。
もちろん
トンネルの入り口に薬を持って行くことが出来なければ薬は効きません。
その薬も日持ちしませんので吉本歯科医院で毎日作製されています。
ですので、市販されていないのです。
薬がうまく作用することができれば、
歯の神経を除けてもいない(取ってない)(殺してない)のに
不思議と痛みが和らぎます。
そして、後日痛みが和らいでいた場合には
歯の神経が生きているかどうかの検査をします。
歯髄診断装置といいます。
ビリビリとしてちょっと怖いかもしれませんが,とても大事な検査です。
痛みが和らぐ理由には二つあるのです。
一つ目は
薬がバイキンに効いて免疫が戦いに勝利した場合です。
二つ目は
残念ながらバイキンが多すぎて薬が効かなかった場合です。
戦いに敗れてしまった場合には戦うことができなくなりますので、
一時的に痛みも引きますし
熱も下がります。
確かに楽にはなるのです。
しかし、
「痛みがおさまったから、まあいいや」
と治療を中断して
放置される方が多くいらっしゃいます。
放置すると
一体口の中では何が起こるか?
そのまま放置すると
バイキンが増殖し
歯の周囲の骨を溶かし始めます。
戦いに負けてしまった場合には
早急の歯の神経治療(根管治療)が必要です。
死んでしまった神経血管を放置するとだんだんと腐って周囲の骨を溶かしてしまうのです。
骨には歯のような敏感な神経がありません。
そのため自覚症状が出にくく重症化してしまうことがあります。
歯髄診断検査は不安かもしれませんが,
次の処置内容を決める大事な検査ですので,どうぞお受けください。
吉本歯科医院には
他医院で治療を途中にしたまま放置していたところが
痛くなった
ニオイが気になるようになってきた
等いろいろなお悩みでお越しになられる患者さんがいらっしゃいます。
どの方も
治療を中断し、
腐った神経をそのまま放置しておく危険性をご存知ありません。
どうぞ知って下さい。
歯のことを。
歯の神経が一体どうなっているのか?
歯の神経を取るとどうなるのか?
そして、歯の神経を取らないといけなくなる、お痛みがでてたまらなくなるその前に
知って頂きたいと思うのです。
歯の神経治療をしないといけなくなった状態にまで
なってしまう原因を知って欲しいのです。
そもそも
歯を削るから、歯の神経にどんどん近くなって
痛みがではじめるのです。
歯を削ることを繰り返していくから
そのうち神経に近くなり
神経が痛くなり
神経を取らないいけなくなるのです。
こういった理由から、私の医院ではそもそも生きている歯を大きく削って詰める治療は
行なっていません。
そもそも歯を大きく削ってしまうから、歯の神経に近くなり、痛みが出はじめるのです。
痛みが出た時にはもう遅いのです。
歯の神経を取らないといけない末期症状にまでなっていることがほとんどです。
やむなく、神経の治療になった歯の頭は残念ですが、この写真のようにパツサリと
削り落として根だけの状態にしてから治療を行うことになります。
痛くなる前に
知って欲しいと、吉本歯科医院ではお越し下さった患者さんには
歯の構造をお伝えしています。
どうやったら歯を残すことができるのか
あの手この手で
お伝えしています。
痛くなってから駆け込んでこられ
手遅れになっている方が毎日お越しになられるから、です。
そうなる前に、知って欲しいのです。
片方噛みは絶対におやめ下さい!!
現在治療が進行中の患者さんに
何度もお伝えしていることがございます。
治療中は、普段よりも柔らかいお食事に変えて下さい。
治療がはじまりますと、治療部分では噛めないため、
治療部分の反対側の歯で噛もうとしてしまいます(片噛み)。
この片噛みにより、今度は治療していない反対側の歯が
①
割れる
②
しみる
③
痛みが出る
などの症状が出てしまう患者さんは非常に多いのです。
どうぞ治療終了まで、普段が10の硬さのお食事内容であれば、2レベルまで柔らかいお食事内容にまで下げて噛む力の調節を意識してお願い致します。
硬さの基準は
柔らかく似た雑炊や
柔らかいお豆腐などが基準です。
治療途中に、治療とは別の部分が痛みだす、割れる等が起こってしまいますと治療計画が大幅に伸びてしまう可能性がございます。
どうぞ患者の皆様のご理解とご自身のお食事内容をいまいちど意識して気をつけて下さいますようお願い申し上げます。
片方噛みが危険な理由
例えば右を治療中には、仮歯の状態であったり、応急的な処置しかなされていない場合がほとんどです。
ですから、治療していない反対側の左だけで噛もうとしてしまいます。
右で噛めないので、どうしても左だけに負担がかかります。
左では、噛めてしまうのです。
右が治療中であれば左で噛もうとします。
逆も同じです。
そうすると反対側の左にはものすごい負担が掛かってしまうのです。
両足であれば1km 2km歩けるかもしれません。
しかしながら片足ケンケンではどうでしょうか。
どんなに健康だとはいえ100mでも大変なのではないのでしょうか。
普段だったら1km 2km歩けるのに100mいや10mでも大変なのです。
つまり片足でケンケンするのと同じ、片方で噛むというのは実はすごく危険なのです。
右の歯を治療中に左の歯で噛んでいたら左の歯が欠けてきた。
左の歯が痛んできた。
左の歯がしみてきた。
これは、
よくある事なのです。
ですから
今までと同じ力で、必要な力を
左だけで噛ませるというのは非常に危険なのです。
大事なことは右を治療しているから、なるべく右に負担が掛からないようにするということが最も大事なことなのですが、次に大事なこととして左の残ってる噛める歯でも今までと同じ力ではなく、柔らかいもの、弱めのものをゆっくりと噛むということがすごく大事なのです。
そうしなければ次々次々と悪い状況に陥ってしまうのです。
ここでこう考えられる方もいらっしゃるのです。
そうすると治療の期間が長くなるわけだから不便な生活が長くなる。
だから両方一緒に治療したほうが早いのではないか、と考えるわけです。
しかしながら両方同時にすると、噛み合わせの高さの基準というところが変わってしまいますので、何を優先して治療するのか。
最終的に何が問題なのか。
何を優先して治療しなければいけないのか。
そいうところまで考えて、どういう順番で治療を進めていくのかが決まっていくのです。
単純に右と左、急いで早くということだけでは決められないのです。
どうぞこれから治療終了までは
柔らかいもの、弱めのものをゆっくりと噛む
ということにくれぐれも気をつけて下さい。