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2012.01.23生と死の狭間

こんにちは

吉本歯科医院の歯科医師、新枝誉志也です。

 

 

今回はちょっぴり暗いお話かもしれません。

 

去年の年末、僕は大学時代の友人を一人亡くしました。

 

年齢は僕よりいくつか年下です。

 

直接の死因は脳内出血でした。

 

去年夏ごろに倒れ、ずっと意識不明のまま、それでも何度も絶望的なところから復活の兆しを見せていたそうですが、結局一度も目を開けてくれることはありませんでした。

 

彼は僕と同級生で、長い長い勉強の末にやっと念願の医師になれて、希望とやる気の中、さあこれからというところだったと思います。

 

とても優秀な奴だったので、きっと5年後、10年後には第一線で、多くの患者さんを救っていたことでしょう。

 

あまりにも早すぎる、惜し過ぎる死でした。

 

彼との出会いは大学1年生の初めで、それから研修医になるまで、一緒に遊んだり、映画やカラオケに行ったり、パソコンなどに詳しい奴だったので、解らないときに助けてもらったりと、いろんな思い出がありますがいつも飄々としていて、余裕のある雰囲気を崩さない印象でした。

 

しかし、彼が倒れた後、ご家族から伺ったのですが、彼はそれまでにずっと何度も市販の薬などでは如何にもならない程の、原因不明の激しい頭痛に悩まされていたそうでした。

 

でも、そんな素振りを唯の一度も、誰にもみせませんでした。

 

家族の前ですら、絶対に弱音は吐かなかったそうです。

 

僕自身もそうですが、冗談ぽく言えるようなことなら、周りに愚痴ったり、それをネタにして話したりできますが、本当の本当にキツイとき、つらいとき、男はそれを周りには言えません。

 

やっぱりかっこ悪いから、弱みを見せるみたいでどうしても言えません。

 

でも、言えなくても、隠してるつもりでも、どこかしらしぐさや、雰囲気から周囲にばれそうになってしまうもので、それをどれだけ周りに気づかれないよう振舞えるかがその人の度量だと僕は思うのですが、そういう意味で、彼の度量は本当に尊敬にあたるものでした。

 

同時に、ずっと一緒にいたわけではないとはいえ、出会って8年近く、一度も気付いてやれなかった自分がとても申し訳なく思いました。

 

昔、どこかで、

「地球上では一秒間に約2人死んでるんだ。」

といった事をきいたことがあります。

 

また、これまたどこかで、

「人間は80歳くらいまで生きるとしたら、3万日足らずしか生きられない。」

と言われたこともありました。

 

その計算で行くなら、今30歳の僕はあと50年で80歳なので、 50年×365日=18250日くらい生きられるということになるのでしょうか。

 

これが多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれだと思いますが、正直僕はどっちの話もいまいちピンときませんでした。

 

僕だけじゃなく、多くの若い人は、頭では事実として、「いつか死ぬ時が来る」と知ってはいても、その実感がないために、その瞬間にも死に向かってカウントダウンは続いていることに気づかないでいるのではないでしょうか。そして、そのカウントダウンは、時に非情にも、突然0になったりすることがある事も・・・。

 

その生と死の狭間は、確かに50年以上後に訪れるかもしれませんが、そうあって欲しいですが、明日事故にあったり、転んで打ち所が悪かったりして、急に訪れてしまう可能性も0ではないのです。

 

今回の友人の早すぎる死は、普段あまり考えることもなかったその事実を、実感として僕に教えてくれました。

 

その実感は、それなりに頑張って生きてきたつもりでいたけど、今もし死んだら、やり残したことや、したかったこと、山ほど残ってしまうな、きっと後悔するだろうな・・・日々を漫然と過ごしてはもったいないな・・・いろいろと考えさせられました。

 

そして、恋愛などではよく言われますが、「本当に大切なものは、失って初めて気づく」というのは、人生や時間に対しても言えることで、僕は彼のおかげで、この大切なことに、失う前に気づかせてもらいました。

 

人間は良くも悪くも忘れていく生き物です。

ですが、せっかく気づけたこの事をしっかり肝に銘じ、彼との想い出と一緒にしっかり覚えていようと思います。

 

皆さんも一日一日を高いQOLで、できるだけ納得のいくように、大切にお過ごしくださいね。歯医者としてそのお手伝いができることが出来たら、僕も嬉しいです。

2012.01.05神様のカルテ

12月10日に友人の結婚式があり、お休みをもらって京都まで行ってきました。

大学の時の友人で、テニスサークルでダブルスを組んでいた奴の結婚式でしたが、内容もとてもよく、口腔外科医らしい演出とかもあって、とても素晴らしい式でした。

・・・が、今回はその話ではなく、その道中読んでいた本についてのお話(笑)。

 

京都まで電車でいくと結構お金がかかるので、何かと入り用になる年末ですし、ちょっと節約して、フェリーで行くことにしました。

朝6時からフェリーで神戸まで4時間半かけて行き、それから1時間かけてJRで京都までの片道5.5時間コースでした。

 

僕は普段から結構本を読むのが好きな方で、大体一人旅で、時間がかかりそうなときは時間に応じて何冊かの本を買っていくことにしています。

 

薄目の単行本なら大体3~4時間で読めるので、今回は往復11時間(途中、爆睡数時間予定)で2冊くらいかな~と思い、旅行直前に本屋さんで買っていきました。

 

1冊は「陰陽師」シリーズで有名な、夢枕獏の最新刊、もう一冊を何にしようかな~と迷っていると、「神様のカルテ」という本が目に入りました

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この本、今年の夏ごろ?に映画化されたり、続編が出たりで、実は半年前位にも一度書店で見てはいたのですが、その時も迷って買わなかった本でした。

 

僕はこのような職業に就く前から、結構医療系の小説が好きでした。

一番初めに読んだのは、小学生くらいの時、当時ベストセラーになっていた、「病院で死ぬということ」という本だったと記憶しています。

 

ノンフィクションで、終末医療の現場での、死の間際の人たちの最後の生の過ごし方と、それに逃げずに向き合うDrの姿を読んで、医療というものにとてもやりがいがありそうだと、子供ながらに感動したのを今でも覚えています。

今思うと、僕が医者になろうと思ったきっかけの一つだったのかもしれません。

 

その後も「白い巨塔」や、「孤高のメス」など、いくつかの医療系小説を読みましたが、医局内の政治なども絡みながらも、どれも重厚で、命や医療に関して深く考えさせられたものでした。

 

それらに比べ、この本は背表紙の解説などを読んでも、何かちょっと物足りなそうかな??と感じ、半年前は買わなかったのですが、ほかに目ぼしそうなものもなく、手に取ってみることにしました。

 

あんまり深い内容は、これから読まれる方に気の毒ですので、割愛しますが、初めの方はは、ちょっと軽い感じで、やっぱり外したかな?と残念に思っていました。

確かに、これまで読んだ医療系小説に比べ、専門的なことはとても少なく、それよりドラマとかで喜ばれそうな人物設定や人間関係に重きを置いた感じではありましたが、最後に、ある患者さんの手紙を読んだとき、不覚にもちょっと感動してフェリーの中で一人読みながら泣いてしまいました。(乗客が少なくて、良かった良かった。男一人本読みながら泣いてるなんて、はたから見たら相当気持ち悪かったのではないでしょうか・・・。)

 

 内容についてはここで書けないのが残念ですが、一人の医師として、確かにこのDrと違って、我々歯医者は直接すぐに命と向き合うような現場ではないけれど、自分はこんな風に患者さんから思われるような診療を僕は果たしてできているのだろうか?と思うと、とても恥ずかしくなりました。

 

もちろんこれはフィクションですし、作者の都合よくは書けます。それは置いといて、忙しい中にも、ちょっとした気遣いやなんかで、「治す」ではなく「癒す」ことができるのも、医者という職業のいいところであり、大切なところなんだなと再確認しました。

 

吉本歯科医院で働き始めて8か月が過ぎ、いろいろ慣れ始めるとともに、こういった大切なところを忘れがちになっていた気がして、反省とともに、いいタイミングでいい本と巡り合えたなと思いました。

 

もし、半年前に読んでいたら、今のように感じてはいなかったかも。時々こんな風に、「心の栄養剤」となってくれるような本と巡り合うことがあり、そのたび読書ってのも悪くないなと思います。

 

前述した医療系小説たちに比べ、最後まで専門性や、重厚感はちょっとなかった気はしましたが、それだけ一般の方にとっては手を付けやすい本かもしれません。もし興味の出た方は是非読んでみてください。

また、読んだり、映画版を見たよ、という方がいたら、是非僕に一声かけてくださいね。

 

 

2011.11.01小宮山 彌太郎先生インプラントセミナー

この現世には、生きながらにして「神」と呼ばれる方々がいらっしゃいます。
それは何も、モーセのように海を割ったり、キリストのように、水の上を歩いたり、人を生き返らせたりといった奇跡を起こしたというわけではなく、それぞれの分野でパイオニアとなったり、偉大な記録を打ち立てたり、後に続く者たちの高い高い目標となっている人たちの事です。

サッカーで言うところのペレであったり、
バスケットボールで言うところのマイケルジョーダンであったり、
野球でいうところのベーブルースであったり・・・。

先週の水曜日から日曜日まで、僕は歯科界の「神」のところで多くの事を学んできました。

東京都千代田区にある、ブローネマルクオッセオインテグレーションセンターというところに行って、そこの院長、小宮山彌太郎先生のもとで、インプラントの正しい基礎や、考え方、そして、最も大切な心構えについて、4日間みっちりと勉強させていただきました。

この「神」、小宮山彌太郎先生は、日本に近代インプラントというものを最初に持ちこまれた方で、現在インプラント治療を行われ、快適に暮らせている患者様は、皆さん、この先生の恩恵を受けてらっしゃるといっても過言ではありません。

近代インプラントとは、スウェーデンのブローネマルク教授が様々な研究を繰り返し、チタンと骨が光学顕微鏡レベルでくっつくこと(オッセオインテグレーションと言います)を発見し、これを応用して行われているインプラント療法の事です。
これ以前にも、様々な先生方が、骨膜下インプラントや、ブレード型インプラント、また材質も様々なものを試行錯誤されていたのですが、今のような成功率を収めることはできてはいませんでした。
このブローネマルク教授は、多くの成功と失敗の中から、これならかなりの高確率でうまくいく、というしっかりとしたガイドラインのようなものを作られました。小宮山先生は、このような研究にいち早く目をつけ、スウェーデンまで実際に行って、ブローネマルク教授のチームに入り、多くを学んでこられた先生です。

ここで学ばれたことを実践し、また、後学の徒に伝えていくために作られたのが先述のブローネマルクオッセオインテグレーションセンターでした。ここでの勉強会は、あまりに貴重なので、オープンにすると人が集まりすぎてまわらない為、基本的にはシークレットコースなのですが、当医院院長小宮山彌太郎先生の弟子だったので、今回学べるチャンスをいただけたのでした。
ここで学んだことや感じたことについては、またニュースレターで何回かに分けてお伝えできたらとは思います。

多くの事を学ばせて頂きましたが、とはいえ今日明日からいきなり僕がインプラントを埋入できるかというと、まだまだ経験が必要だと思います。だから、今日明日からきゅうにぼくが大きく変わるかというとそうでもないのかもしれません。でも、ここに来なかった5年後と、今からの5年後ではきっと僕の到達しているレベルは大きく違っていると確信しています。

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 懇親会にて・・・ワインで真っ赤になってしまいました・・・

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 センターの若い先生と、勉強会にこられた先生

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iCATという会社をされ、今回CTのお話をしてくださった十河先生と

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2011.10.14広島大学歯学部生の生活 vol.1

 

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今日仕事を終えてうちに帰ると、机の上に、大きめの郵便物が置かれていました。

 

しばらくamazonでお買い物した覚えもなかった僕は、またてっきりどこぞのカタログか何かかいな?と思って危うく捨ててしまそうになりましたが、一応開けてみたら、そこにはなんと

 

「2008年度 広島大学歯学部 卒業記念アルバム」!!

 

そうです、僕の大学時代の卒業アルバムが、3年の時を超え、やっとこさ完成して送られてきたのでした。・・・捨てなくてよかった。

 

うちの大学の歯学部では、入学アルバムは大学側が他の学部と一緒に作ってくれるのですが、6年制であるため、入学時一緒だったほかの学部の方々とは卒業がずれてしまうので、伝統的に卒業アルバムは学生たちが自分たちで業者に注文して、自分たちで写真を撮り、自分たちが構成などを考えて作っていくことになっています。

 

が、僕たちの年は、歯科医師国家試験が異常に難しかったり、アルバム制作委員の人たちも研修や大学院などで大変だったりして、完成までに少しばかり時間がかかっていたのでした。制作委員の皆、ごくろうさまでした。

 

ありがとう。

 

開いてみたら、懐かしい人たちの顔や、懐かしい校舎、病院・・・。

一気に大学時代にタイムスリップしたような気分になりました。

 

そこで、「広島大学 歯学部」について書いてみようと思います。

 

吉本歯科医院に来られている患者様にも、歯学部に進学を考えられていらっしゃる方や、お子様やご親戚に歯学部に興味がある方がいらっしゃるかもしれませんし、もし何かの参考になれば幸いです。

 

入試を終えて、ピカピカの一年生になったら、まずは一年間(現在は一年半になったようです)東広島の西条といういろんな意味ですごい地に送られます。

 

ここは広島大学の医療系以外の学部の校舎があり、通称「広大 本学」と呼ばれるところですが、何がすごいって、まず、山を切り崩して作られたため、大学構内が坂だらけ、そのうえ敷地面積が全国立大学中2番目に広く、校舎から別の校舎や施設に移動するのに、歩きでは結構な時間を取られるし、僕のような方向音痴は簡単に迷子になれる、とても素敵なところです。

 

 

ここで一般教養という、高校までの勉強のおさらいや、心理学やコンピューターなどといったいろんな単位を、ほかの学部の一年生たちと一緒に取っていきます。

 

ちなみに、ここでの住居は歯学部生にとっては一年ぐらいの仮住まいのようなものなので、あんまり真剣に選ぶ必要はありませんが、先述のように、この地はもともと何もなかった山のようなところに、広島大学本学が移転してきて、それに合わせて町ごとどんどん開拓されていっているようなところなので、大学構内だけじゃなく、町中が坂だらけです

 

大学の目の前のかなり広い新築物件でも5万円台と家賃の相場は安く、下は2万円台という物件もあると聞きましたが、建物そのものよりも、その立地条件をしっかり見て決めないと、毎日の通学や、ちょっとした買い物が大変なトレーニングになってしまうことになります。

 

僕は大学入試が後期合格だったため、 入学までに時間が全くなく、ほとんど地図だけ見て家を決めたのですが、地図上にかかれた「大学まで900メートル」が、まさかほぼすべて急こう配の坂道だったとは・・・。

 

行きは自転車で一息で登りきるのは困難なので、何度も降りて押さなくてはならず、1キロ足らずに1520かかり、帰りは加速がちょっと怖いくらいですが、1~2分で帰りつける素敵なマイホームで一年を過ごしました。

 

途中から車を持って行ったので、なんとかなりましたが、主な買い物の場所もすべて坂の上の方にあったので、自転車しかなかったら近くのコンビニだけで生活する引きこもりになってしまうところでした。

 

と、大変なことばかり書きましたが、ここでの一年間は、大学生活6年間の中で、最ものどかで、自由な時間でもありました。

 

2年生からではほとんど交流の持てない他学部の人たちと仲良くなったりできるのもこの時期の大きなメリットです。

 

ほとんどの人が一人暮らしビギナーなので、友達と、洗濯や、料理や、生活の知恵を出し合って助け合いながら、少しづつ大学生活というものに馴染んでいく、そんな時期でした。

 

僕もこの時期に親のありがたみと、皺にならない洗濯物の干し方を学びました(笑)

 

次回は2年生以降の本格的に歯学部らしい生活について書いてみようかと思います。

2011.08.21痛みの解釈


皆さんは「歯医者さん」にどんなイメージをお持ちでしょうか?
きっと

・キーンという嫌な音!
・痛い!!
・とにかく怖い!!!


といったちょっとネガティブなものが多いのではないでしょうか?

 

とりわけ「痛い!!」イメージは誰にとっても嬉しいものではないでしょう。

 

 

吉本歯科にご来院の患者様には、初診の時に歯には神経が通っていることをお伝えしているかと思います。

 

この「歯の神経」、ほかの部位の神経たちとは少し変わった特性を持っています。

 

他の部位、例えばに氷を当てたら私たちは「冷たい」と感じますよね。ホッカイロを持ったら「あったかい」と感じ、こちょこちょされたら「くすぐったい」と感じるでしょう。これらはそれぞれその感覚を、各種の感覚受容器と、数種類の神経線維(神経には実はいろいろ種類があるのです)がそれぞれ感じ分けるから、同じ手でもいろんな感覚を感じられるのです

 

しかし、歯の神経は、一種類の感覚しか脳につたえません。というより、様々な感覚を一種類のある感覚として脳に伝えるのです。そう、「痛み」として。

 

虫歯で歯がしみるとき、歯が欠けてしまって、神経が近くなってしまったとき、冷たいものでも、温かいものがふれても、また、何かを噛んでも、すべて、「痛い」と感じるのです。

 

歯科治療において、歯を削るときに、多くの場合「麻酔」を行います。これは、先述の歯が治療で感じる痛みを抑えたり、歯茎の治療での痛みや出血を抑えるために行います。

 

しかし、まれにこの麻酔を行わずに治療をしなければならないことがあります。


それは、神経が生きているか、死んでいるかをその痛みからしか判断できないときです。吉本歯科では、歯の神経の生死が解らないとき、まずは「電気診」といって、歯に弱い電気を流すことで、何かを感じるなら「生きている」と判断し、可能な限りその神経を残せるような治療方針をとることにしています。

 

しかし、この「電気診」で反応がなくても、必ずしも神経が「死んでいる」とは言い切れないのです。「電気診」には反応できないぐらいに弱ってはいるかもしれないけれど、まだ「いきている」こともあるのです。

神経が「死んでいる」歯は、何もしないでおくと、その後歯より下の骨や歯茎によくない影響を与えることがありますので、きちんとその神経を除去して、掃除してあげなくてはいけません。

 

このように、神経の生死はそのあとの治療方針に大きな差が出てきます。しかし、麻酔をしてしまうと、そのわずかに生きている神経も眠ってしまうため、わからなくなってしまします。

 

これを防ぐため、神経の生死が解らない歯に対して、初めは麻酔をせずに治療をはじめ、もし痛みを感じたら、神経は「生きている」と判断、それから麻酔をして、神経の生きている歯としての治療に切り替えていくといった診療手順を取らざるを得ないことがあるのです。

 

とはいえ、もちろん痛みは誰だって嫌なもの。できることなら感じたくないし、感じるにしても短い時間にしてほしいものです。吉本歯科医院では、患者様にお痛みを感じられる可能性が少しでもある治療を行うとき、必ず「痛かったら左手をあげて教えてくださいね」というようにしています。これは、患者様がちょっとでもお痛みを感じられたら、すぐにそこで治療を一度ストップし、麻酔を足したり、痛くない別の方法を模索するためと、「痛い」と口で言われると、口の中に器具が入っていて危ないことがあるので、手で合図していただくためです。

 

僕も小さいころ、知り合いのおじさんから、
「痛かったらてをあげておしえてねー」って言われて、痛くて手をあげたら、「はい、我慢してねー」って手を抑えれれたわ~。やけん、歯医者ってのは怖いところやぞ~。
と脅された思い出があります。そのおじさんの話は、子供相手の面白半分だった気もしますが、少なくとも吉本歯科ではこのようなことはまずありませんのでご安心を(笑)

 

僕もできることなら、吉本歯科にいらっしゃる患者様たちには、冒頭のようなネガティブイメージを払拭して頂けるように、可能な限り無痛治療ができるように、頑張れたらなと思います。
・・・キーンという音は・・・耳栓でもしてもらいましょうか(笑)

2011.08.16患者様との出会い 其ノ一 ~心金堂 小山良造様~

「出会い」・・・あなたはこれまでにどんな「出会い」を体験されましたか?

 

最高の異性との出会い・・・

人生を変えるような師との出会い・・・

いい仕事ができるビジネスパートナーとの出会い・・・

出産による我が子との出会い・・・

 

こういった素晴らしい出会いは誰しもきっと一生忘れないでしょう。

 

僕自身も忘れられない「出会い」がいくらかはありますし、きっと皆さんも、そんな「出会い」が忘れられないからこそ、更なる「出会い」を求めていたりするのではないでしょうか。

 

私たち吉本歯科医院には日々数十人の患者様が来院され、初めてお越しになられる患者様も、昔から来られている、今となっては当医院スタッフと、同じ病気と闘う「戦友」のようになってらっしゃる方もいらっしゃいます。

 

その中には、この間僕のブログでお話ししたような、一生忘れないような(別にプレゼントくれたからだけではありませんよ(笑))印象に残る患者様も、僕が全く診ることがなく、歯科衛生士さん達がお口のお掃除をさせて頂く患者さんもいらっしゃいます。

 

患者さんからしても、いっぱい口の中の事で悩んで、僕たち吉本歯科医院のスタッフにいっぱい話を聞いてほしい、親身になって治療してくれるDrと「出会い」たいと思われる方も、ちょっと詰め物が取れたから、時間ももったいないし、近場の歯医者でさっとつけてほしい方もいらっしゃるでしょう。

 

日々の診療をただ漫然と行っていくだけでは、よほど印象に残ったり、ほかの患者様や、知人とのかかわりがある人ぐらいとしか「出会い」と呼べる会い方はできないかもしれません。

 

でもひょっとしたら、今はそう意識していない小さな「出会い」が10年後思い返してみたら、一生忘れえないような、すばらしい「出会い」だったと、そう思える日が来るかもしれません。

 

また、日々の小さな「出会い」を大切にしていたら、これまでなら「出会い」とも認識していなかった小さな「縁」が、「出会い」と呼べるものにまで成長するかもしれません。

そして、その「出会い」が新たな「出会い」を紡いでいってくれるかも・・・。

 

そう考えたら、日々の診療も、口の中だけじゃなく、もっともっと「人を診る」ようにして、いっぱいかかわった患者様はもちろん、そうでない患者様とも「出会い」と呼べるような会い方を、そしてできれば患者様からもいいDrや病院と「出会えた」と思っていただけるようにしていけるようにしないともったいないなと思いました。

 

これまで僕のブログでは、院長やマネージャー、技工士さんの紹介などをしてきましたが、これからは時々、素敵な「出会い」をすることができた患者様の事も書いていけたらなと考えています。

 

その第一号として、今回は、先日僕が親知らずを抜歯させていただいた小山良造様のご紹介をさせていただきます。

 

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小山様は、ご家庭では男手ひとつでお子さんを育てるやさしく良き父の面と、お仕事では「心金堂」という名の、「ご仏壇のお洗濯」を専門にするお仕事をされている実業家の面をお持ちの患者様です。

もともと母性型勉強会などに出られていた方で、吉本歯科医院のスタッフとも親交はあったのですが、診療を受けられるのは今回が初めてでした。

 

まずは、吉本歯科医院の初診の流れに沿って、まず現在のお口の中の状態を診断し、どんな状態になっているかをご説明しました。

 

吉本歯科医院の初診は

    問診票に記入していただき、お悩みが何か初診カウンセリング

    レントゲンを撮らせていただき、お口の中を全体的に診させていただく

    レントゲンの見方を説明

    現在の状態や、患者様のお悩みの原因や対処法をご説明

 

ここまでをしっかり行い、患者様にご納得頂いてからでないと絶対に診療には移りません。

 

小山様の場合は、虫歯などはほとんど見つかりませんでしたが、上顎に親知らずが残っていました。

親知らずの起こす悪影響については、当医院の患者様なら必ず一度は耳にされているのではないでしょうか?忘れちゃったという方は、ニュースレターのバックナンバーで復習してくださいね(笑)

 

ということで、親知らずのご説明をしっかりさせていただき、ご納得頂いて、後日抜歯を行いました。

 

その日の夜に小山様から、

「麻酔も抜歯も全然痛くなかったし、今もほとんど腫れていないよ。」

とのメールをいただき、一安心。

これからも、何かお口のトラブルが起きたら、いつでも診させてもらおうと思っています。

 

今回の小山様は、子育てとお仕事の両立で忙しい時間をぬって治療に通ってくださいましたが、お疲れの中でも僕たちの説明に真剣に耳を貸してくださり、スタッフにも本当に気さくに接してくださいました。

 

この気さくさと真剣さがきっと子育てと仕事の両立をうまくやっていく秘訣なのでしょう。

僕も少しは見習わなくてはいけませんねぇ。

 

先述の通り、小山様はお仏壇のクリーニングという、ちょっと珍しいお仕事をされています。

 

最近ではただ掃除するだけではなく、敬老の日などに、おばあちゃんに旅行に行っていただき、その間にお孫さんと一緒におじいちゃんのお仏壇をきれいにして、祖父母孝行しよう!!といったこともされているそうです。

 

お仏壇って一度買ったらなかなか買い替えるものではないし、長く置いていたら、掃除はしていても、塗装が剥げたり、壊れたりということは避けがたいものですが、小山さんのまじめで真剣な仕事っぷりは、きっとそれらを新品同様にして、祭られている故人の方を喜ばせることでしょう。

 

小山様に、お仕事の醍醐味をお聞きしたら、

「皆さん最初は気づかない方が多いけど、実家とかにある古い仏壇のお掃除をいっしょにお手伝いさせていただくと、その中には人の生き死にとか、自分のルーツとか、その仏壇を買った人の想いとかが詰まっていて、綺麗にしている過程で、そういったものがまるでタイムカプセルみたいに出てきたりして、依頼者の方も仏壇や故人への想いが一層強くなるのを感じるんだ。そんな時、やってて良かったと感じるよ。」

とおっしゃられていました。皆さんもおうちにご仏壇がある方は小山様と一緒にこのタイムカプセルを開けてみたらいかがでしょう?

 

こんな感じで、これからも「出会えた」患者様のご紹介もしていけたらなと思います。もし「私の事書いてよ!!」という患者様がおられましたら、いつでもどうぞ!!

 

 

2011.07.24糖尿病と歯周病~母校の広島大学 西村教授の講演~

今日は週末、パーっと飲みに・・・行かずに、高松市の歯科医師会主催の講演に行ってきました。

 

題名は「糖尿病管理の一環としての歯周病管理」

 

ちょうど最近、某TVにて特集され、当医院でも患者様からご質問頂くことが増えていたトピックスでした。

 

このトピックスについては、最近歯科の分野でホットになってきていますが、実は僕はもう何年も前からこの事は知っていました。

 

なぜなら、今日の講演に来られた西村英紀教授は、この分野のスペシャリストで、僕が広島大学に在籍していたころに、岡山大学から教授として赴任された先生でした。ので、今日の内容は、もちろん新しいこともいっぱいありましたが、基本は何度も講義して頂いた事だったからです。

 

さらに、また「縁」というものを感じさせられましたが、当医院院長岡山大学大学院時代に西村教授と懇意にしていただいてたらしく、このトピックスについては何度もお話を伺って感銘をうけ、当医院の歯周病の診療方針の根幹の一つとして何年も前から据えていたとのことでした。

以前に作ったものなので、今日聞いた最新情報とは少し違うところもあるかもしれませんが、当医院の「歯周病と糖尿病」のリンクを貼っておきますので、こちらもどうぞ

 

この「縁」のおかげで、講演後院長と西村教授と3人でお話しする機会にも恵まれました。

 

さて、糖尿病」という名前はきっと何度も耳にしたことがあると思いますが、さて、どんな病気か?と聞かれたら皆さんはなんて答えますか?

 

「おしっこに糖が混ざる」
「なんか生活習慣病ってものの一つらしい」
「太ってる人がなりやすいらしい」

 

僕が大学に入る前の認識はこんなもんでした。・・・うーん。
まあ一応全部正解ですが、そんな単純なものではもちろんありません。

 

糖尿病とは、血液中の血糖値が異常に高くなる病気です。原因によって1型と2型に分けられますが、よく問題に上がる、生活習慣病の方は2型です。

 


この2型は、膵臓が作る、血糖値を下げる「インスリン」というホルモンが、肥満などのいろいろな原因から、「出ているのにその効果が効きにくい状態」に体がなってしまい、血糖値が下がりにくくなる病気です。

これだけ聞くと、血やおしっこが甘くなるのがなんか悪いの?と思われそうですが、悪いのはその先です。

長く高血糖状態が続くと、小さな血管をもろくして、ひどい場合では手足が腐ったり、失明したり、腎不全になったりと怖い症状を引き起こします。

 

治療法はいくつかありますが、その中で我々歯医者さんがお手伝いできること、それが「歯周病の治療」なのです

一見全く関係がなさそうに見えるこの「糖尿病と歯周病」ですが、重篤な歯周病の糖尿病患者が歯周病を直したら、糖尿病はある程度改善されることがあります

 

ただし、ここで一つだけ注意していただきたいことがあります

 

先述のとうり、最近はTVなどでも、「歯周病を治せば糖尿病は改善する!!」と謳っていますが、これはずべての糖尿病患者さまに言えるわけではなく、以下の条件を満たす方に限ります

それは

2型糖尿病であること(1型の方には当てはまりません)

炎症がある歯周病の患者様であること(咬合が原因など、炎症が強くない歯周病の方は当てはまりません)

です。

この条件に当てはまる患者様は、糖尿病が改善します。

 

具体的にいうと、糖尿病の重症度の判定に使われる、HbA1cという値がありますが、これは6.5%以上(JDS値では6.1%以上)で糖尿病であるひとつの基準として診るのですが、昨日の講演でいただいたデータによると、患者様によっては、最大で1%程度(個人差、歯周病の重篤度によります)も下がるそうで、1%下がったら先ほど述べた、失明のリスクが37%、手足切断のリスクが43%も下がるそうです。

 

僕たちの医院でも、問診票に「糖尿病」と書かれているのをよく目にします。
僕たちは内科医ではありませんから、糖尿病のお薬を処方したりはできませんが、歯周病の治療をさせていただくことで、一人でも失明や手足切断などから救えるなら、もしかしたらこれまでにも救えていたとしたら、僕はやっぱり歯医者って仕事は素敵だな、なってよかったなと思います。

 

今日の講演の内容について詳しく聞きたいという患者様がおられましたら、僕の記憶が新鮮なうちに聞いてくださいね(笑)

2011.07.15アンパンマンとジャムおじさん(ニュースレターサキヨミ)

皆さんは「アンパンマン」という物語ををご存知でしょうか?

このお話の主人公は言わずと知れたアンパンマンです。

彼はとっても優しくて、バイキンマンと闘ったり、困っている人を助けてくれる正義のヒーローなのですが、顔があんぱんでできていて、ここが欠けてしまったり、へこんだり、出来が悪くて焦げてしまったり、中身が粒あんから栗餡などに代わってしまうと、いつもの「元気100倍」のクオリティが保てなくなってしまいます。

 

しかし、こうなってしまわないように、また、なってしまっても必ず助けてくれる、心強い味方がいます。そうです、ジャムおじさんです。

 

彼はアンパンマンが困っていても、いつでもすぐ「元気100倍」になれるよう、パン工場で「美味しくな~れ...美味しくな~れ...」と願いを込めてパンを作っています。

 

我が吉本歯科医院のアンパンマンこと、吉本彰夫院長も優しくて、いつもお口の中のバイキンマンと闘ったり、痛みなどで困っている人を助けてはいますが、歯の治療は歯医者が削ったり、薬で菌を殺すだけでは治療が終わらないことが多々あります。 


吉本歯科に来られている患者様なら、一度は聞かれたことがあるかもしれませんが、歯科は外科の一種です。事故などで亡くなった足や手は、もとどうりにはならないので、義足や義手に置き換えなくてはならないように、歯もクラウンやブリッジ、入れ歯やインプラントなどで補ってあげなければなりません。

 

これらを歯科の専門用語で補綴物といいます。どんなにうまく歯科医師が削ったり、インプラントを埋入しても、いい補綴物が出来てこなければ、きれいな見た目にならなかったり、ぴったり合わなくて、そこからばい菌が入ったり、かみ合わせに大きな影響を与えてしまったりします。また、これらをチェアサイドで修正するのに長い時間がかかって患者様にご迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。

 

つまり、吉本アンパンマンも、いい補綴物が出来てくれないと、いつもの「100パーセント」のクオリティが保てないのです。

 

しかし、こうなってしまわないように、また、なってしまっても必ず助けてくれる、心強いジャムおじさんが吉本にもいます。アートアンドサイエンス株式会社代表の植村修作技工士です。

 

吉本歯科医院では、多くの高度なインプラント治療を行っていますが、植村ジャムおじさんは主にこのインプラント治療で大活躍してくれます。

 

例えば、吉本でよく行っている治療に、インプラントを埋入したその日から歯を入れて噛めるようにする、「即時荷重」というものがあります。この治療は午前中にインプラントを複数埋入した後、すぐに型を取り、それを技工所(工場)に持って帰ってインプラントに取り付ける仮歯を作ってもらって、夕方にはそれを患者様の口の中にセットするという治療です。

 

というと、簡単に聞こえるかもしれませんが、「インプラントを複数埋入する」事、そのあと「それらにぴったりと適合し、適切なかみ合わせを与えられる、極めて精密な仮歯を数時間で造り上げる」事、というとても難度の高い2つの作業がどちらもうまくいって初めて成功する治療です。

 

吉本アンパンマンが、オペの何週間も何か月も前からCTやレントゲンなどの情報を集め、何度も何度もシュミレーションを繰り返し、当日細心の注意を払いながらインプラントを埋入し、植村ジャムおじさんがその型を持って工場で「いい歯ができろ~...いい歯ができろ~」と願いを込めながら歯を作るのです。インプラント埋入も、仮歯の適合も、1㎜でも狂ったら大変です。埋めたインプラントをダメにしてしまうかもしれません。そんな0.1ミリの戦いを一緒に戦ってくれているのです。

 

吉本アンパンマンも植村ジャムおじさんの妥協を許さない仕事を信頼できるからこそ「100パーセント」のクオリティで治療をしていけるのです。

 

吉本歯科はアートアンドサイエンス株式会社以外にも、いくつかの頼もしい技工所さんたちにバックアップしてもらって日々円滑に診療ができています。また機会があったら他の技工所さんのことも書けたらと思います。

 

僕も、早く吉本のカレーパンマンか食パンマンになれるように頑張らなくてはいけませんねぇ。

 

※この記事はアートアンドサイエンス株式会社の許可の下、来月号のニュースレターに掲載予定です。

植村技工士の「ジャムお兄さんにして」という要求は、当医院のマネージャーの「無理があるやろ」の一声で却下されました。


 

2011.07.15吉本歯科医院との縁

僕と吉本歯科の、特に吉本院長とのちょっとだけ不思議なについて書かせてもらおうと思います。

 

僕が吉本歯科を知ったのは、ホームページからでした。多くの患者様と同じルートかもしれないですね。

僕が、「都会の病院のと間違えたかな?」と思うようなお洒落なホームページを見つけたのは、2年位前のこと。歯医者になるための国家試験の勉強に飽きて、携帯電話で、「国家試験に受かったら、どこで働こうかな、香川ってどこかいい病院とかあるのかな?」と皮算用しながら、歯科医院のホームページを検索していた時の事でした。

歯科雑誌や、論文でしか見た事のないような超高度な治療を実際に行っているという内容に、とても興味が沸いたのを覚えています。それから国試勉強の息抜きのたびに、マネージャーやカウンセラーのブログを読んだりしていました。

無事国家試験に受かり、母校の広島大学で研修医をしながらも、吉本歯科への興味は尽きず、9月にドキドキしながら見学依頼のメールを送りました。実際に見学してみると、予想以上に高度でこだわった診療にますます虜になって、3回もお邪魔させていただいたあと、今年4月から正式に仲間入りさせていただきました。

 

・・・と、ここまでなら、別に取り立てて「縁」というほどでもないじゃないかと思われるかと思います。僕も入ったその日は「憧れの職場に入れたな。」くらいにしか思っていませんでした。しかし、意外な2つの事実を、僕の歓迎会の時に知ることになるのです

一つ目は、吉本院長は実は僕の高校の大先輩であるという事でした。僕は高松一高の特別理科コースというところに行っていましたが、なんと院長はこのクラスの第一期生でした。院長の経歴はホームページに載っていましたが、大学からのものしかなかったので、思わぬ偶然にびっくりでした。

もう一つは、これは僕より父のほうが10倍びっくりしていましたが・・・院長のお母様が、父親の中学1年生の時の担任の先生で、母も国語の授業を担当していただいていたという事でした。父はこの話をした夜、あまりの偶然にちょっと興奮して眠れなかったそうです(笑)しかも、このお母様は、その学年の終わりごろに妊娠されていたらしいのですが、そのときの子が院長だったのです!!

 

僕はあの日偶然に見つけたと思っていたホームページでしたが、こんな偶然が2つも重なると、なんとなくマネージャーのブログにもよく書かれている「縁」というものはやはりあるのかなと思ってしまいます。同時にその「縁」は大切にしていかなくてはならないな、とも思いました。

きっとこれからも、吉本歯科でスタッフをはじめ、多くの患者様達といくつもの「縁」に出会い、またその「縁」が僕にさらなる「縁」をつむいでいってくれると思います。その一つ一つの有難さを忘れずに、これから歯科医師として、また人間として成長していきたいと思います。

2011.07.13改めましての自己紹介

前前回のブログにも載せましたが、吉本歯科医院のニュースレターが届いていらっしゃらない方々もいらっしゃるかと思いますので、僭越ながら、過去のニュースレターに載せた僕のコーナーの文章もここに掲載させていただきます。

まずは、自己紹介の文章から。

 

 

はじめまして、今年から吉本歯科医院の仲間入りをすることになりました、歯科医師の新枝誉志也です。

吉本院長の高度な治療を求めて通われている患者の皆様、まだまだ若輩者ですが、少しでも早く、皆様のニーズに応えられる治療ができるように、技も心も日々研鑽していくつもりです。これからの皆様一人ひとりとの出会いが僕の何よりの栄養源です。皆様のお話を聞き、お口を診せていただき、一緒に問題点を探り、治療させていただく。この一つ一つのプロセスが、どんな教科書よりも僕を成長させてくれると思います。そしてそれが患者様のQOL(生活の質)を少しでも上げる事に繋がるよう、全力でがんばっていきます。一緒にお口の中から日々の生活を豊かにしていきましょう。至らない点も多々あるかとは思いますが、どうかよろしくお願い致します。

 

さて、ご挨拶はこのあたりにして、ここからは自己紹介を少々。

 

僕は両親とも香川県出身で、香川で生まれてうどんで育った純血香川県民です。広島大学歯学部に進学し、研修までを広島県で過ごして、今年帰郷しました。高校時代の友人たちもほとんど県外で就職してしまっているので、これから改めて友達作りも頑張らなくてはいけませんね。ちなみに僕の趣味はテニス(最近できてないけど)、映画鑑賞(恋愛~SFやホラーまで何でもござれ)、絵(描くのは油絵、美術館でみるのも好き)、カラオケ・・・etcです。趣味の合いそうな方は治療中でもどんどん話しかけてくださいね(笑)

小さい頃から医学・・・というほどではありませんでしたが、"からだの不思議"のようなものに興味があり、また、自分自身が歯並びがよくなかったことがきっかけで歯学の世界を目指すようになりました。1年生くらいの頃は歯学部というのだから、歯のことだけ勉強するのかと思っていましたが、学び始めてみたら、一言に歯といっても、その構造は複雑で、一本一本に神経や血管があり、それぞれが個性的な形をしながら秩序を持って並んでいる。その周りには靱帯があり、、骨があり・・・と体中と有機的に繋がっていて、とてつもなく深い学問でした。でもそれだけに、興味は尽きないし、
一生かけて学んでいきたいと思えました。ちなみに、僕自身の矯正はこれから始めようと思っているので、今後の僕の口内変化は必見・・・かもしれませんよ。

これからの目標は、もっともっと勉強し、経験を積んで、患者様の口の"今"だけでなく、"これから"を診れるドクターになりたいです。今そこにある状態から、その病気をただ治すだけでなく、5年先、10年先にどうなっていくかを予測して最善の治療を提案できるように。そして、そこからどんな治療を選ばれるかは患者様次第ではありますが、高いレベルの治療を望まれたときに、それに応えられるよう常にストイックに自分を高め続けていきたいです。

私が吉本歯科医院を選んだのも、何度も見学させていただき、お話を聞いているうちに、吉本院長がまさしくそんな私の目標を体現されている先生だったからです。また、スタッフの皆も、それぞれ向上心とプライドを持って仕事に望んでいるのがよくわかり、それでいて雰囲気も良かった事も決め手でした。僕も初めはきっと皆の手をわずらわせる事ばかりかもしれませんが、少しでも早くこのチームに必要な人になりたいです。

ではでは、続きは吉本歯科医院で!!

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