噛み合わせ(咬み合わせ)の悪さ。マウスピース矯正にて咬合改善した患者さまの症例
交叉咬合、反対咬合の咬合不全の改善━マウスピース矯正にて治療
右下の歯の噛み合わせ(咬み合わせ)が反対になっているのが気になり来院された患者さまの症例
吉本歯科医院では、口内写真とパノラマレントゲンを撮影し、まずは顎の骨の状態まで詳しく確認しました。
写真(1)右下1本、歯の噛み合せが反対になっている
治療前
右下、糸切り歯の噛み合わせ(咬み合わせ)が上下逆になっている状態
患者さまご自身は、長年見た目が気になり、治したかったが、目立つ装置をつけるのが嫌でそのままにしてこられました。
しかし、時間が過ぎるにつれだんだんと下の歯が飛び出してきました。
正確な診断
院長の吉本の診断は以下でした
反対咬合、交差咬合いよる咬合不全(噛み合わせ(咬み合わせ)の悪さ)
反対咬合、交差咬合いよる咬合不全(噛み合わせ(咬み合わせ)の悪さ)を改善するために全顎的な矯正治療をおすすめしたところ、ブラケット(矯正装置)を装着しての矯正治療は行いたくなく、また、歯を抜かずに治療をして欲しいとのことでした。
初期治療と継続的な治療
写真(2)
上下前歯の歯と歯の間を、髪の毛数本程度少し削り細くしてマウスピース矯正にて治療。この程度の削る量であれば虫歯になりやすくなったりしみたりといったこともないので問題がありません。
写真(3)
【半年後の状態】
右の反対咬合が改善され、上下の正中のずれが0.数ミリ改善されています。
楽に口を閉じると右の糸切り歯が引っかかり、やや右に顎をずらさなければ咬めなかったのが、引っ掛かりが取れ、楽な場所で咬めるようになりました。
歯はわずかですが、常に数ミクロン単位で動き続けています。せっかくきれいに歯並びを戻してもほうっておくとまたずれてくる可能性があります。そのため、きれいになった歯並びを維持するために専用のマウスピースを作成し、装着して頂くことで、きれいな歯並びを維持していきます。
右前歯6本のマウスピース矯正
治療について
- 治療内容/右前歯6本をマウスピース矯正で歯を動かす
- 費用/上部分矯正治療費30万円(税別),下部分矯正治療費30万円(税別)
- リスク・副作用/装置によって歯に痛み・口内炎・しゃべりにくくなることがあります。長時間装着しないと歯が動きません。歯の両横を削合して隙間をつくることがあります。
- 期間/矯正治療で半年程度、装着時間が短いと治療期間が延びます
審美歯科治療(セラミックスと歯周外科を含む)におけるリスクや副作用の詳細説明
歯周外科処置と被せ物にて審美治療
歯の形、色、位置、見え方、笑った時、会話をするときに美しく見える口元を改善する治療方です。歯冠長を延長してセラミックス等の被せ物を入れることで歯の位置や見た目を改善します。
一般的には以下のようなリスクがあります。
その有無や程度は、症状や個人差によって異なります。
歯を削る
今ある歯の位置によっては、歯を大きく削ることになります。天然歯であれば神経を残した状態で被せ物が出来るか、神経を取った状態で被せ物になるかは実際に削ってみないと分りません。神経を残して被せ物となれば、しばらく冷熱痛や神経に触るような痛みを感じることがありますが被せ物が入れば数日で治まることがおおいです。
神経を取る
削る必要量が多くなれば歯に痛みがでますので神経をとることになります。神経を取れば、神経がある歯と比べると歯の強度が10分の1まで落ちます。根は残りますが歯の歯冠部分はなくなりますので人工的な土台(心棒)をいれることになります。
外科治療
見た目がいい形の歯を入れるために歯茎を切除して骨形成を行います。
外科処置となりますので、術後に腫れや痛みあざが生じる可能性があります。
いずれも個人差はありますが1週間から2週間程でおさまります。