
香川県高松市のかみ合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
「ここ、前にも治したはずなんですが……」
診療室で、私たちが本当によく聞く言葉です。
時間もお金もかけて、ちゃんと治療したはずの歯。それなのに、1年か2年すると、また同じ場所が気になり始める。そんな経験があると、「自分の歯が弱いのかな」「治療が合っていなかったのかな」と不安になりますよね。正直、がっかりするお気持ちもよく分かります。
でも、まずお伝えしたいのは、それは決して珍しいことではないということです。そしてもう一つ。多くの場合、その原因は「治療したその歯」だけにあるわけではありません。少し視点を変えて考えてみましょう。
問題は「その歯」だけじゃないかもしれません

もし問題が、悪くなった1本の歯ではなく、お口の中全体、もっと言えば体のバランスそのものにあったとしたらどうでしょうか。「また同じ歯を治療することになった」そんな経験が続くと、歯そのものが弱いのではないか、治療が合っていなかったのではないかと不安になる方も多いと思います。でも実は、そうとは限りません。歯のトラブルが繰り返される背景には、もっと大きな視点で見ないと気づけない原因が隠れていることがあります。
歯のトラブルが続く人に、実はよくある共通点

歯を何度も治療する方には、ある共通点が見られることがあります。
治療した歯がまた壊れるだけでなく、気がつくと前歯が以前より前に出てきていたり、特定の歯だけがグラグラしてきたり。中には、原因がはっきりしない頭痛や肩こり、顎の違和感を感じている方もいます。
「歯とそんな症状が関係あるの?」
そう思われるかもしれませんが、実はまったく無関係とは言い切れないのです。
噛み合わせは、歯だけの話ではありません

そのカギになるのが、噛み合わせです。
噛み合わせというと、上下の歯がきちんと当たっているかどうか、というイメージを持たれる方が多いと思います。でも、歯科で考える噛み合わせは、それだけではありません。
顎の位置、頭の重さを支えるバランス、首やその周囲の筋肉との関係。こうした要素が組み合わさって、はじめて「安定した噛み合わせ」が成り立っています。噛み合わせは、お口の中だけの問題ではなく、体全体のバランスと深く関わっているのです。
顎のズレが、知らないうちに歯へ負担をかけている

人の頭は、想像以上に重たいものです。その重さを、下顎がバランスを取りながら支えています。下顎は、頭蓋骨からぶら下がるように存在している、少し特別なパーツです。
そのため、顎の位置がほんのわずかにズレるだけでも、体は無意識にバランスを取ろうとします。首が傾き、背中や腰に負担がかかり、その結果として、特定の歯に強い力が集中してしまうことがあります。

そうなると、どれだけ丁寧に治療をしても、その歯は常に無理をさせられている状態になります。結果として、「また同じ歯が悪くなる」ということが起きてしまうのです。
大切なのは「なぜそうなったか」を全体で考えること
噛み合わせのバランスを崩す原因はいくつもあります。長年の食いしばりや歯ぎしり、舌の癖などもその一つです。その中でも、見過ごされやすく、影響が大きいのが親知らずです。

奥にある親知らずが、少しずつ前の歯を押し続けることで、歯並び全体や噛み合わせの土台が変わってしまうことがあります。
例えば、前歯が1本だけ前に出てきた場合、その歯だけを押し戻す治療をすると、一時的にはきれいに見えるかもしれません。しかし、奥から押してくる力が残ったままだと、時間が経つとまた同じことが起こります。
だからこそ大切なのは、「なぜそうなったのか」を1本の歯だけで判断せず、お口全体で考えることです。この考え方は、被せ物や詰め物だけでなく、インプラント治療のような大きな治療を考える際にも、特に重要になります。
咬み合わせ専門の吉本歯科医院としてのスタンス
吉本歯科医院では、目の前で悪くなっている歯だけを見るのではなく、「なぜその歯に負担がかかってしまったのか」をお口全体、そして体のバランスも含めて考えることを大切にしています。その場しのぎで治すのではなく、この先何年、何十年と使い続けられる状態をつくることが私たちの目標です。治療の選択肢も、一時的な見た目の回復ではなく、噛む力や噛み合わせまで含めてご説明し、納得して進めていただくことを何より重視しています。歯の治療が「繰り返すもの」にならないように、一人ひとりのお口と真剣に向き合う。それが吉本歯科医院のスタンスです。
吉本歯科医院は咬み合わせの専門歯科
吉本歯科医院の院長、吉本彰夫は「補綴(ほてつ)歯科専門医」「咬み合わせの専門医」として、咬み合わせの微妙なずれまで徹底的に診断し、最適な治療プランを提案しています。義歯治療は見た目の回復だけではなく、噛む力を取り戻し、食事を楽しみ、心から笑える毎日を支えるための大切な治療です。当院では、歯根破折・インプラントのやり直し・接着ブリッジ・顎位の再構築など、通常の歯科医院では扱えない分野を専門的に診療しています。
院長・吉本彰夫は、自ら歯根破折を経験し、噛み合わせの異常の怖さを身をもって知った歯科医師です。その体験をもとに、咬合(噛み合わせ)を軸にした治療体系を確立しています。
もし「どの治療を選べばいいのかわからない」「本当に自分に合う方法を知りたい」と迷っているなら、ぜひ一度、補綴治療の専門医にご相談ください。複数の選択肢を一緒に考え、あなたにとって最適な答えを一緒に探し出すお手伝いをいたします。あなたが再び、自分の歯で噛む幸せを感じ、笑顔に自信を持てるように――それが私たち補綴専門医の願いです。

まずはご相談を
歯は固定されたものではなく一生動き続けます。年齢とともに動き、咬み合わせの力のバランスも変わります。前歯が出てきた、歯が揺れる、その小さな違和感は「体の中の力の変化」のサインです。歯を1本単位で見るのではなく、口全体、さらに顎関節や筋肉を含めた「全体の調和」が大切です。早い段階で咬み合わせの乱れを見つけ、バランスを整えることが、自分の歯を守る最良の方法です。
吉本歯科医院では、「前歯が出てきた」「歯が動いている気がする」などのご相談を初診カウンセリングで丁寧にお伺いしています。ご予約はコチラから



