吉本歯科医院

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13 噛みあわせ



歯科治療に最も重要なのは「噛み合わせ」

さて、あなたは、噛み合わせという言葉をご存知でしょうか?

普通、「良い噛み合わせにする」と言うと、ほとんどの方が「まあ、矯正治療かな」「歯並びかな」って思われています。
または前歯がまっすぐ、上と下の歯が綺麗に並んで、そんなイメージをされるかもしれません。

私ども吉本歯科医院では、いわゆる「見た目が良い歯並び」ではなく、「本当 に良い噛み合わせとは何なのか?」という事を全身のバランスという視点で考 えており、開業以来「お口のこと」でお悩みの患者さまの治療にあたっております。

歯科の治療で最も重要なのは「噛み合わせである」、と私、吉本彰夫は開業以来患者さまにお伝えしております。

それは、虫歯治療であれ、顎関節症の治療であれ、歯を美しく見せる審美歯科治療であれ、インプラント治療であれ原理原則は同じです。

しかしこの「噛み合わせということが、最も歯の治療に大事だ」ということに全く気がついていない、そして噛み合わせを全く無視し、歯科治療の際に安易に歯を削ったり、磨り減りやすい材料で詰めたり、・・・・ということが日本中の歯科医院では普通に行なわれています。

では、噛み合わせが悪いとどんな症状が出てくるのか? これは本当に、いろいろな事が現れます。
身体に出てくる症状としては、

■頭痛がする(頭が重い)
■肩がこる
■顎が痛い
■腰がおかしい
■口が開かない
■寝た気がしない
■首が重い、痛い
■腕がしびれる

など本当にいろんな現象が出てきます。
噛み合わせと全身との因果関係を簡単にお話しますね。
噛み合わせがズレてくるとまず、顎の関節がズレてきます。
正確に申しますと、下顎(下あご)の関節がズレてきます。

下あごは人間の姿勢バランスや平衡感覚を司る重要な器官です。

下あごの関節がズレると頭を支えている首がズレます。
首がズレると首を支えている背骨がズレます。

背骨がズレますと、繋がっている肩などの諸関節が曲がってきます。
それに伴って腰椎がズレ、骨盤がズレ、股関節がズレてきます。
背骨の中には大事な神経が通っておりますので、神経系の異常が発生し、当然、ホルモン系統の異常が発生します。
つまり、人としての生態系のバランスが全てズレてしまう、とこういう話です。

ちょっと考えて頂ければ体は全て「繋がっている」ので、当たり前のことですが、残念ながら現代人は人間の体を細分化して考えてしまう思考があまりにも強く、人間としての体全体として考える、ということが苦手です。

このように考えますと、全てのことは一連の流れとして繋がっておりますので、お痛みが出ている、または症状として明らかに目に見えている部分だけを対症療法的に治療したとしても、意味がない、あるいは、将来かならず同じ問題に直面する、ということをお伝えしたいのです。

例えば、私ども吉本歯科医院には数多くのメール相談を頂くのですが、そのご相談のほとんどが実は「噛み合わせの悪さが原因だった」という場合が本当に多いんですね。

まさか、ご自分の症状が「噛み合わせの悪さ」が原因だなんて夢にも思っていないのでお伝えすると、患者さまはまずはビックリされます。

「いいや、そんなのは聞いたこともないっ!!」と反抗される患者さまもいらっ しゃいます。

しかし、その因果関係をご自身の顎の骨から全体を撮影したレントゲン写真や、ご自身の歯型を見ながらご説明させて頂きますと、ほとんどの方が「なるほど~そうだったんですね!!」と納得して下さいます。
実際にご相談に来られる内容をご紹介しますね。


「上の前歯が前に飛び出してきたのでなんとかして欲しい」といったお悩み

「上の前歯が前に飛び出してきたのでなんとかして欲しい」。といったお悩みです。

この患者さんは「上の前歯がだんだん前方に飛び出てきて口びるが閉まらなくなり、笑った時に顔がひきつって見えるのが嫌だ」と来院されました。

この噛み合わせは、一見すると、悪くないようにみえますが、本来奥歯で支えて当たるはずのない上の前歯に下の前歯が突き上げてきて、その負担が上の前歯にかかって前方に飛び出てきています。(上の前歯が出っ歯になっています)

私の診断は以下の通りです。

(1)親知らずを抜かずに放置していたことによる歯並びの崩れ
(2)過蓋咬合(かがいこうごう)。下の歯がかぶさってしまうくらい上の歯が覆いかぶさってしまっている状態になっている。
(3)楽に噛み合わせられるアゴの位置と、歯が並んでいて噛み合わせられる位置が違う。

この患者さんのような重症な症状をお持ちで全体的な治療が必要な場合には吉本歯科医院では次のような治療計画で進めます。

(1)マウスピースを作成し、三次元的にどこで噛み合わせるのが楽にかめる位置なのかを探す。

当たりが強すぎるからと安易に歯を削ると更なる噛み合わせ位置の低下を招きます。
例えばゴルフをするのに、グリーンの旗が無かったらいかがでしょうか?
プロであってもなかなかたどり着けないのではないでしょうか?
その場限りの治療を繰り返すとチグハグでガタガタな噛み合わせになっていきます。

(2)その場所に合わせて奥歯の被せ物をして噛み合わせを安定させる。

(3)下の前歯が悪化の原因であったので、被せ物をセラミックにやりかえる。

▲治療前のお写真
笑った時に歯のガタガタが目立ち、唇がゆがんで見えます。うまく上の唇が閉じられません。

▲こちらが治療後のお写真
笑った時に歯並びが自然に整って見えます。唇のゆがみもありません。
お悩みだった、「口が閉まらなくなった」という症状も改善されました。

同じようなご相談で、
「前歯がグラグラ揺れてきた」 「前歯がいきなり折れた」
といったケースもあります。

通常であれば、視覚的に見て、出ている前歯だけを引っ込めようとその部分だけを矯正治療や、被せ物のやりかえなどを行う治療計画を立てます。
しかし、吉本歯科医院でのアプローチは全く違います。

「なぜ、前歯が出てきたのか?」という問題点をまず探ります。
上の前歯が前に出てくる方の場合、多くはそのかむ相手となる下の前歯との噛み合わせが悪い、ということが、原因になっている場合が多くあります。
この場合、自分自身が楽に噛めるようになりたいという不良を補うために歯を動かしている場合があります。

表に出ている前歯を引っ込める治療を行う場合には、必ずそのかみあう相手となる下の前歯との噛み合わせをきちんと治してから主訴の治療(前歯を引っ込める)に入ります。

その根本の原因となる「噛み合わせ」を考えずに治療をはじめてしまった場合、どういうことが起こるかというと

(1)上の前歯だけを治しても、毎日咬み合う下の歯との過剰な負荷により1~2年でまた前歯が出てくる(またはもっとひどくなる)。

(2)治した前歯の根が割れて抜かなければならなくなる。抜いた後はさらに両隣の歯の神経を抜いてブリッジへと延々続きます。インプラントにした場合には今度は下の歯が磨り減ってしまう。下の歯がちびて磨り減って歯の神経を取らなければならなくなる。
インプラントが折れる割れる。インプラントを支えている骨が骨折する。と延々続きます。

(3)悪い噛み合わせで毎日かみ続けることによりさまざまな全身への不調が起こる。

といったことがよく起こります。

実際、患者さんが上の前歯の噛み合わせを調整した後、以下のようなことをおっしゃられます。

■とても体が楽になった。
■目覚めがよくなった。
■奥歯でよくものを噛めるようになった。
■目の奥の頭痛がなくなった。

特に前歯の根が折れて被せモノが外れて来院された患者さんの中には『外れて長年の苦痛から開放された』とおっしゃられる方もいます。

いろいろな歯科医院で治療され、吉本歯科医院へたどり着いた、という患者さまから、「なぜ、吉本歯科医院での治療はちゃんと治っていくのですか?」と質問されることがよくあります。

その答えは「噛み合わせをキチンとする」ということを全ての治療の基本にしているからなのです。

歯科の治療といえば、悪い部分だけを治す、または美しく見せる、ということがあまりにも最終目的とされているように思います。

しかし、噛み合わせは体全体のバランスを取る要カナメとなっていると言っても過言ではありません。

虫歯の治療でたった1本の歯をほんの数ミリ削る行為ひとつにしても噛み合わせはズレていることがあります。
そう、歯をほんの数ミリ削っただけでも、です。
噛み合わせの悪さひとつで、体のバランスは面白いほど崩れていきます。

また噛み合わせのバランスを正常に戻すだけでまっすぐ歩けなかった人がまっすぐに歩けたりもするのです。
もともとの設計が悪い訳なのですね。

噛み合わせのバランスを考えた設計をしなくては、たとえどんなに見栄えの良い材質をその部分に行ったとしても必ず故障し、将来何かしらの不具合を起こします。

家を建てる時と同じ、ですね。
設計が大事。
基礎が大事。
大黒柱が大事。

全く同じこと、です。

そういった意味で、私たち歯科医師は、お口の中で起こっていることを通して患者さまの体全体を「診る」といった視点が絶対に必要です。
吉本歯科医院では虫歯治療、審美歯科治療、インプラント治療、顎関節症の治療などあらゆる治療にこの考え方が基本としてあります。

しかし「良い噛み合わせ」とはただ単に、お口を開けて頂き、見えている部分の歯だけを診させて頂いても実際には判断が付かないのです。

歯の噛み合わせというのは、実は下顎(アゴ)の状態から考えなくてはなりません。
下顎というのは、頭蓋骨に対して固定されることなくぶら下がっているものです。

体の動きに対して体の重心を整えるための「振り子」のような役目をします。
下アゴは体の中で左右に渡ってぶら下がっている唯一の器官です。
つまりここがおかしいと全身のバランスを崩してしまう、ということが起こります。

「良い噛み合わせ」とは簡単に言いますと、下顎の関節のいい状態で上下の歯がキチンとかみ合い、また前後左右に下の顎を動かした時に、顎関節に無理な力がかかることなくスムーズに動ける状態のことを言います。

つまり下顎がちょうど「振り子」のようにスムーズに動けるようになっていることが必要です。
見た目が綺麗なだけの歯並び、そして見た目優先の「噛み合わせ」など、そんなものは私に言わせてみれば「エンジンの搭載していない車」と同じ、なのです。

車は安全にちゃんと走ってはじめて「車」なのです。
「走らない」「故障を繰り返す」「怪我をさせる」車は、良い車とは言えないのです。

「良い車」とは、歯科治療で言えば、きちんと噛める機能性(噛み合わせのバランスが取れている)ということです。
どんなに見た目がよくても、噛めない、全身の不調を引き起こす等の歯では、健康とは到底言えません。

良い噛み合わせを考慮した歯科治療を行うことで、患者さまが得るもの、それは、将来必ず起こりうるリスクを最小限に抑え、全身的な不調を引き起こす原因を取り除くことができる、ということです。

縁あって私ども吉本歯科医院に出会った患者さまには私は「ちゃんと走る車」を手に入れて頂きたい、そう考えております。 では、噛み合わせについて詳しくお話する前に、噛み合わせを構成するあなたのお口の中にある「歯」についてご一緒に考えていきたいと思います。


歯にはそれぞれ役目役割がある

あなたは、あなたのお口の中にある歯は、全部で何本あるかご存知でしょうか?
親知らずを除くと、全部で28本あります。

そして28本、すべてが「形」も「大きさ」もまったく違います。
歯は28本なんですが、その28本、1本たりとも同じ「大きさ」「形」は無いんですね。
驚きですよね?

例えば航空機事故などで遺体が痛んでいて誰が誰だかわからない、という時には身元を発見する為に、「歯の形」「レントゲン」で、個人を特定したりします。

これを法歯学と言います。
歯には、28本「形」「大きさ」がそれぞれ全く違う、、このことにどんな意味があるかお分かりになりますか?

それぞれの歯の持っている役目、役割、機能が違うと言う事です。

28本のうち、2本や3本歯が無くなった、でも噛める、いいじゃないか!と思いますよね。
もちろん噛めるかも知れない。

でもそれは、なくなった歯の代わりを代償する歯は実はどこにもないのです。
バランスが崩れてしまうのです。
両手足には20本の指があります。
どの指がなくなっても困りますよね。
神様が人間というものを本当に完璧に作り上げているんですね。(^^)

歯はおみこしのように支えられている歯が28本あるという事で、私は噛み合わせの事を「おみこし」で例えたりします。

28本、上下で14本ずつで28本、左右だと7本7本、上下左右7本ずつです。
7本7本7本7本で、28本です。

つまりおみこしで、片方に7人、片方に7人、合計14人でおみこしを支えている。
その様にお考え頂いたら良いと思います。

その14人、全員が元気な14人ではございません。
大人もいれば、子供も居ます。
大きい人もいれば、小さい人も居ます。
大きい人ばかりであれば、大丈夫かも知れませんけど、残念ながら小さい人もいる訳ですね。

さぁ、下の歯の前歯を見てみましょう。

下の歯の前歯は、小さいですね。
先が尖っていますね。根っ子は細いですね。
おみこしを支えている小さい子供だと思ってください。
根っこは1本ですよね。
ではこれを立ててみましょう。
立たないですよね(――;)

すぐ倒れます、棒みたいなものですから。
すぐ倒れちゃいます。
歯というのは、畑に大根が植わっている様に、骨の中に植わっている、もっと言い換えれば、砂の山に棒が刺さっている状態だとお考え下さい。
そこに力が加わると、簡単に棒は倒れて行きますよね。

奥歯は大黒柱と同じ

では次に奥歯を見ていきましょう。

奥歯、いわゆる6番目や7番目という表現をします。
そのうち1本の歯は6歳臼歯って言いますよね、6歳臼歯、6歳の時に生えてくる訳です。
これはものすごい役目をします・・・家で言う大黒柱です。

見てみましょうね、噛み合わせの面は臼状の形をしています。

根っ子は3本も有りました。
何かに似ていせまんか?
・ ・・カメラの三脚です。
カメラの三脚はどうでしょう?
自分で立てますよね。
カメラを支えられますよね。
つまりこの奥歯は力を支えることが出来る、その様な構造になっています。

それに対して前歯は、根っこが1本ですから、その様な力を支えることは出来ません。

つまり人間というのは、臼状の部分(奥歯)、ここで力を支え、噛む事をし、磨り潰すという事をする訳です。
では前歯は?
・・・そんな力はありません。
カメラの1脚と同じです。

前歯は一人で立つことはできない存在です。
草食動物、肉食動物、その両方を持ちえる事が出来たのが人間なんです。
奥歯で支え、奥歯で磨り潰す、しっかりと奥歯で支える。
そして前歯は、奥歯で噛んだ時当たらない、当たらないと言う事がものすごく大事なのです。


もちろん矯正治療の様に、歯を残念ながら、上下左右1本づつ抜かれた方、いらっしゃるかも知れません。

歯を抜いた場合は、もうその時点で28人が24人になっちゃっています。
4人足りないわけです。
そうすると、奥歯の人が、支えることが出来ませんので、矯正の治療をした方の中には、わざと前歯を当てる様にしている先生もいらっしゃるかも知れません。
そういう特殊な事を除くと、奥歯で支えて、前歯は当たらないって言うのはすごく大事な事なのです。

入れ歯も同じです。
前歯にはそもそも、自分で力を支える、すり潰す噛む事をする、その様な能力、そのものが無い訳ですから、その前歯で噛んでいたら何が起こるのか・・・。

当然、出っ歯になっていきます。
だんだん崩れて行きます。
歯ぐきが下がって歯が伸びたように見えます。
いきなり揺れだしてあっという間に抜け落ちてしまう場合もあります。

同じ運命を辿る事となります。
歯は、それぞれ機能が有るわけです。
奥歯は、臼状の力でもって、力を支えることが出来る。
つまり、力のあるお父さんだと思って頂いたらいいでしょう。

それに対して前歯は、細くて小さい、子供達です。
真ん中の歯は、4番目5番目、お母さんというところでしょうか。
奥歯でしっかり支える、6番目7番目の歯が無くなった途端、歯は、どんどん崩れて行く訳です。

おみこしをいつもは、14人で支えていました。
その内4人がお父さんお兄さんでした。
しかし、ある時からお父さんが1人抜け、2人抜け、最後にはお父さん4人が全員いなくなってしまった。

残った子供達やお母さんでおみこしを支えなくてはならなくなった。
そしてどんどん、その力に耐えられなくなるその重さに耐えられなくなって崩れて行く、こんなイメージです。
ドミノ倒しの様に崩れて行く訳です。

なので、バランスが必要なのです。
噛み合わせのバランス、つまり、顎のバランスが崩れる、ということは、全身のバランスをドミノ倒しのように崩していくんですね。
噛み合わせって、実はとっても重要なことなんです。
知らなかったでは済まされない重大な問題が「噛み合わせ」には隠されていることが多いんですね。


噛み合わせが悪くなる原因

噛み合わせのバランスを崩すと、全身にまでその影響が出てまいります。

吉本歯科医院には、「噛み合わせ」治療を求められ四国各地から患者さんがお越しになられていますが、実際に「噛み合わせ」が原因でどんな症状を訴えられているのかと申しますと

■平衡感覚がうまくとれずめまいやふらつきがする
■まっすぐに歩こうとしても右へ右へと歩いてしまう
■夜眠る時に、ティッシュを口に入れないと苦しくて眠れない
■首の横の筋肉が張って苦しい
■朝起きた時に、顔に噛み締めたシワの後がくっきり刻まれている
■首の後ろから頭の上の部分が痛い

など、患者さんによってお体に出てくる症状はさまざまです。

私の医院では、「噛み合わせ」のご相談にお越しになられた患者さまには、事前にどのような全身症状がでているかという項目にチェックをして頂くのですが、その項目は人によっては数十項目になってしまう方もいらっしゃいます。

では、いったい「良い噛み合わせ」ってどんなものなのでしょうか?
私、吉本彰夫が考える良い噛み合わせとは、
(1)「頭の骨」
(2)「関節」
(3)「歯の並び」
(4)「筋肉」


これら噛み合わせを構成する要素が
■全てバランスが良い状態になっている
■無理な力がかからない状況になっている

これが良い噛み合わせだと考えています。

顎の骨は、左右対称と思われるかも知れませんが、実は顎の骨って、左右対称ではない人がほとんどなのですね。
よく美人は、右と左が左右対称になっていると言われますけど、実際ほとんどの方が右と左ってちょっとずつ違うんですね。

また、上顎って言うのは、頭の骨にくっ付いていて、まったく動きません。
それに対し下顎って言うのは、顎関節と言われる場所でもって、頭からぶら~んとぶら下がっている状態です。

それが、筋肉によって閉じられるその瞬間に、無理な力がかかる状態の場合には何が起こるかと申しますと

■体のバランスが取れなくなる
■噛んだときの振動が頭に響く
■目の上のあたりが重くなる
そんな症状が出てしまうことになります。

歯には2つの大きな役割があります。
(1)ものを噛む咀嚼機能
(2)平衡感覚というバランスを司る機能
です。

特に(2)は、下顎部分を示します。
下顎は、人間の平衡感覚を司るとても重要な部分なのです。

噛み合わせが数ミリずれただけで、

■どちらか一方の肩だけが上がるような姿勢になる
■まっすぐ歩こうとしても左に左にと傾いて進んでしまう
■めまい、ふらつきが頻繁に起こるようになる

というようなことが起こります。これは実際に、吉本歯科医院へお越しになられた患者さまの口から実際に出た言葉です。

また、平衡感覚を司っていますので、当然、自律神経系にも大きく影響します。
噛み合わせでお悩みの患者さんは、同時にいろいろなお体の不定愁訴を抱えていらっしゃることが本当に多いのです。

一番多いのは「眠れない」ということです。
つまり、「不眠症」です。眠れない、という状態が3日続きますと、人間は脳の中に、不安な気持ちを誘発させるような物質が出てくる、と報告されています。

単純に考えても、「眠くて眠りたいのに眠れない、脳が休んでくれない」という状態は人間にとって地獄の苦しみです。
人間は深く眠っている時にはじめて、起きている間に傷ついた細胞を修復する機能が備わっていますので、眠れない、という状態になりますと、当然、体の免疫機能も落ちてくるわけです。


「噛み合わせ」の重要性 - 衝撃の実験症例

私の尊敬する構造医学の先生の勉強会に参加した時に、衝撃の実験症例が紹介されました。
この先生は歯医者さんではなく、お医者さんです。
私に「噛み合わせ」の重要性を教えてくれたお師匠さんのさらにお師匠さん、です。
歯科医師が扱う「歯科」という分野がどれほど人間の全身に大きな影響を及ぼしているかということを調べるための実験を行っている先生です。

生物にとって「噛み合わせ」がどれほど重要なものかを改めて感じる実験でした。
それは犬を使っての『噛み合わせ』の実験です。
2つの実験を行いました。

(1)噛み合わせを数ミリ破壊する(上下の歯を数ミリ削り落とす)
(2)補綴物を入れる(銀歯を入れる)

この2つの実験をしました。

(1)は、1週間目に、右足関節が変形し姿勢が崩れ始めました。
平衡感覚を明らかに失って真っ直ぐ歩けないようになります。
そして、目から涙が止まらなくなり、その後、数週間で死に至りました。

もっとおそろしいのは、(2)の銀歯を入れた犬、です。
1週間もしないうちに、両目の周りがヘルペスのように赤く腫れ涙を流しだします。
そして、犬は、一週間も過ぎないうちにすっかり老けた顔貌になり、同じように両足関節が曲がり、姿勢が崩れ、平衡感覚を失い、こちらは実験をしてから一週間後に死に至りました。

壮絶な実験ですが、これは事実です。

人間と犬は違いますが、自然界に生きている動物は、「自然界に不自然な行為」をほどこした場合には、その違和感に耐え切れず、即、死に至ってしまう、ということなのです。
4本足で歩いている犬にとってはここまで「噛み合わせ」が全身へ、そして生命にまで影響してしまいます。

この実験は私たち人間にとっても「知らなかったではすまされない」事実です。
たった数ミリ、いや、数ミクロン、歯を削っただけで上下の噛み合わせのバランスはいとも簡単に崩れます。

また、銀歯を入れるにしても、噛み合わせのバランスを考慮に入れずに口の中に入れてしまった場合にも同様に崩れます。
このことは、私たち歯科医師にとって、衝撃的な実験でありまた、歯科というジャンルが、どれほど、人間の体全体ということを考えた時に、大きな役割を担っているか、ということを改めて感じさせられます。

「噛み合わせをきちんとする」ということは、お感じになられていない方はまだまだ多いと思いますが、ご自身の体を守る上で、とても重要なことなんですね。


『歯並びを綺麗にする』ことが噛み合わせをきちんとすることだと思っていませんか?

ところで、みなさんは『歯並びを綺麗にすることが噛み合わせをきちんとする』ことだと思っていませんか?

私の医院にご相談に来られる患者さんの多くは、
歯並びを良くする=矯正治療=噛み合わせ改善と思っておられます。
しかし、必ずしも矯正治療をしたからといって噛み合わせが改善されるわけでは、ないのです。

見た目重視の矯正治療は、逆に噛み合わせを悪くしてしまう可能性だって潜んでいるのです。
矯正治療は「歯並びを綺麗に並べる治療する」というものですね。
子供さんがするもの、というイメージをお持ちの方がほとんどですよね。

矯正治療は成人してからでももちろん行えます。
 
しかし、矯正治療をしたのはいいんだけれども

■「なんだか顎が痛い」
■「顎がカクカクとする」
■「なんだか寝起きが悪い」
■「何年かすると歯並びが崩れてきた」

矯正治療を終えてしばらくして、そんな事を訴えられる方って実はとっても多いのです。

実際に、私の医院にも、「とにかく今すぐなんとかして欲しい」とおつらいお悩みをご相談に来られる患者さまは多くいらっしゃいます。
矯正治療をして、噛み合わせは良くなったはずなのに「顎がだるい」とか、「体の調子が悪くなった」そんなことを言われる方が本当に多くいらっしゃるんですね。

おかしいですよね。
高い治療費払って、こんな症状が出てしまうなんて・・・。

それは「噛み合わせのバランス」をちゃんと考えずに矯正治療を行ってしまうと残念ながら必ずこのようなことが起こってしまうんですね。
ですので、楽に顎を閉じられる状態の時に、関節や筋肉に無理な力がかかっているのではなく、楽に口を閉じた時に、上の歯と下の歯がしっかりと噛める状態にあることがとっても大切なのです。

しかし、ほとんどの方はそうではなくて、楽に閉じた時には、歯がその場所にはいないので、歯が有る場所でしか噛めないんですね。

例えば、
■「顎を引っ込めて噛んだり」
■「顎をずらして噛んだり」
■「こねたりして噛んでいる」

この様な方が実は多くいらっしゃいます。

ほとんどの方に「私はこうやって噛んでいる」という意識はありません。
自覚はありませんが、私の医院に来られる患者さんの多くは上記のように噛んでいます。
無意識に、です。

では、口を楽に閉じた時の噛み合わせ場所って一体どこなのでしょうか?
それは、歯があると邪魔をしますので、歯が無い状態で、顎を自由に動かせる 状況を意識的に作ってあげる、ということをします。
それによって、顎を支えている筋肉のコリをほぐしていくわけです。

具体的には「マウスピース」というものを使います。

この、「噛み合わせを探す時のマウスピース」と言うのは、歯の様にデコボコしているのでは無く、ツルンとスケートのリンクの様にツルツルした、真っ平らな状態の物を使います。素材はプラスチックです。

それによって、どこで噛んでも噛める状況にしてあげる訳です。
そして、顎の骨が楽な場所、筋肉が楽な場所へと勝手に動いていってくれます。

中にはマウスピースを外すと、朝「うまく噛みづらい」、「噛めない」と言う事をおっしゃる方がいらっしゃいます。
これはまさに、普段噛んでいる場所と、顎が楽な場所が違うと言う事なんですね。
またこのことが、顎にとって不具合の原因になっていきます。


それから、マウスピースの調整とは、そんなにすぐ出来ることではないのですね。
解剖学的に、平均何ミリのところが、「平均的に噛みあわせの良いところである」とか、「左右の骨の真ん中がいい場所である」とか、学術的にそういう理論は確かにあるんですけれども、先ほどお話した様に、顔で右と左が違う様に、「下顎の長さ」「右と左」 「角ばった所から関節までの骨の長さ(右と左)」「関節の形(右と左)」 これが個人差があって、本当にみなさん違うんですね。

まさに、人それぞれ、です。

さらに歯が磨り減ってしまって左右の骨の長さが違ってしまっている方まで いらっしゃいます。
つまり、右と左の骨の長さは、違うという事なんですね。

こういったことを全く無視して、いわゆる歯並びをとにかく美しく、上と歯と下の歯の真ん中をとにかくまっすぐに、といった見た目重視の矯正治療をしてしまうと、顎の関節はいとも簡単にズレてしまいます。

「何が何でも真ん中に(正中に)!」とおっしゃる先生も多いですが、私はそのことに対しては反対です。
真ん中(正中)を基準に考えた途端に噛み合わせのバランスは見事に崩れていくからです。

ですから、私は、真ん中を合わせると言う事に執着はいたしません。
考える基準は、「顎の状態から」スタートさせます。
「見た目」重視からスタートしてしまうと、必ず全身への故障が起こるので私はそういった治療は行いません。

歯は車と同じ、です。

車は走ってなんぼ、ですので、どんなに見た目がかっこよくてピカピカでも、故障を繰り返したり安全に走れない車は、私は作りたくはありません。

私に関わって下さった患者さんには、「安全にちゃんと走れる車」を手に入れて頂きたいといつも考えております。

しかし、これが逆に小さいお子さんの場合だと、話は変わってきます。
小さいお子さんの間は、関節がまだ作られる成長過程にありますから、逆にこの場合は、真ん中を合わせようとしてあげれば、それに伴って、関節が状態に適応していく、ということになります。

そういった治療がお子様に限っては、正中に合わせることはできます。
※お子様の治療に関しては別途ご質問下さいね。

さて、少し話しを戻りますね。
マウスピースを付けていただくと、「噛み合わせ」がズレます。
ズレると申しますか、アゴが本来の位置に戻ろう戻ろうとします。

「顎の骨」「関節」「筋肉」の楽な場所に戻ろうとします。
これは人間の持つ自然な性質です。
なのでその場所では、「噛みづらい」と言う状況が起こります。

でも、心配しないで下さい。
ほとんど、8割、9割の方はマウスピースを外して、30分、1時間もすれば、また同じようにアゴがズレて食事ができる様になります。

なぜだと思われますか?

人間って、そうやって状況に順応できるような構造になっているんですね。
人間とはそういう意味では完全な仕組みで出来上がっていると私は診療をしながら常々感動せずにはいられません。
そして、マウスピースをして、本来の場所に動いたから、そこで噛める様にすれば良いか?と、思いがちなんですけども、それだけでもないのですね。

さて、ちょっと考えてみて下さいね。
皆さんは普段お食事をされる時に、右で噛みますか?左で噛みますか?どちらのほうで良く噛まれますか?

こんな質問をされても「え?どういうこと?」と思われる方がほとんどだと思います。
実際に私も患者さんにお尋ねしますが、ほとんどの方が、「そんなこと生まれてこのかた意識したこともないです」とおっしゃられます。そうですよね(笑)

でも、ぜひ一度、お食事の時に、チェックなさってみて下さい。

右か左か、どちらか一方、かみやすい側で、噛んでいる方がほとんどだと思います。
「私は右だ」「私は左だ」と、即答される方もいます。
ちなみに私、吉本彰夫は、両方で噛んでいます。
両方で噛んでいるっていう方は、OKです。

この様に、「右で噛む」「左で噛む」、という噛み癖が、習慣として無意識に人間にはついています。
その様な噛み癖がついている場合、マウスピースをして、正しい噛み合わせの位置にすぐ直せばいいか?と思われますよね。

しかし、残念ながらこのような噛み癖で崩れている噛み合わせの場合は、治していくのにとても時間がかかります。

私の医院にはプロスポーツ選手のような方もご相談に来られるのですがそういった噛み合わせが身体の重心を支えることを身をもって体験している方が多いので、話がとてもストレートに伝わります。

例えば、テニスをしている方なら、すぐお分かりになるかと思います。

「右手」と「左手」、見比べていかがでしょうか?
筋肉の付き方、まったく違いますよね?
利き腕がラケットを持つ手が右手であれば、左手と比べて右腕の筋肉がすごく強くなっていませんか?

つまり、噛み癖も同じで、右でよく噛んでる方って、右の筋肉がすごく発達しています。
それに比べて左の筋肉は衰えてしまう。
それによって見た目も、大きく顎が曲がった様に変わってきたりするわけです。


そういう事をマウスピースを調整しながらやっていきます。

吉本歯科医院でマウスピースの調整のために通院されたご経験のおありになるかたは実感がおありになるかと思います。
調整していくことによって、だんだん左で噛める様になっていきます。
それと共に、右はそこまでの筋肉を必要としなくなりますから、右は少し筋肉の力が衰え、左の筋肉が出来る、その様になっていきます。

筋肉のバランスが取れてくるのです。

早い人ですと、1ヶ月もしない内に調整が終わる方もいらっしゃるんですが、その様に噛み癖が、非常に長期間になっている方の場合は、3ヶ月、半年と調整をしなければ、十分いい場所にまでズレを戻す事は出来ません。

ここを慌てて、急いでしまいますと、せっかく正しいと思っていた位置がまたすぐにズレてしまいます。
あわてず、焦らず、参りましょう(笑)

ですので
「十分なマウスピースの調整」
「調整する期間」
「使う時間」
「使う期間」

という条件がとても重要になってきます。

このマウスピースは、そのように使って頂くと、ものすごく楽な場所、顎を楽に閉じた場所で、歯と歯が噛み合う場所を探す事が出来るわけなのです。
そして、マウスピースで探した「最適の位置」それが、吉本歯科医院で考える良い噛み合わせの場所と、その様に考えています。

さて、噛み合せとは、微妙にズレていくものだということをどうぞ知って下さいね。
皆さんとっても驚かれます。

「え?歯が動くの?」
 はい、歯は動きます。


歯は一生動き続ける

10年前と比べてこんな症状が出ていらっしゃる方はいませんか?

■「下の歯がガタガタになってきた」
■「上の歯がガタガタになってきた」
■「動いてなかった歯が動いてきた」
■「右でしか噛めなくなってきた」
■「右で噛んでいると、右が痛くなった」
■「いつも決まった所が痛くなる」
■「いつも決まった所が虫歯になる」
■「いつも決まった所の歯がダメになる」
■「同じ所が何度も繰り返しダメになる」

これは、実際に吉本歯科医院にお悩みをご相談になられた方の生の声、です。
私、吉本彰夫の考える良い噛み合せとは、10年後も、今と変わらず同じ場所 に同じ歯があるそういう事にも着目しています。
1日1日が同じ状況であれば、10年後も同じ場所ですよね?

例えば、私はよく女性の方にお話します。
女性なら誰だっていつまでも若々しくいたいですよね。
しかし、人間は誰しも例外なく、今日というこの日より、明日の方がより「老けて」「衰えて」いってしまいます。

成長している、に対して退化していっているのです。
肉体としての機能は刻一刻と衰えています。
その衰えを少しでも食い止めるために、ありとあらゆるアンチエイジングに関することが世に出ています。

ほうっておいたら衰える一方なので、なにかしらの手を打ちたいと思うのが女性の心理ですよね。

それが、昨日とまったく同じ肌の状態を今日もというのを、毎日毎日続ける事が出来たらいかがでしょうか?
毎日毎日同じ肌のツヤを持ち続ける事が出来たならば、10年後でも同じですよね。

「あなた変わらないわね~」とか、
「昔よりもキレイになったんじゃない」
と言われるような方は、何かしらの努力をしているのでしょうね。

歯だって全く同じ、なのです。手入れをしないと、どんどん衰え退化し、状態は悪くなる一方なのです(――;)

なぜこんな事をお話するかと申し上げますと、人生の寿命は80、90歳は当たり前、今では100歳以上の人口が何万人にも達しています。
以前は、ほんの千人とか、そういう時代だったんですけど、今は100歳以上が何万人っていらっしゃいます。
つまり、平均寿命が大幅に延びていっていると言う事です。

あなたは一体何歳まで生きられるご予定ですか?
とあえてお聞きしましょう。

「もう歳だから」と言っている方でも、実は80、90歳が当たり前に寿命が延びてる時代になっているんですね。
では歯の寿命はどうでしょうか?50、60代でポロポロと抜けはじめ、60、70代で無くなっていってしまうんですね(泣)

「8020」(ハチマルニイマル) という厚生労働省が掲げている言葉があります。
80歳で20本の歯を残しましょう、ということです。
日本人で一体何人の人がこれを達成できているのかご存知でしょうか?
日本人では、80歳で残っている歯の平均はなんと、8本、なんですね!


◆歯のメインテナンスをしていない人の場合

8本では、何も噛むことはできませんね(――;)
私がなぜここまで強く、「歯を失わないで下さい!」と申し上げているか、という話をさせて下さい。

私は歯科医師として、本当に多くの患者さんと向き合ってまいりましたし、今も、日々、患者さんと向き合っています。

そんな中で、合わない、噛めない、痛い、入れ歯で死ぬほどお悩みの方は、本当に多くいらっしゃるのです。
入れ歯の苦しみは実は親しい家族や友人にも誰も打ち明けることはできません。

もちろん子どもたちには心配をかけまいと、余計に打ち明けることはできないそうです。
ですが、日々の生活に必要な「お食事」は必ずありますので、その苦しさから逃れることもできません。

長年、入れ歯でお悩みの患者さんは私にこのように打ち明けて下さいました。

「吉本先生ね、入れ歯をするようになって、家族と一緒の食事をすることができなくなったんですよ。私だけ、柔らかい歯茎で噛み潰せるような食事のメニューを食べなくてはならない。家族と同じものを食べられないという事実に、もう生きる気力まで失ってきてしまうんですよ・・・。」と。

もういっそのこと死んでしまおうか、とここまでお悩みになる方もいらっしゃいます。

もし歯のことでお悩みで「死にたい!」なんて思った時には必ず私に電話を一本下さい。

そんな極端な!と思われるかもしれません。
それは、まだ「歯を失っていない」から、なのです。

歯は失ってはじめて、そのありがたさに気が付きます。
失うまでは、また、失ってしまう直前までは、そのありがたさに決して気が付くことはありません。

ある患者さんがこんなことをおっしゃいました。

「吉本先生、歯はまるで夫婦や家族のようですね」と。
そばにいてくれることが当たり前で、いなくなることなんて考えたこともない。
なので、意識して大事にすることなんてしない。
これを聞いて、ああ、なるほど、と私も思いました。

歯は失ってみてはじめてその大切さが身にしみる・・・そんな存在なのです。

歯は、自分の人生という寿命と比較すると、ものすごく短い寿命なんです、ということをどうぞ知って下さい。

なので「歯の位置」「歯の場所」そういったものがなるべく同じ場所でいないと、歯はどんどんと崩れていってしまい、いずれ歯は倒れ、抜けてしまうのです。
そう考えると、良い噛み合わせの状況を、今の状態で維持し続けるという事はすごく大事です。

私、吉本彰夫も、よく患者様に「良い歯並びですね、矯正されたんですか?」 そういうご質問を受けることがよくあります。
私はまったく矯正もしていなければ、生まれ持ったそのままの歯の状態であります。親しらずは抜きました。

その私でさえ、マウスピースは使用しています。

毎日使用しています。
なぜでしょう?

歯は大丈夫であっても、歯を支えている骨と言うのは、年齢と共に痩せていきます。
さらに、年を重ねていくと歯そのものの状態、つまり「歯の質」が変わってきます。

あなたは、今ご自分の歯の状態は生まれた時の歯の状態だと思いますか?
真っ白い綺麗な歯だと思われますか?
実は違うんですね。

実際は、歯の構造で見ると、表面は「エナメル質」と言う硬いもので覆われています。

中は「象牙質」そして、その奥深くに「神経」「血管」が有るんですけれども、「エナメル質」部分、1番硬い、歯で言う鎧の部分ですね。
これはもう、すり減って無くなってしまっています。
歯はあるんですけれども、歯の頭がすり減っちゃっているんです。

そうすると「象牙質」が見えてきます。
そして「象牙質」がすり減っていきます。
そうすると、硬い部分の周囲があって、中が軟らかいですから、中がすり減っていく。

■「歯の頭の中がすり減っていく」
■「歯の周囲は白いけれども、中が茶色くなってきた」
■「歯の内側から茶色く、(黒っぽく)色がでてきた」
■「虫歯ができた」

という風に表現される方もいらっしゃられますが、そこが軟らかいので、ど んどんすり減っていくんですね。

そして、それが進行すると何が起こるか。「硬い物を噛めなくなる」ということが起こります。
これはなぜかと申しますと、歯の表面がすり減って神経にどんどん近くなってくるからです。

「噛むとしみてくる」
「ズキズキしてくる」
「歯が割れる・欠ける」


こんな事が起こってきます。

歯の強度的な問題でも、残念ながら寿命に打ち勝つことは出来ない訳です。


「歯はいつ、すり減って無くなってしまうんでしょうか?」

では、ここで問題です。
「歯はいつ、すり減って無くなってしまうんでしょうか?」

食事の時でしょうか?
ほとんどの方が食事の時、しっかり噛みますから、その様にお考えになるかもしれません。

ですが食事の場合ですと、歯と歯が、上の歯と下の歯が当たっているというのは非常に短い時間です。
非常に少ない状況です。

実は、歯は、食事の時にも実際にすり減るんですけれども、それ以外にもも っとすり減る時間帯があるのです。
それは、寝ている時なのです。

寝ている時が一番恐ろしいのです。
無意識に歯軋りをしている時です。

もしかすると「私は、歯軋りなんかしていないよ」と思われるかもしれませんが、歯軋りは全員しています。
100%しています。

ただ、よく言われる一般的な「歯軋り」と言うのは病的なもの「すごく音がうるさい」とか「すごくくいしばっている」であるとか、そういった周囲の人がうるさくて気が付くもの、もしくはその痛みによって目が覚める方を指します。

しかし、実際は、ほぼ全員の方が歯軋り「磨り合わせ」とも言いますけれども、上の歯と下の歯がきちんとすり潰せる様に、すり合わせをする事によって、ぴったりと上の歯と下の歯が、当たるようになる為に、すり減っていく、そういう機能を持っています。

ですので、ほぼ100%どんな方でも夜寝ている時には、歯をすり合わせるように「歯軋り」をしています。
顎が自由に動ける様に、歯がうまくすり減っていくのです。
人間というのはそのような機能になっているんですね。

ところが、これが先ほどの「すごく音がうるさい」とか「すごくくいしばっている」といった病的な症状が出る方の場合は、どんどんすり減っていきますし、その力でもって歯が欠けたり割れたり、歯が揺れていったり、抜けていったりします。

年齢がお若い方であっても関係はありません。
ですので、それをくい止める必要があるのです。
歯がすり減っていく時と言うのは、意識がありませんから、皆さん「僕はやってるよ」「私はやってるよ」なんて意識はありません。

食事の時はどうでしょうか?
硬いものを噛んだ時、石を噛んだ時、「痛い!」と思うわけです。
なので意識して、噛むのをやめます。

しかし、寝ている時は容赦なくやる訳です。
ガンガンガン! ギリギリギリ!
容赦なく、です。

その時が1番怖いのです。
そこで、吉本歯科医院では、歯を失わないために「マウスピース」を使用して頂きます。
ではマウスピース、これを付けるとどうなると思いますか?

マウスピースがすり減っていきます。

あなたの歯の代わりに、マウスピースが身代わりになってすり減っていってくれます。
穴が空いていきます。
壊れていきます。
割れる方もいらっしゃいます。

患者さんの中には3ケ月もせずにマウスピースがすり減って壊れてしまう方もいらっしゃいます。

「先生、作ったばっかりなのに壊れちゃっよ~(泣)不良品??」
と言われる患者さんもいらっしゃいます(笑)

「えっ?せっかく作ったのに壊れてしまうの?」なんて思わないで下さい。
あなたの歯が壊れる代わりに、身代わりとなって壊れてくれるのです。

3ケ月で壊れたということは、それほど強い力で寝ている間に歯軋りをしているということです。
その歯のすり減りや、全身への悪影響を考えたとしたら、マウスピースが割 れてしまうことなんてなんともないことなのです。

スポーツをされている方、空手選手や、プロゴルファーの方、野球選手などは奥歯で食いしばる力が通常の方に比べ何倍もの力がかかっております。

ですので、私の医院にご相談に来られる患者さんで
■奥歯がボロボロにすり減っている
■どんないい被せ物をしてもすぐに壊れる

ということが起こりやすいのは、スポーツをされている方に多いのです。

スポーツをされる方にはお一人残らずお伝えしたいことがあります。
それは、スポーツをされていない方よりも「歯を失うリスクがとても高い」ということをお伝えしたいのです。

残念ながら、身体が資本であるスポーツ選手の方ほど、「歯」や「噛み合わせ」のことをご存知ない方が多いのです。
スポーツ選手の方のご相談は、メールにてご相談をお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせ下さいね。

このマウスピース、ご自身で使って頂いた方は分かるのですが、どんどんすり減っていきます。
穴が空いていきます。
欠けていきます。
割れていきます。
それほど、こんな硬いプラスチックがすり減ってしまうのです。

それくらい、皆さん「歯軋り」をしている訳なんですね。

お伝えしたように、70歳、80歳になった時にはほとんどの方には「エナメル質」は有りません。

歯は構造で見ると、表面は「エナメル質」と言う硬いもので覆われています。
中は「象牙質」そして、その奥深くに「神経」「血管」があります。
「エナメル質」部分、1番硬い、歯で言う鎧の部分ですね。
これはもう、すり減って無くなってしまっています。
歯はあるのですが、歯の頭がすり減るのです。

そうすると「象牙質」が見えてきます。
そして「象牙質」がすり減っていきます。
そうすると、硬い部分の周囲があって、中が軟らかいですから、中がすり減っていく。

■「歯の頭がすり減っていく」
■「歯の周囲は白いけれども、中が茶色くなってきた」
■「歯の内側から茶色く(黒っぽく)色がでてきた」

という風に表現される方もおられますが、そこが軟らかいので、どんどんすり減っていくのですね。

そして、それが進行すると何が起こるか。
「硬い物を噛めなくなる」ということが起こります。
これはなぜかと申しますと、歯の表面がすり減って神経にどんどん近くなってくるから、です。

「噛むとしみてくる」
「ズキズキしてくる」
「歯が割れる、欠ける」


こんな事が起こってきます。
歯の強度的な問題でも、残念ながら寿命に打ち勝つことは出来ない訳です。

ですので 私は、今は40代ですけれども、20代の時からマウスピースは使っています。
それによって、歯がすり減るのを遅らせるている訳です。
そうすることで、「硬いものを将来噛む事が出来る」ように考えています。

かみ合わせは、そもそもなぜ悪くなるんでしょうか?
それ以前に、「噛み合わせってそもそも変わるの?」と思われる方も多いかと思います。

「歯が動くの?」
はい、歯は動きます。

では、どのぐらいの力で歯は動くと思われますか?
歯を動かすと言えば、「矯正治療」を思い浮かべられる方もいらっしゃるかもしれません。

このページをご覧の中には、実際に矯正治療を受けられた方、いらっしゃるかも知れません。

では、実際にご自分の指で歯を押してみて、歯は動きますでしょうか?
押しててみてくださいね。

動きませんね。
歯は「強い力」だからといって動くわけではないのです。
歯は「瞬間的に強い力」が加われば、折れます。

では、どういう時に歯は動くんでしょうか?

それは「持続的な力」です。
長期間に渡ってかかる力、です。
これが、歯を動かすこととなります。
ほんの数十グラムであったとしても、持続的に力が加われば、歯は動いていってしまいます。

では、どういう事が原因で歯が動き出すと思われますか?


歯が動く大きな原因

(1)親知らず

まず、1番大きいのは「親知らず」なんですね。

親知らずに関しては、「抜く」「抜かない」と、歯科医師の中でも大きく意見が分かれます。

このページを読んで下さった患者さんの多くも、吉本歯科医院へはじめてお越しになられて「全く想定外だった!親知らずが原因だと診断された!」と驚かれた方も多くいらっしゃると思います。

「親知らずといえば、吉本歯科医院へ相談に」と言われてやってきたという患者さんも多いほどです。

それは逆にどういうことかと申しますと、いかに、どこの医院さんでも「親知らずが噛み合わせに影響を与えている」ということを指摘してこなかったか、ということなのです。
それほど、噛み合わせとは、まだまだ重要視されていない分野なのです。

吉本歯科医院へ初めてお越しになられた方で、親知らずを抜歯せずに残されている場合は私は、まずは親知らずの抜歯をおすすめしております。

親知らずに関しては、先生方によって賛否両論あります。
抜歯しなくてもよい、または抜歯するべきだ、とそれぞれです。
私の医院では、100%親知らずは抜歯をおすすめしております。

■前歯が飛び出てきた
■奥歯が痛い
■歯並びが崩れてきた
■顎がいたい
■顎がカクカクと音がする

など、親知らずが原因で起こっている症状は数えきれないほどあります。

上記のような症状が出た場合、「まさか、親知らずが原因だったなんて!」とほとんどの患者さんは驚かれます。

たとえば、「歯がグラグラしてきた、今にも折れそう」と、ご相談に来られた24歳の女性です。

口腔内写真とパノラマレントゲンを撮影し、まずは顎の骨の状態まで詳しく確認しました。

虫歯の進行により歯の根っこに膿ができ、歯の周辺の骨まで溶け出していました。

私、吉本彰夫の診断は以下の通りです。

■虫歯の進行により、歯の根っこに膿ができ、歯の周辺の骨までごっそり溶けてしまい歯がグラグラと揺れだした。
■親知らずを放置していたことにより、健全な歯を横に押し出し全体の噛み 合わせのバランスを崩し、歯並びが悪く、不自然な力で噛み続けていたため歯が揺れだした。

このような患者さんのような症状の場合、親知らずを抜いて、バランスを良い状態まで戻してやることから治療を始めなければ、どんなにいい治療したとしても、またすぐに噛み合わせが崩れてしまい早い時期に同じような症状で苦しむことになってしまうのです。

これが対症療法的な治療と対極にある全体的な治療の流れの一例です。

また、親知らずを抜いてみると、顎の症状が改善されたり奥歯の痛みが消えたりといったことが起こります。
顎関節症の症状など、スーッと消えてくる場合もあります。

これは顎の骨が親知らずがあることでスムーズに動かなかくなっていたことが原因です。
親知らずはもともと生えてくるスペースが小さいにもかかわらず、生えてきてしまいます。
となると、すぐ横の歯(健康なご自分の歯)を無理に押して出てくることがあります。

その親知らずが健全な歯並びを悪くし、かみ合わせを悪くします。
また、親知らずが斜めや真横に傾いて生えている場合は、かなり強い力で横の歯を押してきます。

そのことによってドミノ倒しのように健全な歯並びを乱し、少しの咬む力で前歯が折れてしまうことがあります。

「前歯が前に飛び出してきたので前歯を引っ込めて欲しい」といった患者さまの根本原因となるものが「親知らずを放置しておいたことによる歯並びの悪さ」というケースが少なくありません。

また、親知らずは非常に磨きにくい場所でも、あります。
どうしても磨き残しができてしまい、虫歯になりやすい、場所であります。

親知らずだけが虫歯になってくれるのならいいのですが、虫歯菌は親知らずの隣の健康な歯まで虫歯菌をうつしてくれるからとてもやっかいです。
そのような理由で 吉本歯科医院では、親知らずは抜歯をおすすめしております。

また、抜歯についてですが、歯科口腔外科で、抜歯を専門にやられている先生をご紹介しております。
いわば、抜歯のプロ、ですね。
そして、親知らずを抜いた後、本格的な吉本歯科医院での治療をお受け頂く、このような流れです。

余談ですが、吉本歯科医院に虫歯治療なり、歯周病治療なり、何かしらのお悩みでお越しになられた患者さまの多くが「親知らずが悪さをしているので抜きましょう」という話になるケースが多いです(^^;)

「虫歯で歯医者に来たのに、親知らずを指摘された」と、ビックリされる患者さまがこれほど多い歯科医院も日本全国どこを探しても吉本歯科医院くらいだと思います。
「うん、うん、私のことだわ」とうなずいていらっしゃる患者さまも多いと思います(笑)

親知らずがどれほど噛み合わせに悪影響を及ぼしているかそのことを噛み合わせの専門的な立場から痛いほど理解しているからこそ、私は患者さんにお伝えし続けております。


(2)舌

次に、舌ですね。

舌の力、これも噛み合わせに対してすごく影響を及ぼします。
ほとんどの方は、矯正治療をしなくとも、歯はいい場所に生えてきます。

なぜでしょうか?

歯は、実は自分で骨の上に立っているだけでなく、舌の「内側から外側に押す力」そして、唇や頬の「外側から内側に押す力」この力の良いバランスの所に歯は保たれています。

先ほど「矯正治療は数十グラムの力で歯を動かすことが出来る」といいましたが、舌はどのぐらいの力がかかるのでしょうか?

これはなんと、数百グラムという力です。
あっという間に歯は動いていってしまいます。

矯正治療をする際には、歯科医師が患者さんに必ずこう言います。

■「舌の訓練が必要である」
■「舌の悪い習慣を直さなければならない」


これはそういう理由からなんですね。

いくら歯並びを良くしても、矯正装置を外した途端、舌や、唇の筋肉のバランスが悪い状態のままであれば、あっと言う間に噛み合わせは崩れていってしまいます。

それはもう面白いほど崩れていきます。
「せっかく、高いお金かけて矯正したのに・・・・・」

それ程、舌は噛み合わせに影響します。


(3)歯周病

また、直接的原因としては「歯周病」です。

歯を支えている骨の厚み、骨が痩せていって支えることが出来なくなっていきます。

骨が痩せてくると歯を支えきれなくなり、当然歯がグラグラしてきますので噛み合わせがガタガタと崩れていくのです。

私は、噛み合わせをみる時、まずは患者さんの顎の状態から診察します。

顎といいますと、通常は、下顎のことを指します。
この下顎、実は人間の体においてとっても特殊な骨なんです。
この顎、右と左に繋がっているんです。

そして、頭からぶら下がっているんです。

いかがでしょうか?
あなたの体の中で左右に渡って同じ骨で、しかも、ぶら下がっている・・そんな部分が顎以外にありますでしょうか?
左右に繋がっていると言えば、例えば頭「頭蓋骨」くらいですね。

左右のバランスを、ぶら下がっていて、振り子のようにバランスを取るのが「顎」なんです。
振り子のようにバランスを取るのが「顎」振り子時計を思い浮かべてください。

振り子時計は、「右に行って」「左に行って」「右に行って」「左に行って」そうやってバランスを取ります。

また、サーカスで綱渡りをする人は、長い棒を持ちます。
左右のバランスをそれで取っているんですね。

その様にバランスを取る、という重要な役目が下顎にはあります。

「えっ、そんなに重要なの?」と驚かれるかもしれませんね。

吉本歯科医院には、スポーツを専門でお仕事にされている方もお越しになられます。

ご自身の身体能力を最大限に発揮するために噛み合わせのバランスを整えることがとても大事であるということを身をもって体験してこられているから、と皆様おっしゃられます。


例えば、空手です。

吉本歯科医院では、極真会館「空手」の「マウスガード」を作成する、四国でも数少ない歯科医院でした。

極真会館ではこの「マウスガード」と呼ばれるものを装着しなければ正式な大会に出ることはできません。

この「マウスガード」ですが、他の競技とはちょっと違う作り方をします。

「マウスガード」と言うのは、目的は、ぶつかってきた時に、その衝撃を和らげる、そういう事をイメージされるかと思いますが、それだけではなく、極真会館の場合は、噛み合わせを重視することを目的として「マウスガード」を作るのです。

普通「マウスガード」というと、上の歯に付けますので、上側の歯型だけ作るわけです。
それに対して、極真会館においては、反対側の下側の歯の型取りもします。
そしてまた、噛み合せを取ります。
それ程、極真会館では「マウスガード」という物を重視しています。

スポーツ選手にとって、噛み合わせのバランスを整えることが、自分の持てる力を最大限に発揮できる大きな要素であると考えているから、なんですね。
このことは噛み合わせの専門家としての立場から見ても「正解」です。
また試合中に、何回か外れる事があったならば、その時点で、もうその選手は退場です。

では、その極真会館では、どの様な噛み合せにしているのでしょうか?

普通の歯の噛み合せを取る時は「バイトを取る」と言います。
「バイト」と言うのは噛み合せという意味合いです。専門用語です。

通常奥の歯でしっかりと噛んだ状態です。
ふだんお食事をする時の状態の噛み合わせを記録します。
これが通常の噛み合わせです。

しかしながら、極真会館においての噛み合せは違います。
下顎を、やや前方、前下方に突き出した状態、その状態で噛み合わせの型を取ります。

なぜでしょうか?

実は、蹴りを入れる時、体がすごく不安定になります。
その時に、顎はどうなっているのか?
ちなみに、奥歯でしっかりと食いしばって、噛んだ時に、蹴りを入れると力が入らないんですね。
体がブレてしまいます。

極真会館の有力な選手を集めて、それを研究された先生がいらっしゃいます。
有能な選手が蹴りを入れる時、顎は前方に動いていっています。
ご飯を食べる時のかみ合わせの位置ではないです。
その時に最大の力が発揮されます。
またその時に、体制を崩しやすいのです。

こういった様に、顎と言うのは、体の体制を整えるのに、ものすごく大事な役割をしているという事です。
下顎の位置っていうのは、ものすごく大事なんです。
下顎が振り子のように、体の重心に対して、自由に動き、そして、体のバランス、それを取っているのです。

つまり下顎は、自由に動けなければいけないのです。

私は、いつも治療中に患者さんにこんなことを言います。
■「顎を右に動かしてください」
■「左に動かして下さい」
■「はい、左右にギリギリと動かしてください」


と、そうしますとほとんどの患者さんは「えっ?どうやって?」とキョトンとした顔をされます。
それくらい顎が動く、などとは思ってもみたことがない、ということですね。

「顎を動かす?どういう事ですか?」
「動かした事なんかない」


実際ギリギリやってみても顎は動かない、そんな方は実はたくさんいらっしゃいます。
そうすると、顎は動きたくても、動けない状態になってしまう訳です。
顎が動きたいのに、動けない状況になっているのです。

でも、顎は動きたい。
だから、無理矢理、動こうとします。
そうすると、歯がすり減っていったり、歯が動いていったりするのです。

顎は頭からぶら下がっています。
振り子の様に、右に左に前後に、自由に動けないといけないのです。
しかもその時、顎の関節に対して無理な力が加わらない事です。
筋肉に無理な力がかからない事です。

楽な状況で、無理に力を入れる事なく、顎は右に左に前後に動けなければいけません。
そのことが、噛み合わせにとって、とても重要なのです。
体の重心、バランスを整えるという事において、とても大事なのです。

顎のバランスが崩れると、それを補うかの様に「肩」や「腰」がズレていきます。
噛み合わせのバランス、つまり、顎のバランスが崩れる、ということは、全身のバランスをこのように崩していくことをご理解いただけたでしょうか。

「噛み合わせ」ですが、ポイントは

(1)歯科治療には噛み合わせが最も重要
(2)歯には28本それぞれ役目役割がある
(3)歯は動き続けている
(4)噛み合わせを悪くする原因を知る
(5)顎は自由に動けるような状態にしておかなければいけない

ということなんですね。

「噛み合わせが歯科治療には最も重要である」ということが少しご理解いただけてきたでしょうか?


本当に良い噛み合わせ

噛み合わせを基本として歯科の治療を考えていくということは、つまりは「痛いところだけを治す」「目に見えている部分のみを治療する」という対症療法的な発想とは対極にある考え方、「全体的な治療」を行う、ということです。

先日、ある建築家の先生が治療でお越しになられた時に、私が歯の構造、顎の構造、噛み合わせのバランスをお話をさせて頂いた時にこうおっしゃられました。
「ああ、建築と全く同じですね」

■構造が大事
■基礎が大事
■大黒柱が大事


基礎基本となることがどれほど重要か、また、そこを整えない限りどんなに上に良いものを乗せてもいずれは崩れてくる、ということをよくご存知の先生でいらしたので、私の話には「まったくその通りですよ」と、ストレートにご理解くださいました。

全国にもやはり、根本的な原因を突き止め全体的な治療を行い、本当に治してあげたいと頑張る先生がいらっしゃいますが、そんな先生ほど受け入れられにくいような時代です。

私は、開業当時より、「根本原因は何か?」という全体的治療を行ってまいりました。 

そしてここ数年で徐々にその考え方に共感して下さる方が増えはじめ、現在では、私の医院には「ここだけを治してくれたらいいから」という患者さまは、ほとんどお越しになられません。

それはなぜか?と申しますと、
「どこに行っても治らない」
「何度も同じ症状を繰り返す」
「噛めなくて死ぬほどつらい」

という心底歯でお悩みになられてきた患者さんには、私の言うことが本当にストレートに「ああ、そういうことなんだ」と伝わっていったからだ、と確信しています。

対症療法的な治療をすることにって患者さんが負うリスクは

(1)将来的に大きな費用を負担しなくてはならなくなる
(2)将来歯を必ず失い、噛めない食べられない、という現実に直面する
(3)対処療法をすればするほど、歯を失っていく
(4)痛い思いをする機会がどんどん増えていく

縁あって、吉本歯科医院にお越しになられた患者さんに対して私は、対症療法的な治療を行うことはしたくはありません。

あなたの症状が今、そうなってしまった原因は一体どこにあるのか?
そして、今後あなたが快適に生きていくために必要な治療は一体何なのか?

10年後も、きちんと噛め、噛み合わせのバランスが整うことにより、お体全体の体調を整えていける、そんな全体的な治療を行いたい、そう思います。

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