インプラントより接着ブリッジが適している人とは?|咬み合わせ専門 吉本歯科医院(香川県高松市)

香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。

インプラントは現代歯科治療の中でも非常に優れた選択肢ですが、すべての人に“必ずインプラントが最適”というわけではありません。むしろ、患者さんの状態によってはインプラントより接着ブリッジのほうが確実に適しているケースが存在します。この記事では、「インプラントより接着ブリッジが向いている人」を咬み合わせ専門の視点から解説します。

すべての人にインプラントが最善ではない

インプラント治療は、失われた歯を取り戻すための非常に優れた手段であり、当院も世界最高峰のシステムを採用し提供しています。

しかし、すべての人にインプラントが最善の選択肢である、というわけではありません。
当院の診療哲学は「10年後の患者さまの歯の健康を見据えて治療にあたる」ことです。この「長期的な安定」という観点から、患者様の歯と顎の状態、そして噛み合わせ(咬合)を診断した結果、インプラントよりも「接着ブリッジ(削らない治療)」を選択する方が、将来的に歯と体を守れるケースが確実に存在します。
香川県高松市の噛み合わせ専門歯科である吉本歯科医院が、「インプラントよりも接着ブリッジが向いている人」を、咬み合わせ専門医の視点から解説します。


【結論】インプラントより接着ブリッジが向いているのはこんな人

吉本歯科医院が全ての治療の基本とする「噛み合わせのバランス」 に基づき、次に挙げる条件に該当する場合、外科手術を伴わず、歯をほとんど削らない接着ブリッジ が推奨されます。

①噛み合わせ診断の結果、「今インプラントを入れると壊れる」と判定された人

強い食いしばりや歯軋り、顎位のズレ など、インプラント体に過剰な破壊的な力がかかるリスクがある場合。


②若年層(10〜30代前半)

インプラントは骨に固定されますが、若年層では顎の骨が成長途中であるため、成長しない人工物が成長する骨に固定されることでズレが生じ、噛み合わせが壊れるリスクがあります。接着ブリッジは天然歯の保存を最大限に優先し、やり直しがきく治療法です。

③ 抜歯直後や重度歯周病で骨が薄い人

インプラント埋入に十分な骨の厚みや幅がない場合、骨造成(GBRやサイナスリフト)という外科手術が必要になります。しかし、骨補填なしで無理にインプラントを埋入すると、早期にグラついたり骨が吸収したりするリスクがあります。接着ブリッジは外科手術が不要であり、体の負担が圧倒的に少ない治療法です。

④全身疾患や薬の影響で手術が難しい人

インプラント手術は、喫煙、重度の糖尿病、骨粗鬆症薬(BP剤など)の使用、高血圧などの慢性疾患がある場合、感染や治癒不良のリスクが上昇します。吉本歯科医院ではインプラント手術前に必ず血液検査や心電図検査を実施しますが、これらの検査でリスクが高いと判断された場合、外科手術ゼロの接着ブリッジが安全な選択肢となります。


⑤歯を「ほとんど削りたくない」人

従来のブリッジは、両隣の健康な歯のエナメル質(体で最も硬い部分)を大きく削る必要があり、その結果、土台にした歯が傷み、将来的に抜歯となる原因となります(ブリッジの寿命は約7年半で、ダメになった時に2本以上の歯を失うことが多い)。 一方、当院の接着ブリッジは、削る量が髪の毛1本分程度(通法の1/10)で済みます。これにより、残存歯の寿命を大幅に延命させ(50歳で抜かなければならない歯の寿命を70歳ぐらいにまで延命)、やり直しがきくという最大のメリットがあります。

インプラントより接着ブリッジが適している人とは?|咬み合わせ専門 吉本歯科医院(香川県高松市)


⑦ 前歯の単独欠損で、審美性を最優先したい人

インプラントより接着ブリッジが適している人とは?|咬み合わせ専門 吉本歯科医院(香川県高松市)

前歯のインプラントは、骨の厚みが審美性に大きく影響し、歯茎ラインの崩れが起こるリスクがあります。接着ブリッジであれば、外科手術なしで歯茎を傷つけることがなく、自然な見た目を確保しやすいという利点があります。少ししか削らないジルコニア接着ブリッジなら香川県高松市の噛み合わせ専門歯科 吉本歯科医院


インプラントより接着ブリッジが適している理由を、咬み合わせ専門医の視点で解説

吉本歯科医院が、インプラント治療を検討する前に接着ブリッジを提案するのは、治療の成功条件として「噛み合わせのバランス」を最も重要視しているためです。


1. 破壊的な力(噛み合わせの異常)から歯を守るため

インプラント治療が失敗する最大の原因の一つは、「噛み合わせのバランスを無視した治療」による、人工物への過剰な力の集中です。インプラントは顎の骨に直接固定された「ただのネジ」であり、ご自身の歯のように自己防御機能や抵抗力がありません。そのため、強い食いしばりや歯軋り、または顎位のズレによってインプラントに無理な力がかかると、インプラントが折れたり割れたり、周囲の顎骨が溶けてしまう「インプラント周囲炎」を招き、最終的に抜去に至るリスクが高まります。

噛み合わせ診断の結果、現時点で異常な力が存在する場合、インプラントにその力がかかるのを避けるために、まずは歯を削らない接着ブリッジを選択し、長期的な噛み合わせの安定を目指すことが、歯の破壊を防ぐ上で安全です。

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2. 将来的な「やり直し」を考慮した治療選択

吉本歯科医院の接着ブリッジは、両隣の歯をほとんど削らず、「やり直しがきく」のが大きな利点です。

従来のブリッジは、一度両隣の健康な歯を大きく削ってしまうと、土台にした歯がダメになった際に、さらに広範囲な治療が必要となり、抜歯へのドミノ倒しが始まります。

接着ブリッジでは、もし治療した部位が将来的に問題を起こしたとしても、削る量が少ないため、歯の根っこが残る可能性が高く、高齢になってもご自身の歯の土台を維持しやすくなります。


3.外科的なリスクの排除

インプラント手術は、健康な方がより豊かに、快適に過ごすための治療であり、命に関わる手術ではありませんが、麻酔や不整脈などの避けて通れないリスクを伴います。

骨が少ない場合は、GBR(骨再生療法)やサイナスリフト(上顎洞底挙上術)といった高度な外科手術が必要になり、期間も長くかかります。

接着ブリッジは、インプラントのような外科手術や骨造成が一切不要であり、全身への負担が圧倒的に少なく、治療期間も短縮できるため、手術自体に不安がある方や、全身疾患を持つ方にとって最良の選択となります。


【まとめ】噛み合わせ専門医による総合診断の重要性

インプラントは、適切に行えば「自分の歯のような感覚」で噛める優れた治療法です。しかし、インプラントは万能ではなく、「接着ブリッジのほうが確実に合う人」は多くいらっしゃいます。
吉本歯科医院では、患者様のお口全体、お体全体を「診た」診療計画を設計しており、抜歯後、何で補うか を迷っている方に対し、以下の点を総合的に診断します:


最後に

「診断が違えば治療が変わる」これは私が日々患者様にお話していることです。他院で「インプラントしかない」 と言われたり、骨が薄いと指摘されたり、手術に不安がある方は、まずはお気軽にご相談ください。当院は、削らない治療である接着ブリッジ も含め、患者さまにとって本当に必要な治療をご提案いたします。歯の治療は、家を建てるのと同じです。見た目だけを優先して基礎や設計(噛み合わせ)を無視すれば、必ず故障(歯の喪失やトラブル)が起こります。接着ブリッジは、大切な基礎であるご自身の歯を削らずに、将来の再建築(やり直し)を可能にする、賢明な補強策なのです。

四国の開業医で唯一の補綴歯科専門医・指導医

吉本歯科医院の院長、吉本彰夫は「補綴(ほてつ)歯科専門医」「咬み合わせの専門医」として、咬み合わせの微妙なずれまで徹底的に診断し、最適な治療プランを提案しています。義歯治療は見た目の回復だけではなく、噛む力を取り戻し、食事を楽しみ、心から笑える毎日を支えるための大切な治療です。当院では、歯根破折・インプラントのやり直し・接着ブリッジ・顎位の再構築など、通常の歯科医院では扱えない分野を専門的に診療しています。

院長・吉本彰夫は、自ら歯根破折を経験し、噛み合わせの異常の怖さを身をもって知った歯科医師です。その体験をもとに、咬合(噛み合わせ)を軸にした治療体系を確立しています。

もし「どの治療を選べばいいのかわからない」「本当に自分に合う方法を知りたい」と迷っているなら、ぜひ一度、補綴治療の専門医にご相談ください。複数の選択肢を一緒に考え、あなたにとって最適な答えを一緒に探し出すお手伝いをいたします。あなたが再び、自分の歯で噛む幸せを感じ、笑顔に自信を持てるように――それが私たち補綴専門医の願いです。

(一社)日本歯科専門医機構認定「補綴歯科専門医」|香川県高松市の咬み合わせ専門 吉本歯科医院

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