歯を1本抜いたあとの1本義歯|目立たないけれど噛むと痛いのはなぜ?【香川県高松市・咬み合わせ専門 吉本歯科医院】

【この記事のまとめ】

目立たない自費の入れ歯でも噛むと痛い理由は「歯茎が沈み込むから」です。 人間の強大な噛む力で硬い入れ歯を柔らかい歯茎に押し付けるため、下の骨に当たって痛みや圧迫感が生じます。歯がない状態や合わない入れ歯は、発音にも悪影響を及ぼします。 隙間から空気が漏れて「さ行」などの発音がしにくくなり、人前で話すお仕事などでは大きなストレスになります。痛みを避けて放置すると「連鎖崩壊(ドミノ倒し)」が始まります。 噛み合わせのバランスが崩れ、他の健康な歯に破壊的な力が集中し、次々と歯を失う原因になります。根本解決には「インプラント」と「噛み合わせの設計」が必要です。 両隣の健康な歯を削らず、顎の骨に直接固定するインプラント治療と、噛み合わせ専門医によるミリ単位の力のコントロールを行うことで、自分の歯のように痛くなく噛み、はっきりと発音できるようになります。

香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院、吉本歯科医院の院長 吉本彰夫です。「歯を1本失ってしまったけれど、両隣の健康な歯は絶対に削りたくない」 そうお考えになり、ブリッジではなく「1本義歯(部分入れ歯)」、特に金属のバネがない目立たない自費の入れ歯(ノンクラスプデンチャーなど)を選択される方は非常に多くいらっしゃいます。しかし、見た目は綺麗に仕上がっても、いざ使ってみると「痛くて噛めない」「生活に支障が出る」と深く悩まれる方がいらっしゃいます。今回は、実際に当院へご相談に来られた52歳女性の体験談をご紹介しながら、「1本義歯が噛むと痛い本当の理由」と、インプラントによる根本解決について、噛み合わせ専門医の視点から詳しく解説いたします。

【実際の体験談】見た目は完璧な入れ歯なのに、痛くて食事が楽しくない…

「左上の奥から3番目の歯を抜歯することになりました。その後、両隣の健康な歯を削ってブリッジにするのはどうしても嫌だったので、1本だけの義歯(入れ歯)を作ってもらいました。金属の針金がない目立たない自費のものだったので、見た目だけはまったく問題ありませんでした。大きく口を開けて笑っても、まったく入れ歯だと気が付かれないので、その点はすごく良かったです。

歯を1本抜いたあとの1本義歯|目立たないけれど噛むと痛いのはなぜ?【香川県高松市・咬み合わせ専門 吉本歯科医院】

しかし、実際に食事で噛むと痛いんです。強い圧迫感があります。もともと友人と食事に出かけるのが何よりの楽しみだったのですが、噛むたびに入れ歯部分が痛むので、食事がすっかり楽しくなくなってしまいました。
とはいえ、痛いからといって入れ歯を外していると、笑った時に歯がないのが丸見えになってしまいますし、隙間から空気が漏れて『さ行』の発音がうまくできません。人前で話す仕事をしているので、本当に困り果ててしまって…」


この患者さまは、「見た目の美しさ」と「健康な歯を削らないこと」を重視して自費の入れ歯を選ばれました。しかし、いざ日常生活を送ってみると、「噛むと痛い」「発音しにくい」という機能面での大きなストレスに直面されてしまったのです。最終的にこの患者さまは、当院で1本のインプラント治療をお受けになられました。現在では沈み込むような痛みや圧迫感から完全に解放され、ご友人との楽しいお食事や、人前でのお仕事も問題なく、生き生きと過ごされています。では、なぜ自費の目立たない入れ歯でも、噛むと痛くなってしまうのでしょうか?

1本義歯(目立たない入れ歯)が噛むと痛い本当の理由

「自費の高い入れ歯を作ったのに痛いのは、サイズが合っていないからだ」と思い込み、何度も調整を繰り返す方がいらっしゃいます。しかし、痛みの根本的な原因は入れ歯の形ではなく、「入れ歯の構造そのもの」にあります。

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入れ歯は、金属のバネがあろうとなかろうと、歯茎という「柔らかい肉」の上に乗せているだけの装置です。 人間の噛む力はご自身が想像している以上に強大で、女性でも100kg、男性では200kgにも及びます。柔らかいふかふかの座布団の上に正座をしたら、体重がかかった部分が深くへこんでしまいますよね。

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お口の中でも全く同じことが起きています。

硬いプラスチックなどの入れ歯で食べ物を噛むたびに、下にある柔らかい歯茎の肉が沈み込み、その奥にある硬い「顎の骨」に入れ歯が押し付けられて挟まれるため、激しい痛みや圧迫感が生じるのです。これは「入れ歯」である以上、避けては通れない宿命とも言えます。

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入れ歯が合わなくなる理由【動画で解説】

歯がないと「さ行」が発音しにくくなる理由

歯を1本抜いたあとの1本義歯|目立たないけれど噛むと痛いのはなぜ?【香川県高松市・咬み合わせ専門 吉本歯科医院】

体験談にもあったように、入れ歯を外していると「さ行」などの発音がしにくくなります。これは、歯が抜けてできた隙間から、発音する際に必要な空気が不自然に漏れてしまうためです。特に「さ行」や「た行」は、舌と歯の裏側あたりを使って音を作るため、そこに歯がないと息が抜けてしまい、不明瞭な発音になってしまいます。人前でお話をされるお仕事の方にとって、発音がうまくできないことは、お食事の痛みと同じくらい大きな精神的苦痛となります。

合わない入れ歯を使い続けることで起こる「骨の吸収」

「痛いけれど、我慢して柔らかいものだけ噛もう」と、合わない入れ歯を使い続けるのは大変危険です。
毎日のお食事のたびに歯茎をギュッギュッと圧迫し続けると、その持続的な圧力によって、歯茎の下にある顎の骨が変形し、どんどん溶けて(退縮して)やせ細っていってしまいます。

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骨が溶ければ、さらに入れ歯は合わなくなり、痛みは強くなるという悪循環に陥ります。

また、痛みを避けるために無意識に反対側の歯ばかりで噛むようになると(片側噛み)、お口全体の噛み合わせのバランスが大きく崩れます。結果として、健康だった他の歯に100kg~200kgの異常な破壊的な力が集中し、次々と歯が割れたり抜けたりする「連鎖崩壊(ドミノ倒し)」が始まってしまうのです。

歯を守るための「根本治療」とは

両隣の健康な歯を削りたくない、でも入れ歯の痛みや不便さからも解放されたい。そう願う患者さまにとって、最も有効な根本治療が「インプラント」です。院長である私自身も歯を1本失った時はインプラント一択でした。私の体験談はこちら→「歯科医師の私がインプラント治療を受けました【実体験】歯の破折→抜歯→インプラント」01 小さい力でも蓄積すると歯が割れる

インプラントは、歯茎の上に乗せるのではなく、顎の骨に直接人工の歯根(柱)をしっかり固定します。

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そのため、普通に噛んでも入れ歯のように沈み込むことがなく、歯茎が押し付けられる痛みはありません。ご自身の天然の歯があった頃と同じように噛むことができます。

ただし、インプラント治療を成功させるためには、「ただ骨にネジを埋める」だけでは不十分です。 インプラント自体は骨と完全に結合して全く動かないため、お口全体の「噛み合わせのバランス(設計図)」が少しでも狂っていると、インプラントに破壊的な力が集中し、せっかくのインプラントが折れたり抜け落ちたりしてしまいます。

吉本歯科医院では、四国の開業医では唯一の「補綴(ほてつ)歯科専門医」である院長が、0.5ミリ単位のCT解析を用い、特定の歯に過剰な力が集中しないよう、ミリ単位で緻密な「噛み合わせの設計図」を作成してから治療を行います。「目立たない入れ歯にしたけれど痛くて噛めない」「発音の漏れで仕事に支障が出ている」という方は、これ以上ご自身の骨を減らしてしまう前に、ぜひご自身の「本当のお口の状態」を知ってください。

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部分入れ歯のよくあるご質問(FAQ)

Q1. 自費の目立たない入れ歯(ノンクラスプデンチャーなど)でも痛いのはなぜですか?

A. 金属のバネがなく見た目が自然であっても、「柔らかい歯茎の上に乗せて噛む」という入れ歯本来の構造は全く同じだからです。噛むたびに強大な力で歯茎が沈み込み、下の骨を圧迫するため、何度サイズを微調整しても「強く噛んだ時の痛み」を完全に無くすことは構造上不可能です。

Q2. 痛いからといって、入れ歯を外したまま放置するとどうなりますか?

A. 抜けた隙間から空気が漏れて発音が不明瞭になるだけでなく、隣の歯が倒れ込んできたり、噛み合う相手の歯が伸びてきたりして、お口全体の噛み合わせが大きく狂います。その結果、他の健康な歯に過剰な力が集中し、次々と歯を失う「連鎖崩壊(ドミノ倒し)」の原因となります。

Q3. 1本だけインプラントにする最大のメリットは何ですか?

A. ブリッジのように両隣の健康な歯を削る必要がないことと、入れ歯のように歯茎に乗せる構造ではないため沈み込む痛みがなく、ご自身の歯のようにしっかり噛めることです。また、顎の骨に直接噛む刺激が伝わるため、顎の骨が痩せていくのを防ぐ効果もあります。

Q4. インプラントにすれば、元の自分の歯のように噛めますか?

A. はい、天然の歯に近い感覚で力強く噛むことができます。お食事中の圧迫感や痛み、外れる不安から解放され、発音のしにくさも改善されます。ただし、将来にわたって長く使い続けるためには、噛み合わせ専門医による「破壊的な力のコントロール」と定期的なメンテナンスが絶対に必要です。

Q5. インプラント治療は痛いですか?手術が怖いです。

A. 手術に対して強い不安をお持ちの方には、専任の歯科麻酔科医による「静脈内鎮静麻酔(精神鎮静法)」を併用します。点滴からお薬を入れると、うたた寝をしているようなリラックスした夢見心地の状態になり、痛みや恐怖、緊張による血圧上昇などを防ぎながら安全に手術を終えることができますのでご安心ください。

ご自身の「歯の設計図」を正しく知るために

ネットの情報やご自身の感覚だけでは、本当の骨の量や噛み合わせの狂い、そして「なぜ入れ歯が痛いのか」の根本原因は分かりません。 「目立たない入れ歯にしたけれど痛くて食事が辛い」「人前での仕事があるから発音の悩みを根本から解決したい」という方は、手遅れになって骨が溶けてしまう前に、当院の精密診断をご活用ください。まずはご自身の「本当の現状」を知るために、お気軽にご予約画面からご予約をどうぞ。

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