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2020.07.14知ったかぶり講座
日曜日は「知ったかぶり講座」でした。
会話の引き出し
効率的に増やしますって講座です。
毎回行くたびに
テッパンのネタ帳が増えていきます（＾＾）。
毎回歴史上の人物、その中でも「女性」に焦点を当てた
一回2時間の単発講座。
聞いて知った知識は
どんどん「知ったかぶってしゃべって下さい」というもの。
淀君
細川ガラシャ
額田大王
おりょう（坂本龍馬の妻）
そして
前回はデヴィ夫人（現在も活躍中）
毎回毎回、あっという間の2時間を
集ってこられる皆さまと「私はこう思う」「なるほど、こういう見方もある」と
後半は、話し合いながら
知的好奇心を刺激してもらっています。
毎回のテーマに取り上げれると
その女性のことが知りたくなり
本を読んだり
ドラマや映画を探してみたり
アンテナが勝手にはりめぐらされます。
歴史そのものの事実は
誰にも変えることはできません。
でも、「真実」はその人の解釈によって
どんな風にでも変わってしまいます。
大河ドラマを観ていても
作者なりの解釈がそこにあり、ドラマを「創作」していきます。
一人の登場人物があり
その人物を描く作者によって
登場人物の「人間像」が変わります。
作者が違えば
まったく違う人間像になってしまうんだと
思うんです。
毎回の講座でいつも思うことは
新聞やテレビで報道されることや
本に記されている◯◯年◯◯誕生って
歴史上に書かれている事実って、ありますよね。
あきらかに「事実」ではあるけれども
では、なぜそうなったのか？
とか「何が本当の原因だったのか？」
といったことまでは
わかりませんし想像の世界です。
講座の中でも
参加される方の中には
歴史に深い方もいらっしゃり
「これはこういう解釈もある」
「実は黒幕（フィクサー）はこの人だったんだ」
「善人のように歴史では書かれているが実は裏で仕組んでいた策士だったんだ」
「陰に女がいたんだ」
といった
ドラマティックな解釈が
それぞれ
飛び出してきます。
このやりとりが
講座の最高の「ごちそう」です。
こういうことって
日常でもあります。
◯◯さんは悪人だった
という歴史の解釈が記されていれば
それをそのまま鵜呑みにすれば
「◯◯さんは悪人」
というドラマが創作されます。
でも、
◯◯さんには
やはり◯◯さんの生き方があったはず。
その生き方に焦点を当て
大多数の世間とは全く違った見方をすれば
◯◯さんは良い人だった
という解釈になり
そんなドラマが創作されます。
まったく新しい解釈を知ることで
歴史の裏側にある
ドッキドキするような人間らしい心の動きが
想像することができます。
事実はたしかに、事実。
でも
解釈は人によって違い
解釈は自由なんだってことが
歴史を知る一番の面白さと醍醐味です。
学校の歴史の授業にように
正解を求めるために
知りたいのではなく
どんなドラマがあったんだろういう
その時代に生きた１人の登場人物の
心の動きが面白くてしょうがなくなる。
◯◯さんは、こんな人だ
って決めつけちゃうと
もうそこで、終わり。
それはたくさんある見方のひとつの見方かもしれない。
歴史上の人は
誰も会ったことがなく
憶測です。
もしタイムマシーンで会いに行って
インタビューさせてもらったとしても
本心を語ってくれるかどうかは、わかりません。
今だって、そうですよね？
それが本心かどうかは
誰にもわからない。
想像するって
快感です。
事実を頭で理解する
だけじゃなく
いろんな解釈を
自由勝手に想像し
遊ぶ。
ドキドキしてワクワクするから
つい、誰かに会ったら思わずしゃべっちゃう。
話し下手でも
話したいことがあれば
溢れていれば
勝手に口をついて出てきちゃいます。
現実のことだけ
事実だけ
ニュースだけ
見ていると
どんどん「想像する」って脳が
退化していくような気がします。
うんと若い頃（笑）
誰かに恋するだけで
街中の景色がピンク色に見えたり
普段は恐ろしく自己中心な自分が
恋をすることで
いきなり「誰かのために」とか思い始めたり。
それって、情報がなく
少しの想像を膨らませて
頭の中で自在に遊べていたってことだったんだなって
思います(笑）。
すぐにスマホを取り出して検索し
情報を取りこむ
その脳の回路をしばしストップし、
２時間だけは、はるか昔に生きた
一人の女性のお話に
想像を膨らませる
そんなことをしたくなるのは
年齢もありますね（笑）。
関心がおありになる方は
ぜひいらしてくださいね。
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