今日は定例ミーティングでした。

ある患者さまの事例をテーマに、カウンセラーの森下が主体となって話し合いを進めました。

カウンセラーの森下は、本当に一番患者さんのおつらい気持ちや、微妙な感情と寄り添う立場です。

感情が痛いほどわかりすぎる森下は、自分の身が痛くなることと同じくらいの気持ちで患者さんに接しています。

それは森下がスタッフみんなに話をする表情や目を見ていたら伝わってくるのです。

カウンセラーにとって、「心から共感できる」ということは、本当に重要なことだと思うし、こればかりは

知識で身に付けてできるものでもありません。

本人がどう思っているかどうかはわかりませんが、私は天職だなあとつくづく思うのです。

高度な医療になればなるほど、患者さまとの密なやり取りが必要になり、また、院長の考えを

どれだけ正確にスタッフ全員が共有できるかで、患者さまの治療に対する満足度は

大きく変わってきます。

そのためにこうやって話し合いを重ねているのですが、毎回毎回、回を重ねるごとに、話し合いの内容がどんどん深くなっていっているように感じます。

それぞれのポジションで、責任と自信ができてきた証拠、ですね。

 

また、今日は、「報告する」ということについて話し合いをしました。

つい先日の出来事で、報告が十分にできていなかったために、診療室の流れが

スムーズに運ばなかった、という出来事があり、そのことについて全員で話し合いをしました。

吉本歯科医院では、院長での指示が何よりの最優先事項です。

 

院長が、患者さんのお口の状況を判断しながら全体の患者さんの流れを考え指示を出します。

吉本歯科医院にお越しになられた患者さんは、お分かりになるかと思うのですが

私たちの診療室の中では、

「院長、失礼致します。◯◯様ですが、このように進めています」

「はい、ありがとう。」

「院長、失礼致します。◯◯様の印象が、終了しました。次は、◯◯にうつります」

「はい、ありがとう。」

といったような、院長と衛生士さん、院長とカウンセラー、院長と受付、スタッフ同士の

報告、連絡の言葉のやり取りがものすごく多い、です。

それほど、なんでも先に「院長に報告する」「マネージャーに報告する」「カウンセラーに報告する」

ということを重要視しています。

そのことによって、診療中はとてもスムーズに、違和感なく治療を進めらるのです。

もし、その「報告」がなければ、恐らく、これほどスムーズには毎日進んでいないと思います。

 

今日のミーティングでは、「報告の意味と意義」ということを学びました。

報告は進んでするものであり、上司を活用する第一歩。

困ったことが起きた場合には、先ず自分で解決することは大切、しかし、それが困難な場合は

 報告した時からそれは上司の責任となる。

 つまり、報告は自分の悩みと不安を上司に半分引き受けてもらう最上の手段。

よく報告する人は評価される

成果があったら報告しよう、ではなく報告するから成果があがる

 

いろいろ他にもありましたが、ポイントはこの4つです。

私個人としては①の上司を活用する第一歩というのが好きです(^^)

上司は、スタッフに上手に使われる、というのが理想的です。

上手に使ってよね、と思います。

また、「う~ん、この人は上手に院長を使ってるなあ・・・」と感心してしまうスタッフもいます(笑)

 

上司と部下との関係も、相互の関係ですので

上司を上手に使えることも、その人の能力です。

上司を上手に使える、ということは、上司にとっては絶対に手放したくない存在になりますので

それはもうすごい、能力です。

相手の気持ちをさきさき察し、相手の望むように動けることができればそんな人を

絶対手放したくありませんよね。

仕事と恋愛は似たものがあります(笑)

「相手は何をして欲しいのか?」

「何を求めているのか?」

を脳みその中でいつもイマジネーションできる人は、どこにいっても大丈夫だと私は思います。

だって、そんな人、ほんっとにいませんから(笑)今は。

 

今日のミーティングでも、私はみんなに話をしたのですが、「報告してくれる」ということが

上司にとって、どれほど大事なことか、ということです。

また、上司は、結果だけではなく途中経過の報告も知りたいんだ、ということです。

 

例えば、受付の樋口はやはり、吉本歯科医院の玄関口として、いわばうちの「顔」として

外部の方とのやりとりをしてくれています。

当然、私の立場からいうと、一番樋口とのやり取りが多くなります。

彼女のすごいところは、例えば私が一日か2日留守にしたとします。

すると帰ってきた時には私のデスクの上にはものすごくたくさんの「樋口からの報告事項」が

ぺたぺたと張ってくれてあります。

その内容は、私が指示していないような細かいことまで、です。

私の仕事に関わる人や事に対する連絡事項は全て報告してくれています。

途中経過ももちろんです。

本人が忘れているようなことまで報告してくれるので、そのことによって

「そうだ、そうだ、あの人に連絡しなくっちゃ」と思い出したります。

院長の机の上にも、樋口からの報告事項が同じようにペタペタと張られています。

私は、こう思っています。

樋口は、無意識にしていることかもしれませんが

「どうやったら、院長が、マネージャーが仕事がしやすいかなあ?どうかな?」ということを

推測して、「たぶん、これはマネージャーが知りたいことだろうな」ということが分かっているんだと思うのです。

だって、「こういうことをこうしてね」なんて、指示した記憶はないんですもの(笑)

まさに、かゆいところに手が届く樋口なのです。

 

こんな話をすると、院長も続いてこんな話をしてくれました。

「そういえば、杉本さんは、私に何かを見せる時は、私がみやすいようにそのページを開いて

読みやすいようにしてさっと黙って持ってきてくれるよね」と。

新人衛生士の小田も、「そうなんです!杉本さんに教えてもらいました、それを!」と。

う~ん、すごい。。。20歳そこそこ、ですよ。できすます??そんなこと?(^^・;)

うちの衛生士の杉本は、きっと吉本歯科医院では最も「自己主張をしない人」です。

しかし、黙って動く、のです。

どうやったら院長が動きやすいかな?欲しいものは何?どうアシストしたら違和感がない?

などなど、多くを語らずもくもくと動きます。

患者さんに対しては、20歳そこそことは思えぬ丁寧な言葉とゆったり落ち着いた態度で

接します。

たいしたもんだな、と思うのです。

うちの衛生士さんは、田中を筆頭に、杉本、小田、と続きます。

加島は予防を主に担当してくれています。

吉本歯科医院の中の空気で、

「報告する」

「わからないことは院長にまずは相談する」

ということを医院の中に浸透させていったまず最初は、田中、だろうなと思います。

その先輩、田中の姿を見て杉本が、その杉本の姿を見て、小田が、同じようにそのことを

背中を見せて教えていってくれたんだと思います。

今は、田中が自分で作り上げた「こうしたらチームがスムーズに動くだろう」という暗黙のルールが

すっかり診療室の中に浸透してきたなあ、と思うのです。

一番若い小田などは、とても声が大きく、遠くにいる私まで「いんちょおおおっ!!失礼しますっ!!」という体育会系ばりの元気のいい報告が聞こえてきます。

 

彼女も一年が過ぎ、どうやったら、先輩みたいにスムーズに動けるようになるんだろうということが肌でわかってきはじめたが見ててわかります。

このあたりから仕事はどんどん楽しくなっていくでしょうね。

 

ミーティングは、いいことばかりを話し合って誉めあうだけではありません。

その内容のほとんどは、「問題勃発」「トラブル」からの話し合いの方が多い、です。

ですが、そのことから逃げず、真正面から取り組んでいくことで、必ずいい方向へ向かっていきます。

私たちのミーティングを重ねていった体験から、そうとしか思えないのです。

吉本歯科医院のミーティングのキーワードは、迫ってくる問題に「立ち向かう」ということです。

たいがいは、問題が起こると、避けて通ろうとするか、自分には関係ないと、目をふさぐかしたいものです。

でも、その真逆をあえてやっていくことで、スタッフそれぞれが体験できることが変わってきます。

吉本歯科医院では、そういった風土を作りたい。

そして、吉本歯科医院で働くことによって、頭を使い、気も遣い、心も使い、どこに行っても重宝されるような人を育てたい、そう思います。(絶対、あげないけど!!笑) 

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