当院院長の文章です
あなたの虫歯は同じところが何度も虫歯になっていませんか?最新の虫歯治療(その2)に続きます。
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歯の表面にはいろんな種類があります。
①エナメル質という硬い材質の場所
②象牙質という柔らかい場所![]()
この①と②は同じように消毒はできないのです。
なぜなら硬さが違うからです。
その場所に応じて
①消毒薬の作用時間
②消毒薬の作用濃度
③消毒薬の効果
を変えなければいけないのです。
ですから市販品ではそういうちょっとした調整具合、加減、良い加減、これが微調整できないのです。
ですから私は吉本歯科医院で使っているリン酸はお手製つまり自家製なのです。
メーカーと同じ薬品から同じ作製方法で作製しています。
市販品には食品と同じように添加剤として着色剤や増粘剤などが含まれておりますから、そういう物質が私には邪魔なのです。
例えば、光沢あるピカピカの板の上にケチャップを落とした場合、
サッと軽く拭いたらきれいにケチャップが拭き取れますよね。![]()
でもじゅうたんの上にケチャップを落としたらどうでしょうか?![]()
簡単に拭いても拭き取れませんよね。
むしろじゅうたんのギザギザした部分にケチャップが深く浸透して
入り込んでしまい取れにくくなります。
これと同じ理論です。
表面をわざとギザギザした状態にすることによって、物を接着した時、
くっ付けた時に物が外れにくくなるのです。
イメージとしてはこんな感じです。![]()
つまり付ける方、付けられる方、お互いにザラザラにしてかみ合うように
はめ込むことによって外れにくくそしてザラザラの隙間に接着材が
入り込むことによって崩れにくくなるのです。
面ファスナーのマジックテープ(株式会社クラレの登録商標)を
イメージしていただくと解りやすいかもしれません。
裁縫や建築関係に携わっている方なら、すぐに納得して頂けるかと思います。
では次にザラザラそしてギザギザにするための時間です。
エナメル質は非常に硬いです。
ですからほんの少しの時間だけ薬液処理しただけでは
そういうギザギザ状態にはならないのです。
象牙質は比較的柔らかいですから一瞬にしてギザギザ状態になります。
しかし、エナメル質は硬いので30秒間の薬液処理消毒が2回必要です。
30秒間を2回???
60秒が1回でいいんじゃない?
と思われますね。
ダメなのです。
60秒を1回ではダメなんです。
30秒を2回です。![]()
これは頭をシャンプーする場合の考え方と同じです。
普段、頭を洗う時に何回シャンプーされますか?
2回洗うという方、思い出して下さい。![]()
1回目と2回目、どちらが泡立ちがいいですか?
2回目の方がよく泡立ちますよね。
1回目はまだ表面に汚れがたくさんくっついているから、です。
だから、泡があまり立たないんです。
効果が少ないのです。
シャンプーは1回という方は、通常使われている量の半分で1回目、
よく洗い流してから2回目を半分の量でシャンプーしてみてください。
いつもと、泡立ちが違うのを実感いただけるかと思います。
そういう細やかな調整の仕方をしないと歯の表面がきれいに出来ません。
そのような使い方、消毒だけではなく、表面処理などのありとあらゆる治療過程に使います。
ですので私の医院では、「はい、30秒1回目。2回目」「あと何分です!」という言葉が飛び交っています。
他の医院さんから見学に来られた歯科関係の方は
「一体何のことですか?」と必ず質問がきます。
これが虫歯治療での「リン酸」の使い方です。
そしてまた歯の根っこの治療をする時も同じです。
次回は、歯の根っこの治療をする時に吉本歯科医院ではどんな薬剤処理を行っているのか続きます。
今、治療中の患者さんは「あ、口の中はすっぱいのはこれだったんだ!」と納得していただけるかも、
しれませんね。
噛み合わせ専門歯科医院 香川県高松市 吉本歯科医院
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