
香川県高松市で、日本歯科専門医機構認定 補綴(ほてつ)歯科専門医・指導医 を務めております、吉本歯科医院の院長 吉本彰夫です。
「毎日しっかり歯磨きをしているのに、歯がグラグラしてきた」 「近所の歯医者さんで、歯周病が進行しているからもう抜歯するしかないと言われた」 「抜くしかないと言われたけれど、どうにか歯を残せないだろうか」このようなお悩みを抱え、どうにかして歯を残せないかと当院へご相談にお越しになられる患者様がいらっしゃいます。「この歯はもう抜くしか手はありません」という宣告は、とてもつらくショックなことだと思います。しかし、歯を抜きたくないと思うがあまりに数軒に歯科医院を転々し「抜かずに残したい」と放置してしまう方も実は多くいらっしゃいます。抜歯が嫌で放置してしまう危険性についてもお話します。
また「歯周病=ばい菌による老化現象だからしょうがない」と思っていませんか?実は、歯周病は決して老化現象ではありません。そして、歯周病を急速に悪化させ、歯を抜歯へと追い込む原因は「細菌」だけではないのです。多くの方が見逃しているもう一つの大きな根本原因である「噛み合わせ異常による破壊的な力」が存在します。この記事では、歯周病で歯を失ってしまう本当の理由と、進行を異常に早める「破壊的な力」の恐怖、そしてあなたの大切な歯を一生涯守るための根本的な治療法について詳しく解説いたします。手遅れになって歯を次々と失う「連鎖崩壊(ドミノ倒し)」が起きてしまう前に、ぜひ知っておいてください。
- 1. 【実際の体験談】抜歯が嫌で放置していたら、隣の骨までドロドロに
- 2. 歯周病の進行を異常に早める「破壊的な力」
- 3. 歯石を取るだけでは歯周病は治らない
- 4. 歯を守るための「根本治療」とは
- 5. 歯周病に関するよくあるご質問(FAQ)
- 5.1. Q1. 毎日丁寧に歯磨きしているのに、歯槽膿漏で歯が揺れてくるのはなぜですか?
- 5.2. Q2. 他院で「歯周病で抜歯しかない」と言われましたが、本当に抜くしかありませんか?
- 5.3. Q3. 歯医者さんで歯石取りを続けていれば、グラグラの歯は治りますか?
- 5.4. Q4. 抜歯が嫌でそのまま放置しているとどうなりますか?
- 5.5. Q5. 噛み合わせの治療は、「補綴(ほてつ)専門医」に診てもらうのが良いのでしょうか?
- 6. この記事のまとめ
- 7. 歯周病の不安・歯槽膿漏のご相談はお気軽に
【実際の体験談】抜歯が嫌で放置していたら、隣の骨までドロドロに

「ある日突然、歯がグラグラとしてきたので歯医者に行くと、『歯周病が進行しているので、その歯はもう抜くしかないです』と宣告されました。どうしても歯を抜くという現実が嫌で、グラグラしていても食事もできないことはないからと、しばらく放置しておいたんです。 しかし、いよいよどうしようもなくグラグラして物が噛めなくなってしまい、吉本歯科医院さんに駆け込みました」
歯を抜きたい人はいない | 本当に歯でお困りの方は香川県 高松市の咬み合わせ専門 吉本歯科医院
この患者さまのお口の状態をレントゲンやCTで詳しく拝見させて頂いた時、大変恐ろしいことが起きていました。 グラグラしていた歯を支える顎の骨はドロドロに溶け、ほとんどなくなっていたのです。そればかりか、両隣の健康だったはずの歯にまで歯周病菌がうつり、両隣の歯を支える骨まで溶け始めていました。さらに、鼻と口の境目の骨まで溶け始めており、「食べたものが鼻から出てくることがある」という状態にまでなってしまっていたのです。
歯周病は、ただの歯茎の病気ではありません。「歯を支えている大黒柱である骨(歯槽骨)が溶けてなくなる病気」です。なぜ、これほどまでに急速に骨が溶けてしまったのでしょうか?
歯周病の進行を異常に早める「破壊的な力」
多くの方が、「歯周病の原因=ばい菌(プラークや歯石)」だと思っています。しかし、歯周病の根本原因は大きく2つあります。

①細菌感染(歯周病菌によるもの)
②噛み合わせ異常による「破壊的な力」
実は、どんなにお口の中をきれいに掃除してばい菌を減らし続けても、この2つ目の「破壊的な力」を阻止しない限り、骨が溶けることを予防することはできないのです。人間の噛む力はご自身が想像している以上に強大で、女性で100kg、男性で200kgにも及びます。もし、親知らずの影響などで噛み合わせのバランスが崩れていると、この強大な力が特定の歯だけに集中的にかかってしまいます。 毎日毎日、ハンマーで打ち付けられるような「過剰な力」を受け続けた歯は、その周囲の骨が耐えきれずに破壊され、急速に溶けていきます。これが、歯周病の進行を異常に早める真犯人なのです。
歯石を取るだけでは歯周病は治らない
「歯医者さんで定期的に歯石を取ってもらっているのに、どんどん歯茎が下がって歯が揺れてくる」という方がたくさんいらっしゃいます。 それは、ばい菌に対するアプローチしかしておらず、根本原因である「噛み合わせの異常による破壊的な力」が放置されているからです。
毎回3度の食事の際、そして毎晩寝ている間の「無意識の歯ぎしりや食いしばり」によって、特定の歯に何十キロもの過剰な力がかかり続けていれば、骨はドロドロに溶け続けてしまいます。

歯を守るための「根本治療」とは
歯がグラグラして「抜歯」と言われる前に、あるいは抜歯と言われてしまった歯を少しでも長く守るためには、以下の根本アプローチが必要です。
①お口全体の「噛み合わせ」のバランスを設計し直すこと(補綴治療)
②就寝中の無意識の歯ぎしり・食いしばりから歯を守るため、専用のマウスピースを装着すること
吉本歯科医院ではまずどの歯に異常な力がかかっているのかを徹底的に分析し、100kg以上の噛む力をどう分散させるかという「噛み合わせの設計図」を緻密に構築してから治療に入ります。 この「力のコントロール」を行わない限り、どんな治療をしても必ず再発し、最終的には歯を失うことになってしまいます。
歯周病に関するよくあるご質問(FAQ)
Q1. 毎日丁寧に歯磨きしているのに、歯槽膿漏で歯が揺れてくるのはなぜですか?
A. 歯を支える骨が溶ける根本原因は「細菌」だけではなく、「噛み合わせの異常による破壊的な力」があるからです。一部の歯に強大な力が集中し続けると、どんなに歯磨きを完璧にしていても、骨が破壊されて歯が揺れ始めてしまいます。歯が丈夫だと思っている人ほど要注意。50代から増える「歯の破折」 | 本当に歯でお困りの方は香川県 高松市の咬み合わせ専門 吉本歯科医院
Q2. 他院で「歯周病で抜歯しかない」と言われましたが、本当に抜くしかありませんか?
A. すでに骨が完全に溶けきっている場合は抜歯が必要になることもありますが、当院の基準では、過剰な噛む力の負担を取り除き、噛み合わせのバランスを整えることで、抜かずに残せる(延命できる)ケースも多数存在します。まずは噛み合わせ専門医による精密な診断が必要です。
Q3. 歯医者さんで歯石取りを続けていれば、グラグラの歯は治りますか?
A. 歯石取りは細菌を減らすために重要ですが、それだけでは片手落ちです。もし歯が揺れている原因が「破壊的な力」にある場合、いくら表面の歯石を取っても、毎日の食事や睡眠中の歯ぎしりによる過剰な負担は止まらないため、骨は溶け続けてしまいます。【香川県高松市・吉本歯科医院】歯周病が「毎日歯磨きしているのに治らない」理由を歯科医が解説
Q4. 抜歯が嫌でそのまま放置しているとどうなりますか?
A. 痛くないからと放置するのは最も危険です。体験談にもあったように、ばい菌の感染と破壊的な力によって、その歯の骨だけでなく、両隣の健康な歯の骨までドロドロに溶かしてしまい、次々と複数の歯を失う「連鎖崩壊」を引き起こします。
Q5. 噛み合わせの治療は、「補綴(ほてつ)専門医」に診てもらうのが良いのでしょうか?
A. はい。補綴歯科専門医は、「どうすれば歯を長く守り、破壊的な力をコントロールして快適に噛める状態を維持できるのか」を熟知した噛み合わせのスペシャリストです。お口全体のバランスを整える「設計図」を描ける専門医の診断を受けることが、歯を失う連鎖崩壊を防ぐための最も確実な方法です。
この記事のまとめ
✅歯周病(歯槽膿漏)の進行を早める真犯人は「細菌」だけではありません。 見逃されがちな「噛み合わせ異常による破壊的な力」が大きく関与しています。
過剰な力が集中すると、歯を支える骨が急速に溶けていきます。 人間の強大な噛む力(100〜200kg)が一部の歯に集中することで、骨が破壊され、歯がグラグラになります。
✅「抜歯」と言われて放置するのは大変危険です。 痛くないからと放置すると、ドミノ倒しのように隣の健康な歯の骨までドロドロに溶かしてしまいます。
根本治療には「補綴(ほてつ)歯科専門医」による力のコントロールが不可欠です。 歯石取りだけでなく、お口全体の噛み合わせのバランスを0.5ミリ単位で設計し直す必要があります。
歯周病の不安・歯槽膿漏のご相談はお気軽に
鏡を見て「歯茎が痩せてさがってきた」「歯が伸びてきた」「歯が長くなってきた」「もしかして歯槽膿漏が進行しているのでは?」と不安になった方は、手遅れになる前に一度ご相談下さい。お口を開けて肉眼だけで見え見えているのはほんの一部分であり、歯を支えているのは骨であり、骨はレントゲンを撮影、もっと詳しく知りたいならCT撮影する必要があります。まずはご自身の「本当の現状」を知るために、お気軽にご予約画面からご予約をどうぞ。



