
こんにちは。香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
私自身の口の中で実際に起きた出来事についてお話ししたいと思います。
奥歯の「歯根破折」を体験
ある日の食事中、「なんとなく奥歯が痛いな」と違和感を覚えました。
気になってCTを撮影してみると、 奥歯の歯根が真っ二つに割れていた(歯根破折) のです。

CTを撮影してみると一目瞭然。奥から2番目の歯がまっぷたつに割れています。
歯根破折はレントゲンにも写りにくく、症状が出て初めて気づくことが多い厄介な病気です。
補綴歯科専門医として長年患者さんを診てきた私ですが、自らが「ある日突然歯を失う側」になるとは思ってもいませんでした。
私は即座に抜歯を決断し、その後インプラントを入れました。

院長のインプラント治療体験談はこちら
歯は“消耗品”であるという実感
自分の奥歯の歯根破折を体験して、改めて感じたのは「歯は必ず壊れる」という現実です。
どんなに大切にしていても、歯は毎日の咀嚼による力で徐々に疲労し、ある時突然寿命を迎えます。
私自身は虫歯は1本もなくフロスは毎食後必ずしています。
そして寝ている間は食い縛る力から歯を守るために私専用のマウスピースを30代からずっと装着しています。
私は食い縛る力が強いのでマウスピースはよく割れたり穴が空いたりしていました。

マウスピースをしていなければもっとはやい時期に多くの歯を失っていたと思います。
特に奥歯は噛む力を一身に受けるため、歯根破折が起きやすい部位です。「丈夫だから安心」ではなく、強い歯ほど大きな力を受けて割れるリスクがあります。
延びる寿命に追いつかない歯の寿命
かつて私たち日本人の平均寿命は50年程度でした。つまり「歯が50年もてば十分」という時代だったのです。
しかし今は80年、90年、さらには100年と生きる時代です。問題は、歯の寿命が人間の寿命に追いついていない ということです。
そのため、私のように「ある日突然、歯根破折で歯を失う」というケースは決して珍しくありません。
歯を長持ちさせるために
歯は経年劣化する消耗品です。「いつかは壊れるもの」と理解したうえで、どのように寿命を延ばし、守るかが人生を左右します。
✅定期的な検診で早期に異変を発見すること
✅噛み合わせのバランスを整えること
✅過剰な力がかからないよう予防すること
こうした備えを持つかどうかで、歯の寿命は大きく変わってきます。
私自身が歯根破折で歯を失った経験を通じて、患者さんに心からお伝えしたいのは、「歯は一生壊れないものではない。だからこそ早めの備えが必要」 ということです。自分の体験を踏まえ、今後も皆さんのお口の健康を守るための情報を発信していきたいと思います。


吉本歯科医院の院長・吉本彰夫は、
日本補綴歯科学会認定の「補綴歯科専門医」です。
補綴歯科専門医は、かぶせ物や入れ歯、インプラント、そして何より「噛み合わせ」の専門家。
「噛むと痛い」「歯が割れた」「入れ歯が合わない」「ブリッジがダメになった」などのお悩みに、専門的な立場から的確な診断と治療をご提案します。噛み合わせや補綴治療に関することなら、安心してご相談ください。


