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子供達が通っている公文の先生のところから毎月頂く
お便りです。
この教室を主宰されている先生が手作りで作っています。
ぎっしり6ページ。
書いていることと
教室の雰囲気と
先生が子供達にいつも言ってること
先生が私達親に言ってることが
いつも一致している。
先生が自分の子育てした時に
悩んで困って乗り越えた実体験など、
書いてる時もあります。
だから、先生が書いてくれる文章は
毎回私の中に響いてきますし
読んでいると
私自身がここに通いたい、と思うんです、いつも。
塾や
習い事を主宰される先生の
苦労は場の空気を作ることです。
生徒さんを集めてくる
集客よりも
その場を「成長できる場」に
維持していくことが
何が大変ってそれが、大変。
塾や習い事に限らず
大人になっても
いろんな勉強会や研修会で
みんなが好き勝手やって
スマホもOK
おしゃべりOK
他ごとOKな人が集まっている場は
心落ち着きません。
ダレちゃってる
何してもOK
態度の悪い人がいるけど
何も言わない
ってことを放置していると
場の空気はどんどん乱れます。
そこにいるみんなが
先生の話に集中し
一緒にその場の「いい意味での緊張感」を
作り上げようと意識を張り巡らせている時は
なんともいえない心地よさをそこにいるみんなが
味わうことができます。
一体感です。
みんなで、一緒に、意識をひとつに。
学びたい
という姿勢と
教えきりたいという思いが
一致した瞬間は
もうたまんなく「心地いい空間」です。
それは
体感するとわかることです。
一度でも、「ああ、こういう場は心地いい」
ってことを体感すると
人はその場を再現したいと思うし
そんな場が欲しいと
思うんです。
先生が、
その心地よさを知ってて
その心地いい空気の作り方を
知ってる教室は
いい教室だと思います。
特に子供相手になると
水を打ったように「シーン」と静かに集中する空気を
作り上げることは
想像以上に大変です。
そのために
小さなルールを子供にも大人にも
徹底していくよう
努力しているのが
見えます。
席を立つ時は、静かに椅子を入れてから
保護者が入れるのはここの線まで
靴はこの場所で揃えて
保護者への電話はここから
かかってくる電話を受けるのはダメ
挨拶の徹底


雑音がしないように
集中している意識が他に向かないように
小さなルールがいっぱいあるんです。


もちろん最初からきちんとできる子はいませんが
何度の何度も何度も何度も繰り返し教え込んでいくことで
「この場では、こうするもの」
というルールが親にも子にもしみこみます。
こと、
誰かに何かを教わる
自分が自分でできるようになるように教えてもらう
という場では
「お金を払ったんだから、お金を払ってる側が上」
という態度は
間違いです。
間違い、というのは
その思考では、学ぶことはできず
自分を成長させることは
できないから、です。
お金を払っているのに
損をしているんです。

教える側から
教えたい気持ちをどんどん引き出してしまうような
生徒がたくさんいれば
先生はどんなにかやりやすいだろうな
と思います。
先生の教室に行くと
先生のすごさをいつも感じます。
この空気を維持するために
水面下で
とんでもなく努力してるはずです。
あの手この手
ああでもないこうでもないと
きっと改善改善を繰り返し
そこまでしてはじめて
「シーンとした心地いい空間」が
できてるんです。
何かを提供する場や
何かを教える場は
きっと皆同じです。
そこを取り仕切ってる人の
意識ひとつ。
取り仕切ってる人の意識に
皆が引っ張られていく。
そこが低くて
ダレダレだと、
みんなが低きに流れ出す。
ここは、こんな場にしていくんだ
ということは
逆に言えば
「こんなことはこの場では許さない」ことを
しっかり決めてるから、です。
うちも同じだから、です。
教室ではありませんが
いろんな患者さんが集まって下さる場です。
いろんなタイプのスタッフが働いてくれる場です。
意識が乱れていくと
どんどん場の空気が乱れ
そこにいる人達の心の中まで
ザワザワしていくこと
知ってます。
一生懸命サポートしてきた子供が
「辞めたい」と言ったり
保護者が「もうこの子には向いてないから
辞めさせようと思う」
とか
子供によっては波があり
調子がいい時、
凹んでその気になれない時
いろいろです。
そのたびに、本人や
保護者と
よく話をして
乗り越えさせてきたり
励ましたり
共感したり
している様子を何度も見ました。
そこまでできるのは
ただの「塾の先生」という意識でやってるのではないから
だと話をしてていつも思います。
この子供達に自分で自分を成長させるように
なって欲しい
この子達に努力すること
成長することは快感なんだってことを
教えたい
伝えたい
未来は自分次第でどうにでもなるんだってことを
伝えたい
そう、思ってるのが
伝わってくるんです。
私も、何度も何度も
この先生に励ましてもらって
何度も何度も
子供のことで行き詰まってる時に
よく話を聴いてもらい
力をもらいました。
想いありき。
まずは、想いが最初。
そこから、どうやって場を作るか決めてるんだと思うんです。
私が行きたい、といつも思う場所です。
2016年1月の母性型勉強会日程決まりました。

■日時:2016年1月26日(火)18時30分~20時30分
■場所:高松国際ホテルにて
■会費:3,000円(食事代込み)
今年最初の母性型勉強会ぜひお越し下さいね。

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