吉本歯科医院の接遇研修

コロナ期間中中断していた吉本歯科医院のスタッフ接遇応対研修をやっと再開させることができました!シャキッと登場された後藤先生のお姿と凛としたご指導に身が引き締まります。

吉本歯科医院では2024年3月、4月に新しく歯科衛生士さんを迎えました。お一人は大ベテラン歯科衛生士さん!スーパー体育会系の原田さん。なんとフルマラソンを走っちゃうんですよ(^^:)。彼女が入社してくれてからわたしたちはすっかり刺激され「テキパキ動く」伝染し、ちんたら歩かずしゃきしゃきと動くお手本となってくれています。外科も大得意なので院長はいきなりの大戦力に助かっています。

そして4月からは新卒の俟野さんが入社。新鮮すぎて可愛らしいですよ💓なにせ最年少で、私からするともう娘世代です。昭和に育った私が先輩に仕事を教えてもらっていた時とは時代が違うんですよね。丁寧に育てていきたいなと思っています。

私と同世代の先生方とお話している時、「あのね、今の20才くらいの子から見ると40歳以降の社員は息してるだけで怖いんだから、気を付けて声かけてあげないとね」ってよく言われます(笑)。息するのも怖いって???わお~~~(><)。

我が子のことを考えた時、まだ学生ですが卒業してしばらくすると社会の中で大人として入っていくんですよね。その時に、親として一番心配なのは「弱い子」になること。ストレスに弱い子、メンタルが弱い子、繊細な子が多い子、それが今の時代と言われています。

後藤先生は香川県の総合病院、看護師さんの学校、さまざまな医療機関、そして企業さんの社員研修を行っておられます。この5年で世の中は本当に変わったと教育の現場で痛切にお感じになるそうです。

なんと入社して1週間で辞めてしまう社員さんの中には自分で退社をつけずに退職代行サービスを通じて退職を伝えてくるという事例も実際にあったそうです💦(会合でこんな話題を聞いたことはありましたがこんな身近にあるとは!)切なすぎ💦

気持ちはわかるんですけどね💦私も若い頃、怖い上司に会うのが嫌で朝会社行くのが怖かった~~~~。でも、なにせ時代は昭和。スマホもインターネットもない時代。私が叩いていた機械は「書院」のカタカタとキーボードを押す、あれなんて言うんでしたっけ??ポケベルで連絡を取り合う時代。24時間働けますか?なんていうCMが流れてて夜遅くまで働くのは当たり前。日曜祝日出張もあたりまえ、という時代。上司や先輩と「よしっご飯食べに行くか」って週に3回くらいは上司や先輩と夜も一緒だったんですね。セクハラという言葉もなく、もちろんパワハラという言葉もなく。言葉がないのでそんな概念もありません。上司が「お、おはよう」ってお尻さわってくるのは当時は「いい天気だね」くらいの感覚だったので今考えるとすごい時代だったんですね💦

昨年と今年になって当時の上司(現在もう80歳超え)と直属の女性上司(現在70歳超え)と再会する機会がありました。厳しいこともたくさん体験したけど、いまとなっては私はすべてが肥やしというか、それがなかったから今こんなに図太い神経してないよな~~と思います。だから20年ぶりの再会は本当に嬉しかったしもはや「大好き」という感情しか残ってないんですね。

メンタルって私は神経の細さ太さだと思ってるんですが、叩かれたり圧がかかったりすることで細~い神経がだんだん太くなってくるんじゃないのか?と思うんですがどうでしょう?18歳の頃に大人にガツンと怒られて凹んだ体験と25歳頃会社に入って上司にダメだしされた体験と30歳過ぎて、40歳過ぎて・・・ダメージが若い時の方が大きいんですね。私は記録マニアですので18歳の頃から1日も休まず日記(というかその日の記録)を書いているんですね。読み返してみると若い頃はびっくりするようなことで「もう無理」って投げ出そうかどうしようかって悩んで凹んで胃まで痛くなって円形ハゲまで作ってる。それがだんだん30歳超え、40歳超え、悩みの質が変わってきているんですね

高校生の時に最初にアルバイトした飲食店で(本当は夜はダメなんですが内緒でやってましたね~~)声出せ!素早く動け!手ぶらで帰ってくるな!その店では鯛めしを釜で炊いてお客様の目の前で身をほぐして提供してたんですが、私の当時のおはしの持ち方がなんか変で、これも厨房にいた怖~い料理人さんに厳しきしつけられました。ずっと怒鳴られたりダメ出しされた体験あるんですが、怒られながらも「はい~~~」ってやってるとそのうちできるようになるんですね。できるようになると重宝されるようになって、「この日休みだけど出てくれない?」ってお声がかかったり、系列店の店長さんに声かけてもらったり、とにかく「声がかかる」ようになったんです。嬉しかったですね。厳しくて怖くて怒鳴られてできないことばっかりってのが最初しばらくは絶対にあるんですが、必死でやって自分ができるようになっていくと「そりゃあこれくらいできなきゃいかんわね💦」と自分で納得するんですね。

私ね、自分の理想があるんですね。それは、院長とよく行く日本料理のお店の女将さんとそこのお店のお弟子さん。

ここの女将さんは16歳から日本料理の世界に弟子入りした方です。日本料理の厳しい世界に入り、男性の師匠について技術を磨きました。お料理だけでなくお客様の対応、すべてですね。女将さんのお店には結婚してからずっと通っていますがその間にはたくさんのお弟子さんがいました。しばらくいたけど、いなくなった人もたくさん。そして今女将さんのところで30年修行している方は女将さんのもとで最初修行して一回外に出て、そこからまた戻ってきた。

で、こないだしみじみこうおっしゃった。「今ね、どこに行っても困らない。技術を思い切り上げておく、自分の体の中に入れ込んでおくとどこ行っても困らない」って。

そうなんですよね。お金や物は消えてなくなります。でも自分の中に蓄えた知識や技術は誰にも取られない。自分のこの身体の中に全部詰まっている。それを積み重ねるのに30年。どこに行っても困らない自分。資格があっても今はその場で必要とされるスキルを持っていないと「使えない」と思われてしまいます。

どこ行っても困らないっていうのは技術、対応、気配り手配りもうぜ~んぶですね。

「どこに行っても困らない」「どこに行っても重宝される」そんな自分をいつも勉強したりスキルを磨いて作っておくってどんな時代が変わってもそんな人が一番強いんだと思います。

後藤先生の熱いご指導を聞きながら「教育」って「そこに愛があるんか??💓」だなと私は思いました。せっかく吉本歯科医院でいてくれるうちは全員に「どこに行っても困らないスキル」を身に付けていって欲しい!もちろん私も。だから勉強って大事です。

今後年間を通して後藤先生の研修を継続し、患者様応対のレベルを学びつつ、スタッフ間のコミュニケーションも学んでいきたいと思っています。やっぱり大事なことは「報告連絡相談」ほーれんそーなんです(^^♪昔から変わってません。スマホがネットが普及した今の方が面と向かって報告連絡相談をするスキルが落ちているのかもしれません。

2024年のこの春の時期に一回目をスタートできてとっても嬉しい私です。

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