歯並びを治したいけれど矯正装置がどうしても嫌で・・・という患者さまに朗報です。
「矯正のワイヤーをつけずに矯正する方法はないのでしょうか?」という、患者さまからのご要望は昔から数多くありました。
クリアアライナーとは、ブラケットやワイヤーを使わない、透明なラミネートで製作されたマウスピース型の、最新の見えない矯正装置です。透明なので装着していても外見上ほとんど分りません。特に食事時に取り外せるなど、患者様にとって大きなメリットをもたらしています。製作過程にコンピューターを使用して製作される、正確でかつ画期的な矯正装置です。
従来の目立つ矯正装置がネックとなって治療に踏み切れなかった患者さんにとっては朗報といえるでしょう。
この「クリアアライナー」は、透明のマウスピースにより矯正治療を行い、従来の治療概念を根本から変えることになりました。
厚さ1ミリ程度の透明なプラスチックでできたマウスピースが、早く・痛みもなく・美しい歯並びを実現できます。
実際のクリアアライナー従来の矯正はブラケットを使用しておりましたが、クリアアライナーで治療すると目立たないため、矯正治療していることに気がつかれません。
またクリアアライナーは矯正における後戻りのフォローアップに大変効果的です。
ニッケル等の金属アレルギーで治療を断念されていた方にもおすすめです。またセラミックの人工歯が入っていてブラケットが付けられなかった方にもお勧めです。従来は一時的に仮の歯に置き換える必要がありました。クリアアライナーでは、目立たないということだけではなく、個々の患者さまにあった矯正歯科治療(カウンセリングを含めて)を行ってまいります。マウスピース矯正のみの治療は成長発育段階のお子様には適応できません。
クリアアライナーのシステムは、精密な歯の移動を手軽に確実に行なうことを可能にしました。
1.
Aligner Aid Programを利用するため模型上に基準線を描く
2.
デジタルカメラで撮影し、Aligner Aid Programに取り込む
3.
模型上で歯を分割する
4.
歯を移動、仮固定しデジタルカメラで撮影する
5.
Aligner Aid Program上で移動前後の写真を重ね合わせ、移動量などの可否をチェックする
6.
移動量が適切であれば、セットアップ模型を完成させる
7.
ラミネートを圧接成型し、2種類の厚さのクリアアライナーを作製する
8.
一回の移動量は1ミリ程度とし、定期的に調整したり、新しいクリアアライナーを順次使用する
クリアアライナーは、患者さんの要望に答えた画期的な矯正装置です。
抜歯症例や前歯部のトルクが必要な場合は適応されないことがあります。
マウスピース矯正についてご関心のある方、また、ご自分の歯の状態がマウスピース矯正に適応されるのかどうかご相談の方、お気軽にお問い合わせ下さい。
2008年2月に東京で開催された「クリアアライナー」の国際協議会発足記念講演会に出席してきました。今回は開発者である金先生だけでなく、世界各国より10名の先生方が症例を提示され、クリアアライナーの可能性が紹介されました。
クリアアライナーはマウスピース型矯正装置として日本では最新の矯正治療装置として評価されていますが、1998年にKim先生に開発され、十分な実績と評価を得ている矯正装置です。ご安心して治療をお受け下さい。
A:数ミリ程度の軽度の改善に有効な治療ですので、歯並びが悪い場合にはマウスピース矯正のみでの治療は適応できない可能性があります。まずは一度、診断をお受けになり、どのような咬合改善の治療があるのか矯正検査をお受けいただきドクターにご相談下さい。
A:マウスピース矯正のみの治療は成長発育段階のお子様には適応できない場合が多いです。
お口の中の状態、骨の状態を実際に診させて頂いてからの診断となります。
A:費用は上下合わせて総額1,100,000円(税抜1,000,000円)です。
上のみ、下のみの場合は550,000円(税抜500,000円)です。
矯正治療の前に矯正検査が必要です。
矯正検査費用は22,000円(税抜20,000円)です。
一般的に矯正治療には以下のようなリスクがあります。
その有無や程度は、症状や個人差によって異なります。
装置で歯に弱い力を加えて歯を少しずつ動かします。歯に力が加わるとその方向の骨が吸収され引っ張られた側(歯が元の位置から移動して隙間が出来た部分)には新しい骨ができてきます。こうしたことから調整直後は一時的ですが歯根膜炎という炎症がおこり歯に痛みが感じます。痛みには個人差がありますが数日で痛みが無くなることがほとんどです。
問題ありません。あまりにも痛みが辛い場合には痛み止めを処方します。
矯正装置を付けることで口腔内の清掃がしにくくなります、その結果プラーク(歯垢)が残ることで、虫歯や歯周病にかかるリスクが高くなってしまいます。
これを予防するためには、適切なブラッシングとフッ素洗口液の使用をおすすめしています。(スタッフにお尋ね下さい)ご自宅での口腔ケアを徹底してください 。
歯に付いた矯正装置が唇や舌に当たることで、刺激となり、口内炎などを起こすことがあります。
もし痛みがある場合は、塗り薬や装置をカバーするワックスで対処します。
多くの場合は、装着して1週間以上経過することで装置に慣れ、自然に解消していきます。
装置を付けることで、しゃべりにくい、噛みにくい、柔らかい食品しか食べられない、唇を噛みこむなど、発音や咀嚼のしにくさを感じることがあります。
ほとんどの場合、装置に慣れることで、不自由さが解消されていきます。
また装置に粘着しやすいグミ、ガム、キャラメル、飴などの食品や、装置の破損につながる硬い食品は、矯正中は避けた方がよいでしょう。
「マウスピース矯正 目立たない矯正」については、当院までお問い合わせください