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前歯が折れてしまった

このような症状でお悩みの患者さまの原因は下記の5つの原因が考えられます。

考えられる原因

(1)何かにぶつかって前歯が折れてしまった(前に倒れて地面にぶつかった等)

(2)堅いものを噛んで前歯が折れてしまった(割れてしまった)

(3)歯周病が原因による場合

歯周病とは、歯の周辺から歯の根っこまでバイ菌が入り込み、そのバイ菌が歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。歯を支える骨を溶かすことにより、歯肉が腫れたり、出血したり、歯がグラグラしてほんの少しの咬む力で前歯が折れてしまうことがあります。

(4)親知らずが原因

親知らずを抜かずに放置している場合にもこのような症状が起こります。 親知らずは生えてくるスペースがないと、すぐ横の歯を無理に押して出てくることがあります。その親知らずが健全な歯並びを悪くし、かみ合わせを悪くします。
また、親知らずが斜めや真横に傾いて生えている場合は、かなり強い力で横の歯を押してきます。そのことによってドミノ倒しのように健全な歯並びを乱し、少しの咬む力で前歯が折れてしまうことがあります。

(5)奥歯がないことが原因

(6)入れ歯を使っていたことが原因

もうすでに歯周病や、虫歯による抜歯で奥歯を失ってしまった方は、そのまま放置しておくことでどんどん歯並びは崩れてきます。歯は28本あってはじめて全体のバランスを保っていますので、歯がない部分には横の歯がどんどん倒れていってしまいます。
倒れていく過程で歯が揺れだし、揺れだした歯は少しの咬む力が加わると、その力に耐えきれず前歯が折れてしまうことがあります。

一般的な医院での応急、治療法

「前歯が折れた」、とご相談された場合、ほとんどの医院では「ブリッジ」を行ないます。 ブリッジとは、歯が抜けてしまった場合に、両隣りの歯を削って土台を作り、橋渡しをするように人工の歯を入れて欠損部分を回復するものです。
その様が橋を架けるのに似ているので「ブリッジ」と呼ばれており、ほぼ全ての歯科医院で行われている非常にポピュラーな治療法です。

問題点(1) ブリッジは健康な歯を削らなくてはならない

ブリッジの一番の難点は真ん中のダミーとなる歯を支えるために、健康な歯を削らなくてはなりません。
さらに歯というものは、垂直的な力には強いのですが、斜め下に引っ張られる力には弱く、ダミーの歯を支える歯には斜め下の力が強くかかってきます。
この状態で長く使用すると、両サイドの歯が緩み、最後には抜けてしまうということが起こります。

問題点(2) ブリッジは生きている神経を抜かなくてはならない場合がある

神経が生きている場合は、神経を抜いてブリッジをし、または、両隣の健康な歯を1本づつ神経を抜いてブリッジをします。
だたし、このような治療を行った場合は、咬む力(強度)に耐え切れずしばらくして破折したり、歯が前に飛び出してくる、ということが起こります。

吉本歯科医院の治療、考え方

「前歯が折れてしまった」というお悩みでお越しになられた患者さまにはまず、なぜそうなったのか?という原因から探していきます。
上記の(1)~(5)の原因のうち、前歯が折れてしまった場合には、必ず「なぜ、そうなったのか?」という根本的な原因があります
大切なことは「なぜ、そうなったか?」ということをきちんとご説明したいということです。

この部分を治療を実際に受けられる患者さまにご理解頂けないとどんなにいい治療をしても原因を取り除かなくてはまた同じ症状が出てくるという悲しいことになってしまいます。

「前歯が折れてしまった」ということは、折れるまでにもうすでに折れやすい状態であった、ということをご理解頂ければと思います。

まず(1)(2)の物理的に何かにぶつかったり、力が加わって折れた場合ですが、本来、かみ合わせが正常な状態であれば、相当な力が外から加わったとしてもそうそう簡単に前歯は折れることはありません。

前歯が折れやすい一番の原因は、「かみ合わせの悪さ」によるものです。
上の前歯が下の歯に大きく覆いかぶさっているような噛み合わせの場合、ほんの少しの力が加わっただけで前歯は簡単に折れてしまいます。

このような場合、その折れた部分にどんなにいいブリッジを入れても、また、インプラント治療をしても、またすぐに歯は折れてしまいます。
または、上の前歯にブリッジ、インプラントを入れたとしても、その強度に耐え切れず下の自分の歯が磨り減ってちびてきます。

「前歯が折れてしまった」━吉本歯科医院での治療法例

(1)噛み合わせ改善しながら、インプラント治療

吉本歯科医院では、歯を失った患者さまに、「インプラント治療」を一番におすすめしております。 健康な歯を大きく削り、神経を抜き治療するブリッジや、歯を支える骨をどんどん溶かしていく入れ歯治療はおすすめいたしておりません。
前歯が折れる原因となった噛み合わせの悪さを正常な位置に戻しながら、同時にインプラント治療を行ってまいります。

(2)噛み合わせ改善しながら接着ブリッジ

吉本歯科医院では、通常のブリッジ治療よりもはるかに削る量を少なくし、かつ、神経を抜かなくても良い接着「ブリッジという治療」を行っております。 もうこれ以上歯を削りたくない、抜きたくないという患者さまに、吉本歯科医院が提供できる技術のひとつがこの「接着ブリッジ」です

削る量が少なければ,将来抜かずに治療でき,抜歯になる時期を大幅に遅らせることができ,よく噛めて元気に生活することができます。

通法だと50歳で抜かなければならなくなる歯の寿命を70歳ぐらいにまで延命させることができます。歯は一度削ってしまえば元には戻りません。最初の治療が肝心です。

接着ブリッジで治療した部位がダメになっても,治療するのに十分な歯が残っています。10年以上かけて何回かやり直ししたとしても,ようやく通法の削除量になります。その分高齢になっても歯の根っこが残ることになります。

つまり取り外し式の違和感の大きい入れ歯ではなく,カブセでシッカリ噛める為には土台となる歯を残す必要があるのです。

最初の治療で通法を選択してしまうと,歯が抜け落ちるのも時間の問題になります。

接着ブリッジは、その土台となる歯の切削量がとても少ないことが特徴です。歯を削る量は1~2mm位とふつうのブリッジに比べてほんのわずかですみます。

削る量が少ないということは、言い換えればご自分の歯の寿命を大きく伸ばすことができます。接着ブリッジでは、通常のブリッジと違い、歯の神経を残すことができますので患者さまにとって非常に大きなメリットがある治療法です。

接着ブリッジは歯を削る量が少なくてすむため、インプラント治療はコスト的に合わない、あるいは手術が怖い、でもできるだけ他の歯に対するダメージは小さくしたい、歯の神経は取りたくないといった方にも最適です。適応症であるかどうかが問題となってきますが、可能であれば接着ブリッジという治療もお選び頂けます。

最後に

「前歯が折れてしまった」と、お越しになられる患者さまのお口の中を拝見すると、多くの患者さまが、「折れやすい状態」のかみ合せでることがよくあります。
歯周病と親知らず、歯周病と奥歯がない、上下の噛み合わせが悪いなど患者さまによって原因はさまざまです。

まずはお口の中を実際に診させて頂き、パノラマレントゲン写真などで患者さまの顎の骨の状態まで確認させて頂きます。
それぞれの原因によって原因除去、もしくは、現状維持、悪化の遅延を目的に治療方針を患者さまとご相談しながら行なってまいります

「前歯が折れてしまった」という方は、当院までお問い合わせください

医療法人社団 吉翔会 吉本歯科医院 TEL:087-818-1118 受付時間 9:15~17:30(日・祝日・水曜日休診)