2010.05.10運命共同体
職場、家族、地域それぞれいろんなところで、人と人が関っていく中、つくづく人は一人では生きていけないことを感じるようになったように思います。
(はっきりと悟った!とは、まだまだ言えませんね・・・熟者です)
あまり、自分の存在を意識してこなかったといえばいいのでしょうか。
これまで、何度か転職(ただし、仕事はすべて歯科現場です・・・)を重ねてきましたが・・
今ほど、人(院長はじめスタッフや患者さま)との関係を意識することは、なかったと言っても過言ではありません。
「運命共同体」・・・そう、かなり大げさな言い方になりますが、あえて「運命共同体」という難しい言葉を選んでみました。
話はそれますが、テレビのニュースでは連日、子供の虐待や家族間での殺人など、
「どうして?」と思う事件ばかりが流れます。
でも、最近、この事件も私達に無関係ではないのではないかと思い始めました。
決して他人事ではない。
なぜならば、そういった悲しい事件を耳にするたびに、他人事でありながら、胸をしめつけられるような苦しい気持ちになるから。
当事者までにはならないにしても、見知らぬ他人のことでありながら同じような悲しみをいだいてしまいます。
同じ人として、同じ時代を生きている者として、同じように子供を育てる親として、
そう感じずにいられません。
それは人として大きな運命を共にする者の、自然な感情がわきだすからではないでしょうか。
人はみな(私も含めて)生活に疲れ、仕事に疲れ、人間関係に疲れ、いろんなことに疲れているように思います。
幸いにも、私の場合は、そういった時に、自分を支えてくれているみんながいてくれました。
家族を思う時、子供が悲しい想いをすると自分も胸が痛くなります。
患者さまが困っていると同じように苦しんでしまいます。
仕事としてとか、責任感からということではなくて、同じ世界を生きている『仲間』として・・・
「運命共同体」というと、なにかに縛られているような言葉ですが、
私にとっては、出会う全ての人が大切な私の一部のような気がします。