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歯と歯の隙間が開いてきた(上下)

このような症状でお悩みの患者さまの原因は下記の4つの原因が考えられます。

考えられる原因

(1)歯周病が原因による場合

歯周病とは、歯の周辺から歯の根っこまでバイ菌が入り込み、そのバイ菌が歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。
歯を支える骨を溶かすことにより、歯肉が腫れたり、出血したり、歯がグラグラしたり、歯と歯の隙間が開いてくることがあります。

(2)舌圧が原因による場合

舌圧が強すぎることによりこのような症状が出ます。
通常、人間の舌は適度に緊張し上あごにくっ付いたり、舌根沈下(舌がだら~んとの垂れ下がってしまっている状態)を起こさないようになっています。
しかし、舌圧が強すぎる方の場合、舌の位置が悪く、変な方向に中から歯を押し広げてしまい、その押し広げる力によって歯並びが悪くなってしまう場合があります。
舌圧が強すぎると下の歯が飛び出てくることがよくあります。
下の歯が飛び出ることにより、本来当たってはいけない上下の前歯が当たりだして上の歯並びが崩れ、歯と歯の隙間がどんどん開いてくることがあります。
(注意) 舌圧が原因の患者さまの中には睡眠時無呼吸症候群の症状を訴えられる方が大変多いです。いびきがひどい、寝ても疲れが取れないなど症状がおありになる場合は、ご相談下さい。

(3)親知らずが原因の場合

親知らずは生えてくるスペースがないと、すぐ横の歯を無理に押して出てくることがあります。
また、親知らずが斜めや真横に傾いて生えている場合は、かなり強い力で横の歯を押してきます。そのことによってドミノ倒しのように健全な歯並びを乱し、歯と歯の隙間が開いてくることがあります。

(4)奥歯がないことが原因

もうすでに歯周病や、虫歯による抜歯で奥歯を失ってしまった方は、そのまま放置しておくことでどんどん歯並びは崩れてきます
歯は28本あってはじめて全体のバランスを保っていますので、歯がない部分には横の歯がどんどん倒れていってしまいます
倒れていく過程で歯と歯の間に隙間ができてくることがあります。

一般的な医院での応急、治療法

歯と歯の隙間が開いてきた」とご相談された場合、ほとんどの医院では、加齢により歯茎が痩せてきたことが原因か、または歯周病が原因か、と診断されることが多いかと思います。
特に治療法はなく、歯周病をこれ以上進行させないように歯の掃除を行なうことであったり、歯茎を引き締めるためのマッサージなどの指導を行ないます。

吉本歯科医院の治療、考え方

「歯と歯の隙間が開いてきた」というお悩みでお越しになられた患者さまにはまず、なぜそうなったのか?という原因から探していきます。

上記の(1)~(4)の原因のうち、全ての原因が当てはまる場合もあり、また親知らずだけが原因だったという場合もあります。 大切なことは、なぜそうなったか?ということをきちんとご説明したい、ということです。

この部分を治療を実際に受けられる患者さまにご理解頂けないとどんなにいい治療をしても原因を取り除かなくてはまた同じ症状が出てくる、という悲しいことになってしまいます。

「歯と歯の隙間が開いてきた」━吉本歯科医院での治療法例

(1)歯周病が原因

歯周病の程度にもよりますが、歯周病治療(ワンステージフルマウスディスインフェクション)により細菌除去を行ないます。
その後、矯正治療によりかみ合わせを改善し、マウスピースにより歯を正常な位置に戻し歯と歯の隙間を少なくしていきます。

(2)舌圧が強い

舌の筋肉のトレーニングを行ないます。同時に、マウスピースを作製し、歯がこれ以上外に押し出されないように固定し歯並びが崩れるのを押えます。

(3)親知らずが原因

親知らずは当院では必ず「抜歯」をおすすめしております。
親知らずは放置しておいて良いことはひとつもありません。
抜歯後、マウスピースを作製し、歯が正常な位置に戻るようにします。歯を元の位置に戻すことで歯と歯の隙間を小さくしていきます。

(4)奥歯がない

以外に知られていませんが、歯がないままの状態にしておくと歯並びはどんどん崩れていきます。
歯は28本揃ってはじめてバランスを保ちます。1本でもない部分があると、そこにドミノ倒しのように倒れ始めてゆきますますので、1日でもはやく治療をはじめられることをおすすめします。

奥歯に歯を入れるために「インプラント治療」を行います。
インプラント治療の後、全ての歯を正常な位置に戻すようにマウスピースを作製し歯と歯の隙間を小さくしていきます。

最後に

「歯と歯の隙間が開いてきた」お悩みの患者さまの原因は必ずしも一つであることは少なく、「親知らずと歯周病」「親知らずと舌圧」「歯周病と奥歯がない」など患者さまによって原因はさまざまです。

まずはお口の中を実際に診させて頂き、パノラマレントゲン写真などで患者さまの顎の骨の状態まで確認させて頂きます。
それぞれの原因によって原因除去、もしくは、現状維持、悪化の遅延を目的に治療方針を患者さまとご相談しながら行なってまいります

「歯と歯の隙間が開いてきた」という方は、当院までお問い合わせください

医療法人社団 吉翔会 吉本歯科医院 TEL:087-818-1118 受付時間 9:15~17:30(日・祝日・水曜日休診)