2009.12.04吉本歯科医院のニュースレター
院長が診療の合間にはじめた「無料メール相談」というコーナーがあるのですが、このコーナーには日本全国からおおよそ一日に5~6件ほどのお悩み相談が寄せられる日もありました。
インターネットが立ち上がる黎明期より、シコシコと院長が作っていたホームページです。
今はとってもカッコイイのができていますが昔は、ホームページビルダーとかで作っていたそうです(^^;)
時にはなぜだか、歯の治療以外の人生相談までやってくるので院長も一生懸命考えてお返事を出しています(--;)
さて、院長が診療の合間にお返事をお出ししているのですが、こうやってリアルに日々患者さまが抱えておられる歯に対するお悩みを目の前にして私どもが感じたことは、とにもかくにも、「患者さんご自身があまりにも歯科のことを知らなさすぎる!」ということに尽きるのです。
そして、ご自分の歯のことについてあまりにも「本当のことを知らなさすぎる」または「知らなかったために、大事な歯を失った」という悪の連鎖が日本人を覆っている現実があります。
ご縁があって私ども吉本歯科医院の扉をたたいて下さった患者さまに対して院長やカウンセラー、そして歯科衛生士がお話をさせて頂くと、ほぼ9割以上の患者さまが
「えっ?そんなことどこの歯医者さんでも言ってくれませんでしたよ」
「自分が歯周病だなんて、今まで歯医者に通ってきたけどどこでもそんなこと言われませんでしたよ」
とおっしゃられます(泣)
「こんなことになるならもっと早く教えて欲しかった」
「歯を失ってはじめて歯の大切さが身にしみてわかる」
初めてお目にかかった患者さまが診療台の上で院長にそうおっしゃる姿を目の前にして、
「もっと早く来てくれたらよかったのに」
「もっとちゃんと歯のことを知ってくれていたら良かったのに」
と院長は心の中で呟んでいるそうです(泣)
お互いになんとも言えない空気が一瞬流れるのは言うまでもありません。。。
九州から地元屋島に戻り開業してはや9年、院長、吉本彰夫の診療理念を深くご理解下さった患者さまが徐々に増えて下さり、現在では四国各地、遠くは広島、大阪から数多くの患者さまがお越し下さるようになりました。
最近よく若い歯科医師の先生はこれから開業するにあたり、会合などで院長に
こんな質問をする方が多いそうです。
「吉本先生、歯医者はコンビニより多いと言われてるから実際大変でしょう?」と。
そんな質問を聞いて院長は「そうなの?」という感じみたいです(^^;)
私は思うのですが一人の歯科医師、あるいは一軒の歯医者さんでちゃんと治療できる患者さんの数には限りがあります。
本当にきちんとした治療を提供しようと思えば一日に診療できる患者さんの数はどんなに頑張っても20人弱が限界です。
海外の専門医でも一日に10人も診ないそうです。
また一回の治療で完治することはほとんどありませんので一週間に一回お越しいただくとして一ヶ月で200人程度が限界です。
しかし、本当に歯でお困りの患者さまはものすごい数の患者さまがいらっしゃいます。
どこに行ってもきちんとした治療をしてもらえない、何度も同じところが虫歯になる、入れ歯を作ったが合わない、治療したが噛めなくなった、など、本当に歯で死ぬほど悩んでおられる方はたくさんいるのです。
そう考えた時に、本当に「治せる」「ちゃんと噛めるようにできる」など、技術や知識をもった歯科医師、または歯医者さんという存在は、必ず患者さまに必要とされます。
言い換えれば患者さまに必要とされる歯科医院ということです。
必要とされるということはその地域の社会的な財産である、という証拠になります。
院長は自分よりも若い歯科医師に言うことは、「歯医者さんがどんなに多くなっても患者さんに必要とされる存在である以上、不安はないよ」ということをよく話しています。
これは私もそう思います。
どんな職業でもこれは同じだと思います。
中途半端だと愚痴がでますが、必死で真剣にやっていると知恵が出るものです。
話がそれましたね(^^;)
治療の主人公である患者さんご自身が、これからご自分が受けられる治療の中身、そして情報をあまりにも知らなさすぎる。
では、これを解決していくためにどんどん歯に対する情報を誠実にお出ししていこう、と考えました。
そこで生まれたのがこの吉本歯科医院ニュースレター「歯医者さんしか知らない歯を失わないお話」(タイトル未定)
吉本歯科医院ニュースレターは原則毎月一回発行します。
通院中の患者さまにはもちろんお手渡しさせて頂きますが、治療が終わられた後にも引き続きお読み頂きたいと思っております。(あなたの歯を一生お守りしたいと思います)
ですので、治療が終了された後には、ご自宅へ郵送をさせて頂きますのでどうぞお受け取り下さいね。
毎月テーマを決めて「歯を失わないための情報」をお知らせしていきます。
主なテーマを申し上げます
□削らない治療(薬で虫歯を治す最新虫歯治療)
□海外の歯科事情と日本の歯科事情
□歯周病治療をすると見た目が一気に老ける
□歯科治療が原因で噛めなくなった?!
□歯周病は感染症です。歯石を取るだけでは治りません。
□歯医者さんしか知らない金属アレルギーの実態
などなど、です。お伝えしたい情報は院長の頭の中には無尽蔵にありますが、書いていくとキリがありませんのでこのあたりで・・・・。
新春1月より、お渡しできる予定です。
どうぞお楽しみに(^^)