2009.12.08カルチャーショック?
先日たまたまお気に入りの南珈琲店でランゲージハウスの澄江PAGEさんに久しぶりにお会いし、
いいお話を聞かせて頂きました。
http://www.languagehouse.jp/jp/index.html
PAGEさんは、40年前にニュージーランドからご実家のある高松に帰ってこられ、ご主人と一緒にビジネス専門の英会話学校ランゲージハウスを立ち上げれました。
その暮らしぶりは本当に素敵でとってもエレガント。
庵治にある瀬戸内海を一望できるご自宅での暮らしぶりは「家庭画報」や「婦人画報」に何度も取り上げれるほど洗練されています。
それでいてあったかく人懐こいPAGEさんとはもう私も15年以上ものお付き合いになります。
素敵な女性が香川にもたくさんいることはとっても嬉しいですね。
お話の中で、「日本に帰ってきた時の七不思議の中に日本人の歯対する意識の低さにビックリ!」ということがありました。
長い間アメリカでもお仕事を続けられていたそうですが、歯のメインテナンスには最低でも月に一回は通っていたそうです。それが常識、という感覚です。
日本に帰って来られてまずいわゆる大企業や、会社の経営者、と言われる人があまりにも歯のメインテナンスを行っていないことに、信じられない!という驚きだったそうですよ。
一般的な話ですが、
厚生労働省は80歳で20本の歯を残す、という8020(はちまるにいまる)という運動をしています。
まあ20本あれば十分にお食事を楽しむことができ、栄養もしっかり取れるので身体の健康を保つことができる、ということだと思います。
しかし、現状は本来あるべき28本の歯は80歳の時点では日本人は平均8本だそうです。
8本!!悲しすぎますね。。。
に比べてアメリカは平均17本、スウェーデンはなんと平均20本だそうです。
8本、ということはほとんど入れ歯かインプラント、もしくは「歯がない状態そのまま」です。
日本はこれだけ長寿の国と言われているけれど決して健康で長生きでは、ない、ですね。
PAGEさんいわく、これは日本人全体の歯に対する意識の低さと、歯医者さんとの付き合い方、いわゆる自分にとっての歯医者さんの存在がはっきりしていない、ことに問題がある、ということです。
かくいう私も、歯医者さんと結婚するまでは、
「歯医者さんは痛くなってから行くところ」
「詰め物がはずれたら行く」
「歯石を取りに行く」
そんな風にしか考えていなかったので、
とりあえずは
保険証が使えて、痛くなくて、早く終わるところが最高の歯医者さんと思っていたわけですから
お話を聞いていて耳が痛かったのは言うまでもありません(泣)
そのお陰で、奥歯は結構削って詰めています(--;)
もう少し吉本を早く知っていたらこんなに削っていなかったかな、とも思うとツライですが。。
しかし、アメリカや歯科先進国の人は違うんですね。
「痛くなくても定期的に歯医者さんに通う」
わけです。
98%が痛くなってから治療に通う日本人に対し
98%が痛くなる前にメインテナンスに通う先進国の人
考えてみれば人性後半で大きく差が出るのは言うまでもありません。
日本には保険制度があります。そのため治療費を安く抑えることができます。
アメリカにはありません。虫歯ができたらものすごく高額な費用を自分で負担して治療しなくてはなりません。
そういったことからどうしても虫歯にならないように日頃から細心の注意を払うわけなんですね。
少なくとも吉本歯科医院へお越しいただいた患者さまに対しては
「痛くなってから歯医者さんへ行く」
という常識から
「痛くならないために歯のメインテナンスのために歯医者さんに行く」
という常識に頭の中を変えて頂くようにお話させて頂いております。
このことにより患者さまが得ることはたくさんあります。
①治療にかかる費用を抑えることができる
②失う歯、歯を削る量を減らすことができる
③治療にかかる時間や日数を減らすことができる
④治療に伴う苦痛から開放される
①と④は大きな大きなメリットですよね。
なんでもそうですが、きちんと予防しておけばたいがいの病気は防げます。
これは虫歯や歯周病も同じです。
私は今、36歳ですが、絶対80歳で20本残してやるっ!!と思っています(^^)
うちのスタッフにも今からメインテナンスをきちんとはじめて「絶対に虫歯や歯周病にならない」状態を維持していきたいと思います。
これはたまたま歯医者さんに対する日本人の常識ですが、恐らくどの業界でも
こんな常識の勘違いはたくさんあるんでしょうね。
とりあえず、「これってほんまかな?」と疑ってみることも大事です
ちなみにこのPAGEさん、歯はさすがにピカピカでした(^^;)お見事!!