2010.02.04武道家 日野晃先生(続編)
先日ブログでご紹介しました武道家日野晃先生がお話したFMラジオ番組が
2月15日(月)16日(火)の朝8時40分~放送されます。
これを聴いていただくと、どんな人なのか、なんとなく伝わると思います(^^)
ぜひ車の中で通勤途中にラジオをつけて頂き、耳を傾けて下さいね。
リアルコンタクト 2月28日(日)岡山公演のご案内です。
パーソナリティの市川智子さんはとっても聴き上手な方で、どんどんいいお話が引き出されていきました。さすがプロですね。
武道家と言うと一般的に合気道ですか?剣道何段ですか?みたいな話になってしまうのですが
日野先生の言う武道はまったく違います。
そのあたりを市川さんは上手に引き出して下さっています。
本当の日本の伝統武道の中にはコミュニケーションの真髄がぎっちり詰まっています。
それを理屈じゃなく、実際に身体を使って丁寧に丁寧に稽古していくことで
身体すべてを脳ミソ化していっているんだと、そんなニュアンスかな?うまく書けずすみません(--;)
よくよく考えてみると
私たちの脳ミソ、いわゆる頭ですが、これは身体の中にあります。
ですよね?例外はありません。
でも、今という時代に限っては、自分の頭は身体とは別、と思っているいわば不思議な時代です。
当たり前ですが、身体から離れた幸せというものはこの世にはありません。
「美味しいものを食べて幸せ」と感じている自分
「彼氏にふられてつらくて死にそう」と感じている自分
それは頭をひっくるめたからだ全部、つまり「自分そのもの」です。
日野先生いわく、身体をとことん丁寧に感じていくことで脳ミソは勝手に賢くなっていく、です。
そして身体に蓄積された体感はすべてそのまま使える知恵に変わっていきます。
自分の身体を丁寧に細やかに感じていくことをどこまでも稽古していくことで
おのずと相手のことも丁寧に感じられるようになっていきます。
嫌でも感じてしまうといった方がいいでしょうか。
そして、情報を詰め込む作業ではなく、自分の身体を使ってどんどんそのセンサーを研ぎ澄ます稽古を重ねることで本当のことが浮かび上がってくる、そんな感じです。
「理屈じゃないねん」と、日野先生はいつもおっしゃいます。
人と人とが本当に関係しあえた時、言葉にはできないけれど何かしらの共鳴が起こります。
それをあえて言葉にすれば、「愛」かなあ、なんて思ってしまいます。
「愛」というとなんだか気恥ずかしいような、男と女に限っての言葉のようなイメージがありますが
そうではなく、全てのものに対してきちんと関係をしあえた時、そこには『愛」という言葉を連想させる
ような何かが確かにあると、私は当時も感じていました。今もそう思っています。
日野武道に触れた人は、全国各地、そして世界各地に多くいると思いますが、関係しあえた瞬間を人によっては「絆を感じる」とか「満たされる」とか「共感しあえた」とか、いろいろ言葉にしているんだと思います。
言葉に正解はありませんが、感じていることは同じです、きっと。
20代に日野先生に出会い、その日から私の中の好奇心は走りっぱなしです(笑)
人と人とはもっと深く関わりあえる、関係しあえる、そう思えるリアルコンタクトだと思います。
「きちんと人に向き合う」ということを目の前で見るだけでも、その日から人生は変わると
大袈裟な話ではなくそう思います。
周囲の人との関係がどんどん良くなって、自分が見える世界がどんどん明るくなっていく
そんな感じでしょうか。
ちょっと吉本さん、大袈裟な・・・・(><)と言われそうですが、私自身がこの身で体験して
きたことなので誤解を恐れず書かせて頂きます(笑)
2月26日(金)午後1時半~西日本放送ラジオで生放送もあります。こちらもお楽しみに。。。