2010.05.06蒜山高原へ
GW後半に蒜山高原に言って来ました。
お天気がびっくりするほど良くって、本当に気持ちのいい3日間。焼けましたが(><)
馬好きの私はどうしても馬に乗りたくって、ホースセンターなるところへ。
カッコイイ高校生たちが、これまたかっこよく乗馬のレッスンを受けておりました。
こちらは一億数千萬円の賞金を稼いだ馬、↑です。
いや~、いい仕事するねえ、おうまちゃん。
山は、こんな感じで、いたるところに馬やら、牛やら、羊やら。。。。
なぜか、射的場もありました。
子供の頃に激しくはまっていたのを想い出します。
GWはかきいれどきらしく、おじちゃんも大忙し。
次から次へとお客さんが来ていました。
結構あたらないもんです。難しい。。。
本当に何もない山の奥でしたのでとってもゆっくりできました。
空気中の酸素量が高松市内とは違うのか?なんだかものすごく呼吸してるわ~っていうのを
感じるような場所でした。
聞いたこともないような鳥のさえずりも心地良く、スイッチを切ってゆる~っとできた
3日間でした。
たまには必要ですね。
でも、一番面白かったのは、やっぱり院長です(笑)
うちの院長はどこにいても仕事のことばかり考えている仕事大好き人間です。
新しい専門書が届いたり、新しい機械が届いた時には、にやにやしながらずっと
本を読んで、説明書読んで、機械いじっています。
いつも治療のことを考えているので、咄嗟にいろいろあれこれ思いついては、「ねえねえ、今から大事なこと話すからICレコーダーに録音しておいて」と、言います。
夜になって子供が寝静まると、頭がさらに冴えてくるらしく
「噛み合わせ」や「金属アレルギー」や、「親知らず」や「技工物」やらのテーマで
一冊の本ができそうなほど、思い切りしゃべっていました(笑)
吹き込んだその時間なんと、3時間分!!
「テープおこしよろしくう~~♪」といっていつもすっきりした顔で、私にレコーダーを託します。
ICレコーダーに一人黙々と話すのは嫌なんだそうで、「へえ、それで」「それから、次はどうなるの?」
「それってどういうこと?」と合いの手を入れてもらいながらでないと話せないそうです(--;)
私はひたすら、聞くだけ。
眠いんですが。。。。
ただ、私は、昔は院長の脳の中がまだほとんど理解できていなかったので、聞いていてもつまらなかったのですが、今ではほとんど理解できるので、聞いていると、私なりにその情報を取り込んでいき
それはそれは面白いのです。
何が面白いっていうと
知らないことを知れる、ということ。
しかも、深く。
しかも、本質的なことを。
院長の歯科に対する話は、いつも1本の大きな軸があり、そこから派生して
いろいろなテーマに広がっていきます。
しかし、全体的なバランス、というところをいつも押さえているので
どんな質問をしても、「それっておかしんじゃない?」という違和感がどこにもありません。
枝の部分ばかりを対処療法的に勉強してきていたとしたら、こうはいかないと思うのです。
院長いわく、「真理はいつもひとつ」なんだそう。
また、私は歯医者さんでもない歯科衛生士さんでもない、ただの「一般人」です(笑)
でも、だからこそ、わかる「業界の人でない人の頭の中」がわかります。
患者さんがどういう風にお困りになって
どんなことを求めて
どんなことを知りたくて
ということもたぶん、専門家じゃないからわかることがあります。
また、院長が話した言葉が、どうやったら普通の人に通じていくか、どうやったら受け入れてもらいやすくなるのか、ということも、分かります。
おそらく、うちのスタッフたちも、院長よりは、はるかにそのことがわかっている、そう思います。
そして、院長と話をしていて思ったのですが
どう考えても専門家と言われる人には、その専門的な知識を翻訳して一般の人たちに
理解ができるように広めてくれる存在が必要なんだな、ということ、です。
吉本歯科医院の場合は、カウンセラーや、私、マネージャーが院長にとってそういう存在です。
カウンセラーやマネージャー以外にも吉本歯科医院の場合には、全てのスタッフにも
同じように理解をし、自分の言葉に翻訳し、患者さんにお伝えできるように取り組んでいますが
そういう存在は専門家にとっては一人でも多くいればいるほど、価値は高まっていくと思います。
うちの院長がよく私に言うのですが
「私の言ってることは、患者さんに伝わらなければ患者さんにとっては私は何の価値もない存在だよね」ということ、です。
そうなんですよね。
どんなに院長が勉強して勉強して、技術を重ねて磨いても、それを受け取ってくれる患者さん側に
その価値が認められないとしたら、院長といえど「ただの人」なのです(--;)
これはどんな職業でも同じだと思いますが、「先生」と言われる専門家にとっては、右腕となってくれる存在が絶対に必要です。
うちの院長でも、やはり歯科のプロですので、専門用語を使って話をしてしまうことが多々、あります。
患者さんに対してはできるだけわかりやすい例え話を用いながらお話させて頂くようにはしていますがそれでもどうしても、専門家側の視点でお話してしまうことは否めません。
それはしょうがないといえば、しょうがないのです。
毎日どっぷり歯科の世界に浸かっているので、その中にいればどうしても専門家の視野になってしまうし、そういう言葉を多く使うようになってきちゃうのです。
私はそれはそれで、いいと思います。
それを見事に補ってくれる存在がそばにいれば、専門家の価値はぐぐぐぐ~んと上がります。
その存在は出来れば私は、女性、がいい、と思っています。
吉本歯科医院では、院長という専門家をいかに価値あるものとして患者さんに認知して頂ける
かは、そばにいるスタッフたちの微調整してくれる能力次第です。
院長の伝えようとしていること、これからやろうとしていることを理解している人が
一人でも多くいればいるほど、吉本歯科医院の価値は上がっていく、そう思っています。
トップが突っ走っていく役目だとしたら、
その右腕、左腕に、マネージャー的存在が2人、3人といる。
そして、トップが一人で暴走しないように(苦笑)うまく調整しながら、環境整備も
ばっちり行う。
こんな存在は、女性がピッタリ。
吉本歯科医院には、マネージャーという存在が今、たくさんいます(^^)
私はいちおうはマネージャーですが、吉本歯科医院のスタッフには、みんなマネージャー的存在に育っていって欲しい、そう思います。
そして、専門家にとって何よりも必要な存在になっていって欲しい。
もちろん私だって、そうなりたい。
そんなわけで、最近は、会う人会う人に「母性型経営しません?」「マネージャー作りましょう!」というのが私の口癖です(笑)