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2012.07.05目線

先日の定例ミーティングでのこと、です。

 

この日は、全員から「私達が患者さんにできること」というテーマでした。

 

出てきた発想には、「どんなことでもいい」「あり得ないことでもOK」というお約束です。

 

みんないろいろなことを出してきてくれました。

 

待合室でチェロの生演奏はどうか?(笑)

これは実際に自分がチェロの生の演奏を聴いて、あの音色にとても惹き付けられ

心癒された体験があったから、だそうです。

 

歯医者さんの匂いを感じさせないようにいい香りを院内に匂わせるようにする・・などなど。

また、これは、吉本歯科医院のスタッフ達が風邪をひいたり、予防接種を受けたりする近くの

内科クリニックがあるのですが、その医院での香りがとても心地よかったから、だそうです。

 

どれもこれも、実際に自分達がいろんなシーンで体験したものを「いいなあ」と感じたので「やってみたいなあ」と思ったものばかりです。

 

 

その中で、一人のスタッフがこんな提案を出してくれました。

「お金をかけずに心をかけることをしたいと。

 

お金をかけるサービスは設備を良くしたり、快適な空間を準備したりと、いくらでもすることができます。

しかし、彼女は、あえてお金をかけずに心をかける、と言いました。

 

彼女の提案のひとつに

「治療が長引く患者さんと交換日記をする」

というものが、あったんです。

 

全員が、「え?交換日記?本気?」という表情です。

なぜそんなことを思ったのかを聴きました。

 

すると彼女はある患者さん一人を思い浮かべた時に、この「交換日記をしたい」ということを思いついたんだそう、です。

 

その患者さんは、大掛かりなインプラント治療の途中の男性です。

手術の当日奥様と来院された時に、その患者さんは奥様に「彼女は娘と同じ齢なんだ」と紹介してくれたそうです。

 

その時から本当に娘のように大事にして下さるその患者さんのことを彼女自身もとても大切に思うようになりました。

 

 

大掛かりな手術です。

 

ある時期、最終的な歯が患者さんの口の中に入り治療が終了する過程の中で、「噛めない苦しい時期」というのが、あります。

 

 

その時期に突入する前に、彼女はその患者さんと「交換日記」をしたいと思いました。

 

噛めない時期に患者さんがどんなことを不安に感じ、どんなことに苦痛を感じるか、私達の今までの経験の中から、わかるから、です。

 

起こる不安や苦痛が先にわかっていたならば心の準備ができます。

 

そしてその苦痛や不安は事前情報があれば、どれだけ和らぐことでしょう。

 

 

そんなことを考え彼女は患者さんと交換日記をしたいと、本気で提案をしました。

 

彼女は言いました。

 

「お金をかけることは簡単です。

でも、心をかけることは、手間暇とそこに思い入れが必要です。

私は吉本歯科医院に何回か通院してくださった患者さんには情を感じます。

情を感じるから、どうにかよくなって欲しい、どうにか不安を取り除いてあげたいと、思います。」と。

 

素敵だと思いました。

また、医院を運営する立場から冷静に見た時に

彼女は、医院を運営する側からの目線でモノを考えることができる人だ

と感じました。

 

ここは、実はとても大きなポイントです。

人を雇う側にとって、絶対に離したくない存在というのは

こういう視点でモノを見られる人です。

 

企業であれば

どれだけ経営者目線で一緒にものを考えてくれるヒトなのか

に尽きます。

社員でありながら

経営者の視線を持ち

さらにお客様からどう見られているのか、を意識できる人は

優秀です。

そう思いませんか?

 

そういう人は

雰囲気や態度や動作や言葉使いが

絶対に違うのです。

 

意識の問題です。

 

 

組織の舵を取る人

いわば、経営者と呼ばれる存在は

大小関係なく

孤独です。

 

 

そのことを知り

トップの右腕になってあげようと

配慮を尽くせる人は

仕事を失うことは、ありません。

 

なぜなら、トップは孤独なので(笑)

誰だって欲しいのです。そういう存在が。

 

 

資格がある

とか

経験がある

とか

そういったことは

2の次、3の次、です。

 

 

自分が一生懸命やっているからいいだろう

という視点は自分勝手に、自己中心、自己満足

に陥りがち、です。

 

しかし、本人は一生懸命やっているので

視野は恐ろしく狭くなっていることに

気が付きません。

 

 

彼女の場合でいえば、

自分を含め、患者さんを含め、院長も含め

吉本歯科医院として、どうするのが最善か?と

考えることができるということになります。

 

 

吉本歯科医院では、おおがかりな治療が非常に多いため

治療期間、そしてその後のメインテナンスにも

患者さんが付いてきて下さらないと、うまくはいきません。

 

 

では、患者さんと心を合わせて長い期間を共に帆走するためには

自分を少し引いて見てみる大きな視点が必要です。

そういう視点を兼ね備えた存在は

どこでも、誰でも欲しいのです。

 

 

彼女を見ていると

心で人と繋がりたい、表面的なやりとりでなく、自分も患者さんも心がなんだかほっこりとあったかくなるような仕事をしたい、そう思いながら日々の仕事をしているように見えます。

 

それは彼女の日々の対応を見ていてそう感じます。

 

彼女が今回のミーティングで出してきた一枚の紙には

経費が少ない案1~5と、経費が少しかかる案2件でした。

 

経費が少ない案の5件は、お金をかけるかわりに、治療中に汗をかいているのを見つけたら冷たいおしぼりをお出ししようとか、長時間の治療の患者さんには、手術に使う時の専用の背中マットを使おうとか、脚の下がだるくならないようにクッションを当てて差し上げようとなど、「ちょっとした配慮」でできる心遣いでした。

 

 

 

そして、早速この「患者さんとの交換日記」をやってみようよ!と言いました。

まずは、一人からはじめてみよう!と。

 

一行でもいいから、困ったことを書いてくださるだけで会話のとっかかりになります。

 

 

ミーティングの中でふと出てきた「情を感じる」「情がうつってしまう」という言葉です。

 

 

何度も会っていると、情がうつる

という感覚って、日本人独特です。

 

世に言う「ビジネスの世界」では、必要ないもの、邪魔なもの、かもしれません。

しかし、私は彼女が言う、「情を感じる」という部分に大きく感動しました。

 

また、それを失くしちゃあ生きててもつまらないでしょう

と思いますし

仕事をしていても、何かつまらない物足りない、と感じてしまいます。

 

 

これは患者さんとの関係以外でも、スタッフとの関係でも、いつも思います。

 

「毎日顔を見て会っている」と、「情が湧いてくる」のです。

 

スタッフだけでなく、関連のお仕事をして下さっている方に対しても、何度も何度もあって会話をしているうちに、他人ではない身内のような感覚、まったく知らない人よりも、距離が近い感覚になります。

 

そういう意味で、何度も顔を会わせている人、より多くコミュニケーションをとっている人に対しては、情の度合いも変わってきます。

 

 

理屈ではない、情の部分。

 

情は、心の芯の部分ではないかと、思います。

 

そこに触れた時に、心が動くし

そこに触れられた時に、心の中にジーンとあったかいものがしみわたる体験を何度もしました。

決して、理屈で心が強く動いたことは、ないんです。

 

 

そんな彼女は、吉本歯科医院に来る前にもある歯科医院で勤めていました。

前職でも、とても大事にされる存在でした。

 

彼女の評判は別の方向からも耳に入ってきます。

なぜなら、住んでいる世界は広いようで、狭いのです。

 

「うちで働いてくれていた時、とっても良かったよ、あの人は信頼できる人だよ」と言う情報は狭い世界ではすぐに耳に入ります。

 

逆に、「あの人は雇うと大変だよ」という情報も嫌でも耳に入ります。

 

人と雇う側というのは、いつだって採用する時にたくさんの情報を欲しがります。

ましてや今のご時勢です。

 

人を一人雇うことにとてつもなく慎重になってしまうのは

当たりまえの心理です。

 

前職や前々職の会社ではどうだったのか?を知りたがります。

そしてその情報はやたやすく耳に入れることができます。

人との縁をたどっていけば、ものすごい確率で

その人の情報は入ってきます。

 

狭い世界だから、です。

 

 

大事なことは、

どれほど、必要とされている人の目線に立てるか

だと、思います。

 

 

自分は頑張っている、だから認めてよ

で完結するのは

子供の世界です。

 

自分がやっていることが

周囲にとってどう見えているのか?

 

専門家や立場が上の方になり

きちんとやれている人は

仕事でもプライベートでも

自分の立ち振舞いを意識してるように思います。

 

 

人が自分に取る態度は

その人が人に取っている態度がそのまま

鏡になったもの、です。

 

 

自分はどう見られているのか?

自分はどう見られたいのか?

 

 

この視点を持つことで、ハッと気が付く人も、います。

素地のいい人は、気が付けば瞬時に変わるので

やはり、素直な人が、得です。

 

 

交換日記、どうなっていくのか

楽しみです。

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