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2013.06.29オニババ

ある患者さんがこんな新聞記事を持ってきて下さいました。

「きっと、参考になると思って」と。

ありがたいです。

 

津田塾大学教授の三砂ちずるさんが書いた記事です。

 記事より↓

「出産や月経など、女性の性の問題としっかり向き合わない女性は「オニババ」になる・・・。

私達は、立場が弱い人の声を聞くことがあまり得意ではない。

声が大きく、はっきりものを言う人の声が届きやすい。

 

長く「母親」や「女性」の立場は強いとは言えなかったから私達の先達は大変な努力を重ねて

下さって女性の状況は少しずつ良くなってきた。

女性の声もそれなりに大きくなってきていると思うが、そうなると

自分より弱い立場の人の声を聞くことが困難になることもある。

子供達の声を聞けなくなっている女性も増えているのではないか。

子育て支援、母親の支援、ということを、そろそろ、子供の目線から語りたいと思う。

私達は女性の立場に立って物事を考えることにだいぶ習熟してきたが

子供の気持ちになって考えることはまだ苦手である。

彼らはきちんと話せないし、論理的に自分の置かれている状況を説明したり

論理的に批判したりできないからである。

 

出産しても、すぐにお母さんが安心して働けるように、という。

しかし、子供の立場からしたらどうだろう。

幼い人は、あまり変化のない環境にいたい。

一番身近で安心できる人のそばにいたい。

子供の立場になれば、幼いころの数年を安心できる親密な環境である

自分の家で、自分の母親や一番近しい人とゆったりした時間を過ごすのがよい。

でも、そうもいかないから、この幼い人たちは、頑張って、私達の状況にあわせようとしているのだ

 

お母さんが大変だ、というから、では、私達が我慢しようといってくれているのだ。

病気の子供がいても、病児保育を充実させて、母親が働きにいけるように、という。

気持ちは分かる。

 

働いたことのある女性ならみんな、仕事が大事な時に限って

子供が体調を崩した経験を持っている。

私にも、ある。

一番忙しくて、一番大変な時に限って、子供は熱を出すし

下痢をする。

 

しかし、考えてみれば、母親が忙しくて、子供に気持ちがいく余裕がないから

子供たちは体を張って、母親の注意を喚起しているとも言えるのではないか。

 

お母さん、私のこと見てよ、私と一緒にいてよ

と。

 

そこでさらに人に預けられたり、病児保育の施設に預けられたりしたら

子供たちはきっと寂しいだろう。

 

子供が病気になったら

「子供が病気なんです」と気兼なく休めるような働き方こそができるようになって欲しい。

 

幼い人は実はさまざまに我慢して

母親や家族を許してくれている。

それを忘れないでいたい」(記事より)

 

 

読みながら、グサグサと私自身胸に突き刺さりました。

我が子がうんと小さい頃のこと

そして

スタッフの子供達のこと

 

確かに、おっしゃる通りです。

お母さんが、安心して、働けるように

というのは

そこにはどこにも子供の目線はなく、子供の心は

まったくおかまいなし、です。

働くお母さんがいる職場の論理であったりも、します。

本音と建前の矛盾があります。

 

どこ子も宝物、と言いつつ

子供の心を中心にした制度はまだどこにも、ありません。

 

やっと

お母さん目線までたどり着いた

やっと

女性の目線までたどり着いた

程度です。

 

女性が安心して働くことができる

という場を本当に実現するためには

女性の変化に富んだサイクルを理解し、その上がったり下がったりする

波に合わせた風土を作ることが大事なんだろうな、となんとなくですが

想像します。

 

女性の人生は男性よりも

何通りも、あります。

結婚するかしないか

子供を育てるか育てないか

両親と同居するかしないか

そして介護の問題もあります。

仕事だけしていたらいい

家のことだけしていたらいい

ではないんです。

 

お母さんであり

女であり

社会の中の一員でいたい一人であり

いろいろあるんです。

 

 

ただ、託児を作る

とか

ただ、制度を整える

とか

そういうことではなく

 

誰一人として同じではない

女性の生き方を何通りもシミュレーションしながら

認めていくことが大事です。

 

そして働くお母さんの問題として

「子供をみんなで育てよう」

「この場に集った人はみんな縁あって一緒にいるんだ」

「お母さんと子供は母子一体なんだ」

ということを

もう、そこにいる人、男女みんなが

当たりまえのように知っている。

 

一番立場が弱い、小さい声で、自分が思っていることを

言葉に出すこともできない存在のことを

よくよく聴いていく

自分から耳を傾けていく

という風土ができたらいいなあと思います。

 

ちなみに、

あるイケテル会社では、

社長である男性(36歳)が、部下である男性全員に

「女性の話は自分の手を止めて、何を優先しても聞くように」

と、これは「業務命令」としてあるそうです。

 

新入社員の女性が

「あの~~」と寄ってきたなら

男性社員はどんなに忙しくても

パソコンの手を止め、体を彼女の方に向け

目を見て

「うん、何かな?聞かせて」と

言うそうです。

しかも、ニッコリと。

男性社員たちは、話を聴く技術を専任のコーチをつけてもらって

定期的に練習しているそうです。(←そこまでやる!!)

 

上手にあいづちをうち

上手に質問を返し

彼女が言いたい真意が何かを掴み、必ず彼女の取るに足らないことでも

文書にして上司に報告していくんです。

 

それだけで、どんどんいいアイデアが吸い上げられ

お客さんの情報が入ってくるんだというので

驚きです。

 

 

男性は女性の話を

積極的に傾聴する

という風土を「あたりまえ」にしているところが

すごいです。

 

男性にそこまでされたなら、

女性も男性を「ああ、かなわないな、男性には」と思いますよね。

人との関係はすべて相互の関係ですので

よい循環に入っていきます。

 

 

なんでもそうですが、

「こうなったらいいなあ」と一瞬でも思ったら

その時に

「でも、そんなのは夢のまた夢」と打ち消すのではなく

「そうなるのが、あたりまえ」と思う癖をつけていくことって大事です。

 

そうやって考えるようにすると

気がついたら風土なんてあっという間に出来上がってしまうんです。

気がついたら。

 

 

職場以外でも、近所同士でも、そんなことができたらいいし

実際にそういう風になっていくと思います。

 

協力しなければ

もうどうにもこうにもならないくらいに

なってきているからです。

 

一人で、一家族で、親子だけで

完結するのではなく

じゃんじゃん周囲の人と一緒にやっていく

もちつもたれつです。

 

実際、私も人の力をどんどんおかりして

どんどん甘えて、そうやって子供を育てています。

 

子供は大勢の中で育った方がいいと私は思ってます。

なので大人の中にいつも一緒に連れていきます。

今日は土曜日で、当院カウンセラーの愛娘りっちゃんも医院にきています。

 

みんなが可愛がって声をかけ、目をかけてくれています。

しょっちゅう顔を見ているので

情が湧くんです。

 

「大事にしないといけない」という理屈ではない

情です。

かわいくてしょうがない

という気持ちです。

 

本来、人間は多かれ少なかれみんな持っているものです。

その気持ちがたくさん湧いてでてきている時

自分の心は安定しています。

 

そういう意味では

引き出してくれている存在が子供だったりするんです。

 

声をかける存在がある

気をつけて身の安全を守ってあげようと思える存在がいる

ということは、実は大人にとってもしあわせなことです。

 

大人がみてあげている

ではなく

子供の存在によって大人はまた

とんでもないことに気がつかされたりするんです。

 

 

声が大きな人も

小さな人も

上手に自分の気持ちを話せる人も

自分の気持ちは話すことがどうも苦手な人も

みんなが補い合ってうまくやっていける場は素敵です。

 

オニババになっちゃいけないいけない

と、思います。

忙しくなんとなく生きていたら

オニババにすぐなってしまいそうな、今、です。

 

全てが母性型に通じていくことです。

母親学っていうのがあるのをはじめて知りました。

 

早速本を読んでみます。

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