2013.08.06暗いとは聞いていたけど、これほど暗いとは
善通寺総本山のお戒壇巡りに行きました。
秋に母性型勉強会で開催する「対話フィットネス」の会場下見です。
お戒壇巡り、暗い暗いとは思っていましたが
まさかこれほど暗いとは。
真っ暗闇
左側の壁に手を沿わせゆっくりと前にすすんでいきます。
こんなに真っ暗な闇を体験することは
まずないでしょう。
暗いとはいえ、通常は目が慣れうっすらと見えてくるものです。
しかしこの中は、一切見えない。
とにかく真っ暗な闇が続きます。
息子は「じゃあね~」ととっとと先に歩いていってしまいました。
私は、10歩ほど進んだ時点で怖くなって思わず引き返そうかと思うほど。
それほど怖がってしまう私は一体なんだ?とまず思いました。
誰でもいいから、手握ってて~~
と思ったけど
だれもいないはずなのに
手を握られても怖い~
なんて想像すると余計に怖くなってますます足がすくみました。
お坊さんの話によれば
善通寺のお戒壇めぐりは
時計回りとは逆巡り。
極楽への道ではなく、
罪を反省し、浄化するプロセスなんだそう。
お戒壇めぐりの中はひんやりと涼しく
壁は冷たく
真っ暗静か。
ここまで静かで真っ暗だと
心はどんどん内へ内へ向かいます。
半分ほど、怖い怖いと歩いたあたりで
怖さよりも、想いが湧き上がってきました。
死んだ時に三途の川を渡る時のシミュレーションをしている気分でした。
とてもとても長い時間この中にいたような気分でした。
出口が見え光が差し込んできたのが見えた瞬間に
ほっとしました。
出てしばらくはぼんやり。
お坊さんの言っていた通り
なにやら浄化されたようです。
秋の「対話フィットネス」では、このお戒壇巡りを最初に巡ります。
皆さんがどんなことを感じるのか、聴いてみたいです。
そして一緒に語りたいなと思います。
母性型勉強会の「対話フィットネス」は善通寺総本山にて開催です。
お楽しみに。