2014.03.24タバコを吸っているとインプラントをしてはいけません(その4)
最近では禁煙外来も増えてきました。
健康保険が適応できるようになりました。
つまり禁煙できない方は完全に病気であり中毒とういう病気であるということを国が認めた、ということです。
国が国家予算をつぎ込んででも減らしたい麻薬中毒と同じ中毒症であるということです。
歯科においても禁煙外来に紹介状を書くことも健康保険の適応になりました。
「禁煙をお勧めしますね」という可愛らしいものではなく、
「禁煙は病気です。禁煙専門の先生を受診して治療してください」
という紹介状という名の警告書を渡すべきであるという考えに変わったということです。
日々、日常の浮遊している排気ガスや汚染したもの、そしてタバコの煙、
そういうものが肺の中に詰まり詰まって、肺そのものの機能が低下していっているのです。
さらに、タバコを吸っている人は、吸っていない人に比べて2~8倍歯周病になりやすい、
ということをご存知でしょうか?
「タバコを吸う」ということは歯周組織にどんな影響を与えると思いますか?
喫煙者では、ニコチンの強力な血管収縮作用や一酸化炭素の粗粒子の作用により気がつかないうちに
重篤な状態へと進行していきます。
簡単に言えば、血の巡りが悪くなる、ということです。
糖尿病と同じで血の巡りが悪くなると末端まで新鮮な血液が行き渡りません。
当然、歯茎や末端の骨にまで血液が届かないわけです。
口の中が栄養失調状態に陥ると、お考え下さい。
タバコを吸っている方のお口の中は、ネバネバしています。
唾液の分泌量が低下するから、です。
唾液の分泌量が低下すると、口の中の細菌の繁殖を抑えづらくなります。
そうすると当然、歯垢や歯石がたまりやすくなります。
歯周病菌がどんどん繁殖し、いったんかかってしまうと悪化の一途を辿ります。
では、もし、タバコを吸っている人が一念発起して「禁煙」をしたとしましょう。
どの程度で体の状態が変化していくかお話します。
噛み合わせ専門歯科医院 香川県高松市 吉本歯科医院
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