2015.10.05プライドが高くなると「ごめんね」が言えなくなっちゃうんです。
「ごめんね」
「申し訳なかったです」
「私が言いすぎたね、ごめん!」
サラリ、こうやって謝れる言葉が出てくる女性は
外でも中でも、人間関係うまくやっていけるものです。
いろんな知識が入って
いろんな勉強をしていって賢くなればなるほど
どんどんプライドが高くなり
一番身近な相手に
「ごめんね」
が言えなくなっちゃうんです。
人と人との揉め事は
「私は正しい」=「あなたは間違っている」
と双方が思い込んでて
力が対立しあっている時に起こります。
そういう空気の時は
その場にいる人みんなが不機嫌な空気に
巻き込まれます。
周囲はいい迷惑です。
自分にも非があったかな
自分も反省するところがあるな
とすぐさま思い返し
「ごめんね」
と先に言えちゃう人は
先に謝ることで
目の前の相手との関係がとっとと修復され
自分の尊厳も守られることを知ってるんです。
そこで、
「なんで私が謝らなきゃいけないの?
相手が悪いのに!」
とずっと心の中で怒りを溜めている人は
病気になります。
怒りは「悪い毒」ですので
ためてる本人が一番体内に巡り
病気になるんです。
肉体の病気か
精神の病気か
どっちもか。
家の中での自分は
そのまま社会に出ても同じ自分ですので
家の中で主人を論破し責めたてる奥さんは
会社に出ても同じことを、します。
主人に向う
「はあ?なんでそんなにだらしないの?」
という怒りは
そのまま
会社の上司に
「はあ?なんでそんなに仕事できないの?」
ということになるんです。
人間関係は
パターンがあるんです。
何度も同じパターンで人間関係をダメにするのは
いつも同じなんです。
相手が変わっても同じことが
起こるんです。
根っこが同じなので
誰がきても同じことを繰り返すんです。
私も結婚して3年か4年ほどは、
ずっと「謝れない女」でした。
特に身近な主人や
親には謝れない。
一番たくさん接する人なのに
「ごめんね」が言えない時の私は
悪いものを溜め込んだ肉の塊を抱えて日々くらしている感じです。
なので、どうもうまくいかない。
仕事に行ってもどうもイライラする。
たまに会う遠くの人には
いくらでも優しくできるけど
毎日顔を合わせる人には難しい
となると、
実は力の湧いてくる度合いが違うんです。
特に女性は仕事中心に物事を考え出すと
スパスパッと切ったように
相手を結論づけて責めてしまうようになります。
「それは、間違ってる!」
「それは、おかしい!」
「だって、それはこうじゃない!」
筋道たてて理論的に相手を責め続ける術は
いまは女性の方が上手(うわて)です。
でも、相手を論破しても、
すっきりするわけでは、ありません。
論破して、相手を言い負かして
自分が正しいことを主張し続けても
心はなにか虚しいんです。
相手と仲良くなれない。
心が遠く遠くなっていくんです。
女性が社会進出するということは
女性がどんどん男性化するということ。
会社の女性には男性並みに働いて欲しい
でも、
自分の奥さんや彼女には
自分を立ててくれてうんと優しい女性らしい人がいい
というのが
男性の本音です。
私は、昔本当に、しんどいことしてたなーー
と自分で思います。
今では
家の中でもめたら
「おっと、ごめん!」と
先に謝っちゃいます。
以前はそのまま責めたてる方向に1時間、2時間と進んでいたのが
今では、「はい、ごめんね」で終了です。
だいたい家の中で起こる揉め事の8割は
自分のイライラか余裕のなさから
スタートしてるんです。
そこにああだこうだと
もっともらしい理屈をつけて
相手と戦おうとしてるだけ。
余裕がない時にはもめるんです。
余裕がなくなると、女は即座に「男性化」するんです。
余裕がない状態が
ずっと続くと、
そのまま「オヤジ化」が定着するんです。
脱おやじ化宣言をして
先に、謝っちゃったほうが
楽ちんです。
「ごめんね」の優しい一言で
とっとと関係を修復して
それから、
じわりじわりと
自分の要求をあの手この手で
通していけばいいんです。
自分のことを責め立てる女に
愛情を注いでやろうと思う男性はおらず
もっとちょうだいよ、全然足りないわよと
要求してくる女に
「よしよし、ではもっとやろう」と気持ちよく
あげたくなるような男性はいないんです。
謝ることと
反省することは
歳を重ねるほど、プライドが高くなって
できなくなっちゃうんです。
「ごめんね」と言う前の空気と
「ごめんね」と言った後の空気では
天国と地獄です。
「え?私、なんでこんなにつらかったんだっけ?」
自分で自分の首をギュウギュウに絞めてたことに
気が付くんです。
次回母性型勉強会は
2015年10月23日(金)18時30分~20時30分
場所:高松国際ホテルにて
会費:3,000円(食事代込み)