2010.04.26金比羅歌舞伎大芝居
日曜日、金比羅歌舞伎大芝居に行ってきました。
http://www.town.kotohira.kagawa.jp/kabuki/26kabuki/profile.html
患者さんご夫婦と一緒に、車に乗り合わせワイワイ言いながら行ってまいりました(^^)
人、人、人・・・・聞くと北は北海道から南は沖縄までおっかけをしている強烈なファンがたくさん
いるんだそう。
歌舞伎を見る、と称してお友達を連れ立って温泉旅行よ風な奥様たちがたくさん!
開演前で人はぎっしりです。
最後の大詰めの場では、客席に役者さんが降りてきたんですよ。
そばに近づいてくると「きゃ~~~~!!!亀次郎!!!!」と客席が絶叫(驚)
ミーハーな私もすぐ横にきた亀次郎を思わずつかんでしまいました(笑)
すごいものはとりあえず触っておかねば。。。と、本能的に(--)
それにしてもすごい。
三味線や歌、笛、たいこ、おはやしであれだけの場の空気を作り
照明だって窓の開け閉めによって光を入れたり出したり
この舞台を作るのにどれだけの人が人力で動いているんだろうと想像します。
子供は入れないのかと思いきや5歳ほどの男の子が座って3時間ちゃんと観ていました。
面白いのが、この小さな男の子がちゃんと歌舞伎の笑いのツボ?というか
落としどころに反応して、けらけら笑っていたこと。
独特の『間」とか、「視線の送り」をちゃんと観て笑っているんですよ。
小さい頃からこんなものを生で観て、その空気に触れているってすごいです。
連れてきていたお父さんはすごい。
それにしても歌舞伎役者のあの視線は、すごい。
視線だけで場の空気を一瞬にして集中させてしまう感じ。
日本人は本来、そういうものをみんなが持っているのかもしれない。
視線といえば
人と人同士がきちんと向き合った時、お互いの目からビームのように(←イメージですが)
何か目に見えないものが出ていると思います。
そのお互いがだしているビーム?が合わさった時、言葉ではいえませんが
何かしらの繋がりを心の中に感じてしまうのではないでしょうか。
人の目をきちんと見る、心をまっすぐ相手に向ける、というとの大事さを感じます。
目は口ほどにモノを言い、というのは本当にそう思います。
私が思っていることはすべて目を通して人に伝わります。
よこしまなことを考えている時は、きっと人から見たらすぐに見えてしまうんでしょう。
人の目をまっすぐに見られない心模様のときの自分は、嫌いです。
そういう時の自分は写真でも撮ってみたらすぐにわかります(泣)醜くく映っているので。。。
ですので、いつもまっすぐ見られるようにしておきたい、そう思います。
あの強烈な視線光線を見て、なんとなくそう感じました。
目はその人の内面をすべて写す鏡、です。まぎれもなく。