2010.10.29共感、共感、共感
今朝、保育園に子供を送っていった時の話です。
そろそろ寒くなってきたのでうちの子供たちはここのところ毎日青っぱなを垂らしています(ーー)
息子は中耳炎になりやすく、夜中に何度夜間救急に連れていったことか。
もう慣れたので緊急時の対応策もこなれてきましたが、最初の頃はいきなり高熱が出て
「耳が痛い~!!」と泣き叫ぶ子供にあたふたしていました。
今日も例によって娘が鼻を垂らしていたところ
たまたま同じクラスのお母さんとバッタリ会い、「おはよう~」と何気なく会話をしていました。
そのお話の中で、こういう時にはここの病院がいいいよ、ということを
教えてもらいました。
また、「ここの保育園のお母さん達もいーっぱいいってるよ」って。
決め手の一言です(笑)
やはり同じように小さな子供を抱えているお母さんは
「わが子を守りたい」と本能的に直感していますので
どこの病院の、あの先生が、これこれこのように素晴らしい、
なぜならね・・・という本当に役に立つ情報をものすご~く持っています。
うさんくさい情報や、あぶなさそうな情報はちゃんとシャットアウトしているんです。
このお母さん同士の情報網は本当にすごいもんだと私はいつも感じます。
子供に関する悩みというのはだいたい似たようなものが多いので
悩みを一度吐き出すと、「ああ、わかるわかる」「うちも同じ同じ」と
すぐに10人くらい共感してくれます(笑)
そうして話をしていくと
「こうしたら良くなったよ」
とか
「あの病院のあの先生に行けばものすごくよくなるよ」
とか
「あの店にこんないいものがあるよ」
とか
実際に役に立つ情報が山のように入ってきます。
雑誌やCMには書いていない、本当のクチコミ、です。
女性同士は、共感がベースにあるので
共感、共感、共感が積み重なっていくと、その先には、信頼できる、という
感覚になってきます。
そして、共感共感共感、が重なるとその副産物として
「ああ、この人、私大好き♪」という感情を引き起こします。
実際に、私も今朝得たこのとっておき情報「あそこの先生の◯◯がいいよ」という話を
お昼までの3時間で一体何人にしゃべったことか・・・(笑)
今日は当院の森下がやや病み上がりだったので
「もう、早速ここに行って!!」とほぼ強制連行しようと思うほどです。
そして早速今日の夕方にでも子供を連れて行ってみようと
思ってしまっています。
信頼できる人の情報は、行動へのスピードも早いです。
でも、お医者さんに関する「あそこはいいよ」っていう噂って
実際にはどんな内容だと思いますか?
それは
「あそこの先生はね、ちょっとした声かけに思いやりが感じられる」
「丁寧に優しく触ってくれるから、子供が安心してるの」
「ちゃんと目を見てくれるんだよ」
とか、
「痛くないように気を遣ってくれる」
とか、
そういったちょっとした
先生が醸し出している雰囲気や些細な態度を見て
「ものすごーく、いいよ」って言わせてしまっているんですね。
女性の情報の中で
「最新の機械が整備されててさ」
とか
「薬の成分がすごいらしい」
とか、
あまり、聞きません(--)
私に対して丁寧に気を遣ってくれている
ということが感じられると
もう、その先生がやる全てのことは「あとは押してしるべしであろう」と
連想させてしまうんです。
特に女性は。
細部が素晴らしいと、全体が全てよく見えてしまう。
逆に細部に気が行き届いていないと、全体もぼやけて見えてしまうんですね。
細部ほど、気を遣う。
組織の中の人との関係でも、全く同じですね。
今朝は、いいこと聞いて、朝からご機嫌です。
そうこうしていると
患者さんが渋皮の栗をむいたケーキをお持ちくださいました。
ずっしり、もっちり。
これ、去年も同じ時期に頂いたのですが、もう腰が抜けそうなほど
美味しいんです(><)
渋皮むくのって大変ですよね。。。。。
「作るのが大好きなのよ」といつもニッコリ笑って持って来て下さるんです。
来年の「患者力の高い患者さん紹介」lコーナーでご紹介しますので
どうぞお楽しみに!とっても素敵な女性です。
お昼休みに頂くことにしましょう(^^)