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ホーム > 香川県高松市で母性型を実践マネージャーブログ > 知ってしまったからには、ほうっておくことはできない

2011.11.08知ってしまったからには、ほうっておくことはできない

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昨日、11月6日(日)愛媛県の松山まで講演会を聴きに行きました。

5時起き!

子供は眠る時に洋服を着せておき、朝そのまま車に詰め込みました(笑)

 

お目当ては昨年高松の講演で衝撃を受けた

紙屋克子先生(静岡県立大学大学院看護学科教授、医学博士)のお話

そして

山元加津子先生(石川県特別支援養護学校教諭、作家)のお話、です。

通称「かっこちゃん」

 

かっこちゃんを知ったのは、当院のこの面倒臭いニュースレターをいつも根気良く

最後には驚くほどきれいにまとめて下さっている加地さんから教えてもらいました。

 

加地さんは、いつだって、すごいタイミングですごいことを私に気づかせてくれる

そんな存在、です。

 

かっこちゃんと紙屋先生のことを

教えてくれたのも、やはり、加地さんでした。

 

私は加地さんを神様からのメッセンジャーと勝手に名づけております(笑)

 

かっこちゃんの講演を受けて衝撃を受けた私は、今回、松山でなんとあの紙屋先生と

かっこちゃんが一緒に講演会をする、ということを聞いて

これは何が何でも行かなくちゃ!と思いました。

 

 

そして、行ってよかった。

そして、このことを知ってしまったからには、この話をしないといけない

と思いました。

 

昨日あの場に集まった600人近い人のほとんどが

同じ想いになったのでは、と思います。 

そう思わせるほど、朝9時45分からはじまり夕方4時に終る長い講演会だったのですが

会場内の空気がひとつになっていたのを私は感じました。

まばたきをする暇さえないほど、お二人の話にひきつけられました。

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かっこちゃんは、脳幹出血で倒れた親友の「宮ぷー」の病院に毎日通い試行錯誤で

リハビリを行いその様子をメルマガで公開しています。

 
http://archive.mag2.com/0001012961/index.html

 

病気や障害で意志の伝達が困難な人のために、意思を伝達するためには

いろいろな方法があることを自らのアンテナを立て続けたことから情報が集まってき

そしてそれを発信し続けています。

 

親友である「宮プー」が倒れてからかっこちゃんは医師にこう言われました。

もう3日の命ですよ。

もし、生きられたとしても一生植物状態 ですよ。

全身麻痺ですよ。

体は動きませんよ。

と。

 

しかし、かっこちゃんは

「大丈夫です」

「大丈夫なので、安心して下さい」と医師へ。

 

医師はおかしな顔をしていたそうです(^^:)

 

しかし、かっこちゃんは「とにかく大丈夫だ!」「きっと良くなる」と信じ続けました。

そしてそれを言い続けました。

「彼は全部わかっている」

「感じている」

「心が伝わっている」

その伝達の方法が今は遮断されているだけなんだ、と。

 

通常植物状態です、と医師に宣言された人に対して一般的な場合は

①何もわからないし、聴こえていない

②ベッドに一生寝たきり

③しかたがない、そうやってみんな死んでいく

④だからちょっとでも危険なこと(無理なリハビリなど)はしない

 

というのが世間一般の常識だそう、です。

 

私も、そう思っていました。

昨年父が脳梗塞で倒れ肢体不自由になり、失語症になり、ベッドで寝ているのが

普通になった時、やはり、同じようにそう、思っていました。

 

しかし、かっこちゃんは「それは違う」と思いました。

①全て聴こえているし、わかっている

②どんどん良くなっていくんだ

③必ず方法はあるんだ

④少々の危険があっても回復のためなら万全の注意をしながら行う

 

かっこちゃんの話の中で

ああ、これなんだ、と強く感じた言葉がありました。

 

未来を信じてくれる人がそばにいる

ということが人間に奇跡を起こすんだ、ということです。

 

どんなに「もう、あの人はだめだ」と言われ医師にも診断されたとしても

「いいや、大丈夫」「私がそばにいる」「必ず良くなる」という存在が

たった一人でもいれば、人はとんでもない生命力が湧き上がって来るのでは

と思いました。

 

たとえそえれが現代の医学では

データ上でありえないことでも。

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これは講演中に、かっこちゃんが

どうやって力のないかっこちゃんが大きな「宮ぷー」を軽々と動かすことができるのか?

というデモンストレーションでした。

なぜか、当院院長壇上に・・・・・(笑)

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そしてこちらは日本が誇る看護の神様、紙屋克子先生。

意識障害で「もう意識が回復することは難しい」と医師が判断した患者さんを

次々と独自のリハビリ、そしてコミュニケーションの手法で回復させてきた方、です。

昨年の講演会よりさらに進化している様子に前から2番目の席で見ていた私は

ドキドキしたのです。

 

68歳ですとおっしゃいました。

30年以上、情熱を傾けて意識障害の患者さんと向き合ってこられた女性です。

その言葉のひとつひとつには、「真剣に関わってきたからこそ」の重みがあります。

 

紙屋先生は

こうおっしゃいました。

 

意識障害の方で、もはや意思の疎通は難しいと診断されている患者さんであったとしても、

それは正しいことでは、ない、と。

知らないだけなんだ、と。

 

だから、知って欲しい

いや、知らなくてはいけない。

 

肢体は不自由で手も足も動かず字もかけない、言葉も話せない、唇も動かせない

しかし、想いを伝えたい、伝え合いたいと思っているんだ、ということです。

だから、なんとかして、想いを伝えられるようにまで回復させてあげなくては

と必死のリハビリです。

 

意識障害の患者さんがリハビリにより回復してコミュニケーションの伝達手段を

手に入れた時、一番何を求めたか?と問うとそれは

「気持ちを伝え合いたい」

そして

「人間らしく口からモノを食べたい」

です。

 

口からものを普通に食べられて

思いを伝える手段をもっていることが

当たりまえの私たちにとっては、それがあることは普通ですが

その手段が全てない、ということを想像することは

本当に難しいことです。

 

その身になる

ということは、そうそうたやすいことではなく

恐らく想像することもできず

既成概念で、「きっとこうであろう」と考えてしまうと思うのです。

 

 

私も実際、父が脳梗塞で倒れ失語症になり、病院で寝ていて全く会話も

指での会話も出来ない時に

「父はもはや、私のことはわからない、のかも」

「意識がなくなりかけているので、コミュニケーションなどできない」

と思い込んでいました。

父が亡くなる前に、このことをもっと知っていたら

私はまた違うアプローチをしていたかもしれません。

 

知らない

ということは残酷です。

 

 

心、つまり意識がある、確かにある、

ことを知ってしまった以上

私達はもうほうっておくわけにはいかない

 

自分以外の他人が、自分のために何かをしてくれようとしている

という心の姿勢が、同じく奇跡を起こしていくんだということを

伝えてくださいました。

 

お二人が伝えようとしていたことは

原点は同じなんだ、と私は感じました。

 

このことを知って欲しい

知ってくれるだけで

救われる人がたくさんいるはず

と、いうその想いが壇上から溢れてくるんです。

 

控え室前でかっこちゃんに会いました。

初めて握手をしました。

その時、かっこちゃんは本当に少女のような目で

「ああ、いつもありがとうございます。

どうぞこれからお友達になって仲良くして下さい」と

優しく優しく手を包んでくれるのです。

 

私はそのまなざしと手のやわらかさにびっくり、しました。

この人にはほんの1ミリの壁がまったくないことに。

心の境目がない、んです。

肉体という皮を着てはいますが

そこに立っているのは

「かっこちゃんの魂そのもの」。

 

 

いろいろな経験を通じて人の心が多くの次元と繋がって広がっていることを

体感している人なんだと思いました。

 

どんな言葉で表現したらいいのか

私にはわからないのですが、

あえて、「愛」と呼ぶことに、してみます。

 

生きている私たちは、誰しも愛し愛される気持ちが欲しい、です。

私は、それがないと生きていくことなどできない

と思っています。

 

その「愛」は男女のものではなく

人と人との愛です。

思いあったり、

信じてあげようとしたり

支えてあげようとしたり

いとおしいと思う存在がいたり

そういう自分の中から溢れてくる、何かあったかい、熱い気持ちです。

 

そういう意味では

誰しも愛を求めています。

愛を分かち合える人を、そういう人を一生かけて求めると思うんです。

なのに、いざそういう人を目の前にすると

自分をよく見せなきゃ、とか、

いろいろな鎧が相手との距離を遠くさせてしまいます。

 

かっこちゃんに触れ

この人にはそういう意識がもう全く無い、ということを

知りました。

なので、かっこちゃんの口から思わず出てくる言葉は

「信じたことそのまま」です。

 

だから、周囲は最初は戸惑うかもしれないのですが

次第に、その言葉に引っ張られていくのだと私は思います。

 

実際に私もかっこちゃんの書く言葉に引っ張られ

かっこちゃんの話す言葉に引っ張られ

かっこちゃんに実際に会い、その目に引っ張られました。

 

私は毎日配信されるかっこちゃんのメルマガを朝、読みます。

よくこれだけのこと書くことができるなあと思いながらも

かっこちゃんは書くことによって目の前で日々起こる「宮ぷー」の変化に向き合う姿勢を

整え、書くことにより、昨日見えなかったことが今日また見えるようになったり

気がついたりしているのでは?と日記を読んでいて感じます。

 

読んでいるだけでドキドキしてくるので

きっと同時進行で読みながら私も自分の中の何かに気づいているんだと思うのです。

 

大きなことや、素晴らしいことだけではなく

今日という日々の小さな細かい出来事にこそ、こうやって書き続けている

価値があると思います。

 

かっこちゃんと紙屋先生の発する言葉の中には

「表面的なこと」が一切ない、です。

「うわべだけのこと」がもう、びっくりするほど、ないんです。

なので生きている時間ぜんぶみっちり濃いのです。

 

なので、長い時間の話でも

長い文章でも

その長さを感じさせないのです。

本当に、不思議です。

 

このお二人の話をナマで聞いて欲しい、と思います。

そして私もまた、何度も聞きたい。 

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かっこちゃんと。

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パネルディスカッション風景

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紙屋先生を真ん中に、当院院長(右)、今回の講演会を主宰された愛媛の升田歯科の升田先生です。本当にいいお顔でした。

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コレハ、レッツチャットというコミュニケーション意思伝達装置です。

こんなものが、あったんだ!!!と興味しんしんです。

開発した人はすごい。開発した会社もまたすごい。

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かっこちゃんの著書「宇宙の約束」です。

帰りの車の中で一気読みです(笑)ちと、車に酔いそうでした。。。。。。。

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