吉本歯科医院

087-818-1118

上記電話番号をタップすると発信します。

閉じる

インプラント,噛み合わせ,総入れ歯,審美,治療は香川県 高松市の吉本歯科医院

香川 高松 吉本歯科医院
メニュー
治療メニュー
  1. 1)インプラント
  2. 2)薬で治す虫歯・根っこ治療
  3. 3)歯周病・歯槽膿漏・歯肉炎
  4. 4)削らない治療・接着ブリッジ
  5. 5)マウスピース矯正・
    目立たない矯正
  6. 6)審美歯科・歯を白くする
  7. 7)予防治療PMTC
  8. 8)顎関節症・顎が痛い
  9. 9)金属アレルギー
  10. 10)入れ歯
  11. 11)治療価格
  12. 12)親知らず
  13. 13)噛みあわせ
新しいブログはこちら

2014.06.10鵺の鳴く夜は恐ろしい

鵺の鳴く夜は恐ろしい

・・・・あくりょうとう(悪霊島)。。。。ジャーン

 

というキャッチコピーの映画

覚えていますか?

 

というより知らないかも?

昭和50年頃でしょうか?

 

当時小学低学年(何年だったか覚えてません)の私は

その日の夜も

また定期的にやってくる両親の大喧嘩の最中に

目がギラギラ冴えて眠れない夜を過ごしていました。

蒸し熱かった夜だったのを覚えていますので

ちょうど今の時期。

 

何かで言い争いになった父と母。

お酒を飲んでいるので

暴言が止まらない父に耐えかねた母は

夜遅いのに靴はいて出て行こうとしました。

 

それを見た私は

慌てて「私も行かなきゃ」と思い

なぜか、空っぽのランドセルをしょって

靴を履いて母についていきました。

子供心に

「もうここには帰ってこないのかも」

と勝手に想像したのを覚えています。

さらに

「パパは、さみしがりやだから、大丈夫かなあ」

と勝手に心配したのも覚えてます。

 

 

子供とは

勝手に想像する生き物です。

 

 

兄は寝たふり。

 

時間は恐らく10時半を回ってます。

小学生にとっては夜中です。

 

何も言わずに

私の手を引いて

もくもくと歩く母。

 

どこからか、タクシーに乗って

ついた先は、映画館。

 

当時はまだ商店街の中に

古い映画館があって、ワンスクリーンだけの映画館でした。

さびたほこりのような臭いが

今でも鮮明に蘇ってきます。

 

キップを買って

劇場の中に。

 

はじまった映画は

「悪霊島」

 

古い劇場の中には

後ろの方に2、3人お客さんがいるだけ。

 

 

怖いんですけど。

何もこんなシチュエーションで、こんな映画観なくても。

 

 

小学生連れてこんな時間に

こんな映画観てる一人の「おんな」

怖いです。今、思えば。

 

横向いても無表情の母

前見ても恐ろしいスクリーン

 

あの時の映画

ものすごく覚えているんです。

と同時に

その時の母の表情を通して

ややこしいことが

いっぱいあるけど戦うわよ

という心情も伝染してきました。

 

 

映画が終わってどうしたかといえば

「はー、すっきりした」

と何事も無かったかのように

家に帰ってました。

ランドセルもいらんかったやん。

 

 

夜中に帰ると

帰ってきたことにほっとした父が

「ふんっ」と言いつつも

鍵を開けて待ってました。

 

うちの親はややこしい。

あんな低学年の頃のこと

私は今でも鮮明に覚えてます。

よその家は普通だけど、

うちの家はおかしい

ちょっと、変

そう思ってました。

 

だから、私の子供も私のこと見て

いろんなこと想像してるんだろうな

と思ってます。

 

 

家の中で起こっている

一人の男と女のややこしい心の中の問題

夫婦の問題は

それぞれの親子関係にも連鎖しています。

そのややこしさを

聞き取り調査をしながら

紐解いてみるような

小学生でしたので

人間の不可解への興味はそのあたりから、あったのだと、思います。

 

 

父と母の相性は悪く

生きてる間中はケンカ9割だったようなイメージなのですが、

父からは毎日嘗め回されるように育ち

母からは全肯定されて育ったように

思います。

 

歯科の中にいて

口の中の細菌を知ってしまった今では

恐ろしく汚い話なのですが

私は、物心ついた頃から

父親にほっぺやら何でもかんでも

嘗められてました。

毎晩午前様で飲んで帰ってくるのですが

ウイスキー臭い口で

わざわざ私を起こして抱っこしてきたり

ほっぺ嘗め回すのですよ。

 

 

子供の頃に家に来ていた父の友人たちにも

とにかくチューされたり

抱っこされたり

そんなのばかり、でした。

 

私は、それが普通だと思ってたので

その影響か

今でも、人にやたら近寄っていくところが

るんです。

 

「近っ」

と指摘されます。

 

 

私にとって、人は近かった。

くっついていると

安心したし、気持ちよかったので

やはり私は自分がしてもらったように

わが子に接しています。

 

くっついてるのが好き

「もうやめてーー」ってくらい

抱き締めて逃げていくのが好き

これは、癖ですね。

治らない。

 

 

それを見ると

うちの院長はすごく不自然だと言います。

チューしたらバイキンが移る

とか

ひっつきすぎ

とか。

 

私の育った家庭のスタンダードと

よその家庭のスタンダードは

どうやら違うらしい

というのは大人になってから

知りました。

 

みなさんは、いかがでしょうか・・・

 

 

父は怒り狂うと本当にテーブルひっくり返すような家でしたが

それはそれはよくケンカする両親で

結局離婚しちゃいましたが

それぞれからもらったものは

今頃になってボディブローのように、効いてきます。

 

それが最近になって

わかったんです私。

 

 

私が、41年生きてる中で

これ、いいものもらってるなあ

と思うものは

我を忘れて集中してしまう性質

です。

 

この瞬間、時間だけは

誰からものぞかれない自分だけの世界です。

こういう瞬間は、

たまらない。

何も余計なことを考えていないので

不安がない

言い換えれば深く安心している

ともいえます。

 

私は、自分の時間がダレてきたなあ

と思ったら

すぐスイッチを入れるんです。

スイッチ入れるのは

簡単。

すぐ、入りこんでしまえちゃうんです。

 

 

人は不安な時

何かに集中していくことができません。

安心しているから、

集中できる。

安心しているから、

「あれ?あっちにあるあれは何?」

と好奇心が発動するんです。

 

安心感

それは

基礎の基礎の人が生きる基盤です。

物心つかないうちに

できあがるもの

それが、心の安全地帯です。

 

 

自分が大人になってみていろんなこと

経験してきて

はじめて

ああ、自分の心の中に安心感の土台を

作り上げてくれてたんだ」

ということに気がつきます。

 

これだけは

お金にかえられない。

お金積んでも後からは得られない。

 

 

結局、親が子供に与えてやることができるのは

その基盤だけ、です。

安心感という基盤だけ。

 

何かあっても捨てない

見捨てない

愛情を無条件で注ぐ

愛おしい

見つめているだけで思わずにやついてしまう

理屈じゃない世界

しょうもないことを言って

「うんうん、そうやねえ」としょうもないあいづちを

返せる母との至福の時間。

 

これをどれだけ伝染しつくせるかしかありません。

 

 

その土台が築かれれば

その後、どんなことを乗せても

結構うまくやっていけるものだと

私は、思ってます。

 

人を好きになったり

人を愛したり

誰かを信じたり

信じきったりする

そういう力の根源になるものだと

思います。

 

それがあれば

少々お金がなくても

少々学がなくても

度胸と愛嬌があれば

生きていける

のたれ死ぬことはない

誰かに愛されて

自分も誰かを愛して

十分楽しく生きてける

そう、思います。

 

 

 

社会に出た時や

誰か他人と付き合ったり

一緒に住むことになった時

ひょっこり出てくるのが

隠していたはずの自分」

です。

 

親との関係の中で

甘えきれていない部分があったり

満たされないことがあったり

「こうでないといけない」と厳しく制されてきたなら

大人になっても

それはひょっこり、顔を出します。

 

出てくるのは

誰かとのコミュニケーションのシーンで出てくるのです。

ここぞという肝心の場で、出てくるのです。

 

同じことを言われても傷つく人がいたり

なんとも思わない人がいたり

同じ出来事を見ても何も動揺しない人と

果てしなく動揺してしまう人と

これはすべて

自分の側の問題です。

 

自分を探っていくと

面白いことが、起こるんです。

 

 

夫婦喧嘩で飛び出したあげく

夜中に行く場所に悪霊島の映画をチョイスするような母ですが

私は、なぜか今でも母と一緒に時間を過ごしてる時は

安心します。

 

「ああ、そうねそうねえ」

「まあ、それは、しんどかったわねえ」

「ふーん、それで、どうなったの?」

「あらあ、じゃあ、よかったわねえ」

とえんえん、私の言葉をさえぎることなく

聞いてくれるから、です。

 

最近は忙しくてあまりゆっくり会えないのですが

年齢を重ねるごと、より深く聞いてくれるようになりました。

 

話しやすい

というのは、安心するんです。

 

 

人間はおりこうになってしまいましたが

やはり、お猿と一緒

動物です。

抱き締めて欲しい

抱っこして欲しい

くっつきたい

肌をなでてもらってると

安心するんです。

 

 

逆に、

言葉でなんとかしようと

してる時

人と人との距離は遠い、です。

 

脳みそも結局

体の中に入ってます。

 

 

しかし、悪霊島は怖かった。

 

あなたの家の「変な話」もきかせてください。 

母性型勉強会お知らせ

 

■日時:2014年6月18日(水)午後6時半~9時

■場所:高松国際ホテルにて

■会費:3,000円(食事代込み)

■お申込はhttp://boseinomonosashi.com/study/ 

前の記事へ
次の記事へ

香川県高松市で母性型を実践マネージャーブログ

最近の記事

カテゴリ

月別アーカイブ

  • 歯を削る前に知っておきたい7つのこと。
  • インプラント治療をする前に患者さん側が確認しておくべき5つのこと
  • 固定式入れ歯 インプラントオーバーデンチャー
  • 診断が変われば治療は変わる
  • 歯の予防サイト
  • 働きやすさが自慢の職場
  • オール・オン・フォー All-on-4
  • 吉本歯科医院の「治療の特徴」
  • 歯科医師の採用について
  • newsletter
  • 吉本歯科の動画一覧
  • 患者さんからのお便り
  • 無料メール相談・お問い合わせフォーム
  • メディア掲載実績・講演依頼
  • 歯科医院の方はこちらをご覧ください
  • 院長ブログ
  • マネージャーブログ
  • カウンセラーブログ
  • コンシェルジュブログ
  • 吉本歯科医院の考え方
  • インプラントの特徴
  • 歯のお困り事Q&A
  • 症例紹介

治療メニュー

  • Copyright 2009 Yoshimoto Dental Clinic. All Rights Reserved. 当ウェブサイトの情報・画像などすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。
  • 吉本歯科医院facebookページできました!