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2010.08.30紙屋克子先生の講演会

8月28日(土)紙屋克子先生の講演会に行ってきました。

DSC_0045.JPG

紙屋先生のお話を聴いて、「こんな看護婦さんが日本にいるんだ!」と驚きました。

紙屋先生は、意識障害の患者さんを「私達が治す」という熱い想いを持ち

医師が見放したような症例の患者さんを何人も劇的に回復させた実績をお持ちの方です。

看護、という力で。

看護は、人間と人間の信頼関係で築いていくものなんだ、ということを強くおっしゃっておられました。

 

看護婦さんでありながら、大学の教授であり、その世界では知る人ぞ知る、有名な

紙屋先生と、講演の前から聴いていたので、どんな方が登場するんだろう?と

興味シンシンでしたが、登場されてお話をされると、もうなんともいえないおだやかであったかい

そして優しい口調で、お話をされる先生です。

和顔(わがん)と言いますか、いろいろなことを体験してこられたからこそ、あのおおらかな笑顔が

できるのかなと思いました。

とっても素敵な女性。

 

kamiya.JPG

講演の一番最初に、紙屋先生が、今、このような意識回復への取り組みをするようになったきっかけとなる事件をお話されました。

 

まだ、新米ナースの頃です。

紙屋ナースは、脳神経の病気で、意識が植物状態になった患者さんに胃と喉にドロドロになった

食事(栄養)を朝昼夕に注入していく仕事があたっていました。

そして、ある若い男性の患者さんの部屋に入り、その患者さんに栄養を注入している時に

小さい子供を抱えたその患者さんの奥さんにこう言われたそうです。

「たしかに、命は助けてくれたかもしれないが、

主人のこんな状態を見て、とても治してくれたとは言えない!

こんな植物状態の主人で、私は小さい子供を抱えてどうやって生きていったらいいのか?!」

やるせない気持ちを新米だった紙屋ナースにぶつけられたそうです。

 

その瞬間に、紙屋ナースは、ものすごく驚いたと同時に、「はっ」と気がついたんだそうです。

まだ、生命や生活の質を問うQQLなんていう概念さえも、世の中になかった時代です。

 

命は助けたけれど、植物状態になった患者を、流動食のような栄養だけを機械的に

注入されている姿を見ているその家族の気持ちはどれほどかなしいものか。

そんなことを想うようになったそうです。

 

そしてそこから、紙屋先生の医療に対する戦いが始まりました。

医師が、もう過去のデータでは、意識は回復しませんよ、と断言された患者さんであっても

あらゆるトレーニングや、コミュニケーションでの働きかけにより、意識がどんどん回復していくんです。

そしてその実際の経過を写真を紹介しながら説明して下さるのですが

患者さんの表情が、紙屋先生チームが関わる前は、もうまさに「植物状態の顔」です。

しかし、2週間、3週間過ぎるにつれ、表情がどんどん変化していくのです。

そして、最後には、もう死ぬまで植物状態と断言された患者さんが、自分で梨を手にとって

口に入れシャリシャリ食べ、美味しい、という表情をしているんです。

 

紙屋先生の言葉です。

お医者さんはよく過去のデータや、今までの症例結果など数字などで

結論を出してしまいがち、ですが、

一番の最新の教科書は、

今目の前にいるこの患者さんです。

この患者さんと今、向き合っていくことが、最新の教科書になるのです。

 

すごいですよね。

 

「なんとかこの家族を喜ばせたい」「希望を持たせたい」という看護の想いが

患者さんに、そして、患者さんの家族に伝わり、さらには紙屋先生の看護チームに関わる人に

どんどん伝わっていくんです。

 

紙屋先生のお話を聴いて思ったこと。

人間はまだまだ未知な存在だということ、です。

 

完全な植物状態で意識回復はほぼ100%無理と言われている患者さんであったとしても

関わる人の想いや動き次第で、実はぷつりと切れていたはずであろう、脳の神経が

繋がりはじめることだって、あると聞きました。

 

紙屋先生のお話の中で、

どんなに医療が進歩して、機械が進歩しても

人間にしかできないことが、ある。

そして、人間はそんなすごい存在なんだということを受け取りました。

 

この講演会には吉本歯科医院の院長、吉本彰夫と、受付の樋口も参加していました。

講演が終った後、あまりにも伝わってきたものが大きすぎて声が出ませんでした。

恐らく、紙屋先生の講演を聴かれた方の多くは、同じように感じられたのではないでしょうか。

DSC_0075.JPG

 

 

 

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