2014.03.04あなたの虫歯が何度も同じところが虫歯になる理由(その2)
あなたは何度も同じところが虫歯になっていませんか?最新の虫歯治療(その1)の続きです。
まず歯の表面には汚れ・バイ菌がいっぱいくっ付いています。
今こうしている時点でも、私にもあなたの歯の表面に
は汚れやばい菌がくっついています。
歯の表面を爪でちょちょっとこそいでみて下さい。
爪の先にしめった白い垢のようなものがつくと思います。
におってみると臭いかもしれません。
この白い垢のようなものを顕微鏡で見てみるとこんな感じになります。
もちろんバイキンはウヨウヨと動いています。
ご希望の方は歯科専用位相差顕微鏡がございますので、
ご自身のお口の中の細菌をお見せすることもできます。
唾液の中には殺菌成分もありますけれども同時にバイ菌も存在しているのです。
つまり、その細菌は歯の表面、削った歯の表面にベッタリと付いているのです。
「リン酸」はそのバイ菌達を除去するためにも使います。
虫歯治療の際、削った部分に被せ物をしますが、
その前に削った部分の型取りをします。
型取りをしたら仮のフタを詰めます。
その仮のフタを付けるのに接着材(仮着材)でつけます。
しかし、その仮着材が付いたままの状態で、
新しく出来上がってきた被せモノをさらに上から本番の
接着材でくっ付けても、接着力がものすごく悪くなります。
封鎖性が悪くなります。
封鎖性が悪い=バイキン
が隙間から侵入する
ということです。
再発の原因をここで作ってしまいます。
この時点で仮着材を徹底的に除去する必要があるのです。
エキスカベーターという鋭利な器具を用いて仮着材を肉眼的に付着していない状態にまで除去しただけでは、
最も高価な接着材を使用してもダメです。
効果が得られません。
※(社)日本歯科理工学会が発行する雑誌である歯科材料・器械に論文報告されています。
象牙質と接着性レジンセメントの接着における仮着材の影響
Influence of Temporary Cement on the Adhesiveness of Resin Cementto Dentin
http://ci.nii.ac.jp/naid/110002992689
歯科材料・器械 15(3), 187-191, 1996-05-25
医学関係の方、化学関係の方はよくおわかりになるかと思います。
細菌に対応しなければいけない口腔内環境では、
肉眼的な処理では不十分で、光学顕微鏡レベルでの処理が必要なのです。
「リン酸」は接着阻害材である仮着材を除去する際にも使います。
そして歯の表面をきれいにします。
「例えば虫歯治療をする時はそのリン酸をどういう流れで、どのタイミングで、どんなふうにして使うのですか?」とある患者さんからご質問を受けました。
医学関係の方でしたが、さすがにするどいご質問です。
まず抗生物質を使用したバイ菌を殺すお薬があります。
抗生物質を作用させる場合には汚れが付いたところに殺菌剤を置いても、表面が汚れていますから、中まで浸透することができずに意味をなしません。
汚れたテーブルにどんなに殺菌剤を吹きかけても汚いままです。
汚れたテーブルの表面はまずキレイに汚れをふき取ってから殺菌剤を吹きかけなければいけませんよね。
歯も同じです。
「リン酸」はここでも登場します。
歯の汚れた表面をきれいにする時に使います。
バイ菌を殺すお薬を使って歯の中をきれいにします。
表面が汚れたままでは歯の中にお薬が到達できないのです。
詰め物や被せ物を作製する時に歯の型取りをします。
みなさんも経験されたことは何度かあると思いますが、
型取りをしてから、その型取りをしたものを使って詰め物や
被せ物が出来上がり口の中に入るまでには時間がかかります。
通常は1週間程度かかるのです。
型取りによって作製された歯型は歯科技工所に送られ、
技工物を歯科技工士さんが作ります。
その間に日数がかかるのです。
つまり、その日に付けることは出来ないのです。
その間、歯の中にはまたバイ菌が入ってきますから意味がありません。
1回バイ菌を殺したにもかかわらず、またバイ菌が入ってきてしまうのです。
そのために仮のフタが必要になるのです。
仮のフタをすることによってシミたりする痛みを和らげるのです。
そして型取りをしている操作をしている間にもバイ菌は入りますから、
そのバイ菌を殺すために、もう1度消毒処理を行わなくてはいけません。
この処理時にもまたリン酸を使います。
そして最終的に詰め物・被せ物が出来上がってきました。
その詰め物、かぶせ物を付けるためには、前回つけた仮のフタを外さないといけません。
仮のフタを外しました。
そうするとどうでしょう。
仮のフタを付けた時の接着材を仮着材と言います。
仮に付けた接着材、仮着材。
この仮着材が歯の表面にベッタリと付いています。
そしてまた1週間もすればバイ菌が入ってきておりますから、
そのバイ菌達を除けないといけません。
ですからその表面をきれいにする必要があります。
この時にも「リン酸」を使用します。
再発を起こさない虫歯治療
噛み合わせ専門歯科医院 香川県高松市 吉本歯科医院
https://www.8181118.com/
まず歯の表面には汚れ・バイ菌がいっぱいくっ付いています。
今こうしている時点でも、私にもあなたの歯の表面に
は汚れやばい菌がくっついています。
歯の表面を爪でちょちょっとこそいでみて下さい。
爪の先にしめった白い垢のようなものがつくと思います。
におってみると臭いかもしれません。
この白い垢のようなものを顕微鏡で見てみるとこんな感じになります。
もちろんバイキンはウヨウヨと動いています。
ご希望の方は歯科専用位相差顕微鏡がございますので、
ご自身のお口の中の細菌をお見せすることもできます。
唾液の中には殺菌成分もありますけれども同時にバイ菌も存在しているのです。
つまり、その細菌は歯の表面、削った歯の表面にベッタリと付いているのです。
「リン酸」はそのバイ菌達を除去するためにも使います。
虫歯治療の際、削った部分に被せ物をしますが、
その前に削った部分の型取りをします。
型取りをしたら仮のフタを詰めます。
その仮のフタを付けるのに接着材(仮着材)でつけます。
しかし、その仮着材が付いたままの状態で、
新しく出来上がってきた被せモノをさらに上から本番の
接着材でくっ付けても、接着力がものすごく悪くなります。
封鎖性が悪くなります。
封鎖性が悪い=バイキン
が隙間から侵入する
ということです。
再発の原因をここで作ってしまいます。
この時点で仮着材を徹底的に除去する必要があるのです。
エキスカベーターという鋭利な器具を用いて仮着材を肉眼的に付着していない状態にまで除去しただけでは、
最も高価な接着材を使用してもダメです。
効果が得られません。
※(社)日本歯科理工学会が発行する雑誌である歯科材料・器械に論文報告されています。
象牙質と接着性レジンセメントの接着における仮着材の影響
Influence of Temporary Cement on the Adhesiveness of Resin Cementto Dentin
http://ci.nii.ac.jp/naid/110002992689
歯科材料・器械 15(3), 187-191, 1996-05-25
医学関係の方、化学関係の方はよくおわかりになるかと思います。
細菌に対応しなければいけない口腔内環境では、
肉眼的な処理では不十分で、光学顕微鏡レベルでの処理が必要なのです。
「リン酸」は接着阻害材である仮着材を除去する際にも使います。
そして歯の表面をきれいにします。
「例えば虫歯治療をする時はそのリン酸をどういう流れで、どのタイミングで、どんなふうにして使うのですか?」とある患者さんからご質問を受けました。
医学関係の方でしたが、さすがにするどいご質問です。
まず抗生物質を使用したバイ菌を殺すお薬があります。
抗生物質を作用させる場合には汚れが付いたところに殺菌剤を置いても、表面が汚れていますから、中まで浸透することができずに意味をなしません。
汚れたテーブルにどんなに殺菌剤を吹きかけても汚いままです。
汚れたテーブルの表面はまずキレイに汚れをふき取ってから殺菌剤を吹きかけなければいけませんよね。
歯も同じです。
「リン酸」はここでも登場します。
歯の汚れた表面をきれいにする時に使います。
バイ菌を殺すお薬を使って歯の中をきれいにします。
表面が汚れたままでは歯の中にお薬が到達できないのです。
詰め物や被せ物を作製する時に歯の型取りをします。
みなさんも経験されたことは何度かあると思いますが、
型取りをしてから、その型取りをしたものを使って詰め物や
被せ物が出来上がり口の中に入るまでには時間がかかります。
通常は1週間程度かかるのです。
型取りによって作製された歯型は歯科技工所に送られ、
技工物を歯科技工士さんが作ります。
その間に日数がかかるのです。
つまり、その日に付けることは出来ないのです。
その間、歯の中にはまたバイ菌が入ってきますから意味がありません。
1回バイ菌を殺したにもかかわらず、またバイ菌が入ってきてしまうのです。
そのために仮のフタが必要になるのです。
仮のフタをすることによってシミたりする痛みを和らげるのです。
そして型取りをしている操作をしている間にもバイ菌は入りますから、
そのバイ菌を殺すために、もう1度消毒処理を行わなくてはいけません。
この処理時にもまたリン酸を使います。
そして最終的に詰め物・被せ物が出来上がってきました。
その詰め物、かぶせ物を付けるためには、前回つけた仮のフタを外さないといけません。
仮のフタを外しました。
そうするとどうでしょう。
仮のフタを付けた時の接着材を仮着材と言います。
仮に付けた接着材、仮着材。
この仮着材が歯の表面にベッタリと付いています。
そしてまた1週間もすればバイ菌が入ってきておりますから、
そのバイ菌達を除けないといけません。
ですからその表面をきれいにする必要があります。
この時にも「リン酸」を使用します。
再発を起こさない虫歯治療
噛み合わせ専門歯科医院 香川県高松市 吉本歯科医院
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