吉本歯科医院

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審美歯科治療

2021.07.16虫歯治療した歯を白い歯にやりかえたい

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香川県高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。


虫歯治療した歯が多く笑うと銀歯が見えるのが嫌なのえ
笑った時に見える歯を白くきれいにしたい
ということで多くの患者さんがご相談にお越し下さいます。

「歯を白くする治療」
というと皆さんはどんなことをイメージされますか?

「テレビで見る芸能人のような真っ白な歯にしたい」
「虫歯治療の時に入れた銀歯を白い歯にかえたい」
「ホワイトニングの機械で歯を白くする」
「本物の歯のようなセラミックの被せ物をかぶせる」


といった見た目の美しさを
まずは想像されるのではないでしょうか?


審美歯科=見た目の美しさ

であると、イメージ方がほとんどではないかと思います。

 
確かに
歯並びが良く
歯が白くて美しいと清潔感があり
人に会った時に与える印象は格段に良くなります。

海外のビジネスマンは
「歯並びが悪い」ことと
「歯の色が汚れている」ことは
自己管理ができていない、
自分に対する意識が低い
と評価されてしまうことがあるのも事実です。


 
日本においても患者の皆さまが
審美歯科治療では見た目の美しさを求めるのは
「当然のこと」です。
 
しかし、見た目だけの美しさだけを追求した結果、
悲惨な状態に陥ってしまっている方がいることも、
また事実なのです。

こんなに噛めない状態になるら白い歯に治療なんてしなきゃよかった、
とおっしゃられる方も少なくはありません。

 
「歯の色」「歯並び」「噛み合わせ」に象徴されるように、
歯は見た目ばかりが気にされがち、です。
しかし、
「噛むという本来の機能に勝る歯の役目」
はありません。


 
どんな色でも、
どんな歯並びでも、
どんな噛み合わせでも、
きちんと噛めること
ということが私たち人間にとっては最後の最後まで重要なことなのです。


見た目だけを優先し
治療をすることは大変危険です。



患者様は確かに見た目の美しさ、
人前できれいに笑える白い歯を望んでおられます。

しかし前歯をすべて白い歯にやりかえた後、
顎が動かしにくくなったり、
頭痛や肩こりがひどくなってきた
としたらいかがでしょうか?
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そんなことは「聞いていなかった」と後悔されたとしても、手遅れです。

歯の治療は何度もやりかえはできないのです。




白い歯にやりかえる時には
健康な歯を小さく一層削り、
その上に接着材をつけ人工の白い歯に置き換える方法があります。
 
ここで知っておいて頂きたいことは
一度削ってしまった歯は戻ってこない、ということです。

 
治療が終わり一時だけは白くなったご自分の歯に満足をお感じになっていても
こうした方法には実は大きな危険性があるのです。

 
ご自分の歯を削り人工の白い歯にやりかえた本数が多ければ多いほど
「噛み合わせの再現性」が難しくなります。

 
治療をする前は噛めていたのに、歯を白くする治療を受けた後、
以前噛めていたものが噛めなくなる、というご相談は少なくありません。

 
歯を白くしたいと見た目重視の審美歯科治療を
受けてしまったために、
本来の歯の機能である「噛む」という機能が損なわれてしまったのでは
何をしているのかわかりません。


本来の審美歯科は、外見の美しさはもちろんのこと、
機能的な美しさも同時に追求し、患者様に長い間安心していただけるような治療を提供することを目指すものです。


機能はとても重要なのです。


日本審美歯科学会による審美歯科の考え方です。

歯科医療の目標とするところは、口腔疾患の予防、治療そして健康保持にあります。

この口腔機能を健康に保つことは、"食べる"という食物の摂食・咀嚼・嚥下をおこない、生命の維持と活力源になるとともに、"話す"というコミュニケーションを可能にします。

これらは楽しい人生を送るための重要なポイントです。

しかしながら、たとえ歯科治療によって機能を回復できたとしても、審美的満足感が得られなければ、決して心身ともに健康を取り戻したという実感は得られないと思います。

この口腔付近の機能の回復と審美の改善は、表情は明るく、生活に活力を取り戻すことにつながります。

このように「歯科審美」は皆さんのクオリティー・オブ・ライフに大きく貢献しています。

日本歯科審美学会では、「歯科審美学とは、顎口腔系における形態美・色彩美・機能美の調和を図り、人々の幸福に貢献する歯科医療のための教育および学習に関する学問体系である(日本歯科審美学会教授要綱)」と定義しています。

われわれは、このような歯科審美学の基礎ならびに臨床を学習し、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士のそれぞれの立場から、皆さんに質の高い「歯科審美」を提供する努力をしております。(※一般法人日本歯科審美学会より抜粋)


材質に何を選ぶかという問題ではありません。
吉本歯科医院の院長、吉本彰夫は四国で唯一の認定医です。




まずはお気軽にご相談下さい。

香川県 高松市 無料メール相談

専門が変われば診断が変わります。




原因を突き止めることで

無駄な治療をしなくてすみます。

http://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php

原因を取り除かない限り再発を繰り返すのです

 

歯を削る前に知っておきたい7つのこと。メールセミナー全7回 インプラント 歯周病 PMTC 歯の定期検診 噛み合わせ 咬み合わせ 専門 吉本歯科医院 香川 高松




 

2021.07.14ハイブリッドセラミックとは「セラミック」ではなく「プラスチック」なんです。

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香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。



お越し下さった患者さんからの
ご相談です。

「現在ブリッジ治療を左右奥歯に2か所しています。
ブリッジ部分は銀歯なので笑った時に目立ちます。
見た目を白くしたいのでハイブリッドセラミックを入れて白くすることは
できますか?」

というご相談になります。


よくあるご相談で

「ハイブリッドセラミックで白い歯にできると聞いたのですが

ハイブブリッドセラミックとは何ですか?」

もあります。

 

ハイブリットセラミックについて

お話しますね。

ハイブリッドセラミックとは?

ハイブリッドセラミックスというのは、セラミックスという名前が入っているのでセラミックのような白い綺麗な歯の材料なのかな?と思われる方は多いですが

実はセラミックスとは全く違います。

 

いわゆるレジンというプラスチックです。

 

レジンとは、プラスチック素材でできた歯の修復物のことです。

 

ハイブリッドセラミックというのはいわばプラスチックのことなんですね。

内容物はレジン(プラスチック)とセラミックスの材料がちょっとだけ混ざっているもの、です。

で、ハイブリッドセラミックスという名前がついているんです。

ちょっとややこしいですよね。

 

被せ物を選ぶのは家を建てるのと同じ

例えば家を建てると想像してみてください。

家を建てる時、基礎は大事ですよね。

その基礎がどの程度頑丈にできているのかによって、家の強度が変わってきます。

例えば家を作るのであれば平屋が作れる程度の基礎であるのか

2階建てが作られる強度を受けれるだけの基礎であるのか

3階建ての力を受けいれるだけの基礎であるのか

というふうに考えていただくと、基礎でも全く必要とされる支える強度が違います。

家を建てる時は

土台の基礎にどれだけの力がかかってくるのかを考えて強度を確保していかなくてはいけません。

 

歯の治療も実は同じです。

 

どれだけの強度に耐えられますか?

歯の治療をした後、被せ物をする時に最も重要なことは「どれだけの強度に耐えられるか?」という問題です。

つまり、噛む力に耐えられる強度がある材料なのか?ということです。

 

ハイブリッドレジン、硬質レジン、セラミックス(陶器の材質)、ジルコニア、金属など、いろいろ被せ物の種類はありますが実は全く硬さが違うんです。

 

強度=「噛む力に耐えられる力」

とお考え下さい。

噛む力というのは女性でも奥歯だと100キロ、男性だと200キロかかるといわれています。

その「噛む」という力を、支えられるかどうかが被せ物を選ぶ時にはとても重要なことなのです。

 

残っている歯との咬み合わせバランス

さらに残っている歯の状態によっても強度は変わります。

ほとんどの歯が健全な状態で残っている方

多くの歯が神経のない歯だったり、入れ歯だったりする方

1本の歯だけが今回治療しないといけなくなったという方

では「噛み合わせバランス」としての強度の考え方が変わってしまうのです。

ほとんどの歯がご自身の歯が健康である方の場合には、噛む力を残ってる歯で支えればいいですし、その弱い歯に対してあえて強い力を負担させる必要はありません。

 

しかし、もうすでに何本かの歯を失ってしまっており、残りの歯が何本かしかないという場合には本来の受け持つ力以上の力がどうしてもかかってしまうのです。

 

ブリッジ治療も同じです。

歯を失って、残っている歯で橋渡ししてつなげてなかったところに歯が入ったので歯が治ったと思われるかもしれませんが、実際には柱は少ないのです。

 

柱の本数分の力しか耐えられないのです。

ではどのくらいの強度が材質によって違うんでしょうか?

 

材質の硬さを知ってますか?

通常、硬いかどうかっていうのは硬さメガパスカルという単位で表現されます。

一般的にジルコニアは1000メガパスカルを超えるものをいいます。

では、セラミックスはどうなんでしょうか。

見た目がよくしたいと奥歯にセラミックスを使い、かつてセラミックスがどんどん割れてかなりの厚みを持って作らないと薄くてセラミックスでは壊れてしまうわけです。

 

前歯だったらあんまり力がかからなくとも大丈夫なので前歯だったら従来のオールセラミックスでも大丈夫かな?ということでいわれたそのセラミックスだと、わずか400メガパスカルです。

 

実はジルコニアの3分の1の硬さしかありません。

強度はたった3分の1程度でしか支える事ができないのです。

 

ではハイブリッドレジン、ハイブリッドセラミックスやレジンはどうでしょうか?

 

100あるかないかです。

ジルコニアからしたら10分の1以下の強度しかないのです。

その10分の1の強度で果たして何年噛むことができるのでしょうか?

 

もちろんその治療するは以外のすべての歯が頑丈で健康でほとんどのものがそこでお食事できるという方であれば、ハイブリッドでもハイブリッドセラミックスでもなんの問題もないかもしれなません。

 

奥歯には奥歯の仕事、前歯には前歯の仕事

しかし、残ってる歯が数本でそこでしか噛むことができない場合や、前歯だけでしか噛めていない場合にハイブリッドセラミックを被せてしまうと、あっという間に前歯が倒れてきてしまいます

前歯には奥歯で噛むような「物をすり潰す」ことはできません。

「物をすり潰す」というのは奥歯の仕事です。

奥歯の仕事を前歯にさせるとどうなるでしょう?

 

前歯はどんどん動いて倒れていってしまいます。

真ん中のあたりにハイブリッドセラミックの材質で使って果たして何年持つのでしょうか?

また、もし仮にもったとしても「すり減っていく」ということを考えるとおすすめできる材質とはとてもいえません。

 

どうして保険で認めているのか?

ハイブリッドセラミックの説明の最後に「ではどうして国は保険治療でプラスチックの被せ物を認めたのか?」というお話をしておきます。

 

その背景にあるのは

近年、金属の価格が非常に高騰している、ということがあります。

今まで保険治療で認められていた金銀パラジウム合金も何倍もの値段に跳ね上がってきて高級品、ぜいたく品になってしまったんです。

保険治療で認められていた金銀パラジウム合金の金属価格が高騰すれば国が保険でまかなえる予算を大幅に超えてしまうのです。

 

そういった理由から

保険治療でもハイブリッドセラミックのようなプラスチックの安価な被せものでも、使えるようにということで保険の適応ができるようになりました。

 

日本人は「保険で使えるだから安全安心」「国が認めているものだから安心」とおもいがちです。

しかし、保険で認められている材質だからといって安心安全というわけではありません。

ご自身のお口の中の状態に応じてできるできないは判断が必要かと思います。

そしてまた、新しいハイブリッドやジルコニアやセラミックスはそれぞれ特徴があります。

ですので、接着材で貼り付ける時にその特性を知らずにくっつけてしまうと実は本来の力を発揮できない、簡単に外れてしまう。という事がおこってしまいますのでそれぞれに応じた適切な処置が必要です。

 

虫歯治療や歯の神経治療をしたあと、または歯を白くしたいと審美歯科治療をお受けになる方で被せ物をどんなものにしようかなとお考えの方は、治療を受ける前に必ず知っておいて欲しいことがあります。

 

歯の被せ物をを選ぶ時に知っておくこと

    材質の強度は噛む力に耐えうるものなのか?

    他の歯との咬み合わせはキチンと設計に入っているのか?

    自分の歯と被せ物をくっつける時に使う接着材の相性を知っているのか?

最低でもこの3つはクリアした上で歯の治療をお受けになって下さい。

 


2021.05.21前歯を白い歯にやりかえたい!治療する前に注意することは?

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香川県高松市のかみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
butsukaru.jpg
 
前歯を白い歯にやりかえる時に
最も重要なことは他の歯とのかみ合わせのバランスです。

せっかく金属アレルギーを起こさないノンメタルの材質で
被せ物を入れたけれども、被せ物が外れてしまった、歯が折れてしまった
というケースは少なくはありません。

 
白い歯にするために
金属アレルギーを起こさない材質を選ぶことは
もちろん大事です。

 
それと同じくらい
咬み合わせバランスをきちんとすること
歯科治療にとっては重要なことなのです。

 
 
歯が折れた
歯が割れた
歯に穴があいてしまった
被せ物や詰め物がすぐ外れる
こういった時
その原因はどこにあると思いますか?

 
 
咬み合わせのバランスの悪さにより
歯が折れたり
歯が割れたり
歯が欠けたり
歯に穴があいたり
歯がグラグラと揺さぶられ抜けそうになったり
ということが起こるのです。

 
 
物と物がぶつかる行為は
必ずどこかが壊れます。


壁に豆腐をぶつければ、どうなりますか?
もちろん柔らかい方の豆腐がグシャっとつぶれますよね?
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豆腐に向かってボールをぶつけると柔らかい豆腐がこれまた
グシャッとつぶれちゃいますよね?


 
物と物がぶつかった時には
柔らかい方が壊れるんです。

 
衝撃というのは
そういうものなのです。
 
 
ただ、例外があります。


 
衝撃が長期間に及んだ場合には
仮に弱く小さな力であったとしても硬いものを壊すことがあるんです。



私が診療室で
患者さんにお話しする時には

「雨だれ石を穿つ(うがつ)」ということわざのことをお話します。


 
※軒下から落ちるわずかな雨垂れでも、長い間同じ所に落ち続ければ、ついには硬い石に穴をあける意味から。
※たえず垂れ落ちる滴は石にさえ穴をあける)
小さい雨粒でも長い年月の経過によって
固い石にも穴をあけてしまうのです。

物と物がぶつかった時にはぶつかったところは壊れやすくなる、壊れる。
 
これは簡単にイメージできます。
 
次にそこを壊れにくい頑丈なものにすれば、
それを支えている他の構造物にその振動や衝撃が伝わるのです。
 
つまり、どんなに硬い物・どんなに壊れにくい物のカブセ物を作成したとしても、
その衝撃は他のところに行ってしまうのです。
 
 
カブセ物を支えている歯であったり、
歯を支えている骨だったり、
歯根膜だったり、
骨を支えている関節であったり、
いろんなところにその衝撃・振動は蓄積されるのです。
 
 
人間の体というのは歯だけ、
頭の骨だけというふうに独立しているのでは
ありませんよね。
katakori.jpg
 
人間の身体の骨は
個人差ありますが200近くで構成されていると言われています。
 
また関節は260もあると言われています。
 
つまり全身にある200個の骨、
260の関節でもってつながっているのです。
そしてそれぞれを筋肉や腱でつないでいるのです。

 
ですので、腕を引っ張ったら当然体もくっついてきます。
肩を押したら足も引っ張られて転んでしまうのです。

 
つまり衝撃というのは全身でその力を受けるということです。
 
よく食いしばって踏ん張れと言います。
 
食いしばることができなければ、踏ん張ることはできないのです。
 
踏ん張ろうとすると、食いしばろうとします。
食いしばれないと踏ん張れないのです。

 
つまり噛み合わせの状態が悪いとか早く当たるとことがあるとか、
強く当たるところがあるとか、
というとその衝撃はただ単に口や顎、頭だけではなく首や肩、場合によっては足にまで行ってしまうのです。
 
その衝撃は。逆もあります。
 
足をケガされると歯が割れる
という体験をされた方は多いのではないでしょうか?
 
一見関係ないような足と歯ですが、
とても密接に関係があるのです。
 
咬み合わせバランスが悪いままだと
お口の中にどんないい治療をしようと
どんなに自費で高い素材を入れても
必ず破壊が起こります。

歯の破壊だけでなく
咬み合わせバランスの悪さからくる衝撃は
全身への影響も大きいのです。
 
歯科治療成功の条件は「咬み合わせ」であることを
知って頂きたいのです。


まずは、ご相談下さい。

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2021.05.05セラミックにした前歯の歯茎が黒づんできた原因

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香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。



前歯をセラニック治療にした部分の歯茎がだんだん黒くなってきたをキレイにしたいということで
来院された患者さんがいらっしゃいます。


セラミックなど白い歯を求めて審美歯科治療のご相談をお受けする時に
このようなお悩みをお聞かせ頂きます。

☑歯茎が黒いんです。

☑歯や歯茎が黒ずんできたように見える

☑セラミックの詰め物と歯茎の境目が黒くなってきた

☑歯茎の一部が黒くなってきた

☑治療した前歯の境目の歯茎が黒くなってきた

IMG_2068.png

このようなご相談で吉本歯科医院にお越し下さる、メール相談を頂く方も

とても多いので、お話させて頂きますね。


くよくお聞きすると、

「以前歯のかぶせの治療をした。

そして根っこの治療(歯の神経治療)もした。

きれいに治したはずなのに、

また膿がたまってきたのかしら?

そのように不安になってお越しになる方もいらっしゃいます。

 

でも実はほとんどの方が、

歯や歯茎が黒くなる原因をご存知ないのです。

 

原因は 

「金属」なんですね。



もし、前歯の被せ物をセラミックスにしたとしましょう。

セラミックとは陶器なんですね。

お茶碗みたいなものですから、非常に割れやすい。


ですから、それを補強するために金属が使われます。

IMG_2070.png

 

また歯の根っこにかぶせをするのに支えがないと倒れてしまいます。

 

その土台、その土台に金属を使っていたりします。


IMG_2073.png

 

この金属たちが溶けていくんですね。

IMG_2074.png

 

金属が溶けるってイメージできますか?

 

金属が溶け出して歯を黒くし、そして歯茎にまで黒くなっていく。



また

金属アレルギーって、聞かれたことありますね。

最近では、テレビでも頻繁に金属アレルギーのことを紹介していますので

かなり、一般的に知られるようになってきました。



そうなんです。

ピアスやネックレスだけでなく

お口の中に入っている歯の詰め物や被せ物、または歯の土台に使われている

金属が溶け出して金属アレルギーを引き起こすことも

あるのです。

IMG_2080.png

どんどん身体の中に金属が溶け出して、全身的な金属アレルギーにまでなってしまう方までいらっしゃいます。

IMG_2084.png

だったらやりかえればいいじゃないか、

外したらいいじゃないですか、

またかぶせ直したらいいじゃないですか、

そのようにおっしゃる方もいらっしゃいます。

 


しかし、歯科の治療は何度もできるものでは、ないのです。



実際外すことはできたとしても、

ご自身の残っている歯の根っこに金属が溶け出していってるわけです。

ご自身の根っこはどうなっていると思います?

IMG_2075.png

 金属で真っ黒なんですね。

 

金属が黒く溶け出している歯を

白くしたい

または

自分の歯のように自然な色に見せたい

となると

その歯の黒い部分、削らないといけないんですね。



ですが、思い出して下さいね。

一番最初に歯の治療をして

被せ物をする時点で、すでにもう外周一層削ってるんです。

接着剤をくっつけるために

のりしろ部分を

削る必要が、あるんですね。

160426_152447.jpg


外周一層削ることによって

被せ物をすることができているんです。



https://www.8181118.com/news/2016/04/post-380.php

歯の治療の度に、歯を削り取っています。


 


ですから

今回また、

治療をやりなおす

被せ物を外してやりかえる

となると

今ある黒くなった被せ物を外しているわけですから

そこからさらにまたのりしろを作るために歯を削る必要があるのです。



削れば削るほど

どんどんご自身の残っている歯の根っこ、

細く細く薄く薄くなっていくんですね。

IMG_2089.png

 薄くなってしまうと、

噛んだ時に

噛む力によって

割れてしまったり、

長く持たなかったりします。


 

何回もやりかえている方では、

芯棒を外す時に、このようにパキッて割れてしまう方までいらっしゃるんですね。

IMG_2091.png

 

歯の根っ子(歯根)が割れてしまったら、もう抜くしかないんですね。

 

もう一回芯棒立てて、被せ物をできるんじゃないんですか?


とよく患者さん、おっしゃられるんですが

実はできない、んです。


 

芯棒によって歯の根っこが揺すられます。

 

そうすると根っこのまわりの骨がどんどん溶けていきます。

 

残念ながらこの場合はもう抜かないといけなくなります。


 

ですから、

歯の被せ物は

何度もやりかえができるものではないんです。



色が黒くなったら

またその時、白いものにやりかえたらいいじゃないか

と思われるのですが、

ただし・・・・歯を失う時期が早まってしまう可能性がありますよ、という

注意書きが、小さく小さく付いているということなのです。

IMG_2094.png

治療をする前に

しっておいた方がいいことは、

この材質を使えば将来どういうふうになっていくのか?

☑金属が溶け出す材質なのか?金属が溶け出さないものなのか?

☑金属のような色がでてくるものなのか、出てこないものなのか?

☑その素材は全身に対してどういう影響を及ぼすのか?及ぼさないのか?

☑金属アレルギーの可能性がある方は、金属アレルギーにならない材質なのか?

そういうことまで含めて先生とよく相談してから治療をお決めになられてほうがいいと思います。

 

「一回した治療をやり直す」これ非常に難しいですし、

実はリスクがあるのです。


https://www.8181118.com/director/2016/04/post-126.php

歯の治療は何度もできない


最初によくご相談して治療を受けられてください。





香川県 高松市 無料メール相談

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2021.04.02白いセラミックの歯にした部分が変色してくる原因

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香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院

2021.03.06足をケガすると歯が割れるということはありませんでしたか?


shinbishikadedaiji.jpg香川県高松市のかみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。


前歯を白い歯にやりかえる時に
最も重要なことは他の歯とのかみ合わせのバランスです。

せっかく金属アレルギーを起こさないノンメタルの材質で
被せ物を入れたけれども、被せ物が外れてしまった、歯が折れてしまった
というケースは少なくはありません。

 
白い歯にするために
金属アレルギーを起こさない材質を選ぶことは
もちろん大事です。

 
それと同じくらい
咬み合わせバランスをきちんとすること
歯科治療にとっては重要なことなのです。

 
 
歯が折れた
歯が割れた
歯に穴があいてしまった
被せ物や詰め物がすぐ外れる
こういった時
その原因はどこにあると思いますか?

 
 
咬み合わせのバランスの悪さにより
歯が折れたり
歯が割れたり
歯が欠けたり
歯に穴があいたり
歯がグラグラと揺さぶられ抜けそうになったり
ということが起こるのです。

 
 
物と物がぶつかる行為は
必ずどこかが壊れます。


壁に豆腐をぶつければ、どうなりますか?
もちろん柔らかい方の豆腐がグシャっとつぶれますよね?
tofu.jpg
 
豆腐に向かってボールをぶつけると柔らかい豆腐がこれまた
グシャッとつぶれちゃいますよね?


 
物と物がぶつかった時には
柔らかい方が壊れるんです。

 
衝撃というのは
そういうものなのです。
 
 
ただ、例外があります。


 
衝撃が長期間に及んだ場合には
仮に弱く小さな力であったとしても硬いものを壊すことがあるんです。



私が診療室で
患者さんにお話しする時には

「雨だれ石を穿つ(うがつ)」ということわざのことをお話します。


 
※軒下から落ちるわずかな雨垂れでも、長い間同じ所に落ち続ければ、ついには硬い石に穴をあける意味から。
※たえず垂れ落ちる滴は石にさえ穴をあける)
小さい雨粒でも長い年月の経過によって
固い石にも穴をあけてしまうのです。

物と物がぶつかった時にはぶつかったところは壊れやすくなる、壊れる。
 
これは簡単にイメージできます。
 
次にそこを壊れにくい頑丈なものにすれば、
それを支えている他の構造物にその振動や衝撃が伝わるのです。
 
つまり、どんなに硬い物・どんなに壊れにくい物のカブセ物を作成したとしても、
その衝撃は他のところに行ってしまうのです。
 
 
カブセ物を支えている歯であったり、
歯を支えている骨だったり、
歯根膜だったり、
骨を支えている関節であったり、
いろんなところにその衝撃・振動は蓄積されるのです。
 
 
人間の体というのは歯だけ、
頭の骨だけというふうに独立しているのでは
ありませんよね。
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人間の身体の骨は
個人差ありますが200近くで構成されていると言われています。
 
また関節は260もあると言われています。
 
つまり全身にある200個の骨、
260の関節でもってつながっているのです。
そしてそれぞれを筋肉や腱でつないでいるのです。

 
ですので、腕を引っ張ったら当然体もくっついてきます。
肩を押したら足も引っ張られて転んでしまうのです。

 
つまり衝撃というのは全身でその力を受けるということです。
 
よく食いしばって踏ん張れと言います。
 
食いしばることができなければ、踏ん張ることはできないのです。
 
踏ん張ろうとすると、食いしばろうとします。
食いしばれないと踏ん張れないのです。

 
つまり噛み合わせの状態が悪いとか早く当たるとことがあるとか、
強く当たるところがあるとか、
というとその衝撃はただ単に口や顎、頭だけではなく首や肩、場合によっては足にまで行ってしまうのです。
 
その衝撃は。逆もあります。
 
足をケガされると歯が割れる
という体験をされた方は多いのではないでしょうか?
 
一見関係ないような足と歯ですが、
とても密接に関係があるのです。
 
咬み合わせバランスが悪いままだと
お口の中にどんないい治療をしようと
どんなに自費で高い素材を入れても
必ず破壊が起こります。

歯の破壊だけでなく
咬み合わせバランスの悪さからくる衝撃は
全身への影響も大きいのです。
 
歯科治療成功の条件は「咬み合わせ」であることを
知って頂きたいのです。


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2021.02.23セラミックは陶器です。硬くて衝撃に強い反面、相手の歯が破壊されます

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最も重要なことは他の歯とのかみ合わせのバランスです。

せっかく金属アレルギーを起こさないノンメタルの材質で
被せ物を入れたけれども、被せ物が外れてしまった、歯が折れてしまった
というケースは少なくはありません。

 
白い歯にするために
金属アレルギーを起こさない材質を選ぶことは
もちろん大事です。

 
それと同じくらい
咬み合わせバランスをきちんとすること
歯科治療にとっては重要なことなのです。

 
 
歯が折れた
歯が割れた
歯に穴があいてしまった
被せ物や詰め物がすぐ外れる
こういった時
その原因はどこにあると思いますか?

 
 
咬み合わせのバランスの悪さにより
歯が折れたり
歯が割れたり
歯が欠けたり
歯に穴があいたり
歯がグラグラと揺さぶられ抜けそうになったり
ということが起こるのです。

 
 
物と物がぶつかる行為は
必ずどこかが壊れます。


壁に豆腐をぶつければ、どうなりますか?
もちろん柔らかい方の豆腐がグシャっとつぶれますよね?
tofu.jpg
 
豆腐に向かってボールをぶつけると柔らかい豆腐がこれまた
グシャッとつぶれちゃいますよね?


 
物と物がぶつかった時には
柔らかい方が壊れるんです。

 
衝撃というのは
そういうものなのです。
 
 
ただ、例外があります。


 
衝撃が長期間に及んだ場合には
仮に弱く小さな力であったとしても硬いものを壊すことがあるんです。



私が診療室で
患者さんにお話しする時には

「雨だれ石を穿つ(うがつ)」ということわざのことをお話します。


 
※軒下から落ちるわずかな雨垂れでも、長い間同じ所に落ち続ければ、ついには硬い石に穴をあける意味から。
※たえず垂れ落ちる滴は石にさえ穴をあける)
小さい雨粒でも長い年月の経過によって
固い石にも穴をあけてしまうのです。

物と物がぶつかった時にはぶつかったところは壊れやすくなる、壊れる。
 
これは簡単にイメージできます。
 
次にそこを壊れにくい頑丈なものにすれば、
それを支えている他の構造物にその振動や衝撃が伝わるのです。
 
つまり、どんなに硬い物・どんなに壊れにくい物のカブセ物を作成したとしても、
その衝撃は他のところに行ってしまうのです。
 
 
カブセ物を支えている歯であったり、
歯を支えている骨だったり、
歯根膜だったり、
骨を支えている関節であったり、
いろんなところにその衝撃・振動は蓄積されるのです。
 
 
人間の体というのは歯だけ、
頭の骨だけというふうに独立しているのでは
ありませんよね。
katakori.jpg
 
人間の身体の骨は
個人差ありますが200近くで構成されていると言われています。
 
また関節は260もあると言われています。
 
つまり全身にある200個の骨、
260の関節でもってつながっているのです。
そしてそれぞれを筋肉や腱でつないでいるのです。

 
ですので、腕を引っ張ったら当然体もくっついてきます。
肩を押したら足も引っ張られて転んでしまうのです。

 
つまり衝撃というのは全身でその力を受けるということです。
 
よく食いしばって踏ん張れと言います。
 
食いしばることができなければ、踏ん張ることはできないのです。
 
踏ん張ろうとすると、食いしばろうとします。
食いしばれないと踏ん張れないのです。

 
つまり噛み合わせの状態が悪いとか早く当たるとことがあるとか、
強く当たるところがあるとか、
というとその衝撃はただ単に口や顎、頭だけではなく首や肩、場合によっては足にまで行ってしまうのです。
 
その衝撃は。逆もあります。
 
足をケガされると歯が割れる
という体験をされた方は多いのではないでしょうか?
 
一見関係ないような足と歯ですが、
とても密接に関係があるのです。
 
咬み合わせバランスが悪いままだと
お口の中にどんないい治療をしようと
どんなに自費で高い素材を入れても
必ず破壊が起こります。

歯の破壊だけでなく
咬み合わせバランスの悪さからくる衝撃は
全身への影響も大きいのです。
 
歯科治療成功の条件は「咬み合わせ」であることを
知って頂きたいのです。


まずは、ご相談下さい。

現状をきちんとお知りになる、それが最も重要なことです。


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2021.02.20白い歯セラミック治療で後悔しないために

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香川県高松市の

かみあわせ専門

吉本歯科医院の吉本彰夫です。

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セラミックの歯の治療の場合、プラスチックの詰め物や銀歯の詰め物に比べて利点は多くあります。

 

しかしセラミックの歯の欠点もあります。

 

それぞれの素材の利点と欠点を知った上で治療されないと後悔されてしまう方が

いらっしゃいますので、後悔したというご報告を受けます。

 

まず、失敗としてはセラミックというのはお茶碗と一緒です。

touki.jpg

 

お茶碗と一緒なので

強い力が一時的に一箇所にかかると欠けたり割れたりします。

 

プラスチックはすり減って削れていきます。

 

お茶碗の場合は割れたりもします。

 

ですから、長くもたせるためには

①割れない工夫

②一箇所に力が集中しないような策

を取る事が必要です。

 

また、1本の歯の治療であれば

そんなに大きなトラブルにはならないのです。


しかし、上の歯も下の歯もセラミックだった場合には

トラブルが起こります。


例えばかみ合わせの相手の歯もセラミックだった場合、

お茶碗同士をカチカチカチカチぶつけている状態です。

かたいものとかたいものが

ぶつかり続ければ・・・

かならず壊れます。

waretatyawan.jpg 

割れやすいですよね。

 

パーンっていいますよね。

 

カンカンカンカン音がしますよね。

 

上下の歯をセラミックスにされた場合には

欠けた割れたりカンカン音がする、というような感じがするようになったと

お悩みになられる方は少なくあり。


特にくいしばりや歯ぎしりの強い方の場合は、顎が痛くなったり、その振動が頭に響いたり、このような事が起こり得ます。


結婚するまえに

歯を白くしようと考え

笑ったら見える部分をすべてセラミックにやりかえた後

頭痛が頻繁に起こるようになったというお悩みの原因は

ここにあります。

atamagaitai.jpg


次に、口の中の多くの歯を、セラミックのような材質にした場合です。

芸能人の方は最近増えています。


全部白い歯に置き換える。

そうするとあっちもこっちもカンカンカンカンと当たります。

ちょうどご自身の歯であれば畳の上を素足で歩くようなイメージ。

これがセラミックの歯であれば、大理石の上をハイヒールで歩くようなイメージです。


大理石の上をハイヒールで歩く時のような衝撃が

つねにセラミックの歯同士では起こり得ます。

 

当然、カチカチカチカチ当たるわけですから、いずれ欠けて割れたりします。

その為、同じセラミックスでも欠けたり割れたりしにくいジルコニアであったり、ではジルコニアにして固くなったから大丈夫なのか?というと実はそのジルコニアやセラミックスを支えているのはご自身の歯です。

 

その衝撃はご自身の歯へ伝わり、

ご自身の歯が欠けたり、割れたりもしてきます。

 

ですから、セラミックスの治療は、実は、かみ合わせが非常に重要だと私は考えています。

 

①かみ合わせのバランス

②歯同士が当たるときのタイミング

③1本の歯ではなく23本の歯で同時に力を支える

 

これが本当に重要なことなのです。




歯の治療は何度もはできません。


セラミックなど白い歯にやりかえる時に
最も重要なことは「かみあわせ」です。

香川県 高松市 無料メール相談

専門が変われば診断が変わります。




原因を突き止めることで

無駄な治療をしなくてすみます。

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原因を取り除かない限り再発を繰り返すのです

 

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2021.01.20ハイブリッドセラミックで白い歯にできますか?審美歯科のご相談

香川県高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
shika10.jpg

ハイブリッドセラミックで白い歯にできると聞いたのですが

ハイブリッドセラミックとは何ですか?というご相談をよく頂きます。

 

ハイブリットセラミックについて

お話しますね。

ハイブリッドセラミックとは?

ハイブリッドセラミックスというのは、セラミックスという名前が入っているのでセラミックのような白い綺麗な歯の材料なのかな?と思われる方は多いですが

実はセラミックスとは全く違います。

 

いわゆるレジンというプラスチックです。

 

レジンとは、プラスチック素材でできた歯の修復物のことです。

 

ハイブリッドセラミックというのはいわばプラスチックのことなんですね。

内容物はレジン(プラスチック)とセラミックスの材料がちょっとだけ混ざっているもの、です。

で、ハイブリッドセラミックスという名前がついているんです。

ちょっとややこしいですよね。

 

被せ物を選ぶのは家を建てるのと同じ

例えば家を建てると想像してみてください。

家を建てる時、基礎は大事ですよね。

その基礎がどの程度頑丈にできているのかによって、家の強度が変わってきます。

例えば家を作るのであれば平屋が作れる程度の基礎であるのか

2階建てが作られる強度を受けれるだけの基礎であるのか

3階建ての力を受けいれるだけの基礎であるのか

というふうに考えていただくと、基礎でも全く必要とされる支える強度が違います。

家を建てる時は

土台の基礎にどれだけの力がかかってくるのかを考えて強度を確保していかなくてはいけません。

 

歯の治療も実は同じです。

 

どれだけの強度に耐えられますか?

歯の治療をした後、被せ物をする時に最も重要なことは「どれだけの強度に耐えられるか?」という問題です。

つまり、噛む力に耐えられる強度がある材料なのか?ということです。

 

ハイブリッドレジン、硬質レジン、セラミックス(陶器の材質)、ジルコニア、金属など、いろいろ被せ物の種類はありますが実は全く硬さが違うんです。

 

強度=「噛む力に耐えられる力」

とお考え下さい。

噛む力というのは女性でも奥歯だと100キロ、男性だと200キロかかるといわれています。

その「噛む」という力を、支えられるかどうかが被せ物を選ぶ時にはとても重要なことなのです。

 

残っている歯との咬み合わせバランス

さらに残っている歯の状態によっても強度は変わります。

ほとんどの歯が健全な状態で残っている方

多くの歯が神経のない歯だったり、入れ歯だったりする方

1本の歯だけが今回治療しないといけなくなったという方

では「噛み合わせバランス」としての強度の考え方が変わってしまうのです。

ほとんどの歯がご自身の歯が健康である方の場合には、噛む力を残ってる歯で支えればいいですし、その弱い歯に対してあえて強い力を負担させる必要はありません。

 

しかし、もうすでに何本かの歯を失ってしまっており、残りの歯が何本かしかないという場合には本来の受け持つ力以上の力がどうしてもかかってしまうのです。

 

ブリッジ治療も同じです。

歯を失って、残っている歯で橋渡ししてつなげてなかったところに歯が入ったので歯が治ったと思われるかもしれませんが、実際には柱は少ないのです。

 

柱の本数分の力しか耐えられないのです。

ではどのくらいの強度が材質によって違うんでしょうか?

 

材質の硬さを知ってますか?

通常、硬いかどうかっていうのは硬さメガパスカルという単位で表現されます。

一般的にジルコニアは1000メガパスカルを超えるものをいいます。

では、セラミックスはどうなんでしょうか。

見た目がよくしたいと奥歯にセラミックスを使い、かつてセラミックスがどんどん割れてかなりの厚みを持って作らないと薄くてセラミックスでは壊れてしまうわけです。

 

前歯だったらあんまり力がかからなくとも大丈夫なので前歯だったら従来のオールセラミックスでも大丈夫かな?ということでいわれたそのセラミックスだと、わずか400メガパスカルです。

 

実はジルコニアの3分の1の硬さしかありません。

強度はたった3分の1程度でしか支える事ができないのです。

 

ではハイブリッドレジン、ハイブリッドセラミックスやレジンはどうでしょうか?

 

100あるかないかです。

ジルコニアからしたら10分の1以下の強度しかないのです。

その10分の1の強度で果たして何年噛むことができるのでしょうか?

 

もちろんその治療するは以外のすべての歯が頑丈で健康でほとんどのものがそこでお食事できるという方であれば、ハイブリッドでもハイブリッドセラミックスでもなんの問題もないかもしれなません。

 

奥歯には奥歯の仕事、前歯には前歯の仕事

しかし、残ってる歯が数本でそこでしか噛むことができない場合や、前歯だけでしか噛めていない場合にハイブリッドセラミックを被せてしまうと、あっという間に前歯が倒れてきてしまいます

前歯には奥歯で噛むような「物をすり潰す」ことはできません。

「物をすり潰す」というのは奥歯の仕事です。

奥歯の仕事を前歯にさせるとどうなるでしょう?

 

前歯はどんどん動いて倒れていってしまいます。

真ん中のあたりにハイブリッドセラミックの材質で使って果たして何年持つのでしょうか?

また、もし仮にもったとしても「すり減っていく」ということを考えるとおすすめできる材質とはとてもいえません。

 

どうして保険で認めているのか?

ハイブリッドセラミックの説明の最後に「ではどうして国は保険治療でプラスチックの被せ物を認めたのか?」というお話をしておきます。

 

その背景にあるのは

近年、金属の価格が非常に高騰している、ということがあります。

今まで保険治療で認められていた金銀パラジウム合金も何倍もの値段に跳ね上がってきて高級品、ぜいたく品になってしまったんです。

保険治療で認められていた金銀パラジウム合金の金属価格が高騰すれば国が保険でまかなえる予算を大幅に超えてしまうのです。

 

そういった理由から

保険治療でもハイブリッドセラミックのようなプラスチックの安価な被せものでも、使えるようにということで保険の適応ができるようになりました。

 

日本人は「保険で使えるだから安全安心」「国が認めているものだから安心」とおもいがちです。

しかし、保険で認められている材質だからといって安心安全というわけではありません。

ご自身のお口の中の状態に応じてできるできないは判断が必要かと思います。

そしてまた、新しいハイブリッドやジルコニアやセラミックスはそれぞれ特徴があります。

ですので、接着材で貼り付ける時にその特性を知らずにくっつけてしまうと実は本来の力を発揮できない、簡単に外れてしまう。という事がおこってしまいますのでそれぞれに応じた適切な処置が必要です。

 

虫歯治療や歯の神経治療をしたあと、または歯を白くしたいと審美歯科治療をお受けになる方で被せ物をどんなものにしようかなとお考えの方は、治療を受ける前に必ず知っておいて欲しいことがあります。

 

歯の被せ物をを選ぶ時に知っておくこと

    材質の強度は噛む力に耐えうるものなのか?

    他の歯との咬み合わせはキチンと設計に入っているのか?

    自分の歯と被せ物をくっつける時に使う接着材の相性を知っているのか?

最低でもこの3つはクリアした上で歯の治療をお受けになって下さい。


2021.01.19歯を白くする方法ラミネートべニア

香川県高松市の

かみあわせ専門

吉本歯科医院の吉本彰夫です。

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歯を白くする方法ととして

ラミネートべニアという治療法があります。


ラミネートベニアとは歯の表面をごくわずかだけ削り、

歯の色をした薄い板を貼り付けて見た目を改善する治療法です。


ラミネートべニアをする時には

①健康な歯に対してする場合

②でに虫歯である歯にする場合

①②によって大きく治療のやり方が変わります。


①のすでに虫歯の歯である場合には虫歯である部分を一層削るというその時点で大部分の場所を削ったり、虫歯で詰め物をしている部分を削ったり、黒い部分を削ったりしないといけませんので削る量としては被せものをする時とほとんど変わらないぐらいに歯を削らないといけないこともあります。

削る量が多くなってしまうんです。



例えば、健康な歯でちょっとすきっ歯になっているすき間をなんとかしたいという方がいらっしゃいます。


しかし矯正治療は費用と期間がかかってしまうのでできない。


矯正治療で歯と歯のすき間を埋めようとすると見た目前歯の一箇所だけ閉じたいんだけれども、歯を寄せてくると当然そのすき間が埋まった分、別の場所に隙間ができてしまいます。

ですので、大掛かりな矯正治療になってしまう。

そして、ある程度の費用と期間を抑えたい。


ていうことであれば前歯の隙間をラミネートベニアを行うことをおすすめします。

いわゆる歯の付け爪だと思ってください。


左)古い詰め物が所々に詰まっており歯の色も変色しています。
右)前歯4本をラミネートベニヤ治療後です。


口元のアップです。とても自然で白い歯に仕上がっています。


ご自身の爪の形が芸術的な形にしたいという時に板みたいなのを貼り付けますよね。

そのような形の薄い板のセラミックスこれを貼り付ける治療と思っていただくとよろしいかと思います。

そして、焼き物の陶器ですのでプラスチックと違いますから、色が変わっていかないホワイトニングのように色が戻らず美しいままです。


同じ色の白い歯を継続して長期間キープすることができます。


しかし付け爪ですので、爪の上から指で抑えたら特になんともないですが、逆方向爪を、付け爪を剥がす方向に力がかかると当然接着力の弱い付け爪は簡単に剥がれていきます。


と同じようにラミネートベニアも外れてしまいます。


ですから、ラミネートべニアに適しているのは噛む力がかからない前歯限定であるということです。


そして、上下の歯をギリギリした時に歯が当たらない場所というのがすごく大事です。


ギリギリしたり噛んだりした時に当たる場所だと付け爪を剥がすような力がかかったら簡単に外れてしまいますので、そうゆう場所に使うことはできません。


強度が力がかかるところをラミネートベニアにした場合は残念ながら全体を被せるような被せものにやり変えたりする必要があったり、そういうこともありますので十分強度的に大丈夫かどうかを検討したうえで噛み合わせの力のかかり方などを検討したうえで、治療方を選択する必要があります。

 

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日本補綴歯科学会専門医 香川県 高松市 吉本歯科医院

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