噛み合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
お越し下さった患者さんから
ご相談頂いた内容ですが、きっと素朴なご質問で、誰でもそう思ってしまいそうな
ことでしたのでご紹介しますね。
『こちらに来る1週間前に
歯周病が進行しているということで
奥歯を2本抜歯しました。
抜歯した部分はまだ腫れています。
抜歯すれば歯周病は治るのでしょうか?
あなたは他の歯も歯周病がありますと言われてはいるのですが
その後の治療は歯のお掃除だけ、です。
歯石を取るだけのみ、です。
処方箋も抜歯した後に抗生物質の薬をもらっただけです。
このまま放置しておくと他の歯も同じ運命をたどるのではないかと不安になり
相談に来ました』
これはきっと、
同様に思われている方も多いかと思いますので
お話させて頂きますね。
歯科医院で先生に
「あなたは歯周病だと言われた。
歯がぐらぐらしているので歯を抜かないといけないと診断された。
歯を抜いた後、どのようにすれば他の残っている歯を予防できるか?」
実際によくあるご相談です。
揺れている歯がある場合には
クリーニングをしてもほとんど揺れは止まりません。
実際、ご相談に来られる患者さんの多くは
これまでも普通にブラッシングや
定期的な歯科検診はなさってこられた方も多いのです。
しかし、
今回
「歯周病で歯を抜かないといけなくかった」
のです。
歯周病菌だけが原因で歯周病になっている場合には
しっかりとお口の中の菌を減らすことで
これ以上悪くならないように維持することができる可能性もございますが
「歯周病で歯を失った」場合には
そもそも今回歯周病になられた根本原因を
まずは
きちんと突き止めることが大事です。
歯周病によって骨が溶ける原因は2つです。
1、口の中の細菌によるもの(細菌感染)
2、噛み合わせから起こる「破壊的な力」(外来的要因)
今まで掃除をきちんとしているにもかかわらず歯の揺れがとまらない、
のであれば
1、ではなく、2の噛み合わせから起こる問題
または1、2の組み合わせが原因であることが多いです。
詳しくはこちらをご覧下さいね
https://www.8181118.com/director/2016/02/post-109.php
歯周病って、骨が溶けてなくなる病気なんです。
さあ、では
原因2の、かみ合わせからくる破壊的な力をお話します。
重たい物を持つ、
一人で重たい物を支えるよりも
二人、二人よりも三人、三人よりも四人のほうがいいわけです。
それぞれの一人に対する負担が減るわけです。
歯の数は親知らずを除くと28本になります。
親知らずを含めると32本になるのです。
そもそもなぜ神様がこのように人間に歯を多く作られたのか?
歯がそれほど丈夫なものであれば、そんなに本数いらなかったのではないでしょうか?
つまり人間の食生活においては28本は必要だと考えて、28本作られたのだと思います。
ですから
すでに「歯を抜かないといけない」ということになった
ということは本数が減るのです。
重たい物を運ぶと思って下さい。
例えば車で運ぶ場合、タイヤは4本ですよね。
では次に
4本のタイヤの普通の車には乗せられないような大きな物、重たい物を乗せると思って下さい。
トラックやトレーラーなどタイヤがいっぱいなもので運びます。
その大きなもの、重たいものを車の上にポンと載せてみたらどうでしょうか?
タイヤが悲鳴を上げますよね。
パンクしますよね。
お口の中の歯も同じことが起こっているのです。
すべて噛む為の道具なのです。
噛むための
ご自身の歯、
被せ物、
ブリッジ、
入れ歯(義歯、総義歯)、
インプラント、
すべて道具なのです。
本来受け持っている力以上の力を受け持つと
簡単に壊れてしまうのです。
歯がグラグラしている。
歯周病で歯を抜いた後どうすればいいのか
というご質問をよくいただくのです。
歯がグラグラしているというのは動いているということですよね。
何か噛んだ時、歯は動くんです。
というこうとは、それは力を支える能力が実はあまりないんです。
弱いんです。
つまりどういうことか?
車でいうとタイヤがパンクしている状態だということです。
当然パンクしているわけですから、ないのと同じです。
残っているタイヤに負担がいっているのです。
トラックやトレーラーでないと運べないような物、重たい物、大きい物、それを普通の車にポンと載せたら耐えられないわけです。
確かに車でも重たい物を運べるのかもしれない。
でもそのような限度を超えたような物は運べないのです。
言うなれば、車で運べる荷物の量は限られている。
トラックやトレーラーでないと運べないような物はそもそも運べないのです。
運ぼうとすると次々壊れていくのです。
もちろん昔食事できていた物と同じ物を食べたいという気持ちはよく理解できます。
家族みんなと
お友達と一緒のものを
同じように噛んで召し上がりたい
というお気持ちよくわかります。
しかしながら
残っている歯の現状、
残っている歯の本数であったり、
残っている骨の量だったり、
揺れているのか揺れていないのか、
生きている歯なのか、
死んでいる歯なのか、
という状態によって
噛める物、
噛んでもいい物が
変わるのです。
歯の神経を取るから
噛んでも痛くないから噛んでもいいというわけではないのです。
確かに噛むということは良いことです。
噛むということによって脳への血流量が増し、筋肉が動く、ということによって脳への刺激が強く脳を活性化させる。
つまり噛むということはすごく大事なことです。
しかしながら堅い物を噛むと歯は骨はやられてしまいます。
つまり噛んで大丈夫な方が噛んでいいのです。
その限度を超えた噛み方をすると、実は非常に危険なのです。
「歯を抜いた後どのようにすれば良いのか」
本数が減っているわけですから、その本数分増やしてあげればいいわけです。
例えば
インプラント治療のようになくなった歯の本数分、そこを支えられる本数のインプラントでもって支えるということが一つ。
もう一つはもうすでに揺れているわけですから、
すでに他の歯に対して負担が掛かっているわけですから、
今のお食事そのものが実はご自身の歯にとって耐え切れない力だということを知ってください。
今の食生活そのものが非常に危険なのだということを知ってください。
ご自身では「その食事は硬くない」と思っていらっしゃるかもしれません。
硬いかどうかを判断するのはご自身の頭ではなく、ご自身の歯なのです。
頭では「これくらい大丈夫だろう」
と認識されていても
確実にお口の中の歯は壊れていっているのです。
以前に食べていた物よりもやわらかいもの、出てきた食卓の中でやわらかいものを選んで食べている、であればいいということではないのです。
今のご自身の歯にとって十分余裕をもって耐えられる食事なのかどうかということが大事なのです。
ですから今すぐにその食事の質を変えるということがすごく大事なのです。
歯を抜いた後、傷が治るには時間がかかります。
期間がかかります。
その間も残っている歯にはものすごい負担がいっているのです。
傷が治るには休養というのが必要なのです。
足が骨折をして、その足を治すためにギブスをして、
その傷が治るまで動かさない、動かない、力がかからないようにする。
この休養がすごく大事なのです。
ギブスをしてそのままマラソンに出たら当然壊れるのです。
傷が治り、治療が終わるまでは走ってはいけないのです。
この2点はとても大事なことなのです。
「あなたは歯周病だと言われた。
歯がぐらぐらしているので歯を抜かないといけないと診断された。
歯を抜いた後、どのようにすれば他の残っている歯を予防できるか?」
予防するためには
今の現状の歯に対して
これ以上負担をかけないような
お食事の質を変えて頂くことがとても大事です。
「硬いものを食べないで下さい。」
「お食事の内容を変えて下さい。」
「できるだけ柔らかいお食事に変えて下さい。」
こんなお話をあなたは聞かれたことは、ないでしょうか?
硬いかどうかを判断するのはご自身の頭ではなく、ご自身の歯なのです。
歯周病と診断された方
歯を抜かないといけない診断された方
すでに多くの歯を失ってしまった方
まずは、
ご自分が「歯を抜かないといけないと診断された」根本原因
歯周病だと診断された根本原因を
お知りになって下さい。
歯を抜かないといけない
と診断された方は
まずは、ご相談下さい。
現状をきちんとお知りになる、それが最も重要なことです。
https://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php
https://www.8181118.com/contact/
https://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php
https://www.8181118.com/contact/
https://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php
https://www.8181118.com/contact/
香川県高松市の
咬み合わせ専門歯科
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
このようなご相談の患者さんが来院されました。
↓
歯科医院で先生に
「あなたは歯周病だと言われた。
歯がぐらぐらしているので歯を抜かないといけないと診断された。
歯を抜いた後、どのようにすれば他の残っている歯を予防できるか?」
これは本当によくあるご相談です。
揺れている歯がある場合には
クリーニングをしてもほとんど揺れは止まりません。
実際、ご相談に来られる患者さんの多くは
これまでも普通にブラッシングや
定期的な歯科検診はなさってこられた方も多いのです。
しかし、
今回
「歯周病で歯を抜かないといけなくかった」
のです。
歯周病菌だけが原因で歯周病になっている場合には
しっかりとお口の中の菌を減らすことで
これ以上悪くならないように維持することができる可能性もございますが
「歯周病で歯を失った」場合には
そもそも今回歯周病になられた根本原因を
まずは
きちんと突き止めることが大事です。
歯周病によって骨が溶ける原因は2つです。
1、口の中の細菌によるもの(細菌感染)
2、噛み合わせから起こる「破壊的な力」(外来的要因)
今まで掃除をきちんとしているにもかかわらず歯の揺れがとまらない、
のであれば
1、ではなく、2の噛み合わせから起こる問題
または1、2の組み合わせが原因であることが多いです。
詳しくはこちらをご覧下さいね
https://www.8181118.com/director/2016/02/post-109.php
歯周病って、骨が溶けてなくなる病気なんです。
さあ、では
原因2の、かみ合わせからくる破壊的な力をお話します。
重たい物を持つ、
一人で重たい物を支えるよりも
二人、二人よりも三人、三人よりも四人のほうがいいわけです。
それぞれの一人に対する負担が減るわけです。
歯の数は親知らずを除くと28本になります。
親知らずを含めると32本になるのです。
そもそもなぜ神様がこのように人間に歯を多く作られたのか?
歯がそれほど丈夫なものであれば、そんなに本数いらなかったのではないでしょうか?
つまり人間の食生活においては28本は必要だと考えて、28本作られたのだと思います。
ですから
すでに「歯を抜かないといけない」ということになった
ということは本数が減るのです。
重たい物を運ぶと思って下さい。
例えば車で運ぶ場合、タイヤは4本ですよね。
では次に
4本のタイヤの普通の車には乗せられないような大きな物、重たい物を乗せると思って下さい。
トラックやトレーラーなどタイヤがいっぱいなもので運びます。
その大きなもの、重たいものを車の上にポンと載せてみたらどうでしょうか?
タイヤが悲鳴を上げますよね。
パンクしますよね。
お口の中の歯も同じことが起こっているのです。
すべて噛む為の道具なのです。
噛むための
ご自身の歯、
被せ物、
ブリッジ、
入れ歯(義歯、総義歯)、
インプラント、
すべて道具なのです。
本来受け持っている力以上の力を受け持つと
簡単に壊れてしまうのです。
歯がグラグラしている。
歯周病で歯を抜いた後どうすればいいのか
というご質問をよくいただくのです。
歯がグラグラしているというのは動いているということですよね。
何か噛んだ時、歯は動くんです。
というこうとは、それは力を支える能力が実はあまりないんです。
弱いんです。
つまりどういうことか?
車でいうとタイヤがパンクしている状態だということです。
当然パンクしているわけですから、ないのと同じです。
残っているタイヤに負担がいっているのです。
トラックやトレーラーでないと運べないような物、重たい物、大きい物、それを普通の車にポンと載せたら耐えられないわけです。
確かに車でも重たい物を運べるのかもしれない。
でもそのような限度を超えたような物は運べないのです。
言うなれば、車で運べる荷物の量は限られている。
トラックやトレーラーでないと運べないような物はそもそも運べないのです。
運ぼうとすると次々壊れていくのです。
もちろん昔食事できていた物と同じ物を食べたいという気持ちはよく理解できます。
家族みんなと
お友達と一緒のものを
同じように噛んで召し上がりたい
というお気持ちよくわかります。
しかしながら
残っている歯の現状、
残っている歯の本数であったり、
残っている骨の量だったり、
揺れているのか揺れていないのか、
生きている歯なのか、
死んでいる歯なのか、
という状態によって
噛める物、
噛んでもいい物が
変わるのです。
歯の神経を取るから
噛んでも痛くないから噛んでもいいというわけではないのです。
確かに噛むということは良いことです。
噛むということによって脳への血流量が増し、筋肉が動く、ということによって脳への刺激が強く脳を活性化させる。
つまり噛むということはすごく大事なことです。
しかしながら堅い物を噛むと歯は骨はやられてしまいます。
つまり噛んで大丈夫な方が噛んでいいのです。
その限度を超えた噛み方をすると、実は非常に危険なのです。
「歯を抜いた後どのようにすれば良いのか」
本数が減っているわけですから、その本数分増やしてあげればいいわけです。
例えば
インプラント治療のようになくなった歯の本数分、そこを支えられる本数のインプラントでもって支えるということが一つ。
もう一つはもうすでに揺れているわけですから、
すでに他の歯に対して負担が掛かっているわけですから、
今のお食事そのものが実はご自身の歯にとって耐え切れない力だということを知ってください。
今の食生活そのものが非常に危険なのだということを知ってください。
ご自身では「その食事は硬くない」と思っていらっしゃるかもしれません。
硬いかどうかを判断するのはご自身の頭ではなく、ご自身の歯なのです。
頭では「これくらい大丈夫だろう」
と認識されていても
確実にお口の中の歯は壊れていっているのです。
以前に食べていた物よりもやわらかいもの、出てきた食卓の中でやわらかいものを選んで食べている、であればいいということではないのです。
今のご自身の歯にとって十分余裕をもって耐えられる食事なのかどうかということが大事なのです。
ですから今すぐにその食事の質を変えるということがすごく大事なのです。
歯を抜いた後、傷が治るには時間がかかります。
期間がかかります。
その間も残っている歯にはものすごい負担がいっているのです。
傷が治るには休養というのが必要なのです。
足が骨折をして、その足を治すためにギブスをして、
その傷が治るまで動かさない、動かない、力がかからないようにする。
この休養がすごく大事なのです。
ギブスをしてそのままマラソンに出たら当然壊れるのです。
傷が治り、治療が終わるまでは走ってはいけないのです。
この2点はとても大事なことなのです。
「あなたは歯周病だと言われた。
歯がぐらぐらしているので歯を抜かないといけないと診断された。
歯を抜いた後、どのようにすれば他の残っている歯を予防できるか?」
予防するためには
今の現状の歯に対して
これ以上負担をかけないような
お食事の質を変えて頂くことがとても大事です。
「硬いものを食べないで下さい。」
「お食事の内容を変えて下さい。」
「できるだけ柔らかいお食事に変えて下さい。」
こんなお話をあなたは聞かれたことは、ないでしょうか?
硬いかどうかを判断するのはご自身の頭ではなく、ご自身の歯なのです。
歯周病と診断された方
歯を抜かないといけない診断された方
すでに多くの歯を失ってしまった方
まずは、
ご自分が「歯を抜かないといけないと診断された」根本原因
歯周病だと診断された根本原因を
お知りになって下さい。
歯を抜かないといけない
と診断された方は
まずは、ご相談下さい。
現状をきちんとお知りになる、それが最も重要なことです。
https://www.8181118.com/contact/
香川県高松市の
噛み合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
入れ歯についてお話させて下さい。
歯を失った後、
ご自分の歯のかわりに入れ歯(いわゆる脱着式の装置)を
お使いになっている方は多くいらっしゃいます。
これは患者さんから実際によく聞くお話なのですが
「うちのおじいちゃんやおばあちゃんは入れ歯でなんでもバリバリと噛んでいた。
だから自分もきっと歯がなくなっても入れ歯で噛めるに違いない」と
思われている方はかなりいらっしゃいます。
昔の人は入れ歯で噛めていました。
せんべいだろうが
ステーキだろうが
噛みきりにくいなすの皮だろうが
おさしみのイカだろうが
フランスパンだろうが
実際に
なんの問題もなく
噛めていたんです。
しかし
現代の私達が入れ歯をすると
入れ歯では昔の人のように固いものを噛むことはできません。
なぜでしょうか?
私のところにご相談に来られる方はみな
☑何度作り変えても入れ歯が合わなくなって痛い
☑何度調整してもすぐ噛めなくなる
☑何度調整しても合わなくなってすぐ落ちてしまい食事のたびに外れる
☑先週きつくしてもらったのにすぐガラガタにゆるくなり人前で話していると入れ歯が落ちる
このように
入れ歯では本当にお悩みでお越しになられます。
ではなぜ
昔の人は入れ歯でなんでも噛めていたのに
なぜ現代人は入れ歯で硬いものを噛むことができなくなったのでしょうか?
その理由をお話します。
実は歯科治療そのものに
非常に大きな改革があったから、なのです。
歯の治療といえば
「すぐに歯を抜かれた」
「ちょっとした虫歯で痛いと言ったら歯を抜かれてしまった」
ということを聞いたことはありませんでしょうか?
年配の方におうかがいすると
「私達の頃はね、すぐ歯を抜かれて入れ歯になっていましたよ」
とおっしゃられる方は多いかと思います。
今では根管治療(歯の神経治療)といって
歯の中の神経や血管が通っていたところを治療する技術が大幅に伸びました。
そしてまたバイ菌を殺すお薬も開発されました。
それによって歯そのもの、歯の神経、神経を残した後に歯をそのまま残しておく、
つまり保存するということができるようになりました。
昔は歯を失う原因は
虫歯でした。
しかし今は
歯を失う原因は虫歯ではありません。
歯周病(歯槽膿漏)なんです。
https://www.8181118.com/director/2016/02/post-109.php
歯周病って骨が溶けてなくなる病気なんです。
世界WHOにも認められている
ギネスにも載っている
世界中で一番病気になっている
その歯周病なんです。
日本人でも8割以上が歯周病になっていると
言われています。
歯周病とは歯の周りの病気です。
つまり歯そのものではなく
歯の周りです。
肉とか骨が歯を支えております。
この肉や骨がなくなることによって
歯は残っているんだけれども
支える骨がなくなったので
土手が崩れて歯を抜かなければいけなくなります。
勝手に歯が抜けてしまうということが
今、最も歯を失う原因などになっています。
歯の周りの骨があるかないか
なのです。
歯科治療の大きな改革
「歯を抜かずに残そう」
という流れにそって
歯医者さんも
頑張って歯を抜かずに歯を残したがゆえに
その結果、歯の周りの骨や肉が持たなくなってしまったのです。
健康な歯の時は
土台である骨はしっかりとあります。
ピンクの部分が骨の上にのった歯茎です。
昔、
歯を失う原因は
虫歯でしたので
虫歯になった歯は、「もう抜きましょう」とさっさと抜いてしまっていたのです。
骨がしっかりあるうちに歯を抜いてしまっているので
骨は溶けずにちゃんと残っています。
しかし
今は、どんなに歯がグラグラになっていても
骨がどんどん溶けていっていても
歯を抜かずに治療しましょう
歯を残しましょう
という流れですので
ご本人の自覚がないうちに
どんどんどんどん歯をささえていた骨は溶けてなくなっていっているのです。
骨が健康な人の半分以下の薄さにまで溶けてしまってから
やっと歯を抜きましょう、となります。
昔の人は入れ歯でなんでも噛めていた
のに
今の人は入れ歯ではまったくものが噛めない
理由はそこにあります。
入れ歯は歯茎の上に
ピョンと乗っかっているだけです。
歯茎は肉ですので
クッションです。
クッションの下には
骨があります。
その骨が太くしっかりある人は、入れ歯でも問題なくバリバリ噛めます。
しかし
骨がもうペラペラに薄く溶けてしまっている人は・・・・
当然かめませんよね?
しかも
痛いです。
飛び上がるほど、痛い
神経にさわるような痛さとおっしゃる方もいらっしゃいます。
入れ歯は
歯茎つまり、肉の上に乗っていると
肉眼的には見えます。
しかし
歯茎の下には歯を支えている骨があるんです。
よく
「歯を支えているのは何だと思いますか?」
とおたずねすると
7割の方が
「え?歯茎・・ですかね?」と
お答えになります。
違います。
歯を支えているのは
歯茎(肉)ではなく
骨なんです。
歯槽骨(しそうこつ)
という骨があるから
歯が存在することができているんです。
歯肉だけでは
歯は自立することはできないんです。
たとえば
お肉を切る時にはまな板の上に置いて切りますよね?
宙に浮いた状態の肉を切ることはできません。
まな板という硬いものの上に肉を置いてはじめて
切ることができます。
身体も一緒です。
骨という固いものがあり
その上に肉が約2ミリという厚みでもって残っているのです。
骨を失うから肉がそれと共に下がっていくのです。
歯肉だけが下がってなくなるわけではないのです。
歯肉は2ミリという厚みがほぼ均等に保たれていますから
肉はなくならないのです。
肉の下の骨がなくなることにより
歯肉の位置が下がったかのように
歯肉がなくなったかのごとく見えるのです。
よく
「歯茎が下がってきてしまって」
「歯茎が痩せてきてしまって」
とおっしゃられますが
それは歯茎の下にあった骨が溶けてなくなったので
そう見えるだけ、なのです。
土手の骨の厚み・高さ・幅によって
脱着式の入れ歯、総入れ歯の安定性が決まります。
昔は歯を支えている骨が溶けてなくなってしまう前に
歯を抜いていましたから、土手は残っていたんです。
そしてそれはほとんど全部の場所において
骨が残っていたのです。
ですからしっかりした骨があり歯茎があり
その上に乗っかっていた総入れ歯はすごく安定性がよかったのです。
入れ歯が落ちてくることもなく
強い力・噛む力にも耐えうるだけの強度がありました。
しかしながら現代人の場合には
極限で歯を残すために
その周囲の骨を失ってから歯を抜くという状況になっております。
ですから歯がないだけでなく
歯を支えていた骨までなくなっているのです。
つまり入れ歯をしっかり安定させるだけの
土手がなくなってしまっているのです。
入れ歯が安定するための
土手である
骨の高さ
幅
厚み
すべて足りないのです。
ですから
お話していたら入れ歯がすぐ落ちてくる
噛んだら痛い。
何度調整してもらってもすぐ合わなくなる。
ということが起こっているのです。
これが
昔の人は入れ歯でなんでも噛めていたのに
なぜ現代人は入れ歯で硬いものを噛むことができなくなったのでしょうか?
に対する
お答えです。
歯周病は
他人事では、ありません。
ほとんどの人が今では知っている「歯周病」です。
だけどほとんどの人は
「自分には関係のない話」と思っているのが
歯周病でも、あります。
まだ30代だから
痛くも痒くもないし
歯磨きちゃんとしてるから
しかし、
歯周病は
自覚症状はありません。
静かにしのびよるサイレントキラーです。
実際に
吉本歯科医院にお越し下さる多くの方が
「え?歯周病なんてどこでも言われたことなかったけど?」
「え?私の骨、そんなに溶けてなくなってるんですか?」
と驚かれます。
正しく
歯周病を知って欲しいと思います。
知って頂くだけで
歯だけでなく
骨を残すことができます。
https://www.8181118.com/director/2016/09/post-149.php
https://www.8181118.com/director/2016/01/post-107.phphttp
https://www.8181118.com/contact/
香川県高松市の
噛み合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
歯科医院で先生に
「あなたは歯周病だと言われた。
歯がぐらぐらしているので歯を抜かないといけないと診断された。
歯を抜いた後、どのようにすれば他の残っている歯を予防できるか?」
実際によくあるご相談です。
揺れている歯がある場合には
クリーニングをしてもほとんど揺れは止まりません。
実際、ご相談に来られる患者さんの多くは
これまでも普通にブラッシングや
定期的な歯科検診はなさってこられた方も多いのです。
しかし、
今回
「歯周病で歯を抜かないといけなくかった」
のです。
歯周病菌だけが原因で歯周病になっている場合には
しっかりとお口の中の菌を減らすことで
これ以上悪くならないように維持することができる可能性もございますが
「歯周病で歯を失った」場合には
そもそも今回歯周病になられた根本原因を
まずは
きちんと突き止めることが大事です。
歯周病によって骨が溶ける原因は2つです。
1、口の中の細菌によるもの(細菌感染)
2、噛み合わせから起こる「破壊的な力」(外来的要因)
今まで掃除をきちんとしているにもかかわらず歯の揺れがとまらない、
のであれば
1、ではなく、2の噛み合わせから起こる問題
または1、2の組み合わせが原因であることが多いです。
詳しくはこちらをご覧下さいね
https://www.8181118.com/director/2016/02/post-109.php
歯周病って、骨が溶けてなくなる病気なんです。
さあ、では
原因2の、かみ合わせからくる破壊的な力をお話します。
重たい物を持つ、
一人で重たい物を支えるよりも
二人、二人よりも三人、三人よりも四人のほうがいいわけです。
それぞれの一人に対する負担が減るわけです。
歯の数は親知らずを除くと28本になります。
親知らずを含めると32本になるのです。
そもそもなぜ神様がこのように人間に歯を多く作られたのか?
歯がそれほど丈夫なものであれば、そんなに本数いらなかったのではないでしょうか?
つまり人間の食生活においては28本は必要だと考えて、28本作られたのだと思います。
ですから
すでに「歯を抜かないといけない」ということになった
ということは本数が減るのです。
重たい物を運ぶと思って下さい。
例えば車で運ぶ場合、タイヤは4本ですよね。
では次に
4本のタイヤの普通の車には乗せられないような大きな物、重たい物を乗せると思って下さい。
トラックやトレーラーなどタイヤがいっぱいなもので運びます。
その大きなもの、重たいものを車の上にポンと載せてみたらどうでしょうか?
タイヤが悲鳴を上げますよね。
パンクしますよね。
お口の中の歯も同じことが起こっているのです。
すべて噛む為の道具なのです。
噛むための
ご自身の歯、
被せ物、
ブリッジ、
入れ歯(義歯、総義歯)、
インプラント、
すべて道具なのです。
本来受け持っている力以上の力を受け持つと
簡単に壊れてしまうのです。
歯がグラグラしている。
歯周病で歯を抜いた後どうすればいいのか
というご質問をよくいただくのです。
歯がグラグラしているというのは動いているということですよね。
何か噛んだ時、歯は動くんです。
というこうとは、それは力を支える能力が実はあまりないんです。
弱いんです。
つまりどういうことか?
車でいうとタイヤがパンクしている状態だということです。
当然パンクしているわけですから、ないのと同じです。
残っているタイヤに負担がいっているのです。
トラックやトレーラーでないと運べないような物、重たい物、大きい物、それを普通の車にポンと載せたら耐えられないわけです。
確かに車でも重たい物を運べるのかもしれない。
でもそのような限度を超えたような物は運べないのです。
言うなれば、車で運べる荷物の量は限られている。
トラックやトレーラーでないと運べないような物はそもそも運べないのです。
運ぼうとすると次々壊れていくのです。
もちろん昔食事できていた物と同じ物を食べたいという気持ちはよく理解できます。
家族みんなと
お友達と一緒のものを
同じように噛んで召し上がりたい
というお気持ちよくわかります。
しかしながら
残っている歯の現状、
残っている歯の本数であったり、
残っている骨の量だったり、
揺れているのか揺れていないのか、
生きている歯なのか、
死んでいる歯なのか、
という状態によって
噛める物、
噛んでもいい物が
変わるのです。
歯の神経を取るから
噛んでも痛くないから噛んでもいいというわけではないのです。
確かに噛むということは良いことです。
噛むということによって脳への血流量が増し、筋肉が動く、ということによって脳への刺激が強く脳を活性化させる。
つまり噛むということはすごく大事なことです。
しかしながら堅い物を噛むと歯は骨はやられてしまいます。
つまり噛んで大丈夫な方が噛んでいいのです。
その限度を超えた噛み方をすると、実は非常に危険なのです。
「歯を抜いた後どのようにすれば良いのか」
本数が減っているわけですから、その本数分増やしてあげればいいわけです。
例えば
インプラント治療のようになくなった歯の本数分、そこを支えられる本数のインプラントでもって支えるということが一つ。
もう一つはもうすでに揺れているわけですから、
すでに他の歯に対して負担が掛かっているわけですから、
今のお食事そのものが実はご自身の歯にとって耐え切れない力だということを知ってください。
今の食生活そのものが非常に危険なのだということを知ってください。
ご自身では「その食事は硬くない」と思っていらっしゃるかもしれません。
硬いかどうかを判断するのはご自身の頭ではなく、ご自身の歯なのです。
頭では「これくらい大丈夫だろう」
と認識されていても
確実にお口の中の歯は壊れていっているのです。
以前に食べていた物よりもやわらかいもの、出てきた食卓の中でやわらかいものを選んで食べている、であればいいということではないのです。
今のご自身の歯にとって十分余裕をもって耐えられる食事なのかどうかということが大事なのです。
ですから今すぐにその食事の質を変えるということがすごく大事なのです。
歯を抜いた後、傷が治るには時間がかかります。
期間がかかります。
その間も残っている歯にはものすごい負担がいっているのです。
傷が治るには休養というのが必要なのです。
足が骨折をして、その足を治すためにギブスをして、
その傷が治るまで動かさない、動かない、力がかからないようにする。
この休養がすごく大事なのです。
ギブスをしてそのままマラソンに出たら当然壊れるのです。
傷が治り、治療が終わるまでは走ってはいけないのです。
この2点はとても大事なことなのです。
「あなたは歯周病だと言われた。
歯がぐらぐらしているので歯を抜かないといけないと診断された。
歯を抜いた後、どのようにすれば他の残っている歯を予防できるか?」
予防するためには
今の現状の歯に対して
これ以上負担をかけないような
お食事の質を変えて頂くことがとても大事です。
「硬いものを食べないで下さい。」
「お食事の内容を変えて下さい。」
「できるだけ柔らかいお食事に変えて下さい。」
こんなお話をあなたは聞かれたことは、ないでしょうか?
硬いかどうかを判断するのはご自身の頭ではなく、ご自身の歯なのです。
歯周病と診断された方
歯を抜かないといけない診断された方
すでに多くの歯を失ってしまった方
まずは、
ご自分が「歯を抜かないといけないと診断された」根本原因
歯周病だと診断された根本原因を
お知りになって下さい。
歯を抜かないといけない
と診断された方は
まずは、ご相談下さい。
現状をきちんとお知りになる、それが最も重要なことです。