専門が変われば診断が変わります。
香川県高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
【金属の土台は歯を割れやすくする】
歯にさし歯を被せるときには、まず芯棒を歯の根に立てて支台を作るんです。
支台築造といいます。
よく保険診療で使われるのは金属の土台ですが、2016年からファイバーポストという白い芯棒が保険収載されました。
つまり保険の適用になりました。
保険が効く治療になったのです。
金属の芯棒はよく使われますが、周りの歯の組織が薄い、噛む力がマキワリのような力になるなど、条件が悪くなると金属の先端部に応力が集中し、歯の根部分が割れやすくなることがあります。
金属の土台ではなく、ファイバーコアはFRCやガラス繊維強化樹脂のファイバーポストを支柱に入れることで、レジンの土台の強度を改善する目的で開発されました。
ファイバーポストは歯の象牙質に近い性質で、さらに象牙質接着性レジンを利用することで、ファイバーコアとなり、力が加わった時に弓のようにしなることで金属よりも破折から守る効果があるといわれています。
ファイバーコアを入れることで歯根破折の予防になるでしょうか。
ファイバーポストに欠点は無いのでしょうか?
実はファイバーポストは保険適用になったものの採用されていない先生が多いです。
もしくは採用したけれども今はやめて金属製の土台に戻したという先生が多いです。
2014年より「CAD/CAM冠」も保険収載されました。
一部の被せの治療で白い歯が使えるようになったということです。
しかし、ファイバーポストと同様に採用されていない先生が多いです。
もしくは採用したけれども今はやめて金属製の被せに戻したという先生が多いです。
なぜでしょうか?
簡単に外れてしまったからです。
治療のやり直しを強いられてしまったからです。
接着材に接着性レジンセメントを使用しますが、術者の臨床操作に伴うテクニックセンシティブ因子つまり術者熟練度因子が象牙質の接着強さ結果に影響を及ぼしていることが報告されています。
因子の中で特に象牙質歯面乾燥状態が大きいとされています。
さらにはファイバーポストの適合精度を上げれば上げるほど歯の根を割れやすくするということも報告されるようになってきました。
実はファイバーポストも「CAD/CAM冠」も適切な取り扱いが重要ということになります。
「保険収載されたファイバーポストを用いた支台築造の診療指針」が院長吉本彰夫が指導医専門医として所属する公益社団法人日本補綴歯科学会 医療問題検討委員会から報告されています。
歯質側接着面の処理として使用する接着性レジンセメントやコア用レジンに適した表面処理を行う.と簡単に記載されていますが、実はこの歯質側接着面の処理が技術的に難易度がとても高いのです。
前述のテクニックセンシティブ因子です。接着歯科治療認定医にとっては当然のテクニックですが、残念ながら一般の先生がこの技術を習熟しそれを日々実践するのは困難かもしれません。
歯に差し歯を被せる時の土台を保険診療の金属で作る場合はその後に起こるリスクを最初に知っておいて欲しいのです。
歯の根っこが割れやすくなるということを先に知って下さい。
専門が変われば診断が変わります。
吉本歯科医院には、歯を削らない治療を求めて受診される方が
香川県高松市の
噛み合わせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
歯が痛い時
とりあえず
ロキソニンなど痛み止めの薬を飲んで
しのいでいる
ということって
おありになるかと思います。
今日は
痛み止めの薬を飲んで
歯の痛みをしのいでいる危険性を
お伝えします。
歯の神経が死んでいるといわれた
歯の神経を取らないといけないと言われた
歯の神経が死にそうだといわれた
歯の神経が痛む
上記のようなお悩みを抱えて
患者さんが吉本歯科医院にはお越しになられます。
特に歯の神経治療に関しては
患者さんご自身でも、
ご自分の歯の神経が
今でも生きているのか?
死んでいるのか?
死にかけているのか?
それとももう死んで腐っている状態なのか?
そもそも、歯の神経を昔に取り除いている状態なのか?
ご存知ない方がほとんどです。
ではそもそも
歯の神経が死んでしまう
って一体どういう状態をさすのでしょう?
たとえば
歯に食べ残しが
あったとします。
歯と歯の隙間や
奥歯と奥歯の間に
食べかすが
ごっそり詰まっている
誰にだってあることです。
じつは長い間
食べかすが詰まったままだと
食べかすが詰まった部分に
虫歯菌が繁殖していきます。
そうすると
歯の表面が
一層溶けてしまうのです。
この段階になると
歯がしみる
ということが
起こります。
そこで
「ま、いいか、我慢するか」
「前にも歯がしみたことがあったけど
ほっといたら治ったから、ほうっておこう」
と
歯がしみていた状態を放置すると
さらにさらに
穴が開いてきます。
歯が溶けて
穴が開いていきます。
イメージしてみてくださいね。
バケツに水が
入っている
と思って下さい。
バケツに
小さなキズがあったとしも
大した問題は起こりません。
しかし
どんどんどんどん
バケツにキズが付くと
穴が開いていきます。
そうすると中に入っている水が
溢れ出します。
これが
穴が
歯の神経・血管に達した状態
だと思って下さい。
そこには
塞ぐことのできない穴が
開いてしまうのです。
堤防が決壊した
川の状態です。
こうなるともう
ばい菌が入り放題
です。
大事に大事に
硬い壁、
エナメル質、
歯の壁、
象牙質で覆われていた
歯の神経や血管が
露出してしまう
ということが起こります。
バイ菌にとって
神経や血管や血液は
重要な栄養素です。
とっても美味しい
大好物なのです。
もちろん
人間の体はバイ菌が入ってきた時には、
そのバイ菌に対して戦おうという
免疫という防御機能
があります。
しかしながら余りに
バイ菌の量が多いと
その防御機構で
食い止ることはできなくなるのです。
ですのでバイ菌は
どんどんどんどん
増殖を続けていきます。
最初は歯の表面だけだったのが、
歯の神経・血管にまで到達することで
バイ菌は一気に
歯の神経・血管をやっつけて
いきます。
最初は
歯がしみたり
痛んだり
ズキズキ
ということが起こっていくのですが、
それはバイ菌と戦っている証拠
でもあるのです。
歯がしみるのは
歯の神経が生きている証拠
です。
このばい菌との戦いに負けると
痛みを
感じなくなる
のです。
よく歯を治療せずにほったらかしにしていたら、
「歯がボロボロと欠けていった」
「痛みが和らいだ」
「痛みが止まった」
ということが、あります。
歯が痛い時に
痛み止めの薬を飲む
という行為は、
ばい菌と戦っているんだということを
脳に知らせようとしている
警告を無視しなさいというものです。
これが痛み止めの薬の
仕事なのです。
特に昨今、
以前であれば病院から処方箋がないと
薬局から出せないような強い痛み止めの薬が
日常的に薬局で買うことができるようなりました。
なので
一般の方が誰でも簡単に
強い薬を手に入れることができています。
その影響もあってか
虫歯が本当に進行してから
重度になってから
歯医者に来られる方が増えています。
さらには、
バイ菌が繁殖し、
鼻の部屋まで突き抜けていたり
歯を支える骨まで溶かしている
ケースも少なくありません。
年齢がお若くても
関係ありません。
実際にまだ30歳の若さでも
歯を支える骨がかなり溶けてしまっている方は
いくらでもいらっしゃいます。
歯がしみるなあ
ってことを放置し
「痛み止めの薬」でその場限りの
痛みを止めを繰り返してきた方は
すでに
歯の神経が死んでしまっている
ことが、多いのです。
もちろん
私も現代に生きる日本人として
毎日忙しいことは十分承知しております。
歯がしみるくらいで歯医者に行っている時間の余裕はない
というお気持ちも
よくわかります。
でも痛いのは困るから
とりあえず
痛み止めの薬でその場をしのいでおこう
とお薬を飲んでしまう
お気持ちは
よく、わかるのです。
しかし
歯は自然に治りません。
風邪のように
日にち薬で栄養を取って寝たら治る
というものでは、ないのです。
残念ながら
どんどん悪い状況になっていきます。
そしてとうとう
歯の神経や血管が死んでしまった時には、
逆にまったく痛みを感じなくなってしまうのです。
ばい菌の勝利
です。
戦いに勝利した
バイ菌達はそこからどうすると
思いますか?
さらにさらに
歯の奥へ奥へ侵入して行きます。
そして
歯の根っこを越えて、
根っこ周囲にある
骨や歯茎を溶かしていくのです。
自覚症状のないまま
歯を支えていた骨を
どんどん溶かしていくのです。
歯の神経が死んでしまったとしても
ばい菌に殺された
歯の神経の死骸を
除去してやらないと
バイ菌はずっと生きているんです。
歯の神経を殺しただけなく
今度は骨や歯茎さえも
侵食していくのです。
バイ菌の住処である歯の根っこ(根管)の中を
早く掃除してあげないと
どんどんどんどんバイ菌は
奥へ奥へと入っていきます。
歯の神経を取る治療というのは
読んで字のごとく
歯の神経を取る治療だ
と思われている方が多いのです。
しかし
実はそうではない
のです。
すでに死んでしまった歯の神経の死骸を
きちんと除去し
歯の根管の中をきれいに
消毒する
ということを意味します。
ばい菌に侵され
死んでしまった歯の神経は
生ごみが腐敗している状態
とまったく同じです。
腐敗しているので
におうと
臭いです。
とても
臭い
のです。
発酵食品を思い浮かべて下さい。
発酵がすすむと
膨らんできますよね?
つまり腐っていくと
ガスを出す
のです。
ガスが出ると
圧力が高まります。
そうすると歯の神経は死んではいるんだけれども、
周りの骨や歯茎が溶かされることにより
顔が腫れてくる方も
いらっしゃいます。
すでに
歯の神経の治療で神経を取ってしまった方でも
バイ菌に侵された場合には
いきなりこの状態にまでなってしまうこともあります。
顔が腫れてしまっているような場合には
一刻もはやく歯の根っこの中を
ばい菌を減らすということが
必要です。
また
歯を支えている骨を溶かしたバイ菌達は
最後はどこへ行くのでしょうか?
実は
歯の神経というのは
脳と繋がっている
のです。
例えば指先を
考えて下さい。
指先の神経は
指先だけでしょうか?
違いますね。
指先は脳から繋がった神経
なのです。
神経の一部に過ぎないのです。
つまり
バイ菌は歯の中の神経だけを死なせるわけではなく、
歯の外の周囲の骨や
歯茎の神経さえも
殺していくのです。
そして骨を
溶かしていくのです。
そしてとうとうその奥には
太い神経・血管が控えているのです。
そこにたどり着いたバイ菌は
どうなるんでしょう。
一気に全身を
巡ってしまう
のです。
心筋梗塞
聞かれたことありますでしょうか?
心臓の血管が物が詰まり
血が流れにくくなってしまった状態です。
よく動脈硬化や全身糖尿病などが
大きく取り沙汰されていますが、
血管に詰まっているのは
何だろう?
と研究した先生が
いたんですね。
血管に詰まっているものの中に
いくつもの
口の中にある歯周病菌、ばい菌が
見つかったのです。
つまり、
口の中にいたバイ菌が
心臓の中で発見されたり、
誤嚥性性肺炎といって
肺炎の中で肺炎球菌といっしょに肺炎を起こしていたり、
口の中だけに留まらず
全身にまで影響を及ぼしているのです。
ですから歯の神経の治療をした方が良いのか、
しない方が良いのかと単純に考えたならば
神経の治療は神経が生きているのであれば
残せる方向で治療してもいいと思います。
しかし
もうすでに痛みもなく
歯の神経も死んでしまい
歯の神経の死骸が悪さをしている場合には
一刻もはやく治療を行なわないと
全身に対して影響を及ぼします。
また上の歯の場合には
歯の根の奥には
鼻の部屋があります。
鼻の部屋にばい菌が
侵入してしまうのです。
口から食べたものが
鼻から出てきて困る
という患者さんも
実際にはいらっしゃいます。
ただ単に歯や口だけの問題ではなくなり、
鼻の手術を含めた処置が
必要になったりもするのです。
水の入ったバケツに穴が開いた場合には
水が流れ出ます。
どんどん流れ出ます。
決して歯の1本を最終的に抜けば済む
という問題ではなくなることもあるのです。
歯の神経を取ることひとつをとっても
知らないではすまされない重要なことが
あります。
どうぞ先に知って下さいね。
https://www.8181118.com/menu/02info.php
吉本歯科医院の見える世界での虫歯治療、歯の神経治療はこちら
原因を突き止めることで
無駄な治療をしなくてすみます。
http://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php
原因を取り除かない限り再発を繰り返すのです
専門が変われば診断が変わります。
歯医者さんに行って歯を削って治療した。
治療した後は、被せ物をして終了。
このように歯医者さんで被せ物をして治療を終了したことは
おありになるかと思います。
みなさんは、
この歯の寿命がどの程度あるか知っていますか?
人によっては「一生もつ」と
思っていらっしゃる方もいます。
人によってはいい被せ物をしたから
「一生もつ」と思っていらっしゃる方もいます。
日本人の寿命がどんどん伸びた今、
60歳を超えた頃から
ドミノ倒しのように歯を失い
あっという間に
抜歯→ブリッジ治療→入れ歯という状態
になってしまわれる方はとても多いです。
多くの歯を失われた方とお話していると
「治療した歯は一生もつものだ」と
思っていらっしゃったということがわかってきました。
患者さんご自身がご自分が受けられた治療の耐久性をご存じないか、
勘違いされているかのどちらかです。
そこまできちんと説明を受けていなかった
ということもあります。
私たちは体のどこかがケガをした場合、
自然治癒力というものがありますので
安静にし適切な処置を受けていれば時間がたてばもとに戻ります。
しかし、歯科はそういうわけにはいきません。
放置しておくと、神経を取るか、抜歯、になっていくのです。
悪くなった部分を削ったり、
抜いたりし、
なくなった部分は
人工の歯科医療材料で補うのです。
それが一般的な歯科治療です。
皆様のお口の中にも入っている、
人工の歯科の被せ物や詰め物です。
歯科材料は異物です。
歯と完全に接着するものではありません。
どんなに優秀な歯科医師であっても
歯科材料を使った治療で歯を完全に元の歯のように修復することはできないのです。
できることは
「できるかぎり長くもたせる」
ということまでなのです。
理想的な金属といわれる金合金を
歯科材料に使ったとしても
「もたせられる」程度です。
ましてや、
保険診療の範囲内で行う銀歯であれば
「長くもたせられる」どころではありません。
ばい菌も入り放題ですし、
金属アレルギーを引き起こす可能性だってあります。
保険診療の範囲内で行う銀歯ですが
7~8年後には悪くなっていきます。
その時悪くなっているのは、治療した歯科材料だけではないのです。
その金属に接している歯本体も悪くなっているんです。
数年後に銀の被せ物が取れた時には
詰め物や被せ物のさかいめから内部に黒く虫歯が進行していっているのです。
歯科材料の平均使用年数に関するデータです。
●白い樹脂の詰め物・・・・・5.2年
●型を取ってはめこむ小さな金属・・・・5.4年
●歯に多い被せる大きな金属の冠・・・・・7.1年
いかがでしょう?
「え?これっぽっちしかもたないの?」
そう思われてのではないでしょうか?
日本人はどんどん歯を失い続けます。
悪くなった部分を削って詰めて、銀歯を被せて、また悪くなって・・・・
それを繰り返していくうちの「この歯はもう抜くしかありません」という状態にまでなってしまうのです。
人生後半になって
ドミノ倒しのように歯を失っていく方の多くは
必ずこうおっしゃいます。
「もっとはやく知っておけば良かった。
知っていれば、こんなにも歯を失うことはなかった」と。
専門が変われば診断が変わります。
吉本歯科医院には、歯を削らない治療を求めて受診される方が
専門が変われば診断が変わります。
香川県高松市の
かみあわせ専門
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
多くの歯を失い入れ歯やブリッジ
インプラントなどをされる患者さんとお話していると
必ずこんなことをおっしゃいます。
「何度も歯の治療を繰り返してきたけど
結局こんなに多くの歯がなくなってしまった。
もっとはやくにこんな知識を知っておけばよかった」と
必ず、そうおっしゃられるんです。
歯の治療を何度もし
悪くなる度に削って再治療
繰り返しているうちにどんどん歯はなくなるんです。
最初は
からはじまります。
小さな虫歯なので、
そしてしばらくたって詰め物をしたところが、また虫歯に。
今度は小さい詰め物では封鎖しきれず
大きな詰め物に。
また悪くなって
歯を大きく削って、フルカバーのかぶせ物に、なります。
そしてしばらくたって今度はかぶせ物をした部分が
痛くなってきて、歯医者さんに行ったら
と言われます。
神経を取った歯は、
強度が10分の1まで落ち
栄養が行き渡らない
死んでいる歯になります。
少しの咬む力で、
あっけなく折れたり割れたり、
根っこにひびが入ったり
していくのです。
ことになります。
動画をご覧下さい。
一度治療した歯を何度もやりかえをして再治療をしているのが
今の私達のお口の中の現状です。
そうなった場合には
ありません。
こうやって歯を失ってこられた
という経緯をお話して下さる方は
吉本歯科医院には本当に多いのです。
実際に私がお話をお聞きした患者さんの中には
「この10年ですごく歯を抜かれちゃったのよ」
「前歯がガタガタになってきたの」
「一気に悪くなっていった気がする」
という方は決して少なくありません。
歯を失ってこられた経緯を
振り返ってみると
みなさん
「まさか、ここまで歯を失うことになるとは思わなかった」
「昔から歯が弱かったんだけれど、ここまで噛めなくなるとは」
と、過去を悔やまれます。
歯を失う原因は
みなさんほとんどが
とおっしゃられます。
もちろん、
歯磨きがきちんとできていなかったために
バイ菌が歯を溶かし、骨を溶かし
歯を失ってしまっている方もいらっしゃいます。
しかしもうひとつ
原因があります。
それが
です。
お口の中の状況は
家族の移り変わりや、
生活スタイルの変化を
みなさん今まさに身をもって体験されていることと
まったく同じなのです。
状況は変化し続けるんです。
歯の治療は、「今、この現在だけ」を考えて設計図を
書くのではダメなのです。
10年先に困ったら困った時に考えればいい
というようなものでは、ないのです。
歯は一生動き続けるものだ
ということを知って下さいね。
http://www.8181118.com/movie/movie2.php
歯は動くんです!動画をご覧下さいね。
専門が変われば診断が変わります。