2022.01.27歯の神経がない歯が噛むと痛い原因
香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
3年前に歯の神経を取ったはずの歯が
噛むと痛い。
かかりつけの歯医者さんに相談したけれど
原因がわからないとお困りになり
吉本歯科医院にお越し下さった患者さんがいらっしゃいます。
お口の中を診させて頂くと
奥歯同士が強く当たり過ぎており
奥歯に負担がかかっている状態でした。
それは
痛くなって
あたりまえ
す。
3年前に神経を取る治療をされていた奥歯は
金属の土台でがっちり固定されていて動かない歯、です。
動かず固定されてしまっているため
金属で固定された歯の高さ他の歯よりも
高くなってしまっていたんですね。
金属で固定された歯は
他の歯よりも高さが高いので
ひとつの歯だけ当たりがどんどん強くなっています。
1本の歯だけが
噛み合わせの高さが高くなり
歯の根っこを覆っていた歯根膜が炎症をおこしていました。
これが
ズキズキと歯が激痛を起こす原因です。
歯の治療は咬み合わせが最も重要です。
歯が痛くなって虫歯ができたら
悪い部分を削って詰めたり被せればいいと単純に考えていると
その結果
歯の神経を取らないといけない状態になったり
最悪は歯を抜かないといけない状態になったり
します。
歯の神経を取ったはずの歯が
ずっと痛み続けたり
違和感をお感じになられる場合は
噛み合わせが原因となっているケースが非常に多いです。
さらに大きく削る再治療をする前に
まずはご相談下さい。