香川県高松市の
かみあわせ専門歯科医院
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
耳鳴りと噛み合わせの関係です。
耳が重い感じがする
耳鳴りがひどくなってきた場合にはお口の中に原因があるかもしれません。
よく頂くご質問に、
耳鳴りや耳が重い感じがする
耳が変な感じがする
これらのことと歯科(かみ合わせ)と関係あるんでしょうか?
ということをお問い合わせ頂きます。
中には関係がある方がいらっしゃるんですね。
上の歯は頭と一体化しています。
それに対して下の歯は振り子のようにぶら下がっていて、下顎は宙に浮いた状態です。
振り子のように動くようになっているんですね。
この時に歯って、だんだんと使っていくとすり減っていくんです。
例えば車のタイヤをイメージしていただくと、長年交換しなければだんだんとタイヤがすり減って最初あった溝が浅くなっていく。そんな感じのことが歯でも起こってきます。
つまり歯と歯がガンガン当たりすり合わせていくにつれて、歯ってすり減っていくんですね。
昔は人生40年50年と言われていました。
しかしながら今は平均寿命が80歳を超え、しかも100歳を超える方が5万人を超える時代になりました。
こんなの神様はまったく想定していなかったんですね。
つまり噛み合わせの高さがだんだんだんだんと低くなっていく、ということです。
高さが低くなるということはグッと入り込むということです。
お口元がキュッとなっている方いらっしゃいますね。
あれは年だからというよりも、筋肉(下顎と上顎の付け根が接するあたり)が近くなるので、この筋肉がはまっちゃうんです。
それでグシュっとなるわけです。
そうするとどうなると思いますか?
耳の穴に顎がガツンガツンと突き上げてくるんですね。
近くなれば近くなるほどガツンガツンきます。
ですから噛むのをやめた途端、ちょっと柔らかいお食事にする・マウスピースというのを入れて上下の顎の接する距離をガーンて噛んだ時に突き上げないように隙間を作ってあげる。そういうことで耳鳴りが改善された方がいらっしゃるんですね。
ですので噛み合わせが深くなっているとか、
噛み合わせが奥に入ってしまっている方で、
もし耳鳴りとかいうことがあればそういうことも参考になさってみて下さい。