2021.12.26冷たいものが歯にしみる原因と対処法
香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
冷たいもので歯がしみて痛い
どうにかならないか?
ということでご相談にお越しになられた患者さんんです。
この写真をご覧下さいね。
歯と歯茎の境目が茶色くなっていますね。
パッと鏡を見た時に
「あ、これは虫歯だ!」と
思われてしまう方はとても多いです。
虫歯になりかかっている、
虫歯に違いない
と思い込んでしまわれるので
茶色くなっている部分を
歯磨き粉をしっかり付けてブラッシングをしっかりしようと
思われ実際に、歯磨きを強く当ててしまうのです。
強く磨きすぎると
今度は
冷たいものや
熱いものを口に含んだ時に
しみて痛くてしょうがない
ということになってしまわれ
「歯がしみるんですが、虫歯だと思うんです」
とご相談にお越しになられます。
実は、
この歯と歯茎の境目の茶色い部分は
虫歯では、ありません。
過剰な力
かみあわせ異常により
歯の頭(エナメル質)と歯の根(象牙質)の境目に
力が集中し
歯が欠けたり
歯の神経(歯髄)が見えるところまで
いってしまうと
こんな状態になるのです。
歯の表面を覆う白いエナメル質は、外部からの刺激を神経に伝達しません。
しかし、上の写真のように咬みあう力により象牙質部分が外に露出してしまうと
冷たいもので歯がしみるようになってしまいます。
かみあわせ異常による
歯の症状は
原因を探ることが難しく
ついつい自己判断で
虫歯だろう
歯周病だろう
と考えてしまいがちです。
歯がしみるには歯がしみる原因がお口の中にあります。
歯がかけるには歯がかける原因がお口の中にあります。
歯と歯茎の境目が茶色くなって歯茎が下がってくるのはそうなる原因が
かならずお口の中にあるのです。
原因を取り除かない限り再発を繰り返すのです
虫歯菌によるものではありませんので
どんなに歯磨きをしても
治りません。
むしろ、
これは、虫歯だと思い込んでしまい
強くブラッシングしてしまうことで
余計に歯茎が押し上げられ
どんどんしみるのがひどくなったりします。
しみる状態を放置しておくことで
最終的には歯の神経を抜かないといけない状態になったり
歯を抜かなくてはいけない状態になってしまう方がいらっしゃいます。
歯が悪くなる仕組みを知って頂きたいと思います。