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ホーム > 日本補綴歯科学会専門医 香川県 高松市 吉本歯科医院 > 「噛める」ということと「見た目」は違います。歯の被せものをする時に神経を取るか取らないか

2015.08.27「噛める」ということと「見た目」は違います。歯の被せものをする時に神経を取るか取らないか

歯に被せ物をする時に神経を取るか取らないか。

神経を取ったほうがいいの?

取らないほうがいいの?

当然歯の神経は、残せるのであれば残したほうがいい。

ただし、出来ることと、出来ないことがあります。


そのメリットとデメリットをどちらをその患者さん自身が優先されるかによって、その価値観によって変わると思ってください。

例えば車をイメージしてみてください。

普通自動車、4つタイヤが付いていますよね。

車は道路の上を走りますよね。

道路がありますよね。

決して宙を浮いて飛んでいるわけではないですよね。

ということは、道路という相手があって、そこにタイヤがあるのです。


つまりタイヤは4つとも同じサイズをおそらく選ばれていると思います。

違うサイズのタイヤを履いている車はいないですよね。


歯も実は、上の前歯を治療すると思ってください。

噛みあう相手、下の前歯がいるのです。

image033

下の奥歯を治療すると思ってください。

噛み合う相手、上の歯がありますよね。


つまりいくらでも好きなだけ大きい歯を作れるわけではないのです。

いくらでも小さい歯を作れるわけではないのです。


噛み合う相手、歯と歯が接することによってお食事という行為ができています。

歯に何の問題もなく、お食事をされている時には

意識することはないかと思いますが、

「噛める」という行為は、このようになっています。


歯と歯が当たっていないとお食事できません。

「いやそれでもいいから見た目をきれいにしたい。」

それはそれでいいと思います。

ただし、噛めるということは諦めないといけません

噛める機能というところと、見た目というところはまったく目的とするところ自体が違うのです。

つまりこの1本の歯を大きい歯にしたい、小さい歯にしたい、ということはつまり、言うなれば4つタイヤがある車で1本だけタイヤの大きさを大きくしたい、ちっちゃくしたい、ということと実は同じなのです。

仮に大きいタイヤにしてみたと思ってください。

まず真直ぐ走ることは出来ません。

そして室内はどうでしょうか。

すごく傾いている感じしませんか。

そう傾いているのです。


歯の中には神経・血管があるのです。

仮に削って被せモノをした。

削らずに被せができたらいいですよね。

削らずに被せをしたらどうなるんでしょう。

例えば口の中で髪が紛れ込んで髪を噛んだとしてみてください。


違和感を感じられますよね。

つまり上と下の歯が当たるタイミングというのは実は決まっているのです。

髪1本の高さの差が出ただけで、それは違和感になります。

噛めないということになるのです。


つまり最終的な歯の形態は実は決まっているのです。

じゃあ、そこに隙間に何か入れるのか。

削らずに間に入れるということはできるんでしょうか。

少ししか削らない場合は、ほとんど削らなくていい場合というのは、上と下の歯が当たらない場所に作る場合にできます。


例えば吉本歯科医院では硬質金合金という接着ブリッジに使うような合金を使って治療することがあります。

非常に薄いです。

0.何ミリという世界での修復物を作ることが可能になります。

ですから違和感は実は少ない。

そして歯というのはそもそも磨り減っていくものです。

経年的に。

歯には山や谷があり、例えば糸切り歯だったら尖っていたりします。


8020って聞かれたことあるでしょうか。

80歳で20本の歯を残しましょうという標語です。

何故そんな標語ができたのか?

80歳で20本の歯が残っている方が非常に少ないからです。


実際にほとんどの歯をすべて残している方っていらっしゃるんですね。

その方のお口の中どうなっていると思われますか。

きれいな歯がきれいなまま、生まれたての歯がそのまま残っていると思われるでしょうか。

そんなことはないのです。

ほとんどの歯が残ってはいますが、歯の頭は山や谷は磨り減って臼状になっています。

すり鉢状になっています。

PB090065.jpg


古代人、縄文時代や弥生時代の方の遺骨が出てくることがあります。

昔の人達の寿命は短いと言われています。

確かにそうです。

では何故寿命が短かったのか。

病院がなかった、薬がなかった、怪我しても治療することができなかった、いろんな原因があります。

その中でも歯の頭が磨り減って亡くなっている方いらっしゃるんです。

昔の食事は現代と違い、生肉であったり、大した調理法もできません。

柔らかいお肉なんかなかったんですね。

硬い食事です。

砂混じりの食事です。

すごく硬い食事だったんです。


ですから顎は当然成長しますし、歯も磨り減っていったのです。

歯の頭が磨り減ると、当然歯医者さんなんか昔いませんから、歯の痛みを取るなんてことも出来ません。

そして歯の山谷がどんどん磨り減り、臼状になり、歯の頭がなくなると、お食事を取るということができなくなります。

ですので

食事を取れない=昔においては寿命

ということだったのです。


つまり歯は磨り減ってなくなっていくものです。


きれいな歯が残っている方ももちろんあります。

それは狩猟とかで怪我をした、などで若い時に亡くなられた方、そういう方はきれいな歯のままで残っております。


では話し戻ります。

歯の最終的な被せをした時の形態、実はそれは最初にあった歯の形態以外の何ものでもないのです。

それ以上大きいものを作れば髪の毛を噛んでいるのと同じようにきちんと噛むということすらできなくなる。

では歯の中はどうなのか。

生きている歯の場合には神経・血管があります。

車でいう室内空間と一緒なのです。

中も外も限られているのです。

削れる量は非常に限られているのです。

つまり削った量が最終的に被せをする修復物の厚みということになります。


車のタイヤが1本だけ大きいサイズ、倍くらいのサイズのタイヤを履けば当然それは走れなくなりますし、室内は傾いてしまって真直ぐな状態は維持できなくなります。

歯で言えば噛み合う相手がいるわけです。

上の歯であれば下の歯、下の歯であれば上の歯があるわけです。

隣り合う歯も決まっているわけです。

そして内部には神経・血管のいる場所がいるのです。

神経・血管に触ると一気に血液が溢れ出します。

血が流れてくるんです。

水の入ったバケツに穴が開いたのと同じように一気に水が出てくるのです。

そうすると周りがベシャベシャに濡れてしまいますよね。


乾いた紙同士であれば糊でくっ付けることができますが、濡れた状態の紙ではくっ付きません。

くっ付いたとしても、一部がくっ付いたとしても間はくっ付いていませんからすぐに剥がれたり、その隙間からバイ菌が入ってきてしまいます。


ですから神経を傷つけると神経や血管の入っている歯髄というこの空間・空洞の部分を傷つけると、一気にそれは神経を残すという処置が非常に困難な状況になってしまうのです。

ですからその被せというものの厚みがそこで決まるのです。


歯医者が削りたいから削るとか、削りたくないから削らないとかそういう話しではないのです。

もちろん噛み合う相手を削るというのも一つの手段です。


その噛み合う相手の歯が生きている歯なのか、死んでいる歯なのか。

隣の歯と比べて高さがガタガタになっているのか、真直ぐに擦り合わせられる状況なのか、そういうも検討する事項に入ってきます。

薄くて丈夫な材質であれば歯の神経を残しつつ被せをすることも可能というふうになってくるのです。


その材質の種類によって、例えば保険診療の場合はどういう状態の時にはどういう材質の物を使いなさいと事細かく決められています。

ですから残念ながら、そういう患者様がお望みになられるのは難しいこともあるかもしれません。

それぞれの修復物によりメリットとデメリットがあります。


それぞれのメリット・デメリットを考えた上で、メリット・デメリットを是非知っていただいてお選びいただく。

これがとても重要なことかと思います。


例えば奥歯の被せの場合、吉本歯科医院あればでは10種類以上の種類があります。

何故そんなに10種類もの種類があるのか。


それぞれメリット・デメリットが違うのです。


すべてがいいという物だけではないということです。


そして歯の強度というのはそれぞれ皆さん違うんです。


同じお一人の方であっても、それぞれのお口の中の状況に応じて充分に耐えうる強度があるのかどうか。


そして生きている歯なのか死んでいる歯なのか。


死んでいる歯であり何回も治療を受けている歯なのか、残ってらっしゃるご自身の歯の厚みがある方なのか、ない方なのか。

すでに死んでしまってから、だいぶんの期間が経ってしまっている状態なのか。

今回初めて神経を取る歯なのか、生きている歯なのか、まったく残っているご自身の根の、根自体の強度も違うのです。

確かに硬くて丈夫な物ほど、その被せ物自体としては長く持つかもしれない。

しかしながらご自身の根っこそのものがその強度に耐え得るかどうかはまた別なのです。

また噛み合う相手も強度が大事なのです。


例えば相手がインプラントというすごく噛めるようなものであったとしたら、じゃあそこのガンガンと噛み合う相手だから丈夫な物がいいだろうといって非常に硬い材質を選ばれると、ガチガチガチガチものすごい力がそこでぶつかり合います。

そうすると被せ物は割れなくともその下のご自身の根っこであったり、骨であったり、そういうところに、または顎の関節であったり、いろんなところに衝撃が伝わります。

そういういろんなことを含めて検討した上で被せ物の種類というのは決まっていきます。

もう一度申しますと、被せをする時には噛み合う相手のおる場所、そして内側の神経の場所というのが決まっています。

車でいうタイヤ、大きいのもちっちゃいのもダメなのです。

その範囲内でしか被せ物をすることはできません。


そして薄いと色が透けてしまいますよね。

パッと見、わからないきれいな歯を入れたい、白い歯を入れたいと思った時には、どんなにきれいな鮮やかな色であったとしても、白い画用紙に描けば鮮やかですが、黒い紙に描けば鮮やかではないですよね。

同じ色であったとしても、その画用紙、下地によって見え方は全く違うのです。

ですからパッと見の見た目を優先するならば、下地が透けないようなある程度の厚みを確保した状態でないと、下地が透けて全く違う色に見えてしまいます。

その場合には、外の部分が限られていますから中の部分を削って調整。

その場合には神経を触らなければいけないということも出てくることもあります。

また元々あった歯の向きは、力でいうと、家で言うと柱の向きです。

その柱の向きに力が加わる状態にすれば、強度は強くなるでしょう。

しかしそこに飛び出た出っ歯のような場所にいて、その出っ歯のようなその向きそのものがイヤだという方の場合には、軸の方向・向き、柱の向き・方向を変えなければいけません。


ですから例えば家で言うとベランダですよね。

横にはみ出したような形。


そういうふうに本来の柱の向きとは違う向きに物を作ろうとするならば、その向きを変えるためには中の神経・血管は真直ぐに、元々の柱の方向にしかありませんから、神経の治療をしなければ向きを変えることはできないということもかかってきます。

最終的に求められたい状況、そしてそれによって起こるメリットとデメリット。

そのあたりも含めて検討する必要があると思います。

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