2017.10.02知らなかったではすまされない「歯の衝撃の恐ろしさ」
香川県高松市の
咬み合わせ専門歯科
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
歯が折れた
歯が割れた
歯に穴があいてしまった
被せ物や詰め物がすぐ外れる
こういった時
その原因は一体何だと思われますか?
そんなこと考えたこともない、という方が
ほとんどであるかと思います。
お口の中に症状が起こった時
ほとんどの方は
「歯みがきを怠ったからだ」
「ばい菌がたまったからだ」とお考えになります。
しかし
原因はそれだけではありません。
咬み合わせのバランスの悪さにより
歯が折れたり
歯が欠けたり
歯に穴があいたり
歯がグラグラと揺さぶられ抜けそうになったり
ということが起こるのです。
歯科治療成功の条件は「咬み合わせ」
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物と物がぶつかる行為は必ずどこかが壊れます。
例えばですが
壁に豆腐をぶつければ、どうなりますか?
もちろん柔らかい方の豆腐がグシャっとつぶれますよね?
豆腐に向かってボールをぶつけると柔らかい豆腐がこれまた
グシャッとつぶれますよね?
物と物がぶつかった時には
必ずより柔らかい方が壊れます。
衝撃というのは
そういうものです。
ただ、例外があります。
衝撃が長期間に及んだ場合、仮に弱い力であったとしても硬いものを壊すことがあるんです。
よく言われるのに「雨だれ石を穿つ(うがつ)」ということわざがあります。
※軒下から落ちるわずかな雨垂れでも、長い間同じ所に落ち続ければ、ついには硬い石に穴をあける意味から。
※たえず垂れ落ちる滴は石にさえ穴をあける)
小さい雨粒でも長い年月の経過によって
固い石にも穴をあけてしまうのです。
物と物がぶつかった時にはぶつかったところが壊れやすくなる、壊れる。これはイメージできます。
次にそこを壊れにくい頑丈なものにすれば、それを支えている他の構造物にその振動や衝撃が伝わるのです。
つまり、どんなに硬い物・どんなに壊れにくい物のカブセ物を作成したとしても、その衝撃は他のところに行ってしまうのです。
カブセ物を支えている歯であったり、
歯を支えている骨だったり、
歯根膜だったり、
骨を支えている関節であったり、
いろんなところにその衝撃・振動は蓄積されます。
そして人間の体というのは歯だけ、頭の骨だけというふうに独立しているのではなく、骨はだいたい人間の身体は個人差ありますが200近くで構成されていると言われています。
また関節は260もあると言われています。
つまり全身にある200個の骨、
260の関節でもってつながっているのです。
そしてそれぞれを筋肉や腱でつないでいるのです。
ですので、腕を引っ張ったら当然体もくっついてきます。
肩を押したら足も引っ張られて転んでしまうのです。
つまり衝撃というのは全身でその力を受けるということです。
よく食いしばって踏ん張れと言います。
食いしばることができなければ、踏ん張ることはできないのです。
踏ん張ろうとすると、食いしばろうとします。
食いしばれないと踏ん張れないのです。
つまり噛み合わせの状態が悪いとか早く当たるとことがあるとか、強く当たるところがあるとか、というとその衝撃はただ単に口や顎、頭だけではなく首や肩、場合によっては足にまで行ってしまうのです。
その衝撃は。逆もあります。
足をケガされると歯が割れる
という体験をされた方は多いのではないでしょうか?
一見関係ないような足と歯ですが、とても密接に関係があるのです。
咬み合わせバランスが悪いままだと
お口の中にどんないい治療をしようと
どんなに自費で高い素材を入れても
必ず破壊が起こります。
歯の破壊だけでなく
咬み合わせバランスの悪さからくる衝撃は
全身への影響も大きいのです。
歯科治療成功の条件は「咬み合わせ」