2013.10.29インプラントの費用について よくあるご相談、ご質問
インプラント治療にかかる費用を教えて欲しい
というご質問を頂きます。
吉本歯科医院の治療価格はこちらに記載しておりますが
https://www.8181118.com/concept/price.php
私の場合にはどうか?
こんな症状の場合にはどうか?
というご質問をよく頂きますので、院長吉本彰夫からお話させて頂きます。
インプラントの費用についてですが、家を建てると考えていただくと分かりやすいかもしれません。
家には土地が必要です。
地盤が必要です。
この地盤が岩盤ように固い方と、土地改良しないといけない非常に柔らかい地盤の方、さらには海のように埋め立てをしなければいけない方、地盤の状態が良くなければ、どんなにいい上物(ウワモノ)を作ったとしても崩れてしまいます。
ですから地盤にかかる費用というのは発生いたします。
次にインプラントの本数、太さ、長さ。太くて長い鉄筋コンクリートのような柱が何本も入れば非常に強固なものになります。
しかしながら、木造では10階建てのビルのようなものを作製することは出来ません。
つまり短い、太さが細い、このようなインプラントの場合には、本数を多く入れなければ耐久性は格段に落ちてしまいます。
ですので、その方その方のお口の中の状況に応じて、どのようなお食事をされたいかに応じて、骨の状態を改良したり、インプラントの本数が決まったり、そして上物が決まったりしますので、それぞれお口の中の状態によって費用、耐久性、共に変わってきます。
具体的な費用としては、200万円~500万円まで非常に幅広い金額設定となっておりますのは、そういう意味合いになっております。
よく「インプラントはすごくいい」「とてもよく噛める」ということを言われている先生が多くいらっしゃいますが、インプラントは単なるネジです。
つまり悪い状況、環境になったとしても痛いとか沁みるとか、周りの骨がなくなったとしても何も警告というものを与えてくれません。
つまり自覚症状がないということです。
ご自身の歯がダメになった原因があったにも拘らず、その原因を除けることなくもしインプラントをすれば、歯でも骨がなくなる訳ですから、当然インプラント周囲の骨もなくなります。
ですからまず何故歯を失うことになったのか。もしこれが細菌感染症によるものであるならば、まずその細菌感染を止める、進まない状況にする。これが第一の優先事項だと思われます。
その状況が改善された後、「インプラント」ということであればいいかもしれません。
悪性の歯周病細菌による感染症、噛み合わせの崩壊、事故、このようなことが原因で
多くの歯を失っている方もいらっしゃいます。
あと全身的な糖尿病ですね。
重度の糖尿病の方には同じようになられている方もいらっしゃいます。
歯を失った原因がなんなのか、それに対する対処がきちっとできて、それからインプラント治療なり、なんなりをお考えになられることをおすすめしております。