2018.05.19虫歯を削る治療を繰り返していると歯の神経を取らなくてはいけなくなります。
香川県高松市の
咬み合わせ専門歯科
吉本歯科医院の吉本彰夫です。
今でこそ、
歯の神経を取らない治療を受けたい
という患者さんがいらっしゃいますが
ひと昔前は
そんなことを
考えたこともないという方が
ほとんど、でした。
何度か虫歯治療をして
同じところが痛くなったら
そのまま歯の神経を取られてしまった
という方の方が多いのではないかと
思うのです。
歯の神経を取ったら
どうなるんですか?
と、みなさんきっと思われますよね。
ご説明させて頂きますね。
歯の神経取ったらどうなるのか?
なんて、普通の生活されていたら
よほど、歯が痛くなって、
「歯の神経抜きましょう」とか
言われない限り、考えもしませんよね。
歯の神経を取るとどうなるか?
っていうことは吉本歯科医院の動画ででもお話させて頂いてますので
ご覧下さいね。
https://www.youtube.com/watch?v=sBNdWQuuU7Y
歯の神経を取るとどうなるの?
歯の神経を取らなくても済む
そういう手法があるのであれば
試してみられたほうがいいと思います。
「歯の神経を取る」メリット
ほとんどありません。
逆に
「歯の神経を取ることのデメリット」
これはいっぱいあります。
まず歯の構造ですけれども、
歯の表面非常に硬いですよね。
でも中は
トンネル
みたいになってます。
そして、そのトンネルの中には
歯の神経や血管が
通っています。
つまり
「歯の神経を取る」ということは、
「その中にある血管も一緒に取って除ける」
そういうことを意味します。
まず
歯の神経を取りますと、痛みを感じなく
なります。
「痛いから歯の神経を取る」
これメリットのようにも思えますけれども
「自分の歯がしみる・自分の歯が痛い」
これは自分の体が自分自身に警告を与えてくれているんですね。
これ以上放っておかないでほしい。
これ以上無理なことをしないでほしい。
そういう警告を
体が教えてくれているんです。
もし神経を取ってしまうと
「歯がしみる・痛む」
そのような警告を無視しますからわかりません。
ですので手遅れになってしまう
ことがあるんですね。
手遅れになって、
残念ながら歯が割れてしまう。
そして、
歯の周りの支えている骨、
これまで溶けてしまう。
この状態で
「何とか歯を残したいんですけど」
と言われても残念ながら
もう手遅れ、
歯を抜かないといけない
んですね。
ですので
歯の神経を取ってしまうと、
手が打てなくなるんです。
そのような
早期に状態を把握し、悪くならないように手を打つ。
ということができなくなるんですね。
ですので
「悪くならないように早めに治療ができる」
これが一番
歯の神経を残すメリット
です。
次によく言われるのが色です。
生きてる木の枝と、
死んでしまった折れてしまった木の枝、
イメージしてみてください。
木の皮はどうでしょうか?
真っ黒になってますよね。
そのように
神経を取った歯も色が変わっていきます。
歯もいっしょです。
そして強度ですが
木の細い枝は、
曲げてもたわみます。
折れてしまった枝はちょっと曲げただけで、
ある程度太い枝であっても
ポキンて折れてしまいます。
歯も同じように、
生きている時であれば何の問題もないぐらいの力であっても、
死んでしまった歯の場合には歯が折れてしまいます。
わずか十分の一ぐらいしか耐えられない、
そんな強度のものになってしまうんですね。
奥歯は100kgぐらいの力が
かかります。
そういう力に耐えられなくなってしまうんですね。
歯の神経を残すことができるのであれば、
そのほうが長い目で見てきっといいと思います。
歯の神経を取る前に、よく相談されることが
とても大事です。
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