みなさん、お風邪は引いていませんか?
吉本歯科医院でも患者さんが「インフルエンザになってしまいました」という方も多く
子供達の学校でも「インフルエンザで学級閉鎖」などということが起こっているようです。
私は、よく風邪を引いて冬には体調を崩しやすい人でした(←過去形)
風邪を引かないためには
なんだってやるわ
と心に決め、
いろいろと試みた結果、
以前にもご紹介しました
口呼吸を意識してやめる
ということがどう考えても
万病を予防する
ナンバー1である!
と私の中では確信を得たのです。
まだ、3月6日、あと半月ほどで春がきます。
この半月を乗り越えれば
あったかくなります。
いまでこそ笑ってますが
私はよく口内炎ができていました。
痛いんです、これが。
口内炎があまりにも痛いので
レーザーで焼いてもらったりしていたのですが
それも気休め。痛いものは痛い。
ビタミンBでしょ、と錠剤を飲んでも
レバーを食べても
やはり、口内炎がよくできる。
院長に訴えると
「だからあ、口が開いてるんだってば。あなたは。
口を閉じなさいよ、口を」
と半ばあきれ顔で言われていました。
確かに、乾燥する季節になると
朝起きたらのどが痛い。
炎症を起こしていることが、多く
のどの痛みから、寒気や発熱に繋がっているようでした。
口呼吸をやめて鼻呼吸にするためには
「あいうべ体操」というのが効果的です。
毎日せっせとやっていますが
そんなにすぐに寝ている間に
口がちゃんと閉じるとは限りません。
最後の手段として私は
口にテープを貼って眠ることにしました。
いろんなテープを貼りました。
ガムテープは顔が見事にかぶれました。
絆創膏はすぐにはずれます。
行き着いたのが
テーピングのテープです。
これなら、朝までしっかり止まっています。
弱い粘着力のテープでは
唇が口を開けよう開けようとする力の方が強くて
剥がれてしまうのです。
スタートしたのが12月はじめです。
その日を境に、あんなにできていた口内炎が嘘のようにできなくなりました。
一回もできていません。
嬉しい!
さらに、朝起きてから
喉が痛いということも、ないのです。
加湿器いらずです。
しかも、この習慣をしはじめて以降
鼻の通りがとてもよく
まず鼻がつまることはなく
日中も気がついたら口はしっかり閉じ
鼻で呼吸していることに気がつきます。
呼吸の仕方が明らかに変わっているんです。
これは大きな発見です。
テーピングテープをしてもいいのかどうかは
くれぐれも自己責任でお考え頂き
もし、今、風邪をひきやすくて
喉がよく腫れて
喉が痛くなり
鼻がよく詰まり
口内炎ができるのであれば
試してみる価値は大いにあります。
口にテープを貼り、眠る会を結束したいほど
効果は続々上がってきています。
口呼吸に関して興味深い文章があったので
ご紹介しますね。
「さて、口呼吸における大きな問題点とは、それは外気を消毒する機能が
不完全であるということです。
鼻呼吸ならば、外気が「ワルダイエル扁桃リンパ輪」という円形の浄化、加湿システムを
通過してほぼ100%無害なものにしてくれますが
人間は口呼吸でもひとまず呼吸できてしまうところに問題があるのです。
口での呼吸は、ワイダイエル扁桃リンパ輪を通らないため、
免疫力が落ちることが多く、
さまざまな病気を誘発してしまいます。
肥満の人の多くは、口呼吸ばかりを行なっているため
単に太っているというよりも免疫力が低下し、むくんだ身体になっているというのが
現状のようです。
普段から口を閉じること。
特に食事中は外気とともに雑菌が入りやすいので
口を大きく開けてくちゃくちゃ食べるなと言われる文化が日本にはありました。
しかし、最近ではむくんだタレントが食べながら大きな声で
ウマイを連呼している始末です。
呼吸とは、意識と無意識のはざまで
行なわれるものです。
呼吸をコントロールできるものが、己の無意識をコントロールし
人生を幅広く味わい深いものに変えていくことができるといっても過言ではありません。
どうか自分自身がきちんと鼻呼吸をしているか、点検してみて下さい。
そして近くの子供にも「普段は口を閉じよ」と諭してあげていただきたいものです。
だいたい、年中口が開いていては
肛門も開きがちになります。
重量上げで口をあけている人がいますか・
能力を発揮しようと真剣になれば
誰だって口を閉じるものです。
だからこそ、授業中、先生の話を口を開けながら聴いてはいけないのです。
ちなみに授業中の頬杖も、幼い子は長い時間していると
容易に頭蓋骨が歪むので注意が必要です。
そうした姿勢にもあまりにも無頓着です。
また女性の口は女性器につながっています。
始終あけているのは、その人の内性器の状態を表しています。
イスラム教徒の女性がベールで口元を隠すのは
それは性器のひとつだからということを覚えていて欲しいのです。」
※「最後に残るのは身体だけ」より抜粋
人間は口呼吸でもひとまず呼吸ができてしまうので
ひとたび楽なほうで呼吸をしだすと
鼻は使わなくてもいいのね、と判断し
鼻が見事に詰まってくれるのです。
鼻が詰まれば、当然口呼吸しか方法がありませんので
口からはばい菌やウイルスは入り放題です。
鼻であれば、浄化作用フィルターがあるのですが
口は「さあ、どうぞどうぞ病気さん」と大きな入口になってしまっているのです。
風邪を引かないために
インフルエンザにならないために
高価なサプリメントより
空気浄化システムを設置するより
まずは、口を閉じましょう
という話です。
口を閉じるのは
ただ、
です。
いますぐ、できます。
そして、3ケ月も習慣化して
その状態を身体に叩き込んだなら
あとは気がつたらちゃんと口を閉じて鼻呼吸になっています。
PM2.5も驚異です。
何が驚異かって、口が開いているから、驚異なのです。
産業ゴミ、廃棄物の粒子が
口を開けていたらそのまま口に入り込み
直接肺に蓄積されるのです。
こわいですねえ
恐ろしいですよ
口をしっかりと閉じましょう。
口から何もかもが入ってくるのです。
あらゆる病気は
口から入ってくるんだ
ということを
この3ケ月の口呼吸禁止テープ体験を経て
確信したマネージャーです。
口呼吸やめるだけで
国民の医療費は相当減るはずです。
それほど、重要なことです。
風邪を引きやすい人は口呼吸になっている(その1)
https://www.8181118.com/news/2014/02/post-273.php
風邪を引きやすい人は口呼吸になっている(その2)
https://www.8181118.com/news/2014/02/post-274.php
吉本歯科医院のニュースレター「歯を失わないためのお話」バックナンバー
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吉本歯科医院で治療をお受けになられた患者さんの声
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吉本歯科医院へお口のお悩みご相談はこちら
当院院長の文章です
あなたの虫歯は同じところが何度も虫歯になっていませんか?最新の虫歯治療(その2)に続きます。
↓
歯の表面にはいろんな種類があります。
①エナメル質という硬い材質の場所
②象牙質という柔らかい場所
この①と②は同じように消毒はできないのです。
なぜなら硬さが違うからです。
その場所に応じて
①消毒薬の作用時間
②消毒薬の作用濃度
③消毒薬の効果
を変えなければいけないのです。
ですから市販品ではそういうちょっとした調整具合、加減、良い加減、これが微調整できないのです。
ですから私は吉本歯科医院で使っているリン酸はお手製つまり自家製なのです。
メーカーと同じ薬品から同じ作製方法で作製しています。
市販品には食品と同じように添加剤として着色剤や増粘剤などが含まれておりますから、そういう物質が私には邪魔なのです。
例えば、光沢あるピカピカの板の上にケチャップを落とした場合、
サッと軽く拭いたらきれいにケチャップが拭き取れますよね。
でもじゅうたんの上にケチャップを落としたらどうでしょうか?
簡単に拭いても拭き取れませんよね。
むしろじゅうたんのギザギザした部分にケチャップが深く浸透して
入り込んでしまい取れにくくなります。
これと同じ理論です。
表面をわざとギザギザした状態にすることによって、物を接着した時、
くっ付けた時に物が外れにくくなるのです。
イメージとしてはこんな感じです。
つまり付ける方、付けられる方、お互いにザラザラにしてかみ合うように
はめ込むことによって外れにくくそしてザラザラの隙間に接着材が
入り込むことによって崩れにくくなるのです。
面ファスナーのマジックテープ(株式会社クラレの登録商標)を
イメージしていただくと解りやすいかもしれません。
裁縫や建築関係に携わっている方なら、すぐに納得して頂けるかと思います。
では次にザラザラそしてギザギザにするための時間です。
エナメル質は非常に硬いです。
ですからほんの少しの時間だけ薬液処理しただけでは
そういうギザギザ状態にはならないのです。
象牙質は比較的柔らかいですから一瞬にしてギザギザ状態になります。
しかし、エナメル質は硬いので30秒間の薬液処理消毒が2回必要です。
30秒間を2回???
60秒が1回でいいんじゃない?
と思われますね。
ダメなのです。
60秒を1回ではダメなんです。
30秒を2回です。
これは頭をシャンプーする場合の考え方と同じです。
普段、頭を洗う時に何回シャンプーされますか?
2回洗うという方、思い出して下さい。
1回目と2回目、どちらが泡立ちがいいですか?
2回目の方がよく泡立ちますよね。
1回目はまだ表面に汚れがたくさんくっついているから、です。
だから、泡があまり立たないんです。
効果が少ないのです。
シャンプーは1回という方は、通常使われている量の半分で1回目、
よく洗い流してから2回目を半分の量でシャンプーしてみてください。
いつもと、泡立ちが違うのを実感いただけるかと思います。
そういう細やかな調整の仕方をしないと歯の表面がきれいに出来ません。
そのような使い方、消毒だけではなく、表面処理などのありとあらゆる治療過程に使います。
ですので私の医院では、「はい、30秒1回目。2回目」「あと何分です!」という言葉が飛び交っています。
他の医院さんから見学に来られた歯科関係の方は
「一体何のことですか?」と必ず質問がきます。
これが虫歯治療での「リン酸」の使い方です。
そしてまた歯の根っこの治療をする時も同じです。
次回は、歯の根っこの治療をする時に吉本歯科医院ではどんな薬剤処理を行っているのか続きます。
今、治療中の患者さんは「あ、口の中はすっぱいのはこれだったんだ!」と納得していただけるかも、
しれませんね。
噛み合わせ専門歯科医院 香川県高松市 吉本歯科医院
https://www.8181118.com/
先日、5年以上前に他医院でインプラントをした患者さんがお越しになられました。
インプラントを入れた部分の被せモノが外れて困ってしまったとのことでした。
インプラントを入れた部分の歯茎は真っ赤に腫れています。
咬むと顎が痛い。
頭痛がひどい。
こんな状態になってしまって、「なんとかして欲しい」というご相談です。
このようなご相談は吉本歯科医院では日常的によくあるご相談です。
当院院長は
インプラント治療をされた医院さんへまずはご相談下さいと申し上げました。
しかし、残念ながら、コミュニケーションギャップや、治療への不安などから元の医院さんにご相談に行きたくない、という方はとても多いのです。
本来は、インプラント治療をされた先生に、修理、メインテナンスをお願いするのが一番なのです。その理由はあとでお話します。
では、せめて、インプラントをされた医院さんへ下記の5つだけでも教えてもらえるように確認して下さい、と患者さんにお願いしました。
①どこのメーカーのインプラントなのか?
②インプラントの種類や型番はどうなのか?
③ネジで固定されているのか?接着材で固定されているのか?
④接着材のメーカーや種類は何なのか?簡単に外せるものなのか?
⑤外すにはどうすれば外せるのか?
患者さんが、インプラントをされた医院さんへ相談へ行くと、こう言われました。
「5年前のカルテですので、もうありません。」
確かにカルテは5年間保存が法律で義務づけられています。
なので、5年すぎたカルテは廃棄したとしても法律には反していません。
しかし、インプラントは5年、10年、15年、20年とその後の患者さんの寿命が続く限り、お口の中に入っているものです。
吉本歯科医院では、開業以来患者さんのカルテ、さらに口腔内の写真画像など
保存しております。
保存し続けておくことにより、5年前、10年前に治療したことがわかり
そして5年前、10年前の患者さんの骨の状態、歯の状態の変化が一目でわかるようになっております。
確かに、5年保存が法律では義務づけられています。
しかし、インプラントは5年、10年後、20年後と、患者さんの命が終わるまで
お口の中に入っているもの、です。
その間に何が起こるかは、わかりません。
また、何も起こらない、
10年前と状況が同じと考える方がおかしいかもしれません。
今、65歳の方がインプラントをされ
今、お元気でいらっしゃっても
10年後、15年後、同じくお元気いらっしゃるとは限りません。
ご自分で歯を磨けない状況になっているかも、しれない。
歯医者さんに自分の足で行けない状態になっているかも、しれない。
10年後を見据えているかどうか
です。
今のこの時だけでは、ないのです。
インプラントがはいった!万歳!これでもう大丈夫!
ではないのです。
インプラントは死ぬまでメインテナンスが必要です。
修理が必要な時には
リフォームできるように
設計しておかなくてはならないのです。
これは当院院長吉本彰夫が
毎日のように患者さんにお伝えしていることでも
あります。
インプラントは本来、治療後何かトラブルがあった場合には、インプラントをされた先生に一貫して修理、メインテナンスをお願いするのが一番なのです。
その理由を、当院院長が何度もお話しております。
また、こんな状況になってしまう前に、どうぞ知っておいて頂きたいのです。
そして、正しい知識を得てください。
インプラント治療を受ける前に患者さんが知っておくべき5つの事項があります。
知っておくだけで、あなたの将来起こるであろうトラブルから守られます。
今朝、親知らずを県立中央病院で抜歯入院してきた友人からメールをもらいました。
顔が、ホームベースになってる可愛い写真です。
つまり、顔が腫れてます。
下顎部分がぷっくりふくらんで
まさに、ホームベース状態です。
彼女は今回、4本一気に上下の「親知らず」を抜歯しました。
吉本歯科医院での初診を受けて下さり
「これ以上歯並びを悪くしないために、親知らずを抜歯して下さい」
と紹介状をお出ししました。
下の左右2本の親知らずにご注目下さい。
歯茎の中に埋まっています。
埋まって、しかも、ほとんど真横に生えています。親知らずが。
この埋まって真横に生えている親知らずが
お隣の健康なご自分の歯を
エイッエイッと
押しています。
そういえば、
若い頃に比べて前歯が崩れてきたわ
前歯が前に飛び出してきたわ
という方は
親知らずが残っていないか
まずは疑ってみて下さい。
噛み合わせを崩す、大きな原因のひとつが
この親知らずです。
親知らずを抜いた方がいいのか?抜かずにおいておくと
どんなことが起こるか?
を当院院長がお話しています
https://www.youtube.com/watch?v=CrTvHSGAZxo
吉本歯科医院は「歯科治療にとって最も重要なのは噛み合わせである」という
考え方で治療を行っております。
親知らずも大きな、噛み合わせを崩す原因です。
どうぞ、知って下さいね。
新年です。
あけましておめでとうございます。
今日より、吉本歯科医院通常診療スタートしました。
吉本歯科医院スタッフ一同元気に出勤。
新年朝一番目の患者さんはお母様と二人のお嬢様。
上のお姉ちゃん、といっても21歳ですが
彼女は吉本歯科医院で矯正治療をお受けになり、そのことがきっかけで
広島大学の歯学関係への道へ進みました。
小さかった娘さんは、もうすっかりアジアンビューティーな大人の女性に変身しています。
お正月で帰省しているの今、治療を受けにきて下さいました。
吉本歯科医院で子供時代に治療を受けて
歯科への道を目指すようになった
という患者さんは他にもいらっしゃるんです。
嬉しいことです。
2月に再度帰省した際に
素敵な彼女のインタビューをさせて頂くことになりました。
どうぞお楽しみに。
患者さんインタビュー大好きのマネージャーです。
今年もどれだけの患者さんのお話を聞き取らせていただけるのかと思えば
ゾクゾクします。(ワクワクでなく????)
本年もどうぞよろしくお願い致します。
さあ、今年も働きます。ふふふ。
12月28日の忘年会の様子です。
私は宴会の後、そのまま温泉に浸かって帰りました。
今朝も2件、たて続けに、ご相談です。
■4年前にインプラントをした部分が腫れて痛い。被せモノがグラグラして噛むと痛い
■3年前にインプラント治療をしたが、仮の歯が入った段階で歯科医院に通うのをやめ、そのまま放置しておいたら、歯茎が腫れて痛くなってきた
いずれの方もお話をよくうかがっていたら
インプラントは手術が終わって被せ物が入れば終了、完璧、永遠に大丈夫。
と思い込んでいらっしゃる、ということが、わかりました。
関わった患者さんの意識、つまり頭の中をこのような状態のまま
治療を終了し放置しておく、ということは吉本歯科医院では、ありえないこと、です。
そして、最も怖いことであり、
吉本歯科医院が最もエネルギーを注いでいる患者さんの意識改革の活動です。
吉本歯科医院には、全国各地から、いろいろなご相談を寄せて頂きます。
そのお返事を院長に確認し、お出ししているのは私マネージャーの仕事です。
この内容をどれほど、書いてお返ししたか、わからなくなるほどのトラブルの件数です。
どうぞ、今後、これからインプラントをしようかな、将来考えておこうかな、
という方は知っておいて欲しいことが、あるのです。
上記のような状態になってしまってからでは
私共ではお助けすることができない可能性も多いのです。
最悪の事態には、
削る必要のない骨を大きく削ってせっかく大変な苦労をしながら埋入した
インプラントを除去しなくてはいけないこともあります。
まずは知って下さい。
知っておいていただくだけで、「あ、そうだ、こんなことを事前に聞いておこう」と準備ができます。
それだけで、患者さんが将来抱えるリスクは大きく減ります。
知っておくだけで、いいんです。
インプラントトラブルについて
院長吉本彰夫
↓
先日もこんな患者さまがお越しになられました。
その方は10年前に他医院で下顎部分にインプラント治療をされました。
しかし、最近になってインプラントを埋入した部分が腫れて痛みが出るように。
レントゲン写真を撮影し、詳しく骨の状態を拝見するとインプラントを埋入した周囲の骨が溶けてしまっていました。
バイ菌が入り込み炎症を起こしています。
インプラントはただのネジです。
元々の自分の歯ではありません。
異物なのです。
インププラントを埋入し、被せ物の歯が入ればそれで完成!
と思っておられる方はとても多いです。
特にトラブルを起こし、「どうにもならない状態」で
当院に駆け込んでこられる方も少なくは、ありません。
今回の患者さんのインプラントトラブルは
メインテナンスを怠ったためにバイ菌が繁殖し、インプラント周辺の骨が大きく溶けてきたことによるものです。
最近、インプラント治療による事故がマスコミに取り上げられています。
そのトラブルは
医院側の責任
■手術に必要な検査を省いたこと
■全身管理ができる担当医師をつけていなかったこと
■事前に神経等の場所が把握できるシミュレーション診断を行なっていなかったこと
などです。
患者さん側の責任
■喫煙
■糖尿病
■定期メインテナンスを怠った
などです。
私の医院にも、「他医院でインプラントをしたが、トラブルを起こして困っている」
という患者さんは増える一方です。
問題が起こっているには
必ず原因があります。
では、インプラントが故障したり、トラブルがあったりした場合に
「はずせばいいではないか?」
「もう一度やり治せば良いではないか?」
と単純に思いませんか?保障もついているから。
しかし、そのように単純なものでは、ないのです。
インプラントはただのネジです。
インプラントメーカーというのは世界に何百社とあります。
ご自分が入れたインプラントメーカーがどこのメーカーのものかによって
修理ができる場合とできない場合が、あります。
インプラントと被せ物の歯を「ネジ」で固定されています。
修理したり、深部まで掃除するにはネジを外して被せ物を掃除する必要があります。
しかし、そのネジを外すドライバーというものが、各メーカーにはあります。
各メーカーは自社の商品を使い続けて欲しいので、ネジ山を特殊形状にして他社のドライバーでは外せないようにしています。
つまり、メーカーが違うとネジを外すことさえ、できません。
骨を大きく削ってインプラント本体を外すしかできないことまでありえます。
その先生がどこのメーカーのインプラントを埋入するのか?ということは
実は将来的にはとても大きな問題です。
インプラントをする際には、10年後にもし「インプラントを外す状況になった時に修理ができるのか?」というこの視点を持って選択する必要があります。
引越し等でメインテナンスに通えなくなった場合には、引越し先の近隣でメインテナンス可能な医院をご紹介していただいてください。
せめて、下記の5点だけでもいいので教えて頂いてください。
1 どこのメーカーのインプラントなのか?
2 インプラントの種類や型番はどうなのか?
3 ネジで固定されているのか?接着材で固定されているのか?
4 接着材のメーカーや種類は何なのか?簡単に外せるものなのか?
5 外すにはどうすれば外せるのか?
このことが判っていれば自医院で対応できるのか?対応できないのか?判断できます。
また、先ほどの患者さんですが、
インプラント治療がいったん終了すれば、それでもう大丈夫、と思われてしまったことにも問題があります。
最初の数年はメインテナンスに通われていたそうです。
数年間大丈夫だったから、先生が大げさに言っているだけで、
きっともう大丈夫に違いないと思われてしまったそうです。
インプラントはご自分の歯と同じく
死ぬまでメインテナンスする必要があります。
また、インプラントトラブルの8割は2年以内に起こっています。
ですので吉本歯科医院では、インプラント治療を行なった患者さんには
終了後すぐは1ケ月ごとに経過を見させて頂いております。
その後、半年、一年半、2年目と、レントゲンで骨の状態を確認しながら
状態が安定するのを確認します。
特に症状が無くてもです。
状態が悪くなっていたとしても、インプラントはご自身の歯のように痛いや凍みるなどのように自覚症状として警告を発してくれません。
よくない状況が周囲の歯ぐきや隣の歯にまで影響が及んではじめて患者さんは自覚症状として気づくことができます。
メインテナンスにきちんと起こし下さらない
または、メインテナンスの必要性をご理解いただけない場合には
手術を行なうことはできません。
それは
トラブルの原因となるから、です。
インプラント治療なんか受けなければよかったとなるから、です。
どうぞ、知って下さい。
インプラントは完成したら、終わり
ではありません。
歯と同じく、あなたが死ぬまで、そのインプラントを使い続けるまで
定期的なプロによるメインテナンスが必要なのです。
昔、治療した前歯の歯と歯茎の境目が黒くなってきたのが気になる
というご相談を頂きました。
とってもよくあるご相談です。
治療した当時は気にならなかったのに年を追うごとにこの境目が黒くなってきたのがどうも
気になってしょうがない。
前歯2本だけが、歯と歯茎の境目が黒く際立っているのを
どうにかしたい。
というご相談です。
吉本歯科医院院長吉本彰夫が、「歯と歯茎が黒くなってくるのはどうして?」というテーマで
お話させて頂いておりますのでご紹介しますね。
どうぞご覧下さい。