吉本歯科医院

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吉本歯科医院の教育について

2010.06.29定例ミーティング

DSC_0004.jpg

今日はいつものように定例ミーティングでした。

話し合っておかないといけない事項をこまかくみんなで共有します。

指南役は、人間科学研究所の池田弘子先生。

話が脱線し、あっちこっちへ飛んでしまいそうなところを「目的は何か?」という

幹に戻してくれます(笑)

吉本歯科医院の予防プログラムの資料を作りたい、ということでみんなで

いろいろと知恵を出し合いました。

 

そこに院長の話が入ります。

すると一気に、男性思考(驚)!!

話が飛躍し、女性スタッフ全員が「OH!NO!!」状態に。。。。。

院長が一気に想いを話し始めると、あまりに大きな話になりすぎて

理解するのがとっても難しくなっちゃいます。

 

そこで、池田先生の指南役の出番。

院長の言いたい事を的確に翻訳し、スタッフに伝わるようにコメントしながら

ミーティングを進めていきます。

 

こういった話し合いや会議には、客観的に、かつ、俯瞰的に全体をみられる存在が

とっても大事です。

これは、中にいる人間だけでは難しい、そう思います。

私たちだけで、このミーティングをすすめていっていたとしたら、今の吉本歯科医院はない、

それだけは言えますね(泣)

感情的な生き物ですので、公平な立場の客観的立場の存在はとても重要です。

 

話し合う、情報を共有する、同じような感情を共有するということが

どれほど大事かということに、私は、2年前までは本当に気がついていませんでした。

ですので、スタッフ全員で話をする機会なんてほとんどないし、

連絡事項は上から下に文章で伝えるだけ。

今思えば、恐ろしい。。ですね。

 

母性型経営の中に、定期的な大家族会議のススメ、という考えが、あります。

それは意識的に大家族が集まる機会を作り、話し合いの場をもうける、ということです。

そしてその話し合いは、一方的なものでは、意味がありません。

また、一般的な会社のように立場の強いものが、立場の弱いものに、一方的に

おしつけるものでも、意味がありません。

あくまでも、

「どんなことを言っても大丈夫なんだ」

「どんなことを話しても守ってもらえるんだ」

という無意識の安心感がなければ、人は、本当に発言していくことは、できません。

社長のYESマンばかりがそばにいても意味が、ないのです。

 

よく、思うままにアイデアを、とか

なんでも好きに話していい、

とか、言いますが、

そこで働く人が本当に感じていることを口に出して話してくれはじめるには

時間がかかります。

自分の立場が守られててちゃんと保護されているってことが

体感できるようになってはじめて、人はポツポツと本音や、感情を

吐き出しはじめるのではないか、そう思います。

 

自分のことを考えてみたらそうですよね?

誰にだって自分の感情全部をそうそう吐き出すことなんて、しませんよね?

本音の本音を誰にもかまわず、話したりなんて、しませんよね?

心底、安心できる関係でなければ、本当のことは話してはくれません。

 

私たちは、吉本歯科医院で働いてくれているスタッフ達にはみんな

「ここには、自分の居場所がある」ってきちんと思えるようにしたい、そう思います。

ここでは、自分は認められる

ここでは、自分はきちんと育ててもらえる

ここでは、自分はきちんと守られる

そんな土壌を作りたい、そう思います。

最近では、ちょっとばかし、いい感じかな(^^)

 

子育てと同じ、です。

とはいっても、人間はみな完璧な存在では、ありません。

明らかに欠落した部分をみんなそれぞれ、持っている。

バランス良く均等が取れていればうまくやれるだろうけど

それがなかなか難しいのが、人間です。

 

なので、時には自分だけが、なんだかとっても劣っていると感じてしまう時だってあります。

でも、それは、自分だけでなく、みんな同じように劣っている部分があるのです。

そういう不完全な存在で構成されているのが、人間社会なので

不足を補い合っていくことができるのがまともな社会で、組織でもあります。

 

吉本歯科医院は、私も院長も、そしてスタッフも、みな同じように長所があり、短所が、あります。

特技があり、まったく不得意なことが、あります。

まさに、凸凹、です。

なので、その凸凹を、このメンバーで上手に補い合っていけば、いい、そう思います。

 

「この部分は私、苦手なの~~」と手をあげてしまいましょう。

ということ、です。

補なってもらいたい部分は、みんなにインフォメーションしていきましょう、と言っています。

そして、自分の弱点、欠点は早くに知ってもらいましょう。

もちろんその欠点や弱点を治そうという気持ちは、大事です。

日々意識することで治っていくことだってあるからです。

 

しかし、その欠点や弱点は、長い人生を生きてきて一番身にしみてわかっているのは

本人です。

今さら言われなくても、実は自分がよくわかっているのです。

それでも、治らない、ということはそれはもうその人のキャラです(笑)

短所を治そうと努力するより、思い切り長所を伸ばしてアピールして

いっそのこと、短所をウリにしてしまったほうが、楽ちん、です。

そう思いませんか?

 

しんどい努力はやめて、自分の心が楽しくなる方向に目を向けてエネルギーを注いだ

方がよっぽど効率的です。

 

うちの院長は完全にカミングアウトが早かった、です(笑)

「はい!僕、みんなの顔色読んだり、空気読んだりするの全くできません。すみません!!」と。

ですので、今うちのスタッフは

「うちの院長はこういう人」(--:)

と、知っています。

知っていますので、あまり腹が立ちません。

なので、みんなが院長の「困ったちゃん」の部分をサポートしてくれています。

まるで、お母さんのように。。。

本当に本当にありがたい、です。

 

昔は、わからないので、

「院長って、なんて女性の気持ちが分からないんでしょう!(怒)」

って大泣きしてやめていく人だって、いましたよ~(--:)

 

私は、思うのですが、男性の脳と女性の脳は、もう明らかに違う。

なので、そのあたりは、上手にお互いがインフォメーションしあう、ということは

とても大事だと思います。

きちんと話をすればなんてことないことでも、

話をしなかったために、大いなる勘違いと思い込みによって、その関係が

駄目になっていった、という悲しい事例は、山のようにあるのでは、ないでしょうか?

 

特に、部下が女性が多かったりする場合は余計にそうです。

 

さて、今日は吉本歯科医院はお花がいっぱいです(^^) 

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今週のお花、です。 

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 実がついています。

「これって食べれるん?」

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庭で切ってきたわよ、とお持ちくださいました。

あじさい、可愛いです。

2010.05.25好きになって困る??

先週はちょっとバタバタとしていました(--;)

ブログに書きたいことが山のようにあったのですが、常に書いていないとどんどん忘れていきますね。

メモを取っておいても、その時に感じたことや思いついたことはやはりその時でなければ

細やかな部分まではやっぱり忘れてしまいます(泣)歳をとっているのでしょうか・・・・。

 

昨日、母性型経営をわが社でも!ということで取り組んで下さっているある

若い男性経営者の方とお話をしている時に

「母性型経営をやりはじめてどう?何か気持ちの変化でも?」と何気なく聞いてみました。

すると返ってきた言葉が

「社員を好きになって困る

でした(笑)

素敵だと思いませんか?

私は、なんて素敵なことなんだろうって思いました。

 

今までは、2~3年したらやめるかもしれない

ひょっとしたら給料分働いてくれてたらまあいいや

という位置づけだったかもしれない社員の存在が

 

この人とは一生付き合う

20年30年と、一緒に生きてもらいたい

自分の奥さんや子供と同じように大事な家族と思う

そんな存在に変わってきはじめている、そう思いました。

 

好きになって困る!

いいじゃありませんか?

今って、なかなか「◯◯さんのこと好き」って表現することって少ないと思います。

家族や夫婦でも難しいのに、職場でなんてもっと難しい、そう思います。

 

でも、私は人間関係の原点は

「好き」か「嫌い」か、だと思います。

理屈抜きで「好き」な人は好きだし、そんな人とは、説明抜きでずっと一緒にいられます。

理屈抜きで「嫌い」な人は、やっぱり「また会おう」とか「ちょっと会いたいな」とは思いません。

結局、今、吉本歯科医院で一緒にいてくれている仲間のことを

私は、「好き」です。

「嫌い」な人は、おそらく相手も私を「嫌い」なので、結局は一緒にいられません。

私は、大好きな人はたくさんいます。

でも、嫌いな人は、今はいません。

周囲には、いません。

たぶんいるんでしょうけど、

嫌いな人は、私のところに寄って来ないこないので「会わない」ので、いません(笑)

 

また、私は好きな人には「大好き!」っていつも言いたい派です(^^;)

言われると嬉しいので、私は言います。

「大好き」って言葉にするからもっと好きになるのか

「大好き」だから言葉にできるのか、

卵が先か、鶏が好きか、みたいな話ですが、

やはり、表現したい、そう思います。

 

好きな人に囲まれて毎日過ごしたい!といつも思っているので

「好き」になり、「好きになってもらえる」ように意識して生きています。

 

この「好き」とか「嫌い」についてですが

私はたぶん、多くの人がおおいなる誤解をしながら生きていると思っています。

人と人とが繋がって、結びつき、いろいろな関係が発生します。

そのきっかけとなるものが「あっ、なんとなくこの人好き!」とか「あっ、この人だ!」と

思う直感のようなもの。

人と人との出会いにはもちろん運命のような目に見えない大きな何かが動いている、とは思いますし、感じています。

しかし、その直感を具体的に現実的な関係を作り上げたり、形にあるものに創造していく時、

そこには確かに、個人的な力、つまり「勢い」のようなものが関係している、と思うのです。

つまり、「好き」と思えるにも、エネルギーがいるし、エネルギーが枯渇していると

人を好きにもなれない、また、好きにもなってもらえない、そう思います。

 

「あの人、勢いがあるよね

って言われるとき、それは目には見えないけれど確かに「勢いというエネルギー」を

その体から発している、そう思いませんか?

 

まずは、相手の勢いにのまれることが、全ての関係のまずははじまり、です。

私は、「あっ、この人!」と思ったら、間髪入れずにのまれます(笑)

そうやって、勝手に繋がっていく、そんな感じです。

 

今、私の周りでは、いろいろな勢いを持った人が、面白いように「繋がり」はじめているのを

感じています。

面白い。

とにかく、面白い。

昨日会った男性経営者の方とお話をしながら、「ああ、一緒だなあ」と思ったのです。

 

とにかく時間が欲しい。

あれもしたい

これもしたい

あの人に会いたい

もっと話をしたい

そして・・・

子供の成長も同時に見つめたい

欲深いのでしょうか?結局は。。。。

 

ただ、「母性型経営」をすることによって、自分の中から目に見えない

愛情や、意欲があふれ出てくることだけは、間違いない、そう思います。

それがきっと、「母性」の本質が持つ力。

母性性が優位にな組織のなかにいると、人は勝手にその能力を引き出されていく、のではないか?

そんな仮説を持っています。

それはそのなかで働く社員だけではなく、実は経営者自身の心模様までも大きく変えてしまうもの。

 

池田弘子先生より学んだ母性型経営。

今、少しづつ「はっ」と気がついた経営者の方が取り組みをはじめられました。

その感じ方はきっと、私たち吉本歯科医院が取り組んだこととは全く違うことかもしれません。

受け止め方はそれぞれだから。

でも、根本となる考えはみんな同じ。

だから、私はそのことにとても興味があるのです。

それぞれの人が、母性型経営をどういう風に解釈し、どういう風に自社に取り入れ

どういう風に、人が変わっていくのか、そしてしいてはその会社からモノを買う

お客さんたちがどう変わっていくのか。

とても、知りたい、そう思います。

 

私は今、2年前とは明らかに違う、考えを持って動いています。

今、言えること

今、確信していること

それは

すべてはこちらからシナリオを書いてやろうとしては、駄目で、

あらかじめ仕組んでやったことはうまくはいかず、

流れに乗る、それだけ。

もちろん現実的な準備は大事ですよ(^^;)

でも、やることをちゃんとやっていたら、必ずいい流れがやってきます。

ひとたび流れに乗ったなあ、と感じたら、その感覚をつかんで、落ちないように

バランスを取っていけばいいのかな。

それはまだわかりません(笑)経過なので、ただいま経過観察中です。

 

私とあなたと、さらにあなたとあなたは、根底では全ては繋がっていることを

感じたので、私がするべきことは、とにかく、私と私が出会う人、毎日会うスタッフ、家族

その関係を大事に大事にしていくこと。それだけ、です。

内をあたためていくこと、それもずっとずっと、です。

中が温まれば自然にそのあたたかさが周囲に溢れてくるのでそのあたたかさに

「あれ?心地いいな、ここは」と患者さんが感じて下さればこんなに素敵なことはありません。

少しづつ、少しづつ、吉本歯科医院がそうなっていけているなあと感じます。

 

私はいわゆる、ビジネスと言う世界が

あらゆる小手先のテクニックや、仕組みが、通用しない時代に入ってきているんだろうと

感じています。

いろいろやっていることが全て虚構の世界のように見えてしょうがありません。

今年はやっても、来年にはもう消えていることやものばかり。

本当のことって何でしょう?

それは、

リアルな人間対人間、です。

きちんと人と関わっていける

この一点さえ、あれば人は生きていける

そう思っています。

子供達にもそのことは伝えたいし、見せていきたい。

 

決して、

学歴や教養や、家柄、職業

では、ありません。

それは大人になればわかること、ですよね。

 

だから私はやはり、「人に強くなりたい

そう思っています。

どんなに時代が変わっても、人と人とがきちんと目を見て向き合っていくこと、

それが全てだと思うのです。

 

小手先のテクニックや小利口な理屈よりを100並べ立てる人よりも

私の前にきちんと立ち、私にきちんと向き合ってくれる人と一緒にいたい、そう思いませんか?

どんなに言いこと言ってても土壇場で逃げちゃうような人を信用しますか?

これは書きながら私自身にも言っています。

最終は、人と人です。

 

好きになって困る、続きで一つ。

私は、最近、いろいろなシーンでお話をさせて頂く機会が増えました。

そして、よく言われること

それは

「まあ、よくそれだけ一人一人の社員を具体的に誉められますね」(笑)ということ。

そう、なんです。

お話をさせて頂くとき、必ず私はスタッフ一人一人の顔を想像しながらお話します。

たとえば「うちのカウンセラーの森下っていう女性がいるんですが、彼女はね・・・」と。

「うちの受付の樋口はね」

「うちの衛生士の加島がね」「田中がね」「杉本がね」「小田がね」・・・延々続きます(^^)

 

経営者の方のお一人が私にこんなことを言いました。

「吉本さんは、いい意味で親ばかだね」と。

なるほど、それを聞いて私もその通り!と笑いました。

そう、親ばか、です私は。

 

ここでまたひらめいたわけなのですが、

「親ばかのススメ」(笑)

 

親は子供のいいところしか、見えません。

他の子供よりも、自分の子供がよく見えてしまうのが親というもの。

そして、わが子の、ちょっとした成長だって、絶対見逃さないのも親です。

親ばかでいいんじゃない?そう思っちゃいましたのでおすすめします。

 

子供は親の鏡といいます。

子供は親が話しかけた言葉通りに面白いように育ちます。

子供を生かすも殺すも親次第。

 

また、人は暗示の生き物です。

良くも悪くも、すべて洗脳されて出来上がっているのが人間です。

洗脳というと悪いイメージをされる方もいますが、そうではなく、人は生まれてからこのかた

暗示のシャワーを浴びて成長している生き物だと思うのです。

人はどんなに大人になっても、幼少期に自分が受けた暗示にしばられていることが

少なくは、ありません。

一番大切な時期に

「あなたは大丈夫だよ」

「どんなことがあってもやっていけるよ」

「あなたはみんなに愛されているんだよ」

と自分を認めてもらえる暗示のシャワーを浴びて大人になった人と

「何やっても駄目なんだから」

「もっとちゃんとしなきゃ、みんなに負けるわよ」

「もっともっと努力しなさい」

と条件つきでないと認めてもらえない暗示のシャワーを浴びて大人になって人とでは

その歩く人生は、大きく変わってくる、そう思います。

 

私は、吉本歯科医院のスタッフには存分に親ばかを発揮しよう、そう思います。

本人がびっくりするような素敵な能力を引き出してやろうってひそかに思っています。

そして、その能力を多くの人に評価してもらえるようなシーンをできるだけ多く

作っていきたい、そう思います。

 

私自身が、そうやっていつも誰かに自分が知らない自分を引き出してもらえた体験を

思え起こせば、やはり、そこには誰かの「親ばか」がありました(笑)

 

 

自信とは、そのものズバリ、自分を信じる、と書きます。

でも、自分のことをなかなか信じきれないのがまた、自分でもあります。

自分を信じられるためには、環境はとても大事です。

そして自分が会う人も、とても大事。

自分のことを引き出してくれる人は誰か?

もしそんな人を見つけたら私は、ピットトくっついていますね(笑)

 

一緒にいる人同士が、お互いの素敵な部分を引き出しあえる関係って素晴らしいと思いませんか?

 

例えば吉本歯科医院のスタッフ達は

誰かが素敵なことをしたら、みんながそのことを誉めあいます。

例えば、樋口が素敵な応対をして患者さんにおほめを頂いたら、そのことをみんなが共有します。

そこで樋口がえらいところは

「いいえ、みなさんが治療中に患者さんに気を遣って下さっていたので、患者さんが喜んで

下さっただけです」と言ったりします。

とっても謙虚な彼女です。

みんながみんなそんな雰囲気で、お互いを気遣いあっているので、一人の喜びはみんなの

喜びとして共有されていくわけです。

そんな空気が診療室いっぱいに広がっている時、私は改めて「ああ、母性型経営やってよかったな」

と感じるわけです。

 

また今日も長くなりました(^^;)

 

今日のまとめ

①好きになって困る

②親ばかのススメ

でした(笑)

2010.05.06蒜山高原へ

GW後半に蒜山高原に言って来ました。

お天気がびっくりするほど良くって、本当に気持ちのいい3日間。焼けましたが(><)

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馬好きの私はどうしても馬に乗りたくって、ホースセンターなるところへ。

カッコイイ高校生たちが、これまたかっこよく乗馬のレッスンを受けておりました。

こちらは一億数千萬円の賞金を稼いだ馬、↑です。

いや~、いい仕事するねえ、おうまちゃん。

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山は、こんな感じで、いたるところに馬やら、牛やら、羊やら。。。。

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子供はなんちゃって引き馬でおそるおそる。

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なぜか、射的場もありました。

子供の頃に激しくはまっていたのを想い出します。

GWはかきいれどきらしく、おじちゃんも大忙し。

次から次へとお客さんが来ていました。

結構あたらないもんです。難しい。。。

 

本当に何もない山の奥でしたのでとってもゆっくりできました。

空気中の酸素量が高松市内とは違うのか?なんだかものすごく呼吸してるわ~っていうのを

感じるような場所でした。

聞いたこともないような鳥のさえずりも心地良く、スイッチを切ってゆる~っとできた

3日間でした。

たまには必要ですね。

 

でも、一番面白かったのは、やっぱり院長です(笑)

うちの院長はどこにいても仕事のことばかり考えている仕事大好き人間です。

新しい専門書が届いたり、新しい機械が届いた時には、にやにやしながらずっと

本を読んで、説明書読んで、機械いじっています。

 

いつも治療のことを考えているので、咄嗟にいろいろあれこれ思いついては、「ねえねえ、今から大事なこと話すからICレコーダーに録音しておいて」と、言います。

夜になって子供が寝静まると、頭がさらに冴えてくるらしく

「噛み合わせ」や「金属アレルギー」や、「親知らず」や「技工物」やらのテーマで

一冊の本ができそうなほど、思い切りしゃべっていました(笑)

吹き込んだその時間なんと、3時間分!!

「テープおこしよろしくう~~♪」といっていつもすっきりした顔で、私にレコーダーを託します。

 

ICレコーダーに一人黙々と話すのは嫌なんだそうで、「へえ、それで」「それから、次はどうなるの?」

「それってどういうこと?」と合いの手を入れてもらいながらでないと話せないそうです(--;)

私はひたすら、聞くだけ。

眠いんですが。。。。

 

ただ、私は、昔は院長の脳の中がまだほとんど理解できていなかったので、聞いていてもつまらなかったのですが、今ではほとんど理解できるので、聞いていると、私なりにその情報を取り込んでいき

それはそれは面白いのです。

何が面白いっていうと

知らないことを知れる、ということ。

しかも、深く。

しかも、本質的なことを。

院長の歯科に対する話は、いつも1本の大きな軸があり、そこから派生して

いろいろなテーマに広がっていきます。

しかし、全体的なバランス、というところをいつも押さえているので

どんな質問をしても、「それっておかしんじゃない?」という違和感がどこにもありません。

枝の部分ばかりを対処療法的に勉強してきていたとしたら、こうはいかないと思うのです。

院長いわく、「真理はいつもひとつ」なんだそう。

 

また、私は歯医者さんでもない歯科衛生士さんでもない、ただの「一般人」です(笑)

でも、だからこそ、わかる「業界の人でない人の頭の中」がわかります。

患者さんがどういう風にお困りになって

どんなことを求めて

どんなことを知りたくて

ということもたぶん、専門家じゃないからわかることがあります。

また、院長が話した言葉が、どうやったら普通の人に通じていくか、どうやったら受け入れてもらいやすくなるのか、ということも、分かります。

おそらく、うちのスタッフたちも、院長よりは、はるかにそのことがわかっている、そう思います。 

 

そして、院長と話をしていて思ったのですが

どう考えても専門家と言われる人には、その専門的な知識を翻訳して一般の人たちに

理解ができるように広めてくれる存在が必要なんだな、ということ、です。

吉本歯科医院の場合は、カウンセラーや、私、マネージャーが院長にとってそういう存在です。

カウンセラーやマネージャー以外にも吉本歯科医院の場合には、全てのスタッフにも

同じように理解をし、自分の言葉に翻訳し、患者さんにお伝えできるように取り組んでいますが

そういう存在は専門家にとっては一人でも多くいればいるほど、価値は高まっていくと思います。

 

うちの院長がよく私に言うのですが

「私の言ってることは、患者さんに伝わらなければ患者さんにとっては私は何の価値もない存在だよね」ということ、です。

そうなんですよね。

どんなに院長が勉強して勉強して、技術を重ねて磨いても、それを受け取ってくれる患者さん側に

その価値が認められないとしたら、院長といえど「ただの人」なのです(--;)

これはどんな職業でも同じだと思いますが、「先生」と言われる専門家にとっては、右腕となってくれる存在が絶対に必要です。

うちの院長でも、やはり歯科のプロですので、専門用語を使って話をしてしまうことが多々、あります。

患者さんに対してはできるだけわかりやすい例え話を用いながらお話させて頂くようにはしていますがそれでもどうしても、専門家側の視点でお話してしまうことは否めません。

それはしょうがないといえば、しょうがないのです。

毎日どっぷり歯科の世界に浸かっているので、その中にいればどうしても専門家の視野になってしまうし、そういう言葉を多く使うようになってきちゃうのです。

私はそれはそれで、いいと思います。

それを見事に補ってくれる存在がそばにいれば、専門家の価値はぐぐぐぐ~んと上がります。

その存在は出来れば私は、女性、がいい、と思っています。

 

吉本歯科医院では、院長という専門家をいかに価値あるものとして患者さんに認知して頂ける

かは、そばにいるスタッフたちの微調整してくれる能力次第です。

 

院長の伝えようとしていること、これからやろうとしていることを理解している人が

一人でも多くいればいるほど、吉本歯科医院の価値は上がっていく、そう思っています。

 

トップが突っ走っていく役目だとしたら、

その右腕、左腕に、マネージャー的存在が2人、3人といる。

そして、トップが一人で暴走しないように(苦笑)うまく調整しながら、環境整備も

ばっちり行う。

こんな存在は、女性がピッタリ。

 

吉本歯科医院には、マネージャーという存在が今、たくさんいます(^^)

私はいちおうはマネージャーですが、吉本歯科医院のスタッフには、みんなマネージャー的存在に育っていって欲しい、そう思います。

そして、専門家にとって何よりも必要な存在になっていって欲しい。

もちろん私だって、そうなりたい。

 

そんなわけで、最近は、会う人会う人に「母性型経営しません?」「マネージャー作りましょう!」というのが私の口癖です(笑)

2010.04.27人と人の関係はすべて相互の関係・・・つまりお互い様

今日は定例ミーティング。

診療が押してしまって1時間という短い時間しかありませんでしたが、また今日も濃い話し合いが

できました。

今日はちょうど、今朝起こったある問題で話し合いをしました。

それは、患者さんに対するとっさのときの対応、についてです。

 

吉本歯科医院には本当にいろいろな患者さんがお越しになられます。

車で何時間もかけてご遠方からお越しになられる患者さん

また、大掛かりな治療をお受けになられる患者さん

そして、小さい虫歯が気になるという患者さん

本当にいろいろ、です。

その患者さんですが、お一人お一人、感情を持った人間です。

そして私達スタッフも同じく感情を持った人間です。

いろいろなお気持ちを抱えて吉本歯科医院にお越しになられています。

 

私は「仕事ができる」という人は、とっさの時の対応が上手な人だと思うのです。

普段調子がよくスムーズにいっている時は特に気にすることもありませんが

いざ、アクシデントが起こった時、問題が出たときに、とっさにとってしまう行動、

とっさに飛び出す言葉こそが、その人の本当の力のみせどころです。

それはリーダーだって、同じ。

とっさの時に、自分の社員を心から信頼し、守りきれるかどうか。

その瞬間を社員は見ていますから。

特に女性は。。騙しきれません(笑)

社長さん、お気をつけ下さい。女性社員は見ています。。。市川悦子のように。。。

 

今日は、カウンセラーの森下が、ある患者さんとの対応の中でとっさに機転を利かし

抜群の対応をしてくれた、という事件?がありました。

私はその一部始終を見ていて、このことは絶対に吉本歯科医院全体で共有すべき

素晴らしいことだ、と感じ、今日のミーティングに取り上げてもらいました。

 

どこの業界でも同じだと思うのですが、お客さんというのは、無理を聞いて欲しい、時があります。

それは吉本歯科医院でいうと患者さん、です。

私達吉本歯科医院では、出来る限り患者さんのご要望をお聞きしながら患者さんと関わっていきたいという想いがあります。

しかし、何でもかんでもというわけにはいきません。

医院側の事情も考えると、どうしてもお受けできないことだってあります。

そこで、必要になってくるのが

いかに患者さんのお気持ちを汲み取りながら、快く事情を理解して頂き、さらに

新しい提案を受け入れて下さる・・・・ように患者さんの気持ちをもっていけるかどうか。

とってもとっても高度な技、です。

どんなに細かいマニュアルを作ってもそれは再現不可能でしょう。

 

でも、それを実現したい。

となると必要になってくるのは何かといえば、日々の教育しかありません。

その教育といっても、知識で教えるのではなく、

「私たちはこんな想いで治療をしている」

「私たちは何よりも患者さんの気持ちを第一に考え行動していく」

という「例えばこんな時はどうしようかね~?」という話を何度も何度も繰り返していくしか、ありません。

繰り返し繰り返し、です。

 

ですので、問題が起こった場合の話し合いは、吉本歯科医院のお宝となって構築されていくのです。

「前回、こういうことで問題が起こったから、今回も同じようなケースだわ」、と。

「その時は、患者さんのお気持ちを最優先してみんなが行動したから、結局スムーズに進んで

患者さんも満足されたわ、あの時の感じと同じね・・・」

こうやってスタッフ一人一人が自分たちの持ち場で想いを共有しながら対応してくれています。

 

私たちは濃い濃い密なコミュニケーションを実現するため定期的にミーティングを重ねています。

そのミーティングの目的は「繋がっている」感を高めていくため。

チームとしていつも繋がっている感があると、心の感度がどんどん高まっていきます。

その感覚を高めていくことによって、もし何か問題があったとしても

一人一人が「一を聞いて十を知る」状態になっていますので、行動は素早いですし、

誰かを批判、中傷という流れにはなりません。

目的は「みんながよくなるにはどうする?」という軸がきちんとあるので

ぶれることが少なくなってきたように感じます。

 

一を聞いて十を知る

つまり言葉以外のことから全てを読み取っていく能力です。

言わなきゃわかないようなレベルのスタッフでは私はいやです。

また、大事なことは理屈で説明しきれません。

すべてを文書で説明しつくせると思っているならそれは、人間という存在を

あまりにも知らなさすぎる、そう思います。

 

今、吉本歯科医院に揃っているメンバーの全ては「人の気配を察する」ことができる人ばかり。

 

院長はさあ、どうかは知りません(笑)

でも、いいのです、院長はそれでも。。。

医療を必死でやって欲しいし、そのことに全能力を使って欲しい。

内輪誉めで申し訳ないのですが、本当に高度な技術と知恵を持っている人です。

ですので、後の短所はすべて目隠しです(笑)

 

院長の長所のみを伸ばして短所は私が全てフォローします。

その方が楽なんです。

それがマネージャーの仕事かな、と最近気がつきました。

 

人を変えるのは無理なので、変えようと思ったら、その人が動きやすいように環境を整えて

いくほうが近道です。

これは職場での上司と部下との関係に関わらず

男と女の関係でも、同じ。

家族だって、たぶん、同じ。

友人関係だって、同じ。

誰だっていつもそばにいてくれて、その人がいることによって自分の立っている位置が守られて

さらにその人がパキパキ気働きしてくれるお陰で自分がスムーズに動けるようになるとしたら

そんな人、手離したくないと思いませんか?

また、大好きになっちゃいませんか?

 

私なら、そんな人見つけたら絶対、絶対、離さない(笑)

そんな理由で、私はうちのスタッフは一人残らず離さない(笑)

さらに今出会っている心地いい気持ちの循環をさせてくれる人は一人残らず離さない(笑)

そう思っています。

肉食獣のような私、です。

 

環境を整えてあげると、その人は居心地がいいもんだから、とってもご機嫌さんになります(笑)

そんなわけで、吉本歯科医院スタッフのおかげで当院院長、吉本彰夫は最近は始終ご機嫌さん。

まったく単純なものなのですが、本来人は単純明快ですし、男性は特にその傾向があります。

こういう考えを取り入れる前は、しょうもないことで夫婦喧嘩、上司と部下の対立

意見の食い違い、情報の伝達ミスによる事件発生・・・・一体どうなってんの?というくらい

うまくいかない時期がありました。

うまくいく、と、うまくいかない、の真ん中はたぶんなくて

0か100か、なのかもしれない。

好きか、嫌いかで、普通はないように。

それほど、組織という生き物は経営者の心ひとつでどうにでも転がっていくものなのです。

 

 

また、女性はそういった場の空気を微調整していい空気に戻していく能力が非常に長けていると思うのです。

デジタル的に、論理的思考を善しとするのが男性で、会社でいえば

人の評価は、頭が切れて、論理的に物事を話し、多くの仕事をバリバリこなし、効率よく有効に

働くのがいい社員と思いがちです。

それに対し、女性は非常にアナログ的な生き物です。

「こうすれば、こうなる」という論理的思考とは対極にある、感情が支配することが大きいのが

女性です。

うちの院長などは、どちらかといえば、論理的な思考や客観的な視点をものすごく重要視します。

「こうなったらこうなるはず」のことが、全く通用しない女性の輪の中で、そりゃあ、ものすごく

苦労し、悩んできたと思います(笑)おつかれさんです。

でも、私は思うのですが、男性はもっと生々しい感情の塊のような女性との関わりを通じて

「柔軟な生き物」へと変化していって欲しいです。

草食男子なんて言葉はいや、ですね。

あれはただ単に、自分のいうことを聞きそうにない女という生き物が怖い、だけなんだと思います。

つまり、人が怖い。

だって、人とちゃんとコミュニケーションとっていける人は同時に女性からもきちんともてちゃっています。

もっと人と向かい合え、まっすぐに!と私は息子に言っておきます(笑)

いまから躾けておかないと、こんな大事なことは学校じゃ教えてもらえませんからね。

生身の人間とちゃんと向き合える=女性にもてる

と、あえて言いきってしまいましょう(^^)

 

また、私たち女性は、それに対し、私たちが持ち合わせていない男性のまっすぐさや、論理的思考を

学びとっていけばいいと思います。

 

ないものは、補い合えばいい。

だって、ないんだもの(笑)

 

人との関係は相互の関係です。

すべてお互い様。

上司だけが歩み寄っても駄目、部下だけが歩み寄っても駄目

お互いが「ともによくなるために」双方から歩より、心を開いた時に、私は奇跡のようなことが起きると思っています。

それは職場でも、人との関係でも同じ。

心を開いて、人と関わっていきたいし、もっともっと自分から積極的に相手に関わっていきたい

そう思います。

そのことで、閉ざされていた相手の心もパッと開く瞬間が、あります。

そうなった時にはもう最高。

生きてるって素晴らしいって思っちゃうし、さらに言えば、「私ってば、すごい」って一人

にやにやしちゃうわけ、です(^^;)

吉本歯科医院のスタッフには、そんな素敵な奇跡をたくさん感じて欲しい、そう思います。yanagi.jpg

今週のお花です。

雲流柳と金魚草なんだそう。

私はちっともお花の名前はわからないのですが、患者さんが「ああ、これは金魚草ね」とか

教えてくれます。

すごいですね~。

私もさらりそういうことが言えたら素敵なのですが、中身が「がらっぱち」なもので

どうもそういうことには疎いのです(泣)

2010.04.02報告の意味と意義

今日は定例ミーティングでした。

ある患者さまの事例をテーマに、カウンセラーの森下が主体となって話し合いを進めました。

カウンセラーの森下は、本当に一番患者さんのおつらい気持ちや、微妙な感情と寄り添う立場です。

感情が痛いほどわかりすぎる森下は、自分の身が痛くなることと同じくらいの気持ちで患者さんに接しています。

それは森下がスタッフみんなに話をする表情や目を見ていたら伝わってくるのです。

カウンセラーにとって、「心から共感できる」ということは、本当に重要なことだと思うし、こればかりは

知識で身に付けてできるものでもありません。

本人がどう思っているかどうかはわかりませんが、私は天職だなあとつくづく思うのです。

高度な医療になればなるほど、患者さまとの密なやり取りが必要になり、また、院長の考えを

どれだけ正確にスタッフ全員が共有できるかで、患者さまの治療に対する満足度は

大きく変わってきます。

そのためにこうやって話し合いを重ねているのですが、毎回毎回、回を重ねるごとに、話し合いの内容がどんどん深くなっていっているように感じます。

それぞれのポジションで、責任と自信ができてきた証拠、ですね。

 

また、今日は、「報告する」ということについて話し合いをしました。

つい先日の出来事で、報告が十分にできていなかったために、診療室の流れが

スムーズに運ばなかった、という出来事があり、そのことについて全員で話し合いをしました。

吉本歯科医院では、院長での指示が何よりの最優先事項です。

 

院長が、患者さんのお口の状況を判断しながら全体の患者さんの流れを考え指示を出します。

吉本歯科医院にお越しになられた患者さんは、お分かりになるかと思うのですが

私たちの診療室の中では、

「院長、失礼致します。◯◯様ですが、このように進めています」

「はい、ありがとう。」

「院長、失礼致します。◯◯様の印象が、終了しました。次は、◯◯にうつります」

「はい、ありがとう。」

といったような、院長と衛生士さん、院長とカウンセラー、院長と受付、スタッフ同士の

報告、連絡の言葉のやり取りがものすごく多い、です。

それほど、なんでも先に「院長に報告する」「マネージャーに報告する」「カウンセラーに報告する」

ということを重要視しています。

そのことによって、診療中はとてもスムーズに、違和感なく治療を進めらるのです。

もし、その「報告」がなければ、恐らく、これほどスムーズには毎日進んでいないと思います。

 

今日のミーティングでは、「報告の意味と意義」ということを学びました。

報告は進んでするものであり、上司を活用する第一歩。

困ったことが起きた場合には、先ず自分で解決することは大切、しかし、それが困難な場合は

 報告した時からそれは上司の責任となる。

 つまり、報告は自分の悩みと不安を上司に半分引き受けてもらう最上の手段。

よく報告する人は評価される

成果があったら報告しよう、ではなく報告するから成果があがる

 

いろいろ他にもありましたが、ポイントはこの4つです。

私個人としては①の上司を活用する第一歩というのが好きです(^^)

上司は、スタッフに上手に使われる、というのが理想的です。

上手に使ってよね、と思います。

また、「う~ん、この人は上手に院長を使ってるなあ・・・」と感心してしまうスタッフもいます(笑)

 

上司と部下との関係も、相互の関係ですので

上司を上手に使えることも、その人の能力です。

上司を上手に使える、ということは、上司にとっては絶対に手放したくない存在になりますので

それはもうすごい、能力です。

相手の気持ちをさきさき察し、相手の望むように動けることができればそんな人を

絶対手放したくありませんよね。

仕事と恋愛は似たものがあります(笑)

「相手は何をして欲しいのか?」

「何を求めているのか?」

を脳みその中でいつもイマジネーションできる人は、どこにいっても大丈夫だと私は思います。

だって、そんな人、ほんっとにいませんから(笑)今は。

 

今日のミーティングでも、私はみんなに話をしたのですが、「報告してくれる」ということが

上司にとって、どれほど大事なことか、ということです。

また、上司は、結果だけではなく途中経過の報告も知りたいんだ、ということです。

 

例えば、受付の樋口はやはり、吉本歯科医院の玄関口として、いわばうちの「顔」として

外部の方とのやりとりをしてくれています。

当然、私の立場からいうと、一番樋口とのやり取りが多くなります。

彼女のすごいところは、例えば私が一日か2日留守にしたとします。

すると帰ってきた時には私のデスクの上にはものすごくたくさんの「樋口からの報告事項」が

ぺたぺたと張ってくれてあります。

その内容は、私が指示していないような細かいことまで、です。

私の仕事に関わる人や事に対する連絡事項は全て報告してくれています。

途中経過ももちろんです。

本人が忘れているようなことまで報告してくれるので、そのことによって

「そうだ、そうだ、あの人に連絡しなくっちゃ」と思い出したります。

院長の机の上にも、樋口からの報告事項が同じようにペタペタと張られています。

私は、こう思っています。

樋口は、無意識にしていることかもしれませんが

「どうやったら、院長が、マネージャーが仕事がしやすいかなあ?どうかな?」ということを

推測して、「たぶん、これはマネージャーが知りたいことだろうな」ということが分かっているんだと思うのです。

だって、「こういうことをこうしてね」なんて、指示した記憶はないんですもの(笑)

まさに、かゆいところに手が届く樋口なのです。

 

こんな話をすると、院長も続いてこんな話をしてくれました。

「そういえば、杉本さんは、私に何かを見せる時は、私がみやすいようにそのページを開いて

読みやすいようにしてさっと黙って持ってきてくれるよね」と。

新人衛生士の小田も、「そうなんです!杉本さんに教えてもらいました、それを!」と。

う~ん、すごい。。。20歳そこそこ、ですよ。できすます??そんなこと?(^^・;)

うちの衛生士の杉本は、きっと吉本歯科医院では最も「自己主張をしない人」です。

しかし、黙って動く、のです。

どうやったら院長が動きやすいかな?欲しいものは何?どうアシストしたら違和感がない?

などなど、多くを語らずもくもくと動きます。

患者さんに対しては、20歳そこそことは思えぬ丁寧な言葉とゆったり落ち着いた態度で

接します。

たいしたもんだな、と思うのです。

うちの衛生士さんは、田中を筆頭に、杉本、小田、と続きます。

加島は予防を主に担当してくれています。

吉本歯科医院の中の空気で、

「報告する」

「わからないことは院長にまずは相談する」

ということを医院の中に浸透させていったまず最初は、田中、だろうなと思います。

その先輩、田中の姿を見て杉本が、その杉本の姿を見て、小田が、同じようにそのことを

背中を見せて教えていってくれたんだと思います。

今は、田中が自分で作り上げた「こうしたらチームがスムーズに動くだろう」という暗黙のルールが

すっかり診療室の中に浸透してきたなあ、と思うのです。

一番若い小田などは、とても声が大きく、遠くにいる私まで「いんちょおおおっ!!失礼しますっ!!」という体育会系ばりの元気のいい報告が聞こえてきます。

 

彼女も一年が過ぎ、どうやったら、先輩みたいにスムーズに動けるようになるんだろうということが肌でわかってきはじめたが見ててわかります。

このあたりから仕事はどんどん楽しくなっていくでしょうね。

 

ミーティングは、いいことばかりを話し合って誉めあうだけではありません。

その内容のほとんどは、「問題勃発」「トラブル」からの話し合いの方が多い、です。

ですが、そのことから逃げず、真正面から取り組んでいくことで、必ずいい方向へ向かっていきます。

私たちのミーティングを重ねていった体験から、そうとしか思えないのです。

吉本歯科医院のミーティングのキーワードは、迫ってくる問題に「立ち向かう」ということです。

たいがいは、問題が起こると、避けて通ろうとするか、自分には関係ないと、目をふさぐかしたいものです。

でも、その真逆をあえてやっていくことで、スタッフそれぞれが体験できることが変わってきます。

吉本歯科医院では、そういった風土を作りたい。

そして、吉本歯科医院で働くことによって、頭を使い、気も遣い、心も使い、どこに行っても重宝されるような人を育てたい、そう思います。(絶対、あげないけど!!笑) 

2010.04.01吉本歯科医院のおそうじ

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昨日はじめて気がついたのですが(苦笑)

毎日毎日、吉本歯科医院の洗面台には可愛らしいお花が飾られています。

「誰が毎日いけてくれてるのか」に気が付かなかった私もどうかしてるのですが、

それほど、自然に毎日可愛いお花が飾られてあったのです。

 

吉本歯科医院には朝夕と院内の清掃と、器具の消毒や衛生面の管理のお手伝いに

来て下さっている熟年?スタッフの方が3名いらっしゃいます。

どの方も皆、ご自分のお家を綺麗にするように本当にびっくりするほど細やかなところまで

お掃除して下さっています。

この方たちに毎日来て頂くようになって、吉本歯科医院の中は本当に、いつも「こぎれい」を

実現できるようになりました(笑)

歯科医院では、まだまだ院内の清掃や、器具の清潔管理などを外部の人にお願いする、ということを

されている医院さんは少ない、そうです。

私も実は、なんとなく抵抗がありました。

それはなぜか?と申しますと、私自身も、会社務めをしていた時は、「お掃除」はものすごく

厳しく言われていたことで、「お掃除するのは自分の心を磨くんだ」と、教えられてきたからです。

お産の時も、「トイレ掃除をすればいい子がうまれる」と祖母に言われた記憶があります。

確かに、お掃除は「やらされてやる」のではなく、「自分でやろうと思ってやっている」時は

無性に気持ちいい時があります。

でも、強制されるお掃除は小学校のときから嫌いだったなあ・・・(--)

O型とB型(Aと、ABのスタッフもいますが、私の推測では果てしなくOに近いです)

の多い吉本歯科医院では、四角いところを丸くはいてもあまり気にならない性格の

スタッフが多く(笑)良く言えば、おおらか、悪く言えば、おおざっぱ、です。

私自身が、とんでもなくおおざっぱな性格のため、誰にも何も言えない!という弱みがあります。

だって、私に比べれば、うちのスタッフはみんな「きれい好き」で「きちんとしている」ので

口が裂けても「なんでこんなに整理整頓ができていないの?」なんて言えないわけです。

自分ができていないことを人に言うのはさすがに気がひけますし、恥ずかしくて言えません・・・。

 

院内の清掃エトセトラを、外部の方にお願いすることによってもたらされた効果はビックリするほど

大きいので、私はもしいろいろな業種の方がいらっしゃったら、ぜひおすすめしたい、と思います。

特に、吉本歯科医院は、歯科衛生士さんだけでなく、カウンセラー、受付のポジションも

専門性の知識をとても必要とする仕事です。

患者さまが吉本歯科医院に求められることに対して、適切にお答え、対応していかなくてはなりません。

知っておかなければいけないことや、伝えておかないといけないことが毎日山のようにあります。

そのためには、やはり自分の仕事に1秒でも集中できた方がいい、のです。

外部の方に来ていただく前は、朝夕のお掃除の時間がやはりどうしても30分はかかっていました。

夕方、診療を終えた時は、もうみんなくたくた、です(泣)

なにせ、朝から夕方までたちっぱなしで、話しっぱなし、走りっぱなし。お手洗いに1回も行ってない!なんてスタッフもいます。

それほど、診療時間中は、戦争状態なのですが、そういうバタバタした感を患者さまに見せるわけにはいけない、とみんな思っていますので、顔はにこやかに、でも、脳ミソはふる回転です。

そんな状態で一日を過ごしておりますので、夕方になると、お掃除の方が来て下さって

ニコニコしながら、みんなのかゆいところに手が届くような働きをしてくださると

もう本当にほっとすると申しますか、助かる~~!!の一言、です。

私たちが目が届かない部分まできちんときれいにして下さるので、もうすっかり頼りっきりです。

「いいよいいよ、やったげるよ」と全部引き受けてくださるので、調子にのって何でもお願いしている私だったりします。

本当に頭が下がります。

その中のお一人が、毎日毎日お花を生けて下さっていたようなのです。

気が付かずに本当にごめんなさい・・・という気持ちです(--;)

ご自宅のお庭に咲いているお花を毎日毎日持ってきてくださり、吉本歯科医院の洗面台に

飾ってくれているそうです。

玄関には、華やかな生花を飾っていますが、その美しさとはまた違った、ほっとするような可愛いお花たちです。

ほんのちょっとしたことなのですが、嬉しいですね(^^)

 

お掃除スタッフの方に来ていただいて一年、そして今は?と申しますと、その時間を、すべて「院内ミーティング」つまり、話し合いに使っています。

この効果はとても大きく、毎日ちゃんと話し合いができる時間が、就業時間内にある、ということは

本当に貴重なのです。

今日も衛生士の加島と、「やっぱりこんな話し合いは大事だよね」とつくづく話をしていました。

吉本歯科医院では、何かあってもなくてもしょっちゅう話し合いをしています。

人の感情が刻一刻と変化するのが常ですので、やはりその微妙な微調整をしていく話し合いは

本当に大事、です。

一対一の対話も大事で、チーム全体での対話も大事です。

習慣的に「話し合い」の時間を無理矢理作っていくことも、大事ですね。

大家族会議のようなもの、です。

一年以上が過ぎ、続けてきてよかったなと思います。

おすすめします。ご一緒にいかがですか?(笑)

2010.03.274月号ニュースレター

4月号のニュースレターが刷り上ってきました(^^)

このレターを作るようになってから、一ヶ月が恐ろしく早く過ぎていくような気がします(--;)

充実しているのか、はたまた歳を取ったのか?(笑)

今回からは3回にわたって、当院院長の専門中の専門?「噛み合わせ」について深く掘り下げたものをとってもわかりやすくお伝えしていこうと思っています。

ここで取り上げるテーマは、できるだけ患者さまからご相談を頂く内容が一番多い順にしております。

もし、こんなことを取り上げて欲しい!といった内容がありましたら、どうぞお知らせ下さいね。

 

患者さまのお手元には4月上旬にはお届けできる予定です。

どうぞお楽しみに。。。

 

さて、今回のニュースレターに書いたコラムの内容とほぼ同じですが、当院の考え方について

書かせて頂きますね(^^)

 

吉本歯科医院にお越しになられた患者さまからはよく「何か特別な教育をしてるんですか?」「スタッフがみなさんとっても親切で優しい」と嬉しいお声を頂きます。

 

待合室で、診療室で、そして受付で、患者さまと当院のスタッフたちが笑顔で楽しそうにお話を交わしているその表情を見ていると私はとっても嬉しくなります。

 

まだ何も人に対する教育や、経営に対するきちんとした考え方を私たち経営する側が持てていなかった頃では絶対にありえなかった光景が今の吉本歯科医院には確かに、あります。

 

経営者は経営だけを考えていては駄目で、「人の教育と経営は常にセット」であるべきだと改めて感じます。

  

いいお店やいい会社というのはその中に一歩入っただけで、一瞬で感じますよね。

「ああ、何かいい雰囲気だなあ」

とか

「そこにいるだけで病気になりそうなほど悪く空気・・・」

とか、

人はなんとなく肌で感じているものですよね。

 

そこで働く社員がみんな親切で、笑顔がとっても素敵なことを感じたとしたら、そこに集う人すべてはなんとなく幸せな気持ちになります。

 

先日、私の友人と久しぶりに会った時に驚くような話を聞きました

彼女は日本では誰でも知っているような大手企業の四国支社に正社員として勤めています。

 

正社員は少数で社員の8割は派遣社員だそうです。

 

派遣社員と正社員のやっている仕事内容は全く同じで、違うのは給与や待遇です。

 

この不況時代で派遣社員が「はい、来月までね」というように容赦なく切られていく様子を彼女は毎日毎日、目の前で見ているそうです。

この不況で、就職先がほとんどないこの現状で、雇う側も、どこか強気になっているんだそうです。

 

残っている正社員や派遣社員たちも「次は自分か?」という気持ちはいつもあるんだそうです。

 

どうせ切られるなら今のうちに会社のものを徹底的に使ってやろうとか、次の就職に有利なように自分が関わった仕事のデータや顧客の情報も持っていってやろうとか、聞けば恐ろしい話もどんどん出てきます。

 

ここだけ聞くと、「なんて奴だ!」と思われるかもしれませんが、働いている人達の心の中からこんな醜い気持ちを引き出してしまったのは実は経営者の責任です。

 

自分さえよければそれでいい、会社さえ利益を上げらればそれでいい、そういった経営に対する考え方があれば、同じようにそこで働く社員たちも同じ気持ちになってしまうんだと思います。

 

まさに個人主義や利益中心の考え方です。

 

こんな考えが少しでも経営者の中にあったとしたら、そこで働く社員が安心して働けるはずも、ありません。

またそれを自らやっている経営者自身が幸せになれるはずも、ありません。

 

 

母性型経営とは簡単に言うと何?と申しますと「本来ひとがあるべき姿」で人生も経営もしていこう、ということに尽きます。

 

会社は利益を追求するとこと、です。もちろん理屈ではそうです。

 

しかし、仕事は、それをすることで幸せになる人がいなければそれはやはり、おかしい、と思うのです。では、幸せって何でしょう?って思った時、「お金がいっぱいあること」「やりがいがあること」「大好きな人に囲まれていること」などいろいろ価値観があると思います。しかし、私が思う幸せとは、「いつも誰かと何となく繋がっている感じ」「隣の人を信じられる」という安心感で満たされている時だと思うのです。

 

今、家族だって、職場だって、もしかしたら恋人同士だって、「自分は一人なんじゃないか?」と思っていたりします。

 

どんなにみんなでお酒を飲んで盛り上がっていても、どんなに仕事がいっぱいあって忙しくしててもどこか心の中に空しさや孤独感を感じている、そんな時代です。

 

でも、私はあえて思うのですが、本当はみんな人間は誰だって、人間を信じたいと思っていて、隣で働いている仲間ともっと心で繋がりたいと思っている。

 

当たり前のことかもしれませんが、男性は女性を大好きだし(笑)女性は男性を大好きで、自分とは違う人間をもっと信じたいし、深く関わりたいと思っているんですね。

 

人間だって生物ですから。

 

人と繋がっていないと実は生きていけないのが人間です。

 

だけど今という時代に限っては、その本質的なところが全て崩壊しつつある、と思うのです。

 

人と人との繋がりが人間にとって、大きく言えば組織にとってどれほど大事なものかを全く忘れてしまっているのが、今問題になっている「人切り」であったり、「効率優占」であったり、「機械化」であったりします。

 

経営者は今という厳しい時代だからこそ、そこで働く社員を心から大事にし、そしてそのことによって自分自身も満たされ、満たされたあふれる思いでもって社会に対してどんどん貢献していくことが、とてもシンプルな道だと私は思います。

 

ただ、大事にするといっても、単に甘やかすとか、給料をあげるとか、そんな話ではありません。

 

私は吉本歯科医院のスタッフは自分の家族だと思っています。その想いが通じるには時間がかかるかもしれません。

 

でも、今いるスタッフはすべて自分の家族と同じです。

 

お腹がすいたら、みんなでわけて食べたいし、もし、食べ物が少なくなったからといって、「じゃあ、食べ物少なくなったから、だれかを追い出そう」「雇ってて利益を生まない人は追い出そう」という思考には絶対なりません。

 

だって、家族ですから。

 

どんなに貧しくてもお腹がすいても自分の子供を追い出して自分が満腹になりたいなんて発想、絶対しませんよね。

 

その感覚と同じです。

 

では、利益は?と、申しますと、私たちの経験則からいえば、「きちんとしたことをちゃんとやっていたら利益は後からついてくる」。

 

これはどこかの立派な本に書かれていそうな理想論ですが、どう考えてもそうとしか思えないので敢えてこう言います。

 

それに、実は利益をちゃんと上げたいと思ったら、中をきちんとあたためた方が2年、3年後を考えた時にはよっぽど効率がいいんですね(^^;)

 

子育てと同じで、一番大事なところを手を抜いたら後で大変!という感覚と全く同じです。

 

これからは、このブログでも吉本歯科医院での「母性型経営」をちょっと具体的にお話させて頂きますね。

     患者さまに満足して頂くための接遇教育はどんなことをしているのか?

     吉本歯科医院を大好きになって頂くために私たちがいつも考えていること

     規則で縛るのではなく、信頼関係で包みこむ

     問題が起こった時はチャンスと考えられる職場の雰囲気を作る

     協調性のある人だけを採用し、採用したら徹底的に大事にする

 

こんなことを書くと誤解をされそうですが、あえて誤解を恐れず書いてみます(^^;)

 

私たちは人間です。

人間はみな例外なくお母さんから生まれました。ですよね?たぶん(笑)

 

人は、まずは母性的なものからスタートしています。 

 

そして、人の成長には男性的な父親の役割と、女性的な母親の役割が必要です。

 

実際に子育てをされてこられた方なら実感として感じていることだと思いますが、子どもにとって最も必要なことは、自分の存在は認められている」いう大きな安心感です。

そして、それは人が人として生きていくための全ての基盤となります。

その基盤である安心感があってはじめて外の世界への好奇心や新しいことにチェレンジしようと冒険的な意欲が子どもの中に芽生えてきます。

 

うちの子供も、公園で遊ばせている時に、遠くにいてもちゃんと視線の届くところで、

「見ている」と、子供は安心して、いろいろな遊具にチャレンジしていきます。

高いところだって、ちょっと危なそうなところだって、ぐんぐん進んでいきます。

面白いのは、ちょっと遊んだら、チラッと私の方を見て、「ちゃんと見ているかどうかを確認」するのです(^^;)

そして、目を合わせてニコッとして、「ちゃんと見てくれていることを確認」できたら、今度はもっと

難しそうな遊具にチャレンジし始めます。

何度も何度も、私の姿を探しながら、確認しながら、少しづつ遠くに遠くに離れていくのです。

これは上の子も下の子も同じです。

どの子供も同じです。

 

そして、少しでも私の姿が見えなくなると、途端に不安な顔をして、遊ばなくなります。

お母さんを探しだすのです。

不安な顔で。。。

 

そして、見つかるとまた安心して遊びに行きます。

 

子供って見てたら本当に面白い、です。

 

子供との関係の中には、人間関係のエッセンスの全てが凝縮されているような気もします。

 

人が人として最高の状態で生きていくことができるには

何を置いても「安心感」ありき、なんだと痛感しています。

 

そして、この安心感は「◯◯ができるから誉める」といったような条件付きのものではなく、「わが子はどんなことがあってもすべて私の大事な子」という無条件のものでなくてはなりません。

 

無条件で自分の存在を肯定され、その安心感の中で育った子供は、ほうっておいても好奇心が芽生え、「やる気を出せ」と言われなくても、自ら考え、行動を起こします。

大人になっても自分の心の中に、好奇心が溢れ続けているので、「やりたいことがない」といったことなど起こるはずもありません。

 

人間を育てるには、まずは順番があります。

今は、明らかにその順番を間違えていると思います。

 

まずは、「安心感」ありき、です。

そして、その安心感の前提になるのが、子どもの存在を無条件に肯定すること、つまり「私の子供はどんな子であっても、大事」という母性的な心で接すること、す。

子供を育てるには、まずは理論理屈よりも母性が必要です。


そして、存分に自分の存在を肯定され安心感を得た子供は、はじめて好奇心やチャレンジする意欲が芽生えてきます。

そうなってきた時になってはじめて男性的な「おいっ、ここはちゃんとこうするんだ!!」というような父親の出番がやってくるのです。

 

これって、組織の中と全くおんなじですよね(^^)

心の安全基地、つまり安心感をその人の心の中に作ってあげる、ということが何よりも最優先することなんだと私は思います。

 

それがないのに、その上に何を乗せても無理、です。(←言いきっちゃえ(笑)

 

 

自分が本当に大切にされた実感がある人は、人を大事に親切にすることができます。

逆に、自分が大切にされた実感がない人に、どんなに「お客様を大事に!笑顔で!」なんて

押し付けても、無理、なんです。

 

自分が体験したことしか、再現することなんてできません。

 

それをどんなに知識で頭に詰め込んでもできっこないんですね、悲しいかな(泣)。

 

体験こそが全てです。 

 

生み育て、「安心感を築き」そして守り続ける、そうした母性型人間優位の、母性的な生命力に満ちた社会に戻っていけば、そこで生きる私たちも少しはこんなに息苦しい社会ではなくなるはずです。

母性型の経営、今という時代にこそ必要な考えだとすっかり確信しちゃっています(笑)。

 

最近は、どこに行っても誰と会ってもこんな話ばかりしているのですが、

意外にも私よりもこの話に盛り上がってくれる方が多く、とっても嬉しいのです。

わかってくれそうな人としか会っていないし、わかってくれそうなところにしか行っていない、という事実はありますが(笑)

2010.03.10定例ミーティング

寒いですね~(><)

昨日はなんとみぞれが降っていました。ここ数日とってもあったかく「もう衣替えか?」なんて

思っていた矢先にこの寒さ!この寒さを越したらきっと春がやってきますね。

さて、昨日は定例ミーティングでした。

テーマについて話し合う前に、最近の近況をみんなで話しをしている時に、当院の

カウンセラーの森下が、「こんなことがありました(^^)」といい話を聞かせてくれました。

詳しくは、カウンセラーブログにも書いてありますのでご覧下さいね。

 https://www.8181118.com/counsellor/

吉本歯科医院では、毎週土曜日は、子供が小学校や保育園がお休みのため

医院の2階にシッターさんに来ていただき、スタッフの子供やうちの子供が

一緒に出勤してきています。

診療中には、お母さん恋しさか、子供たちが時々2階から1階の診療室に降りてくる時がたまにあります(土曜日、子供が走り回っておりますが、大変お騒がせしております・・・><お許しを!)

 

カウンセラー森下の小学校になる男の子が、お母さんの働く姿を見て

「僕も将来は歯科カウンセラーになりたい」と言ったそうです。

お母さんがキラキラ一生懸命働いている姿を見て、そう思ったんだと思います。

子供の頭の中はとっても純粋でキレイです。

「この職業なら将来安定」

とか

「尊敬されるかも」

とか

そんな先入観はまったくありません。

ただ、素直に感じたものを見て、それを言葉にしているだけ、なんですね。

私も、森下からこの話を聞いて、なんだかとっても嬉しかったのです(^^)

お母さんがやっている仕事が楽しそうに素敵に、子供の目にうつっていたということが。

環境は本当に大切、です。

子供たちも、含め、うちのスタッフたちが、安心して、楽しく、そこにいられる職場づくりを

もっともっとしていきたいなと思います。

 

吉本歯科医院では、来月末に、「吉本歯科医院スタッフ家族会」を開催の予定です(^^)

これはうちのスタッフのご両親またご主人さんに、お子さん一同そろってお食事会&参観日?を

するものです。

夕方頃集まって頂き、うちのスタッフの働きぶりを実際に見学してもらい、さらに

お口のクリーニングをご家族に受けて頂こうかな、なんて思っています。

この話をみんなにした時の反応が面白かったです(笑)

「え~~っ!!!うちのお父さんとお母さんですか!!??いや~恥ずかしい!!」

とみな一同に声を揃えて言ってました。

そうそう、恥ずかしいんですよね。自分の親って、なんとなく。みんなに紹介するのは。

わかりますわかります(^^;)

でも、どうしてもお会いしたいんですよね、私は。

 

例えば、うちの衛生士の杉本などは、本当に21歳なの??と思うほど、落ち着いてて

仕事も性格で、言葉使いや態度もとってもエレガントです。

こんな彼女を育んだご両親はどんな方?

 

はたまた、同じく衛生士の田中などは、びっくりするほど、感情が細やかで

感受性が豊かです。人の気持ちが痛いほどわかってしまい、時にはわかりすぎて

涙を流してしまうほど、優しい気持ちを持っています。

こんな彼女を育んだご両親はどんな方?

 

樋口や、森下、小田、加島、みんな同じです。

よりすぐってよりすぐって選び抜いた今のスタッフだからこそ、彼女達を作った?

ご家族にとっても興味があるのです。

育て方や、生活している環境にも、興味があります。

当日はお一人お一人お聞きしてまわろうっと思っています。

家族会の様子は、またご紹介しますね。楽しい会になることは間違いなし、です。

2010.02.09定例ミーティング

今日の定例ミーティングは

先日テレビで報道されました中国歯科技工物問題について、です。

当院院長がブログにコメントを書いておりますのでこちらもどうぞご覧下さい。

https://www.8181118.com/director

この番組を見られた方も多いかと思います。

ぞっとするような内容です。

ミーティングの中でスタッフ全員から出た言葉は

「このテレビを見たら患者さんは、怖くて歯医者さんに行きたくなくなる」ということでした。

率直な意見ですよね。

今回のニュースに関して改めて院長吉本彰夫が吉本歯科医院で扱っている歯科技工物に

関して熱く語りました。

歯科材料に関しては、恐らくうちの院長ほど、詳しく、そして納得のゆく説明をできる歯科医師は

そうそういない、と思います(自誉めで恐縮ですが・・・)https://www.8181118.com/concept/material.php

院長の説明を聞いて、改めてうちで扱っている技工物に対する中にいる人間の認識が増したように思います。

そう思えるためにも、こういった話し合いや情報の共有はたびたび必要です。

歯科技工物に関して、いわば、被せ物、詰め物、そしてそれを接着するための材料などについて

ご不安がおありになる方はどうぞお気軽にメールなどでご質問頂ければと思います。

この分野に関して(歯科材料に関して)は、当院院長は専門中の専門ですので

ご質問いただけると、本人は嬉しくって喜んでご説明させて頂きます。

 

また現在も、多くの患者さま、もちろん他医院で治療をお受けになられている方からも

ご質問がさまざま寄せられます。

患者さまサイドから見ても実は知りたい内容なんだと私たちも強く感じていますので

吉本歯科医院のニュースレターで「歯科材料について」をテーマで一度詳しく取り上げようと思います。

 

ただ、今回のニュースに関して、うちの院長としてはまた別の視点がありました。

今回はたまたま中国が取り上げられただけであって、日本の中にだって変わらないような実態が

山のようにある、ということです。

実際に、金属アレルギーを引き起こす可能性が高いといわれているアマルガムですが

市場としては「とっても売れている=どんどん作られている」そうです。

売っている、ということはそれを買う人が同じだけいる、ということです。

今日もこうしている間にも患者さんのお口の中には、虫歯治療ということで

削った部分に、アマルガムを詰め込んで治療をしている先生が日本各地にたくさん、いる、ということです。

それを知って使っているのか、どうなのか?

その成分はどんなもので、どんな危険性を引き起こす材料なのかを本当に

知っているのか、どうなのか?

また、金属アレルギーの恐ろしいところは10何年たってはじめてその症状が出てくる、ということも

あるそうです。

DSC_0058.JPG

ここで、改めて吉本歯科医院での歯科材料に対する考え方、です。

私たちの医院では、今まで何度も同じことを繰り返しお伝えしてきておりますが、

     自分の家族にできる治療かどうか

     院長自身がその体に対して受けたい治療かどうか

     10年後の患者さまの歯の健康を見据えて治療にあたること

 

という診療理念に基づいた歯科材料を採用、そして歯科技工所への作成、のみを行っております。

歯科技工士さんに関しては、特に◯◯技工士、という指名で、作成を依頼しています。

近所だから、市内にあるから、安いから、早いから、で歯科技工所を採用する場合が

ほとんどですが、当院では一切そのような基準では選択しておりません。

歯科技工士の仕事は、いわば職人と同じです。そして芸術作品を作り出すような繊細な仕事です。

また、歯科材料に関しても、恐ろしく膨大な知識を持ち得ていなくては一流の技工士とは言えません。

たとえば、当院がインプラント治療に際してその一切の補綴物を依頼しているのは当院の院長吉本が100%信頼している技工士さんです。

出来上がってくる技工物の質が、全く違います。

詳しくは「歯科技工士の存在」をご覧下さい。

https://www.8181118.com/menu/10info.php#work

また、優秀な技工士さんとの信頼関係が築けているからこそ、吉本歯科医院での治療が

ここまで精度が高く、患者さまにご満足頂けているのだと思っています。

 

今回のような問題が起こった時

問題は、中国の技工物がどうのこうのというよりも、そういったものを使おうという発想になってしまう歯科医師側、そして孫請け会社に発注しようとしている技工所そのものの考え方に問題があると思います。

許してはいけない基準値、というものがあると思います。

ここまでは安全が守られる、でも、これ以上は無理、という線です。

そして、その線は、自分の大切な人の身体の中に入れられる材料かどうか?です。

自分の息子や娘に、自分の母親や父親にその材料を入れられるかどうか?です。

自分の家族は駄目だけど、他人ならいいや、どうなっても、という発想に今はなっているように思えてなりません。

線を引いてる位置が低すぎるというか・・・・・。

その発想のもとになっているのは全て、「お金」です。

医療の世界において、今回のようなコストを下げる、という行為は、いわば

医療の質の低下を意味します。

そして、医療の質の低下=危険性を伴う、ということになります。

 

いろいろ考えてみた時、今、歯科を含めて医療の世界はとにかく経営状態を良くするためと

躍起になって血眼になっているように感じます。

医療以外でも、同じです。

どんな組織でも、今は目的が摩り替わっているように思います。

もちろん、経営を良くすることも大事、リスクを最大限に小さくすることも大事。

でも、それを目的としてしまった時、私は逆のことが必ず起こる、と思います。

何のために自分はそれをするのか?

と考えた時に、発想するもとは、「それをやっている自分が恥ずかしくないかどうか」

に尽きると私は思います。

人は騙せても自分は騙せません。

「少しでも悪いことをしている自分」を自分は騙しきることはできないと思いますし、

そのことから逃げ切れるほど人生は甘くはない、とも思います。

 

今回のような事件、報道は、歯科に関わらず医科においても、またそれ以外でも

もっと増えてくるでしょう。

食品問題だって同じです。

 

こういったちまちました事件をテレビで見ると、なんだか暗い気分になります。

人間は誰だって必ずみんなろうそくみたいに溶けていつかは燃え尽きてなくなってしまいます。

(魂が残る・・とか、そういうことは知りません、すみませんーー;)

だったら、「ああ、もう少しで溶けてなくなっちゃう、もっと伸びないかな・・」とびくびくして

生きるより、熱い炎を燃え上がらせて最後の最後まで燃やし尽くしちゃった方が絶対

人間は面白い、と思ってしまうのです(笑)

どうせ生きるならスカッとさわやかに生きたいです、私なら。

人の目をちゃんとまっすぐ見られるように生きたい。

嘘をついたり、何かやましい気持ちが少しでもあったとしたら私は、人の目をまっすぐに

見ることができなくなるたちです。わかりやすいです。

そういう時は、死にたくなるほど自分が嫌いになります。

自分を大好きでいるために、私は私の立場で吉本歯科医院の治療の基準を守ろう、と

改めて思いました。

 

 

追伸 歯科材料については、皆様のご質問お待ちしております。お気軽にどうぞ♪

    info@8181118.com

 

2010.01.27定例ミーティングです

定例ミーティングの日でした。

今日のテーマは「予約表」と診療室内の連携です。

mi-thingu.jpg

吉本歯科医院では、お伝えしておりますように、院長が虫歯治療ひとつにとっても通常の歯科医院さんとは 全く違う工程で治療を行っているため、歯科衛生士さんの仕事も当然多くなってきます。

一日のご予約枠は一杯、でも、最終的に治療を行う院長の手はひとつ、となると、

いかに患者さまをお待たせすることなく、スムーズに診療を進めることができるかということは

とっても重要なことです。

わざわざご遠方から院長、吉本彰夫の治療を、ということでお越しいただく患者さまに対しては

もし代診の先生がいたとしても、やはり院長が診させて頂きたいと考えています。

この「予約の取り方」に関しては何度も何度もみんなで話しあうのですが、それでもなかなか

実際にはうまくいかない日もあります。

それはなぜか?と申しますと、患者さまのお口の状態によっては1時間での枠をお取りしていても

急きょ、予定外の内容を処置しないといけない場合が出てくるからです。

大掛かりな治療をされていらっしゃる方ですと特に、すぐに処置することが必要になってしまいます。

それは院長の判断によるものですが、1時間の予定の患者さんが1時間半になってしまえば

当然次にお待ちの患者さまは30分遅れになってしまいます。

どんどんずれ込んで全体の流れが悪くなってしまうのです。

助かることに、そんな院長のサポートをスタッフ全員がそれぞれの部署でしてくれています(泣)

何がありがたいって私にはそのことがありがたい、です。

 

ただ、こうやって問題が起こる度に、いつでもみんなで問題をテーブルに出し合って

話し合える場があることは、やはりとてもいいな、と感じました。

忙しくなると、スタッフそれぞれも、また院長も自分なりの考えや言い分があります。

それぞれが自分の主張を通そうとした時、それは対立になってしまいます。

しかし、目的は何か?とみんなで考えた時に一番に出てきたのは

「患者さまにとって一番いいのは?」なんですね(笑)

スタッフも院長も目的はひとつ、なんです。

そうであれば、冷静に具体的に話し合いをすれば、解決策が出てくるんですね。

じっくり話し合うと考えていることが自ずとわかってくるんです。

 

昨日の話し合いでは、吉本歯科医院では、今後、一日のご予約の枠を少し減らすことにしました。

どうしても現在の予約枠では、お1人お1人の患者さまに丁寧な治療を提供できる限界にきている

と感じていたので、その方向は間違っていない、と私は思います。

 

まだこんなミーティングをするずっと前、今のようなメンバーじゃなかった頃は

こんな問題が出たら真っ先に院長に対する文句ばっかりだったなあ・・・(苦笑)と過去を思い出しました。

スタッフたちにそうさせていた私たちに100%責任があったのですが、使用前使用前ではありませんが、この変化はすごいものだなと思います。

私にとっては本当に嬉しいことです。

人間ですのでいいとこばかりじゃありませんし、しょっちゅう問題は起こって当然です。

一緒に働く人でも好きになったり嫌いになったり、腹が立ったり、優しい気持ちになったり

日々感情は変化します。

でも、それで当たり前です。

みんなが凸凹なので、うまくまとまっているのが吉本歯科医院だと思います(^^;)

なるべくお約束のお時間にお待たせすることのないよう、治療をすすめてまいりたいと

思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。。。。

※また、「今日は何時までにここを出たいの!」という患者さまはどうぞ事前に受付まで

お知らせくださいね。

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